月に吠えろ 公演情報 オーストラ・マコンドー「月に吠えろ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    オーソドックスな…
    第6回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品。
    その中で、一番わかりやすく、「せんがわ」という冠を付けたコンクールとしては共感が持てる内容だと思う。

    確か、このコンクールの3~4回目ぐらいまでは、「せんがわ」という街をテーマないしイメージできるような内容が芝居に組み込まれていることが、応募条件だったと思う。その意味で、本作品は、このコンクールを通じて「その才能が調布市せんがわ劇場を中心に、仙川を文化の街としてますます発展させてくれることを期待」に合致したようだ。

    それに応えるかのように、劇団の作品のみどころ・意気込みが、「地元の方々と共有できる演劇作品を作りたかった。」とあり、せんがわ商店街で取材を重ねたことを記している。

    その芝居は...。

    ネタバレBOX

    昭和の雰囲気を醸し出すような、義理と人情が垣間見える内容である。
    自転車屋の店主・萩原作太郎は、代々続くこの店を継いだが、時代の波に押され経営は悪化している。そしてお構いなしに変貌し続ける商店街 。今後どう対処していくのか、残された選択肢は二つ。

    初めて芝居を観る人にもわかり易い展開で、また演技もしっかりしている。
    この劇団、今年3月に映画監督・小津安二郎に捧ぐ「家族」を上演しているが、自分はそれを吉祥寺シアターで観ている。やはり、懐かしい感じのする芝居のスタイルは変わらないのだろう。このしっかり芯のある舞台姿勢を応援していきたい。

    次回公演も期待しております。

    0

    2015/07/19 16:05

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大