最新の観てきた!クチコミ一覧

85021-85040件 / 191532件中
イヌジニ

イヌジニ

雀組ホエールズ

OFF・OFFシアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい!
動物殺処分というテーマ設定に目新しさはないが、面白いし、泣ける。隣の女の子たちもハンカチ握りしめてました。舞台に引き込まれる、これが基本です。犬猫たちのキャラクター設定もとてもユニーク。それによる笑いも十分に取れている。

小中学校で公演したらどうだろうか。教育効果抜群だと思うけど。

ズーキーパーズ

ズーキーパーズ

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

どたばた動物園
主人公が「やる気のない新米園長」らしいけど、
物語にどうかかわるのかな…? と思っていたら、そういうことでしたか(笑

上演時間 1時間40分程度。


舞台の上のキャストは飼育員でツナギ、場内スタッフは前掛けで、
まさに動物園の場内キャストのようで面白いなと思いました。

ネタバレBOX

時事ねたというかパロディというか関連用語がナチュラルに入っていて、
あぁ現代日本だなぁというのを感じました。
登場人物の心情に寄り添う感じも、
コメディだけどただのアハハで終わらせてなくて、涙ぐみました。

当日パンフのキャスト紹介がイラストなのですが、
まず見て自分が名前と顔を把握している役者さんの
森田さん、佐藤さん、濱崎さん、矢吹さん、がそっくりで感動しました。

観終えてからイラスト見直したら、全員そっくり!

あと、ブラインドが透けてるなぁ、あれハケていく人が丸見えだなぁ…
と思っていたら、
終盤、それが必要なことだったのだと気づいて感動しました。

動物役を出さずに動物を出演させる技がさすがでした。

当日パンフに書いてあるけど、声の出演…? と思い返して、
「あ! あの声か!」と
終演後にクスッとしてしまったのも、作品のうちかなと思っています。

テキ屋の子供

テキ屋の子供

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

期待以上でした!
7月9日と18日の2回観劇。
ふくふくやさんの舞台は、いつも期待を裏切らない。
浜谷さんは相変わらずカッコイイ役だし、今回は、特に美味しい役。ファンにとってはたまらない!
海さんのきっぷの良さもいいなー。
他の人も、みんないい。少数精鋭って感じで、今回も、いい舞台作ってくれました。

ネタバレBOX

明るくなるかならないかってところで、「バン!」って音に驚かされ、浜谷さんの啖呵売が始まって・・。もう、最初っから、ひきつけられちゃった。
息つく間もなく、海さんの啖呵売。さすが、上手だな!
海さんと浜谷さんの喧嘩のシーン。二人の掛け合いがすごくいい。
一番好きなのは、浜谷さんとまゆみさんのシーン。浜谷さんが思わず欲情しちゃう(役名で書かないと変だね)。これ、二人とも美味しい役だなー。
暗転から明るくなって、啖呵売のシーン。浜谷さんにラブラブモードのまゆみさん。いいなー。かわいいなー。
嘘に嘘を重ねていくしかないまゆみさん。悲しい女性だわ。
きっとまた明日はくる

きっとまた明日はくる

劇団時間制作

明石スタジオ(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

本と演出は良かった!
私は、Aチームを観劇。
はっきり言って、そんなに上手じゃない。
一生懸命セリフ言ってるのもわかるし、演技してるのもわかるけど、なんかツライ。
もっとがんばれーって感じ。
本と演出がとっても良かった。
もっと上手な役者さんで、やって欲しいな。
お母さん役の尾崎さんが、比較的上手だったのが、唯一の救いかな。

チャイルドボイス

チャイルドボイス

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

シアターサンモール(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

長すぎる・・もっと簡潔でも伝わるのにな。
開演時間が、15分近く遅れた。
受付の手際が悪すぎる。
初めての経験でもあるまいし、まして初日でもない。
開演間際にお客さんがどっと押し寄せたってわけでもなく、しばらく前から並んでた。
歌ありダンスあり・・で、前半は面白い。ここで1時間半経過。後半、どっと重たい内容になって・・結構ツライ。
アドリブもちょいちょいあって、面白いんだけど、無駄に長い気がする。
もう少し簡潔に・・2時間位におさめても、児童虐待のことは、十分伝わると思うんだけどな。

俺

ゆうめい

新宿眼科画廊 スペースO(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★

himitu
 実際に起こった出来事をコアに植民地である日本の蟻地獄で狂わずに生きてゆく為の、或いは抜け出す為の試論。(追記後送)

ネタバレBOX

 多くの観客が、自分とは重ならない印象を持ったことだろう。それは、表面しか観ていないからである。無論、表面を観ただけでも、このアメリカの植民地で若者が置かれている哀れな状況を感受することは無論可能であり、自分はその感受性を否定しない。自分にもそれと同じ感受性があるからである。だが、自分は更に分析するのだ。それだけである。今作、序盤で主人公、小林は警察に「保護」されるが、担当のデカは、警察手帳を見せる事さえ当初していない。おまけに告発の内容を曖昧化することで罪刑法定主義すら守っていないような対応を見せる。これは、小林に抗議されて一応、警察手帳を見せた上で訳の分からない屁理屈を捏ねて“保護”という形を採るのであるが、この辺りの対応法が、秘密保護法に於いて想定されるような内容である点、また、秘密保護法施行以前でも採られていたマッポの姿勢の問題が問われる。マッポも公僕である以上、憲法とそれによって保障された国民の人権は守らねばならない。秘密保護法が最初に守るのは、権力とその犬だからだ。本来、法の趣旨としてはそのような権力の横暴をこそ、縛らねばならない。だが、アメリカの完全な畜人即ち米畜である政治屋、官僚、高等司法官、権力者という名を冠された下司共は、その下司性故にまともな人間の言うことなど一顧だにしない。今作が所謂演劇的に、距離の取り方で失敗している原因は、以上に挙げた事柄に対する抑え難い怒りにあるだろう。一方、このような作品的欠点にも拘わらず極私的作品として狂気に陥らない為に創っているような迫力があるのは否定できない。それが今作の魅力でもある。
天麩羅男と茶舞屋女/FRIENDSHIP【ご来場ありがとうございました】

天麩羅男と茶舞屋女/FRIENDSHIP【ご来場ありがとうございました】

青春事情

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2015/07/16 (木) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★

Hikawamaru
全くタイプの異なる作品の2作上演だが、扇の要になっているのが、氷川丸である。デートに利用した方々も多いに違いない山下公園に係留されている船だ。横浜デートコースの定番でもある。

ネタバレBOX

 
 さて、最初に上演されるのは、5.15事件を引き起こした皇道派青年将校参謀格であった古賀 清志と横浜の茶舞屋で働いていて清志に救われたマリが、日本の社会変革を夢見て、その方途として日米開戦を画策。具体的には訪日を終えてシアトルへ帰る世界的喜劇俳優チャップリン暗殺計画を氷川丸上で為そうとした物語である。
 これは、実際に計画されたことである。偶々、チャップリンの秘書になっていた高野が、チャップリンから絶大な信用を得ていた為、チャップリンの偉大を充分理解していた高野の機転とチャップリン自身のアーティストとしての優れた特性、また、偶然としか言いようの無い運命のきまぐれからチャップリンは、命を長らえたのである。
 皇道派将校の殆どは貧農出身である。彼らの姉、妹らは、飢饉の起きる度、女衒に連れられ苦界に身を沈めていった。食う物もなく、家の壁を剥いで喰い、土を食んで飢えを凌いだ。だから、堕落しきった上層部、支配層に抗議する時、激昂の余り鼻血を流す者等も居たという資料が残っている。5.15、2.26を経て日本は、太平洋戦争へ突き進んだ。その選択は、後代の我々から見てあからさまな間違いであるにせよ、決して豊かだとは言えなかった大日本帝国で、天皇、皇族、一部の華族、資本家、政治屋、官僚が富と社会的地位を独占し、家事手伝いに雇った女には手をつけ、子を孕めば暇を出すような好き勝手を許せるハズは無い。道理を言えば、特高に引っ張られ、拷問虐殺は日常茶飯であった。
 但し、作中でも言及されているように、古賀はアメリカと開戦したら、勝つ気で居た。即ち、アメリカの実体を知らず、当時のアメリカ経済の規模と大日本帝国のそれとをデータを駆使して調べるということも行っていなかったことは確かである。即ち、皇道派は、その決意の中核に天皇親政を夢見ていたのであり、具体的に国家を運営・管理する為のノウハウを持っていた訳では無かった、ということである。結果的に、後に統制派に敗れることになったのは必然と言わねばなるまい。だからと言って、大日本帝国の統制派が齎した政治が、決して良いもので無かったことは歴史の示す通りである。その意味では統制派と雖も所詮井の中の蛙。村社会日本の本質を脱しては居なかったということである。
ところで戦中、現在の秘密保護法に該当したのが、治安維持法であり、当然、現在と同じ共謀罪も適用された。だが、当時の治安維持法は、現在の秘密保護法より、ゆるいと考えられる。批判してはいけない対象が限られていたから、それ以外は罰される恐れが殆ど無かったと考えられるからである。現在の秘密保護法は、GSOMIA+αであり、何が罰されるのか原理的に明らかにならない。嘘だと思ったら、自分で詳しく調べてみるが良い。とんでもない法の実体が分かるから。
因みに茶舞屋とは、主に外国人船員相手の遊び場、1860年代から1930年代間迄横浜など国際港に設けられていた。無論、セックスの相手にもなるが、ダンスを一緒に踊るなど社交的体裁も整えていた。
さて、今作の話に戻ろう。マリは、チャップリンの宿泊している1等船室の隣の、矢張り1等船室に部屋を取った。彼女は厨房の下働きをしている若者と仲良くなり、チャップリンの食事に古賀から預かった毒を盛る。然し、さしものチャップリンも毎日届けられる海老の天麩羅に飽き、手をつけなかったことで助かる。偶々、下働きの若者が傷ついたカモメの雛を育てていたのだが、この雛が天麩羅を食べて死んだことから毒殺計画が発覚、マリは、高野の尋問に答えなかった為、水責め、兵糧攻めに遭うが口を割らない。結局、高熱を出して倒れてしまった。高野もこれにはケアが必要と判断、ドクターに診察させ、食事も与えた。愈々、明日、シアトルに着くという前日、チャップリンが「マリに遭いたい」との伝言を高野に伝えられたマリが船室に残っていると、高野の配慮で船室に訪れこそしなかったものの、チャップリンが自分の考えを隣室から述べた。この文言に胸を打たれたマリは、チャップリン暗殺を諦め、1人分の毒薬を仕込んだペンダントを胸に最後の晩餐に出掛ける。
ところで、現在、猛威を揮う安倍内閣のスタッフの愚かさもまた、皇道派と同じ過ちを犯しているように見える。日本の右翼というのは、全体何かか・誰かを神聖視し、神格化して決して疑おうとしないことにあるように思う。疑義を呈したりすれば、不敬だの失礼だので排除され、決して批判的検証が内部の者によって行われることが無い為、過ちがあってもそれを改める機会を失してしまうのだ。その結果、とんでもない失敗が外部の力によって明らかにされない限り、自らの失敗を自らの力と知恵で止めることができない。これが、安倍のまた安倍政権のそして日本「エリート」の愚かさの正体である。
2作目は、まるでタイプの異なる作品である。2作の扇の要は氷川丸のみ。今作で氷川丸は、遊星アルカディアと横浜を結ぶスペースシップとして登場する。
かつて地球留学をし、妻子持ちの男と恋に落ちた女、ケイが星間恋愛の破綻の結果自殺を図るが、しっかり者のクルー、サチコに救われる。尤も、この自殺志願者を最初に発見したのは、幸子の後輩クルー、コーエンであった。然し、腰を抜かしてしまいものの役に立たなかったのである。今回ばかりではない。彼は、客にスープを掛ける。先月は客の大事にしていた時計を壊す等々、ドジのデパート、間抜けの笊といったキャラクターなのであるが、どういう訳か他人が放っておかない好かれキャラでもある。サチコは無論のこと、サチコほど仕事はできないが、シシドも先輩として常にコーエンを気に掛けてくれる。コーエンという役名も深読みすれば後援と公演を掛けているのかも知れない。
何れにせよ、彼の数々の失敗にも拘わらず、彼が一所懸命に客にサービスし、寿退社するサチコに心配掛けまいと頑張る姿も、シシドがアナンというコーエンがスープを掛けてしまった客が良い人なのを良いことに、一芝居打って、サチコの前で男を上げさせてやろうとするのも、アナンは偽名で、実は、サチコに会いたい一心でシップに乗り込んだ婚約者であることも、船長がロボットでグーしか出せないという基本情報を漏らしながら、オカマを示す仕草ではパーの形に掌を開くことなども、最後のしっぺ返しへの助走と取れ・・・にゃいよ!! 
まあ、これらの仕組みはばれてしまうのだが、サチコがしみじみ、コーエンのひたぶる失敗にも拘わらず、彼の顧客から下船迄にクレームのついたことは一度もないことを告げ、横浜に到着してからの穴場情報を、客の好みに合わせて地図付きで提供したり、無論、移動の際の時刻表や手段等々細かい所までケアした手描きの資料集を作成して手渡したりと優しい面を強調して自分一人で独り立ちしてやってゆけると餞の言葉を贈ると同時に、今回、コーエンの男を立てる為に打った芝居が、宇宙シップジャックを想起させ、テロか? との大騒動を引き起こしたことで減給処分を受けたシシドの株を下げるというギャグの最後っ屁もつく。
1作目をシリアス作品に、2作目をコメディーにした上演形式は、観客をスムースに日常へ戻す為の配慮と見て良かろう。
PRISON WORKS

PRISON WORKS

ダンスワークス

昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

無題1536(15-224)
12:30の回(晴〜やや曇)

9:00会場着、10:00整理券配布開始(この時間で50人〜60人並んでいました)、11:35配布終了、その後は別に整列、11:45ロビー開場、整理番号順に整列、12:00開場。中央ブロックはほぼ指定席(昨年は違ったと思う…)。舞台向かって左ブロック、通路寄り3列目に座りましたが、もっと後ろの方が観やすいと思います(この会場、前方にはあまり傾斜がない)。ステージ(高い)手前に数基照明があるのでポジションによってはよく観えない。

1階の収容人数は約1500人、9割くらい埋まっていたようです。

12:30ブザーが鳴り前説(ここは牢獄…)、「Terminator2」のテーマ、開演〜13:40、休憩、13:55〜15:04終演。大きな物語が背景にあるためか、偶然なのか、同質の作品が多いと感じた(=あまり個性的ではない) のと、時々、寸劇が入ってくるのは好みではないので、結局、よかったと思えたのは20作品強のうち3〜4作品と全員によるフィナーレ(壮観)くらい。

ダンサーひとりひとりは溌剌としていて表情もいいし、客席は例年通り盛り上がっていました。

昨年(開演前にDVDを購入)まではすごくよかったんだけど。

こんな気持ちになるなんて

こんな気持ちになるなんて

劇団しようよ

調布市せんがわ劇場(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★

想像の世界感…
第6回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品。

想像力を豊かにする、そうすると少し気味悪くなってしまうような物語である。
「存在」と「非存在」を描いたもので、ある物が人間の体の中に入り存在していた物が段々と無くなるような...。
その説明は、一人の無表情のキャストがフリップを掲げて...。

ネタバレBOX

口から入って、食道、胃、腸へ...。
その不思議感覚は初めてである。

さて、最後にスイカが舞台中央に据えられ、それをスイカ割りするその行為は、自分には意味不明であった。
しかし、観る人が見れば解るのだろうか。

次回公演を楽しみにしております。
月に吠えろ

月に吠えろ

オーストラ・マコンドー

調布市せんがわ劇場(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★

オーソドックスな…
第6回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品。
その中で、一番わかりやすく、「せんがわ」という冠を付けたコンクールとしては共感が持てる内容だと思う。

確か、このコンクールの3~4回目ぐらいまでは、「せんがわ」という街をテーマないしイメージできるような内容が芝居に組み込まれていることが、応募条件だったと思う。その意味で、本作品は、このコンクールを通じて「その才能が調布市せんがわ劇場を中心に、仙川を文化の街としてますます発展させてくれることを期待」に合致したようだ。

それに応えるかのように、劇団の作品のみどころ・意気込みが、「地元の方々と共有できる演劇作品を作りたかった。」とあり、せんがわ商店街で取材を重ねたことを記している。

その芝居は...。

ネタバレBOX

昭和の雰囲気を醸し出すような、義理と人情が垣間見える内容である。
自転車屋の店主・萩原作太郎は、代々続くこの店を継いだが、時代の波に押され経営は悪化している。そしてお構いなしに変貌し続ける商店街 。今後どう対処していくのか、残された選択肢は二つ。

初めて芝居を観る人にもわかり易い展開で、また演技もしっかりしている。
この劇団、今年3月に映画監督・小津安二郎に捧ぐ「家族」を上演しているが、自分はそれを吉祥寺シアターで観ている。やはり、懐かしい感じのする芝居のスタイルは変わらないのだろう。このしっかり芯のある舞台姿勢を応援していきたい。

次回公演も期待しております。
尖ったものは、みんなそこに置いてください。

尖ったものは、みんなそこに置いてください。

集団たま。

調布市せんがわ劇場(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★

現代寓話…奇妙なこだわり
第6回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品。
現実なのか想像の世界なのか曖昧な不思議な物語。

観念的でシュールなことは何となく分かるが、その訴えたかったテーマ性なりが見えてこなかった。舞台上にいる犬の目線(下から見上げる)での世界観であろうか...。

ネタバレBOX

語り部は”犬”であり、居る場所がコンビニ前の路上という設定である。そこに出入りまたは通りすがりの人物を通して描く世界観...現実とも非現実とも取れる内容に戸惑いもあった。
この劇団ならではの視点、描き方は初めて演劇を見る観客には奇妙であり、理解も難しいと思った。
もっとも演劇コンクールであるから、その本質はしっかり捉えられているかも...。

次回公演を楽しみにしております。
グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

シリーズ途中参加でも問題なし!
ハー「ト」ボイルドの言葉通り、
男が惚れる男、私立探偵「風吹淳平」と
彼をとりまく人々のおりなす活劇に
笑ったり見とれたりちょっと涙ぐんだりしました。

特にコミカルなシーン、
笑いのベクトルが好みで、めちゃめちゃ笑ってしまいました。

シアター・ミラクルの空間を左右に広く使っていて、
それによる視線の左右移動が
スピーディな展開をさらに早く感じさせていました。

上演時間はだいたい2時間。

ネタバレBOX

「ハードボイルド」という言葉から思い出せるものが
大概作中に含まれていて、
それを変にひねらず、
ど真ん中ストレートで大マジにやってるところが面白かったです。

出てきそうで出てこなかったのはタバコくらいですかね。
キリコさんがキセルを吸っていましたが、
それも実際火はついてませんでした。
(でも、タバコが出てこなくても皆さん渋みもあったし、
 アウトローな感じでかっこよかったです)
タバコの煙はなかったけど、
演出効果のスモークが前列にわりと影響きてました。

シリーズものということで、
いくつか過去が気になる関係性や発言があったりしましたが、
今回の話を見ている上で必要なことは作中で描かれているので
なんの問題もなく、楽しめました。

ニューハーフや聞き込み対象の男たちなど、
2役やっている役者さんたちの演じかたの違いと、
いっそそれをネタにした「間に合わなかった」発言など、
面白いやり方だなと思いました。

あと、アドリブと思われるやりたい放題っぷりに
オチがつくのも良かったです。
複数回観るので、どこまでが本当のアドリブで、
どこまでアドリブの「ふり」なのか確かめるのも楽しみです(笑

公式サイトにもこりっちページにも
事前情報として上演時間が告知されてなかったのが
ちょっと、不満といえば不満でした。

ほぼ初見の役者さんたちだらけでしたが、キャラが立っていたので
顔面認識能力の低い自分でも
混同することなくストーリーと登場人物を追うことができました。

風吹さんのまとう「THE・ハードボイルド」な空気とアクション、
紅ちゃんのマイペースっぷりやオハラ氏の過去を感じさせるオーラ、
泊さんのシリアス天然、会田くんのキレキレチンピラ風味、
花岡さんのいい女感と銃の構え方、
菊池さんの見せた数種類の笑顔などが印象的です。
(すべて役名)


※20日追記※
タバコ出てこないって書きましたが、
花岡さん(ウノアケミ)がしっかり持ってました…
あと瀬古(あごの人)が葉巻持ってましたね。失礼しました。

メロテスカー、他

メロテスカー、他

あひるなんちゃらの関村俊介が短編集をやるのを味わい堂々の浅野千鶴が見守る企画

スタジオ空洞(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

握手券。60分。
全く趣向の異なる三作品。サマカトの澤唯さんの落語が素敵でした。プロレスをテーマにしたところが、新しい。客席に小松台東の松本哲也さんが居て、たしかこの方もプロレス好きを思い出しました。田代尚子さんの面倒くさい役、ホントハマります。

阿弖流為

阿弖流為

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/07/05 (日) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★

歌舞伎として
復活との事でどのような演出になるかと思い観劇しました。新感線の派手な演出と歌舞伎の要素が入った演技は合うんだな~と思いました。上演時間は長いですが長さを感じずに見れて良かったです。染五郎さんの演技は好きなので別の作品で観てみたいですね。

ハイリスクHighSchool 改訂版

ハイリスクHighSchool 改訂版

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事でした!
とても良かったです。面白いし笑えるし、でも大事な事が沢山詰まっていました。人間関係が希薄になる現代なので、色々と考えさせられました。そして、役者さん達は、キャラクターを魅力的に演じていました。イジリー岡田さん、存在感もあるし見事にハマり役だと思いました。途中入るアドリブは面白過ぎて、涙が出てきました。そして、ラストの応援は見事で、感動すら覚え、違う涙が出てきました!大満足の舞台でした!

振袖大火

振袖大火

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

相性
今回から「くりもん」と名前を変えて公演。
美術、ダンス、演出が素晴らしかった。
「よろきん」時代から拝見しているがラビット番長が演出するようになってからレベルが上がった。本と座組の相性がいいのだろう。
今後も期待しています。

阿弖流為

阿弖流為

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/07/05 (日) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

チケット代金が高くなったのは辛いが
新感線だったら絶対作ってるな、クマ子グッズw。
話は知っているので今回は上の階から見ました。2階から上の左側座席は花道見切れる部分が多いのでもう少し値段考えればいいのに。

ジュータスの流れないいのうえ歌舞伎でした。
多少の改訂はあったけど根底は不変で面白く、国創りとはこういうことー!とわかりやすい。出ずっぱり附け打ちさんの姿勢と音色の良さにも惚れ惚れ。阿弖流為と田村麻呂の花道越し名乗り掛け合いは鳥肌モンだった。いのうえ歌舞伎流の緩急つけた殺陣と蛮甲らのオーソドックス殺陣が如何にも歌舞伎らしい対比、パルコ歌舞伎以来のブレヒト幕や普段の歌舞伎では見ないバミリの多さとか。佐渡馬の屋敷幕だったか蛇の衣紋幕もデザインもいい。リストバンド発光の蝦夷の星空も綺麗。
最後のねぷたの集団、アテルイの時もあんな感じだったから特に気にならなかった。
阿弖流為と鈴鹿の並びは博多人形かっつーくらい美しかった。益々アスリートな身体になってるキレッキレの田村麻呂さん。稀継の場面だけ切り取ったら横山光輝の世界ぽい。スタァ歌舞伎俳優の見せ場が盛りだくさんでで目の保養になりましたw 久しぶりに見た新悟ちゃんもいい役者になってた。

再演またはシネマ歌舞伎化希望です。

ネタバレBOX

自分が観劇した日、帝の正体が明かされるシーンでは笑いが起こっていた。そんな場面でもないと思うんだが、いろんな見方があるんだなーと思った。
ヒッキー・カンクーントルネード

ヒッキー・カンクーントルネード

ハイバイ

大垣市スイトピアセンター(岐阜県)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

リアリティ
兄ちゃんの引きこもり演技は迫真で、単に病的なのではなく、葛藤する様にリアリティを感じる。一方で出張お兄さんのオチが絶妙でツボでした。色んな正解が混在する中、個人的には妹が兄を誘いながら去っていくときのセリフが印象に残りました。

ネタバレBOX

妹のセリフとは、未知と遭遇することに恐れる兄に「分からなくても、行って知ればいいでしょ~」 というとこ。 そんなに話は単純ではないかもしれないけど、やっぱり人にはそういう「鈍さ」が必要だと思うんだ。
劇玉Ⅲ

劇玉Ⅲ

オイスターズ

【閉館】損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(愛知県)

2015/07/09 (木) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

最新作が一番のシアワセ
とりあえず「あの匂い」が断然良かった。最新作が一番良いと思える幸せ、。当面、見続けられるな、オイスターズ。

■【いきおいはない】 個人的には天野さんのナイスバディが全部持ってった感が強いwww 観るの2回目でジャンケン耐性がついてしまったせいでもあるのだがσ(^_^;) ただ、驚きを抑えて落ち着いて観れたことで、じゃんけんチャレンジャーズの演技をじっくり楽しめました。

■【続・トラックメロウ】 意外に不条理劇だったのか~という印象。一般人の思考・想像の裏をかきつづけるバイプレーヤー達が実は主役なのかなと思った。ガードマンズの奇行がツボでした。

■【お蔵入り】 話の筋よりは、役者のキャラでもっていた感あり。ボケとボケを掛けるとこうなるのか・・・っていう夫婦がほほえましい。

■【物知り野郎】 核心じゃない情報はとことん削ぎ落として良いのだなぁと感心した。いろいろ想像巡らせて楽しかった。

■【ゴドー氏の仕事】 本家、ベケットに比べると、あんまり不条理感が無いというか、すんなり観れてストレスがあんまり無い。それが良いのか悪いのかは微妙。欠けたピースがあるぐらいの方がタイトルから感じる期待に馴染む気はする。

■【あの匂い】 多重感、多層感のある構成はすごい好み。時空を越えた人の繋がりと変化が濃縮された感じで堪らない。これに票を入れたけど、案の定トップだったとのこと。ただ、匂いというキーワードがあまり印象に残らなくて、あれ?ってなった。

祝祭

祝祭

Trigger Line

小劇場B1(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

トリガーラインVOI.12公演:「祝祭」
 昨夜、下北沢小劇場でトリガーラインVOI.12公演:「祝祭」を観た。
昨日が初日の舞台。今月26日まで公演があるため、詳しい内容を書けないが、公開されている情報を記すと、「1996年12月17日にペルーの首都リマで起きたテロリストによる駐ペルー日本大使公邸襲撃及び占拠事件。翌1997年(平成九年)4月22日にペルー警察の突入によって事件が解決するまで、4ヶ月間以上かかった。在ペルー日本大使館公邸人質事件とも呼称される。」事件をモチーフにフィクションとノンフィクションを織り交ぜて紡ぐ舞台。

 モチーフとなった、この事件が起きた時、私は31歳。強行突入のニュースを聞いて真っ先に思ったのは、日本人を含め70人ほどの人質がいるにも拘らずなぜ強行突入したのかと言うこと。強行突入をすることにより、罪も関係もない日本人も含んだ人質にも死者が出るかもしれない可能性があるのに強行突入をし、日本政府もそれに同意をしたのかと言うことだった。

 その時、「正義」とは?命の重さとは?と言うことを改めて、考えたと共に、「国にとっての正義とは?国民の命の重さとは?」何なのだろうと憤りにも似た疑問と不信感をいだいた。

 それを踏まえつつこの舞台を観ると虚実を織り交ぜた物語で、この舞台がすべて事実ではないが、事の本質は恐らくこの舞台の上に現出したものであると当時感じ、舞台を観ながら自身の体の奥底から湧き上がる感覚とを照らし合わせても確信した。

 西岡野人さんの革命運動の指揮官ホセは、知性も教養も持ち合わせているにも拘らず、生まれた国の貧困と状況で、過激とも言える革命運動に傾倒してゆくが、知性と教養をもっていたが故に、人質に危害を加えることをせず、佐川和正さんの国家事案情報局局長で事件の交渉役カタオカや人質たちと話し、関わって行く中で変化するにつれ、観ている側にも、ホセの悲しみと苦しみと憤りにテロ行為自体は何があっても認めるものではないが、心情としては共感というか理解できるように変化してゆく。

 佐川和正さんのカタオカは、立場はホセとは相反するのものであるが、同じ悲しみを体と心に内包している故に、交渉を通し話してゆくうちに、奇妙なしかし当然とも思える共感と共鳴、しかしそれに引きずられることなく、互いに命を失うことなく最善の結末を求める姿を感じ、生まれた国、生まれた状況が違っただけで、立場が逆になっていたかもしれないのではと思った。つまり、ホセとカタオカは合わせ鏡なのではないかと。

 今西哲也さんのサンチェスは、革命メンバーの中で物語の中盤までは一番、頑なで、武力に訴えようとする直情型のテロリストのように見えるが、彼とて、食べ物より拳銃の数が多く、食べ物は入手出来ないが、拳銃は簡単に手にすることが出来てしまう国に生まれ、貧困にあえがなければ、そうはならなかったのではないだろうか。その頑なで、国だけでなく生きることにすら憤りを感じているサンチェスの頑なさを溶かしていったのは、久津佳奈さんの赤十字国際委員会の委員ソフィアの自分の命を顧みず、敵味方の別なく、人の命を尊重し尊守するために行動する姿であり、陣内義和さんの敵味方関係なく、美味しい料理を食べさせたい、料理で疲れた心と体を癒せればという誠実な温かさ。

 そして、日本人の本来持っていた美徳と人質たちとの4か月間という長い時間を共有する中で自分を見つめ、相手を見つめ気づき、知った人が本来持っている誠実さや温かさは、きっと武器よりも武力よりも強く人の心を動かし変えるのだ。

 「祝祭」とは祈りと祭り。「祝い」とは古くは、祈ること。「祭」とは、慰霊のため神仏や先祖をまつる行為であり、感謝と祈りである。

 「祝祭」は「宿祭」であり、宿命は変えられないと言うが、抗うことは出来る。抗おうとする行動、行為を起こすことで何かは確実に変化し、それが「宿命」を変えることになるのではないか。

 何のための正義、誰のための正義、国の正義とは?正義って何?人の命を犠牲にしてまで守るべき、行うべき正義とは何なのだろう?命の重さとはいったい?「祝祭」とは「宿祭」なのではないかそう感じ、考えた舞台だった。

                                        
                                        文:麻美 雪

このページのQRコードです。

拡大