
ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
1月16日
いつも通りに開演10分遅れ等があり、終演は21:30。本日はCxCが気に入った。ストーリー仕立てなしの純然たるダンスでも活動してほしい。

DANCE to the Future ~Third Steps~ NBJ Choreographic Group
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
どの作品もそれぞれ見ごたえあり
高橋一輝さん振付の「The Lost Two in Desert」が自分は結構ヒットしたかな。いろんなダンサーで観たいパドドゥだったかも。
宝満直也さん「はなわらう」も、ダンサー同士の「触れる/触れない」「手を取る/手を放す」の瞬間がひとつひとつ素敵。ほろほろ来るような瞬間も。
完成度では貝川鐵夫さんの「Chacona」かなと。一番長尺?の作品だったと思うけど、ずっと惹きつけられっぱなしだった。堀口さんの美しさも素敵。
マイレントレウバエフさん振付の湯川麻美子さんソロは、もうこれあと30分くらい観ていたくなるような感じ。一個一個の動きの説得力が、いい。
小口邦明さんの「Dancer Concerto」はステージが狭く感じちゃったかな。もっと広いステージで観てこその作品って感じがしました。
来年は中劇場の公演ってことで、楽しみにしてます。

テンペスト
劇団山の手事情社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
初めて観る劇団
第一印象は「何このすごい足腰!?あと声!?」。
どういう訓練をやったらあそこまで重心の低い粘った動きが実現できるんだろう?
照明や音響もあいまって夢をみてるようなストレンジさ、クセになりそうな100分間。
声の気持ちよさに前半うとうとしてしまったとこが何カ所か。次この劇団観るときは体調管理に気を付けたい。
・・・にしてもうろ覚えだけどテンペストってこんな話だったっけ?。

マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
10人の声は?
10分の休憩を挿み、前後1時間ずつ正味2時間の独り舞台をやり遂げることは素晴らしい。
しかしながら、芝居の内容がイメージしづらく、今一つ伝わってこない。
一人で10役以上をやるのは至難の業である。
声(トーン、スピード)、所作、テンポ、などなど全て変えて観客に伝えなければならないからだ。
私が観た限りでは一本調子になりがちな所が目立った。テンポ重視の芝居であるがゆえ、メリハリが弱く、だれがどの声とはわからないからだ。
賞を取っても奢れる事無く励んでもらいたい!

オムニー6
劇団K助
野方区民ホール(東京都)
2014/04/30 (水) ~ 2014/05/04 (日)公演終了
満足度★★★★
学校をテーマにした5編オムニバス
学校をテーマに、定時制、卒業式、部活、同窓会系などをコント気味、サスペンス、感動ものなどの形式で描いた5編オムニバス。
作家が4人いるだけにいろんなスタイルがあるのがイイ。
ちなみに個人的には2、4編目が特に好み。
あと、転換時にシルエットながら装置のハケ方向でモメたりイチャついたりなど小芝居をしているのも愉快。転換中でさえも観客を楽しませようという意気やよし。

毒花ーDOKKA-
危婦人
駅前劇場(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/13 (火)公演終了
満足度★★★★
冴えた演出に満足のミステリー♪
張り出した六角形の舞台に続く花道・・・
客席を温めるかの様な前説から本編に そのまま入る演出に まずワクワク♪
ミステリー小説や2時間ドラマにありがちな設定を これでもか!と多様しながらもテンポの良さと小ネタで笑いをとる 個性的な役者陣に 惹きこまれる。
濃いキャラばかりなのに 邪魔する事なく魅せるのは 見事。
若干 笑いに走り過ぎるきらいも有ったけれど、謎解きの楽しさは しっかり残していて ミステリー好きや観劇慣れしていない客層にも楽しめる作品になっていた。
犯人が判った上で、視点を変えて観るのも良いかも・・・ 1度しか観れなかったのが悔やまれる。

新宿版 千一夜物語
Project Nyx
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
満足度★★★
豪華な出演者たち
金守珍を中心とする新宿梁山泊の演技の質と
状況劇場の大久保鷹、唐組の稲荷卓央、藤井由紀という唐十郎一派の中での微妙なそれぞれの演技の差を考えながら見るのも面白かった。
しかも寺山修司の戯曲をというのが尚更おもしろい。
そして、そこに天井棧敷の若松武史が参入という凄い取り合わせ。
ズレと融合ぐあいが絶妙だった。
特に稲荷卓央氏が寺山修司の言葉でさえも、唐十郎の言葉のように演じていて、その点がとても興味深かった。
全体としては、脚本自体の問題か、演出の問題か、テーマが今の時代状況とはズレすぎていて、どうもピンとこなかった。

想稿・銀河鉄道の夜
MEHEM
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2015/01/11 (日) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
みんな カンパネラです。
聞きやすい、解りやすい、
歌が多く 綺麗に、しっかり作りこんだお芝居、
宮沢賢治の銀河鉄道の夜の難解な所を補完してに分かりやすくなっている。
本当の事 探します。 みんな カンパネラです。
綺麗な歌 ミュージカル 銀河鉄道は、亡くなった人が乗る
“みんな カンパネラ” この台詞に想いが詰まっている
銀河鉄道の夜とミュージカルはとても心地が良い。

開放弦
劇団 弾丸コルト
テアトルBONBON(東京都)
2015/01/13 (火) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
男と女の違い
7人の男女の気持ちのすれ違い、言い出せない思い、ちょっとした浮気心(?)などが表現されていました。人それぞれだとは思いますが、女性と違い男性は、いつまでも初恋の人を忘れられないのかな?と思いました。役者さんの演技は良かったのですが、登場人物皆が、常に怒っている(不満を持っている)感じで、最後までキャラクターに魅力を感じる事が出来ず終いでした。涙を誘う素敵なシーン、舞台美術は良かったです。

マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
やはり素晴らしかった!
2014年池袋演劇祭参加作品として観た時も素晴らしかったが、再演も色褪せていなかった。一人何役も演じ分け、人物像もイメージ出来た。また物語の背景・状況説明などストーリーテラーの役割もキチンと行い、その演技力には改めて驚いた。
些細だが、”おぉ”という驚きと”あれ”という傾げの両方があったが…。

回帰熱
観覧舎
OFF OFFシアター(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

緋桜
弌陣の風
銀座みゆき館劇場(東京都)
2015/01/09 (金) ~ 2015/01/10 (土)公演終了
満足度★★★★
新春らしい
艶やかな舞、堪能させてもらいました。大まかなストーリーの流れは感じられたのですが、台詞がないとなかなかディテールまでは伝わらないですね!?あと、綺麗に見せようとしてなのでしょうが、指先に力が入りすぎているように感じました。うまく力が抜けるとしなやかさが出てもっとよくなるのではないでしょうか!?

悲しき天使
“STRAYDOG”
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい
再演という事もあり、ハードルは上がっていたが、
新たな演出もあり、全編、見応えがあった。
こんな一人芝居はなかなか見る機会がないです。
本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
初日を拝見
元売れっ子役者、元ボクシング世界チャンピオンなどスターダムをのし上がり、頂点を極めた者が、そのまま引退することは極めて稀である。一方、下積みのまま消えてなくなる者は、星の数ほども居る。

新春玉山福袋
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/17 (土)公演終了
満足度★★★★★
破格
玉山悟さんを主演に据えて、6団体の短編作、各作品に一人ゲストの役者が入り、二人芝居の体をなします。
団体も役者のかたも個性的で本当にお得だと思う。
各作品の前にそれぞれの職員のかたの映像が入るのですが、思った以上にこの作り手の顔が見えるの良かったと思う。
普段、あんまり作・演出のかたの顔分かんないですもんね。
1000円と破格なのでもし時間合うかたは17日(土)まで!
お賽銭もっと入れてきても良かったなぁ。
間違いなくオススメなんだけど、自分が奨めた人、下ネタは苦手って言ってたのがちょっと心配ですけどね。!
ヽ('ー`)ノ
上演台本集も良いもの。
玉山さんの俳優経歴付き500円!
短編の良いところは短くても無駄なところが無いから密度が濃いし、役者のかたの魅力がストレートに伝わってくるかなと。
あまりにもサクサク楽しめてしまったので、もっと観ていたかった、くらいが難点でした(笑)
上映100分程、途中休憩有り、なので一本ずつはショートショートの様な感じとなります。

愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了

愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了

アンチゴーヌ
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場内Cリハーサル室(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/15 (木)公演終了
満足度★★★★
熱演。
必死の形相が残像として瞼に映る。新国立劇場Cリハーサル室という場所での公演は、役者が間近で演技しても選良?の清潔感を失わず。『親の顔が見たい』でも主にアッパークラスな人達を素晴らしく判りやすく演じ分けていた彼らだが、今回はギリシャ悲劇を翻案したらしき作品である事から推測されるが、難易度高し。
しばし会場について少し。地上から階段を地下へ降りてさらに長い廊下を進む。新国立劇場はやはり広い。着いた会場は長方形、十字の通路で区切られた四つの客席エリア(それぞれ32席、計128席)は、長方形の長辺を背に向かい合う形で階段式。周囲は防音マットを貼り付けたクリーム色、天井はそこそこ高く照明がつってある。十字に渡した通路の先端は、ドン突きと左右に逃げる袖とも黒。観客もここを通って客席エリアに入り、座る。通路は白で、壁も白系、通路の先端が黒というのは奥行き感的に悪くない。十字の長い方の一つは先端に向けて下り坂、そこから衛兵や伝令などが出入りする。対する通路には王座が置かれている。私は最前列で座席より高い通路の上の演技を見上げ、王の横顔を見る位置だった。・・長い紹介をしたが、これは紀伊國屋演劇賞を受賞し立ての伊藤雅子の舞台装置だそう。人物の関係や出はけの整理にかなり貢献していた、と感じた。四方の客席エリアを向いた頭上のスピーカからは、開演後ヘリの旋回する音、以後も舞台の時代設定とはかけ離れた「音」が臨場感を醸して違和感がなかった。
さて芝居のほう、戯曲の「言葉」の多さは書かれた時代の「今」に呼応したもののようで、戯曲紹介のレベルに堕ちそうになりながら、若い俳優らの熱度によって最後まで目をこらして見ることが出来た。アンチゴーヌの「意志」の行方が、王の「真実」(恐らく)の告白によって揺らぐ終盤が話のミソではあるが、にもかかわらずアンチゴーヌは(謀反人とされた)兄を弔う意志を曲げず、現場を衛兵に目撃された事もあって本当は死罪を回避したい王も彼女の「協力」なくして放免も出来ず、ついに・・という展開。
ただ、もし王の語る「真実」が本当に真実ならその事を(可能性として)想定しなかったアンチゴーヌの察知力の無さ、もしくは「真実を覆おうとする何がしかの願望」の存在が問題化しそうなのだが、、「意志」一本で説明してしまった感が残るのは戯曲のせいか。王の言った事が真実であっても、「にもかかわらず」ある態度を貫く、ということをどう理解するかを考えるためには、「問い」を投げ置く演技でなきゃならん所、全体として、なにか物語は解決したかのように見える。王が真実を語っていない、という演技プランは本から浮かんで来そうだがその線だと話が判りやすすぎか。ただ、「厳しい時代をある意味で純粋に生き抜いた女性」、と美談に寄せてまとめちゃって良いのか?(戯曲的に)と少し思った。

ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
ダンスざんす
d倉庫初覗き。その関心とチラシのポップ感に惹かれ、不案内だが「踊り」を観に。もっと近場なら他の回も覗きたいのだが・・と前置きしながらおずおずと覗いた感想。「他の回もみたい!」。踊りにも色々・・とは思うが踊り手それぞれに「型」があってそれらは何らかの系統に属していそうだ。モデルとなっている師匠、先駆者としてある踊り手が思い浮かんだりした。身体から発する「動き」とは別に、これをどう「作品化」するか。音響、照明、それらと動きの組合せ、変化(バリエイション)、物語的な展開がどう構築されているか、あるいはどう意表をつくかといった要素が絡む。総じて言えた事は、言葉が無い分、これらの身体の動き、リズムが何を語っているのかと凝視し、思い巡らし、感知しようとエネルギーを使い、疲れた。この日は、快い疲れ。3組はソロ、1組が6名による群舞。評価の視点は多々あり得て、興味深いジャンルだ。客席はほぼ満席。