生活と革命
マチルダアパルトマン
OFF OFFシアター(東京都)
2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/10 (金)
面白かった。くすぐられっぱなし。
あるあるな、でも非日常のような。いや日常なのかも。
登場人物どのひとも憎めない。かといって同情は…。
劇団員だけだからこそできたことなのかも。
無償の愛
Orgel Theatre
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても魅力的なおふたりの二人芝居の会話劇。演じ分けも見事だったし、考えさせられることもあって、とても良い時間でした。
おすすめします。
15 Minutes Made in本多劇場
Mrs.fictions
本多劇場(東京都)
2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
6人の悩める観客
壱劇屋
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
壱劇屋の6人の悩める観客、手放しで面白いとは軽はずみに言えない。よく途中退席者出なかったな。あの身内ノリと暴力性がしんどかった。自分が通路側やったら出てたと思うし、そういった意味で自分はまだまだ"お行儀のいい"観客なんやと思う。
ハムレット
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2023/03/06 (月) ~ 2023/03/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
生と死を前面にテーマに据えて、それは今回、補筆された冒頭と幕切れの声にも表れている。「ハムレット」が生と死、特に死について思索をめぐらす芝居だと初めて感じた。To be or not to be の有名なセリフもそうだが、ハムレットの独白の多くは死について考え、墓場のシーンや、クローディアスの祈りに遭遇するシーンも生と死についてのものだ。
もう一つの、実は最大の特徴はジャパニーズ・ハムレットともいうべき斬新な演出にある。亡霊は能の仮面と歌舞伎の獅子の被り物に銀糸の和服。音楽は雅楽、尺八、三味線。ゴンザーゴ殺しの劇中劇は歌舞伎調で、一人二役の二人羽織。黒澤明の「蜘蛛巣城」(マクベス)「NINAGAWAマクベス」につづく、和風シェイクスピアとして、大変面白かった。
野村萬斎はさすがの貫禄である。クローディアスの祈りの場面の緩急自在は圧倒的。野村裕基のハムレットは少々きゃしゃで線が細い感じがしたが、劇が進むにつれ、大きく見えてきた。発生、セリフづかいが狂言仕込みなので、父・萬斎ににている。それが朗々としてよかった。藤間爽子のオフィーリヤは、発狂後がよかった。歌いながらの皮肉や甘えのセリフにピュアな存在を印象付けた。
台本も河合祥一郎の苦心の翻訳で、日本語のしゃれがたっぷりちりばめられていて新鮮。「神殿で死んでんのか」とか。原文はどうなっているのだろうかと思いながら、面白かった。
最後に、デンマーク王国の宮廷での悲劇の裏で、フォーティンブラスの進軍の話を忠実にとりいれていた。カットする演出が多い部分。フォーティンブラスの雄姿を遠望しながら、ハムレットが何のための戦争かと聞く場面。ポーランドの何の意味もない土地の取り合いですと。ハムレットの国での軍拡のこともわだいにのぼる。現在のウクライナの戦争と日本の軍拡が否が応でも連想される。権力で「何かが腐っている」「この世のタガが外れてしまった」国の背景には、軍拡と戦争があったということを改めて教えてもらった。
前半1時間45分+休憩15分+後半1時間半の計3時間半。全く飽きることなかった。
和解
工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10
ウイングフィールド(大阪府)
2023/03/06 (月) ~ 2023/03/12 (日)公演終了
満足度★★★
阪神大震災と大阪東部地震をからませた内容
現実と非現実をシンクロさせながら物語は進んでいく
たまに今はどっち?😵🌀という場面がでてくるが、役者がそれをカバーする演技でフォローしてくれる
天災は誰にでも降りかかる可能性があり、戦争もある意味地震と同じなのかも…😢
死は二人を和解させたんだと思う
DADA
幻灯劇場
AI・HALL(兵庫県)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
『DADA』初演と再演を観劇済み。あの真っ赤なコインロッカーも好きだったけれど、今回のコインロッカーは、とても良いお仕事をされていました。
作品としては、再再演と言うよりも、ほぼほぼ新作でしたね。
今回、振り返ると、初演は若さで突っ走っていた印象でしたが、5年経過して団員さんたちみんなの歌も演技もとても熟れて、落ち着いた印象を受けました。
ストーリーも色々な事が明確になり、悲しい出来事の中にも希望を見いだせる部分があり、歌声とダンスにも魅了されました。人の優しい気持ちが伝わり、心地良い時間が流れました。
舞美、照明、音響、SNSにあがる写真などがどれも素晴らしかったです。
そして、公演当日のスタッフワークの完璧さにも拍手を贈りたいです。
近いうちに、『DADA』の上演を希望します。
購入した戯曲を読みながら、その日を心待ちにしています。
素敵な作品をありがとう。
月下女郎蜘蛛譚
國學院大學演劇研究会劇団白昼夢
國學院大學・百周年記念館 記念講堂(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
上映時間が3時間30分(途中休憩15分)という大作でした。
正直、長いなと思いましたが、真面目に一生懸命作った舞台という印象でした。
1部は背景の説明という感じでしたが、2部に入って盛り上がり、どんな展開になるのか?と惹き込まれました。
全体的に静かすぎる印象があったので、何か音楽があった方が良かった気もしました。
ストーリーも面白かったし、その時代の雰囲気が感じられ、劇団の一生懸命さが伝わる良い舞台でした。
ミュージカル「進撃の巨人」
「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会
オリックス劇場(大阪府)
2023/01/07 (土) ~ 2023/01/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/08 (日)
立体機動装置とMusicalを融合させる違和感を払拭する為のスタッフ気合を感じる。
研究と研鑽、キャストさんと映像との連携、
やる事は山積みでそれを成し遂げ、
多分まだ削ぎ落とす作業をされていると思われ、
それに応えるキャストさんに最大の拍手!
クリエイターの本気
DAYS-文化部青春協奏曲(コンツェルト)-
HOKOHOKO
シアターOM(大阪府)
2023/01/19 (木) ~ 2023/01/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/21 (土)
役が変わると際立つよう創られ
各々のキャラの愛らしさに癒される
物語のロジックは証明済み
後はその流れに載せるか乗せるかで変わる。見事に体現されている演者さまはこちらの痒いところに手が届く
無償の愛
Orgel Theatre
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
ザ・ビューティフル・ゲーム
東宝
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2023/02/04 (土) ~ 2023/02/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/02/06 (月)
小瀧望(ジャニーズWEST)さん主演。
時代に翻弄される青春を鮮やかに描き出す。戦争という答えのない正義は伝染病のように若者の善意と正直さを捻じ曲げる。
それは天秤にかけるものが愛であってもだ。
大劇場の戦争を描く演出はあれ以上のグロさは無理なところまで攻める
コウセイ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/26 (日) 13:00
千穐楽を観劇。全席自由席で受付開始は開演の45分前だというので、1時間前に劇場に行ったのだったが、既に6人ほどが並んでいた。さすが「今池袋で最も売れかけている劇団」(劇団説明文の一節)だけのことはある(笑)。
ラビット番長といえば将棋・介護・草野球が三本柱だが、昨年のグリーンフェスタではこれらとは異なる路線とは異なった作品を上演する予定だったのに、コロナで残念ながら公演中止に。昨秋の池袋演劇祭参加公演では将棋に戻ってしまったので、残念に思っていた。個人的には15年春の「白魔来る」のようなスプラッター気味のドロドロとした作品を観てみたいのだ。
ということもあって、今回の「コウセイ」は将棋・介護・草野球とは違ったものになりそうで期待していたのだった。
(以下、ネタバレBOXへ)
沙也可~海峡を越えた愛~
吉本興業
ABCホール (大阪府)
2023/02/16 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/18 (土)
以前、京都にて耳塚に行った事がある。
掲げられた看板から漏れ出る陰鬱さはこの物語の肝なる部分。
だがそれらを優しい風に包んだ作演さんのチカラと脇を固める手練れの役者陣に力一杯の拍手を送りたい。若いチカラが弾けている姿に涙が出た。
支えるとは生きること。誠に有難う御座いました。
罪と罰
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/03/05 (日) 11:00
ピロシキ組
三時間の大作。
関西小劇場の底力を目の当たりにし次の組を観る為にクールダウンを要す。
原作を全て網羅する事は難しい。
だから演技の馬力と禍々しき妖異を取り入れた演出が冴える。
山田さんの圧倒力に野村さん澤井さんの圧力も含め周りを一丸にさせたサリngROCK様剛‼️
幽霊塔と私と乱歩の話
木村美月の企画
小劇場 楽園(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
他の方同様、木村美月さんを目当てに行った部分も有るので、それなりに満足はしているが肝心のお芝居の方は面白みを欠いていたように思う。最後まで物語の入り口からその先に入っていけなかった。
幽霊塔と私と乱歩の話
木村美月の企画
小劇場 楽園(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/03/02 (木) 19:30
木村美月が好きな土地で好きな人と、好き勝手に演劇をする企画の第二弾だという。それにしても、なんと魅惑的なタイトルであることか。乱歩と「幽霊塔」、そこに私という存在が加味されているのだ。が、多少期待外れに終わった感は否めない。10年前のちょっと奇妙な話という非日常感はあるものの、展開にメリハリが欠けていてハラハラドキドキしない。
まあ、木村美月がカワイ~から許しちゃうけど(笑)。
あと劇場だが、下北沢の楽園よりは池袋のGEKIBAの方が立教大学のすぐ近くなので、はるかに良かったのでは…。好きな土地が「下北沢」なのかもしれないが、そういうロケーションの選択も大切だと思う。殊に「ちょっと下北ふらふらして帰ろうかって道すがら、幽霊塔があるような気がしてくる、そんな帰り道をお渡ししたいです。」とまで書いているのだから。
カミサマの恋
ことのはbox
萬劇場(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
なるべく派手な服を着る
MONO
吉祥寺シアター(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
『おそ松くん』の亜種みたいな喜劇。増築を繰り返したせいで迷路のように入り組んだ家。茶の間の押し入れの隠し通路を通らないと台所にまで辿り着けない。父が危篤で六人兄弟が久方振りに揃う。長男だけが書道家の父の跡を継いで実家暮らし。
上の四兄弟は四つ子、五男は存在感がなく誰も思い出さない。六男は養子で四人の兄にとっては可愛くて仕方ないマスコット的存在。
次男の内縁の妻、四男の内縁の妻、五男の彼女も連れて来られる。
奇妙な味わいの作風、謎ルールに縛られた家。全員妙にキャラが立っている。早逝した母親への愛慕。
家族が他人になっていく瞬間、他人が家族になっていく瞬間、言語化出来ない人と人との感覚。空間と時間の共有、優しさの共有。手触りで相手の存在を確かめ合い心を許し合う。階段の隅で誰にも気付かれずずっとそこに居た、ラストの五男の涙が美しい。
キーワードは「おひおひ」「オロロンロン」。
天使は毘沙門天に射貫かれる
劇的☆爽怪人間
ウイングフィールド(大阪府)
2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇
引きこもり、性に忠実、金に目が…
不良の様で実は超~真面目なモンちゃんに寄ってくる面々。
破天荒な感じから、悶々なラストへの落差、劇的☆爽怪人間さんらしい公演!
これも人生、短気は損気、真っ直ぐ生きて損なら仕方なし、と自己納得!