最新の観てきた!クチコミ一覧

93161-93180件 / 191474件中
夜よ、水際に揺らぐノートルダムの夜よ

夜よ、水際に揺らぐノートルダムの夜よ

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★

雰囲気ある公演
実に幻想的、幻視的な芝居であった。SPACE雑遊という劇場の特長を上手く利用し、ノートルダム大聖堂を表現していた。あの螺旋階段を駆け上り鐘つき場へ…その臨場感が薄暗い場内とマッチし、ランプの灯だけが頼り。
そして、せむし男とジプシーの踊り子の儚い夢物語。ヴィクトル・ユーゴーの原作の一部を切り出し、75分にまとめた演出はお見事。。

ネタバレBOX

ストーリーはほぼ原作にそって展開するが、せむし男とジプシーの踊り子の純愛が中心に据えられ、ラストは少し異なるよう工夫していた。
登場人物のセリフはその場で必要最小限におさえ、15世紀のパリの街、カーニバルの様子、無口なせむし男の心情は、大聖堂石像(加藤晃子)が語ってくれる。
「孤独」と「不信」を持った男女の心の機微が情感豊かに描かれ、切ない思いにさせられた。その暗澹たる絶望の淵に見える、一筋の光明…偏見と迫害の無い新たな地を求める姿、それこそ当時の戦争に苦しむパリ市民の縮図。
物語は悲しい結末になるが、その描き方は優しい。

今後の公演にも期待しております。
ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

あついものが
鳥肌が 何度もたった。いろんなことを五感で感じさせてくれてありがとう。

いつもいつも 既存の繰返しではなく 一から造(創)っていく感じですね。ほんとにチケット代 安くてね、申し訳ないくらいです。

もう 役者としての立ち姿がね カッコいいのひとことじゃすまされない。軸がバシッと決まってて美しい。惚れ惚れします。

塩崎さんと しなやかな牝豹のような小玉久仁子さんの一騎打ち、
みとれてしまいました。鍛えられた肉体は セリフ以上に説得力がありました。

どうぞ 千秋楽まで どなたも ケガや故障なく 笑顔で 燃え尽きることができますように。


あと一回 必ず 必ず リピートします。

愛を 感じさせてくれてありがとう。


いいクリスマスになりそうです。


三月の握力

三月の握力

劇団@nDANTE

新潟古町 えんとつシアター(新潟県)

2014/11/28 (金) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

良い脚本だった(*^□^*)
ちょっと怖くて面白くて感動しました。
脚本に共感出来る所があり、良い脚本でした。

ネタバレBOX

妹役、6月の長い雨役、アンデルセンの保険屋役の演技が上手でした
妹役、アンデルセンの保険屋役の衣装が良かったです
劇団の皆様、お疲れ様でした
次回の公演も期待しています

えんとつシアタープレオープンおめでとうございます\(^O^)/
シアターent.が大好きなので閉鎖したのが悲しかったです。
新しい小劇場が出来て嬉しいです(*> U <*)
えんとつシアターは地下にあって隠れ家みたいで良いです!
ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

カッコよさハンパない!
この劇場は初めてでしたが360度どこからも観れて、
しかも舞台が近い!!

アクション、殺陣、ダンス満載のファンタジーをこんな
至近距離で楽しめて、笑えて最高でした!!

野中さん素敵!藤堂さんカッコ良かったッス!!

終わった後の撮影会は恒例だそうな!

これから観る方はカメラの準備を!!

あぁ、カメラ持ってくれば良かった~!

ボスがイエスマン

ボスがイエスマン

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

大野城まどかぴあ(福岡県)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/28 (金)公演終了

満足度★★

*
ガラパコレクション vol.4
初見。
セットが細部まで作りこまれていたイメージ。
壁・床のイラストや落書きが可愛らしかった。

女同士の言い争いがリアルでこわかった…(笑)

生スピンオフが
終始ぐだぐだだったけど、面白かった◎

海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

負い目!
いつも通りの劇始まりのスロー、ストップ&クイックの動きに”ワンツーワークス観に来てるんだなー”と条件反射的に思うようになりました(笑)。
役者さんたちが上手いのは言うまでもありませんが、今回の話の結び付けにはやや強引さを感じました。(前半の大工の棟梁の仕事の話と後半のヒロインの内面の関係)
主役よりも大工の棟梁の職人気質の仕事ぶりと仲居さんたちの姿が印象に残ってしまいました。
かんなで削られた薄い木くずをかんなばな(花or華?)と初めて知りました。
皆さん削る音もいいし、削り方上手い!

ネタバレBOX

建前後間もない建築中の一戸建ての家が舞台ですが、舞台で見えるのは2階から3階です(1階は奈落)。
これは後でわかることですが、ヒロインの実家が木造の旅館のころに阪神淡路大震災で1階が潰れたことを示唆したつくりになっていました。
ヒロインは運よく前日に東京へ戻り震災を免れましたが、昔から衣食住を共にしてた仲居さんんたちが1階で下敷きになり死んでしまったことがトラウマになってしまいました。その為1階には住むことが出来なり自分が生き残ったことに負い目を感じています。
しかし、天真爛漫な婚約者との結婚を機会そのトラウマを払しょくするという話。
クライマックスの8人の仲居さんが無言のまま御膳を1階(奈落)に落とし、降りていく姿の演出は流石にワンツーワークスらしく胸にこみ上げるものがありました。
純平、考え直せ

純平、考え直せ

“STRAYDOG”

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

久し振りの。
STRAYDOGさんでした。
相変わらずの華やかな舞台。昭和のにおいのする舞台。
今回は原作物という事で、原作を読んで行きました。

森岡さんの主人公への愛情が溢れていて、
原作で感じた虚無感は薄れ、21歳の若者の鬱積した感情と
寂しさ、悲しさがはっきりと表に出た、激情の2時間だったと
思います。

流れは、ほぼ原作通りでしたが、
原作を知らない人にとっては、ちょっと脈略が掴めない部分も
あったかなーと思います。

役者陣の個性もふんだんに生かされ、独特の雰囲気は
ちょっと、つかさんの芝居を彷彿させるものがありました。
照明の使い方とか、展開の仕方とか、そんな空気を感じました。

3日間観たのですが、2日目の夜が一番良かったかな?と
思っています。

主役の塩野くんは初の主演ということで、
勢いに任せた若者らしい芝居をしていました。

それが、主人公の「虚勢感」や「意地」みたいなものと
シンクロして、ラストまでの高まりを上手く表現出来ていたかなと。
勢い故の平坦になりがちな芝居を、周りを固める手練れの役者陣が
絡む事で、うまくカバーされていたように思います。

ネットの世界と現実の世界。それも命を掛けてのやり取りの
温度差とか理不尽さとか、くみ取れない事もなかったのですが、
若干、とっちらかった感じになってしまったかなと思いました。

ネタバレBOX

舞台の時代設定がイマイチはっきりしない感があり、
使っている曲もワンパターン。生バンドを使ってクラブ感を出して
いるのは良いと思うのですが、客層からしたら、この設定わからい人が
半分くらい居たんじゃないかと。
ギャグも完全昭和で、ド○フ的なノリ。たぶん平成生まれには解らない。

歌をちょいちょい挟む趣向も悪るくはないのですが、これが勢いを
緩めてしまって緊張感の続かない空気に。

客席。熟睡していらっしゃる方が結構いましたが
わからないではないなと。

舞台を降りて客席、通路を使う芝居は縦長の客席の後方を意識して
の演出と舞台に生バンドを入れた故の場所のない事情もあると
思うのですが、前方のお客さん放置な時があり、
一度しか観ない芝居であれをやられてしまうと、せっかく入った世界観が
途切れてしまうんじゃないかと。

そして。そう言う演出をするのなら、遅刻してくる客への対応も
もうちょっと気を遣って欲しかった。
遅れてくる客が多くて、気になって仕方なかった。

開演前にキャストさんがロビーでお出迎えしてくださったのは
とても楽しかったし、芝居は小屋に入った所から始まるという
スタンスはとても良いなと思いました。
ヒトヒトヒト

ヒトヒトヒト

キリンバズウカ

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2014/11/23 (日) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

ナイフがナイス
タイトルがつまらないと観る前から思ってて観終わった後余計にそれを感じる。シェアルームを舞台にするといろんな人間を描きやすいのだろうが描きやすいからといって造型がうまくいくとは限らないと以前シェアルームを舞台にした作品を観て感じたものだ。この作品は造型もしっかり。だが、いろんな意味でちょっと気持ち悪い。

超想戦隊ジャスティンファイブVS破壊王デストンキング~煌めく流星~

超想戦隊ジャスティンファイブVS破壊王デストンキング~煌めく流星~

〒機巧ぽすと〒 (からくりぽすと)

ART THEATER かもめ座(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

昔からある永遠のテーマ
「戦隊モノ」と言う事だったので、想像していたのが「ヒーローショーの舞台裏」的な内容なのかと思っていましたが、いい意味でガッツリ裏切られました。

「人は世界平和を願うのに、どうして戦争はなくならないの?」

という、昔から存在している永遠のテーマを謳いつつも、やはり解決しないのはどうしようもない人間のジレンマなのかも知れませんね。

ヒトミさんの葛藤が凄く良かった。一番好きな役でした。

一つ気になったのは、どうしてヒトミさんの恋人(と元恋人?)は、ヒトミさんを他の男に乱暴させたのか?って理由が判らなかった事。
これが判ればもっとヒトミさんの葛藤に深みが出たんじゃないかなぁ?と、少しだけ残念に思いました。

月がとってもきれいです

月がとってもきれいです

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

一生続く人生
身内が実際に起こすことなんてないけど、いざ自分がこの状況に置かれたらどうしようとか思ってしまいました。月がきれいですだなんて、癒されるのと束の間の安らぎがこの時だけと思うと人生長く感じました。

『黒んぼと犬たちの闘争』

『黒んぼと犬たちの闘争』

福岡演劇工房

甘棠館show劇場(福岡県)

2014/11/28 (金) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★

戯曲の魅力は引き出されていた
 「シリーズ・ヨーロッパ演劇の現在」としてヨーロッパ演劇の最高峰の戯曲に挑んだこの公演は、不完全な上演で不満な点も多かったが、コルテスの戯曲の魅力は引き出されていた。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高に面白くて最高に切ない・・・
クエストさんを観始めて もうすぐ5年目に突入ですが、最初にリング舞台を観た衝撃を除いては、今回が私的には1番好きかも (❀ฺ´艸`) アクション・ダンス・殺陣は もちろんの事、リングの中央に有る仕掛けが最高に素敵な効果をもたらしていて感動する事 間違い無しです。終演後も あれだけの公演の後で疲れている筈なのに、1人1人顔見知りで無いお客さん(←結構 ここ大事)にも丁寧な客出しを笑顔でしてくれる・・・公演の内容だけでも最高だけど、こう言う劇団の姿勢って絶対 観に来た人の心に残るから続けて欲しいですね♪

衝突と分裂、あるいは融合

衝突と分裂、あるいは融合

時間堂

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★

進歩か
うがった見方であるが、いったいこれから世界ははどうなっていくのかを原発を通して問いかけている。
科学の暴走と人間の営みは制御していけるのだろうか、喜劇の体裁をとってはいるが決して笑って済ませる話ではない。
といってもそれほど重くなるような語りがけではなく、割とスーっと入ってくる、そんな芝居であった。

ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

期待通り面白かった!
クエストの売りである、ダンスや立ち回りは今回も凄まじいです!そして素晴らしい!開始直後から、クルクルとファンタジーな語が展開していきますが、ダンスや殺陣に加えて、セリフ量もすごい!しかも難しい言葉が多い!
ドキドキ、ワクワク、時にポカーンとなりながらその世界にどっぷり入りこんでいると、待っているのはあまりに切なく悲しい真実・・・。ピノキオの、罪とは!?
クエストでここまで泣かされたのは初めてかも・・・。この結末を知って、次回観ると、同じシーンでも感じ方がだいぶ変わってくるだろうな。
四面リングの舞台はどの席も観やすく、方向が変わると見え方も変わってくるので、何回観ても楽しいです。
次は、王子様の変顔が見える角度で・・・(笑)

遺失物安置室の男/改

遺失物安置室の男/改

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2014/11/22 (土) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはりうまい
物を通して、社会を俯瞰しているように感じた。久しぶりの公演(2年くらい前か)だと思うが、今回もやはり楽しませてくれた。(楽しませるというより心の奥底にある襞にうたい掛けるという感じか)
この劇団が持っている独特な雰囲気には、なぜか引きこまれる。次回作にも期待をしよう。

新しい祝日

新しい祝日

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

キウメの【新しい祝日】を観劇。

久しぶりの新作。

深夜遅くひとりで会社勤めるしているサラリーマンが煙草にライターで火をつけようとするのだが、なかなかつかない。何度もライターでカチカチしているのだが、それでもつかない。
そしてそのサラリーマンがカチカチした瞬間に異次元に入り込んでしまい、そのサラリーマンの前に現れたピエロと共にもう一度自分の実人生をやり直すのである。

我々観客への生きるとは?についてのメッセージを含んだ作品だ。
何時も周りに同調してしまい、己を捨てて、社会を優先してしまう我々の人生は果てして良いのか?という事が大まかなテーマである。
自分の心の声であるピエロと偽りの自分とが常に一緒に人生を歩んでいくのだが、心の声のピエロは何時も正しい導きをしていくのだが、自分は自身への背信行為ばかり犯してしまい、遂にその事にすら気がつかなくなってしまう怖さを描いている。
何時もに比べると世界観が小ぶりだが、小ぶりな分だけ観客の心は鷲づかみにされたようだ。

お勧め。
汽水域

汽水域

てがみ座

シアタートラム(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/06 (土)公演終了

満足度★★★★

大回遊
スケールの大きなところはさすがでした。

ネタバレBOX

フィリピンの日系三世の青年が、ウナギの稚魚を獲っている最中に怪しげな日本人と知り合い、不法に日本へ渡り、泥水にまみれながら不法に暮らし、希望を失い入国管理局に出頭して帰国しようとするまでを、フィリピンの海辺の寒村と横浜の寿町を舞台にまるでウナギの回遊をなぞるかのように描いた話。

不法滞在者は所詮ブローカーの食い物にされてしまっただけでした。同じように、ウナギの稚魚が漁れる海辺を港湾にするのがフィリピンにとって本当に良いことなのか、結局はODA予算を当てにする日本の建築業者の食い物にされるだけのようです。

田舎は用地買収された上に家族は全員台風で死んでしまい、フィリピンに戻る青年は孤独です。

玉ちゃんは何だったのでしょうか。もう一回ぐらい出てきたら賑やかしとしての意味もあったのかもしれませんが、役者さんの出番を増やしただけのようでした。メリーさんですか。私はメリーさんに二回ぐらい出くわしたことがあり、びっくりした覚えがあります。
トロワグロ

トロワグロ

城山羊の会

ザ・スズナリ(東京都)

2014/11/29 (土) ~ 2014/12/09 (火)公演終了

満足度★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

城山羊の会の【トロワグロ】を観劇。

1年ぶりの新作。
これでかれこれ7本連続での観賞だ。

添島専務のホームパーティーでの顛末を描いたドラマ。
会社に出入りしている様々な業者たちは、建前上では倫理的に楽しく振舞っているのだが、その時だからこそ、女性に手を出そうとう輩は沢山いるのである。その中で異常に腕が綺麗な女性がいて、その彼女を巡って、男性たちとそれに嫉妬する女性のバトルが始まっていく。

何時も通りの微妙な空気感で描いていく手法は抜群だ。
特にのっけから男女の絶妙な距離感といやらしさ感がたまらなく、城山羊の会のファンとしては待ってました!という感じである。
そしてそこからの展開は何時も通りなのだが、今作は何時も通りの空気感のみしか描かれず、ややネタ切れ感を感じ取ってしまった。
作・演出の山内ケンジの良い所は、他人同士の距離感を適度に取りながら、ある瞬間に爆発していき、そこから先を観客に深読みさせる面白さが満載なのだが、今作に関しては、それが欠けていて、どうしたんだ?と言いたくなってしまった。ただただ空気感のみを誇大妄想的に描いていて、根幹の部分が欠けてしまったようだ。
前作、今作と共に不発感は否めないが、毎回新作を作っているのでしょうがないか?

初見の方にはお勧めだが、何度も観ているファンにはお勧めではない。
漏れて100年

漏れて100年

突劇金魚

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/11/29 (土) ~ 2014/12/02 (火)公演終了

満足度★★★

正直、あまり取っつきやすい劇ではありません。/約100分
思いっきり抽象的で作品につかまるための安定した取っ手がなく、かなり取っつきづらいお芝居。

笑い、恐怖、謎といった取っ手がしっかりと付いていれば、それらをよすがに鑑賞できるが、それらの取っ手は劇に身を固定するにはいずれも脆すぎた。

サリngROCK作・演出の芝居を観るのはOn7『痒み』に次いで2度目だったが、ちっぽけな人間の営為を対象から遠い場所からまるで観察記録でもつけるように淡々と描く作風は2作品に共通。

ただ、前半に日常劇の要素があり、全体に笑いも多めな『痒み』のほうが、本作『漏れて100年』よりもずっと取っつきはいい。

一方、本作は神話さながらにスケールがでかく、描かれる世界は我々の暮らす日常から大きくかけ離れていて、“大きな世界の中のちっぽけな人間”を描いてはいながらも、どうにも取りつく島がない。

ゆえに私も“対象から遠い場所から”眺めるように劇を観ざるを得ず、引き込まれるまでには至らなかった。

ただ、劇中に登場する不思議な生物や植物が面白く、また、とても好きなギャグが2つほどあったので、★は3つ。

ネタバレBOX

「さち」という名の少年が“終末以後”を思わせる荒涼とした世界で「仙人」と呼ばれる老婆や「無限」と呼ばれるオッサンら数少ない人間たちと関わりながら100年を生きる話。

半径3メートルの世界のことで頭の中がいっぱいな私ゆえ、これだけ柄の大きい話には正直ついていきづらかった。

ただ、スケールのデッカイ話は人間というものの卑小さを否でも応でも意識させ、“人間なんて宇宙から見りゃゴミみたいなもんなんだからどう生きたっていいんだ”と勇気づけてくれるようなところがあって、少しばかり力をもらったのも事実。

そういう効能がこの劇には確かにある。
『由々しきララバイ』『哀しきランデヴー』

『由々しきララバイ』『哀しきランデヴー』

ワルモノ見参

APOCシアター(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足満足
両作品観て始めて繋がりがあることが分かった作品。主役の役者の表情、演技に引き込まれる、いい作品だった(^o^)/DVD化にならないのが残念(ToT)

このページのQRコードです。

拡大