最新の観てきた!クチコミ一覧

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六月の家族。

六月の家族。

中野坂上デーモンズ

荻窪小劇場(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

天上TENGA唯我独尊
複雑にせず後半の独白部分をストレイトに作品にしても良かったんじゃないかしら。欽ちゃんは下ネタ嫌いだからねん♡

マイ・ロード

マイ・ロード

ワンアワーパーキング

小劇場 楽園(東京都)

2015/06/02 (火) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★


80分。出だしは地味で面白みに欠けるなあと観ていたら、大きく調子が変わることはないが、じわじわと味わいが出てきた。古き良きゆったりとしたテンポで、落ち着きがあってよい。もっと客が入ってもよい公演だ。

十二階セピア

十二階セピア

劇団風三等星

ぽんプラザホール(福岡県)

2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★

とばしまくってました!
史実に沿って深く行くのかと思っていましたが、やはり広瀬さんの作品です。
梶川さん演じる大西のマシンガントークがほとんどの時間をしめます。(^_^;)

ネタバレBOX

広瀬さんも志手さんも早っ!
オザケンさんもいい表情でした。
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

演劇と音楽のコラボがユニークな
劇団で、今回は大劇場といってもいい規模のスクエア荏原での公演。大きな劇場に合わせたそれなりの衣装、役者、華やかなドレス姿の歌手や、クラシックの交響楽団が入り、ロビーはむせ返るような花束の香りに満ちていた。観客もちょっとお洒落なワンピース姿が多く、みなさんわかっていらっしゃる(笑)私もカシュクールのドレッシーなワンピ。こういうのは主宰の方が願っていた形だったのかな?とふと疑問に思いましたが、案内の方もそれなりの衣装で決めていらしたから、そうなんだろうな、と納得して観劇。なんで当日券を出さないのかは不思議に思いましたが・・・。平日のマチネにかなりの入りで、有名になってきたなぁ、と感心しました。こういうスタイル、日本人の好みによく合っているんでしょうね。インテリジェンスがあって、笑いがあって、しかも芸術的な感動に触れられる。こういうスタイルを築きあげてきた劇団に拍手です。

ネタバレBOX

う~ん、今回の劇、あまり演劇と音楽のコラボがよくなかったような気がする・・・・。効果音とかBGMがほとんど無く、劇と音楽がそれぞれのパートに分かれてしまって、舞台上の時間の流れがブツブツと途切れるような感じ。楽団に効果音を頼むのは気が引けてしまったんでしょうか?楽団による生の効果音やBGMも聞きたかったですが・・・・。終わりもちょっと残念。観客はアンコール期待してましたよね?素敵な音楽のアンコールと華やかなカーテンコールでより盛り上がったんではないでしょうか。女性が着物やワンピース姿で来るということは、コンサートやそれと同等の興奮を期待しているということです。ボソボソとしたおしゃべりで終わったのは寂しかったですね。主演のいしだ壱成もこういうのへただなぁ・・・・。なんか、ハイこれで終わり!という感じで幕が下りたのは、いまどき珍しくさえ感じた。あと、ライティングが目を射るようで、しかも客席から丸見えだったのは興覚め。
スマイルマミー・2015

スマイルマミー・2015

劇団芝居屋

劇場MOMO(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

味わい深い
何気ない日常を丁寧に描いた、楽しく味わい深い舞台でした。役者さん達は、それぞれのキャラクターを魅力的に演じ、自然な感じで良かったです。年を重ねて、体力の衰えを実感した時、世代交代をしなくてはいけない時・・そんな時の葛藤や淋しさが感じられ、考えさせられました。舞台上の職場ですが、スマイルマミーという職場だったら、仕事が多少きつくても頑張れるような気がしました。笑いながら、そして味わいながら観られる素敵な舞台でした。

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

standing ovation
 バッハ、ベートーベンと並び称されるドイツの名作曲家ブラームス。シューマンに認められ、一日にしてスターダムにのし上がった彼は、その美貌と才で著名なシューマンの妻、クララに強く心を惹かれる。ところで、偉大な作曲家として知られるブラームスのファーストネームは、ヨハネス。彼には弟が一人居た。(追記後送)

ネタバレBOX

 弟のファーストネームは、フリッツ。この物語の主人公である。兄弟共に、音楽家を目指していたが、弟はハンブルグで漸くコントラバス奏者の地位を得た三流音楽家の父の血を強く受け継いだためか、作曲の才能は、まるでなかった。一種の欠落傾向を持っていたのである。その傾向とは、それと知らずに盗作してしまうことにあった。一方、ヨハネスの才は、ロマン派的傾向を多分に持ちながら、古典派的に規則内での自由を求める傾向にあった。無論、それでも彼の才は図抜けていたし、それを最初に認めたのが、シューマンだった訳だ。然し、そのヨハネスにも矢張り欠落があった。人情の機微に極端に疎かったのである。その為、友達もおらず音楽しか無かった。逆にフリッツは、この面では非情に優れ、誰からも好かれ、友達も多かった。彼を慕うナターシャも居る。
 兄弟は互いの欠落を埋め会うように、故郷を離れて、同じ町で暮らしていた。舞台が設定されているのは、彼らが毎日通うバールのような店である。この舞台空間の奥にオーケストラが控え、下手にグランドピアノと弾き手が居る。舞台上では、通常の演技と共に、オーケストラ・ピアノの生演奏を背景に声楽家が歌い、バレエダンサーが踊る。何れも非常にレベルの高い面々。これらの要素が見事に演技とコラボレートして観客を楽しませてくれる。因みに東京イボンヌは、演劇とオペラやクラシックコンサートを融合させた新ジャンルを上演する為に、主宰の福島 真也氏が立ち上げた劇団であり、今回が9回目の上演である。
瀬戸の花嫁

瀬戸の花嫁

ものづくり計画

萬劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

カンドー!
小さな島だから、みんなみんなだいじな家族。最後は涙が止まりませんでした。

マッセン

マッセン

遊気舎

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

ゲラゲラ
ミユ(みつこの妹)役の 松村綾佳さんの一言一言に何度も吹き出して笑ってしまいました。

とっても面白かったです。

ネタバレBOX

自ブログで詳しく書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12034865659.html
ト音【たくさんのご来場誠にありがとうございました!】

ト音【たくさんのご来場誠にありがとうございました!】

劇団5454

テアトルBONBON(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

やられた!
ト音」再演を観てきました。
前回の公演は二回観て、今回の再演も二回目なのですが
何度観てもいい!
春陽漁介はやっぱり凄い!そして役者さんも皆さんお見事、
舞台装置もとてもよくできている。
この作品は初演時に
日本劇作家協会新人戯曲賞優秀賞をとったんだとか。
やっぱり、と頷けます。
僕は春陽作品には二本の柱があると思っています。
一本目の柱は「お勉強」
どの作品にも専門的なテーマがあり、それを深く深く掘り下げて
懇切丁寧に解りやすく説明してくれます。
観客は毎回何か新しい知識を得る事ができる訳です。
では難解で説明調なのかというと、そんなことは全然ない。
作中の教授役やその道のプロ役が、
別の登場人物に説明するという形式が多いので、
非常にロジカルでいとも簡単に専門知識を得られます。
ふんふんなるほどね、って感じです。
春陽さんはそれぞれの分野で学位をお持ちな訳ではないので、
プロ並みの知識を得る為の
春陽さんの勉強量を考えるだけでちょっとゾッとします。
まあ春陽さんは楽しんでやってらっしゃるとは思いますが(笑)
そして、もしその学説が全くの創作であったなら
それはそれでさらに凄い事です。
もう一本の柱は「謎解き」
春陽作品は決してミステリーではないのですが、
観客をグイグイ引き込み、
最高に引きつけたところで見事に裏切ります(笑)
終わった後、必ずもう一回観たくなります。
春陽さん、運営手腕にも長けてらっしゃる(笑)
最近では劇団5454の新作は
「春陽漁介からの挑戦状」だと思うようになりました(笑)
プロローグやタイトルロール
(という表現が正しいのかどうかわかりませんが)、
作中のほんの些細な台詞の違和感に沢山の鍵が隠されています。
例えばもし観客が「この台詞、てにをはが違う」と感じたなら、
それは役者が台詞を間違えたのではなく、
巧妙に隠された鍵です。
ネタバレすると困るので詳しくは書きませんが
よほど注意して聞いていない限り、
スルーしてしまう事が多いです。
集中して観て下さい。
ま、私が言わなくても集中せざるを得ないくらい面白いですけど。
で、今回のト音再演。
再演ですから、気軽に観てしまいました。
ま、劇団員も増えた事だし、
キャストの入れ替えがあるくらいだろう、と
高を括って挑んでしまったのが一生の不覚。
まんまと春陽さんにしてやられました!
もちろん再演ですから大筋は同じ、登場人物もほぼ同じ。
なのに!何故ここまで違う作品にできるのか!
キャストの入れ替えで若干演出が変るだけではなく
前回と同じ役を演じた役者さんまで、
違う役を演じているかのような替わりよう。
賞をとった作品を何故ここまで変えたのか不思議でした。
そして、変えてますます良くなった事に「賛美」!
一回目を観終わった後、
劇団の情報誌「2BELL」に掲載されていた
春陽さんのインタビューのなかの
「小黒だと同情できない」の一言で合点が行きました。
たしかに、「かっこ良くて性格も良くていい奴過ぎだな」
とは思っていましたが。。。
おっと、これ以上は皆様劇場でご確認ください。
初演をご覧になった方、再演観ないと本当に後悔しますよ。
6月7日まで
中野 テアトルBONBONにて
http://4484.jp/cn10/tone2015.htm

Sta,29 白紫

Sta,29 白紫

EVENT-STATION.

王寺町やわらぎ会館(奈良県)

2015/05/30 (土) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

50分弱の二人芝居、良かったです。
50分弱の二人芝居、静かで悲しい物語。
人の理の外にいる「はざまびと」の寂しい、そして悲しい、切ないお話でした。
設定もストーリーも面白く、あっという間に終わってしまいました。
良かったです。

6月27,28日に第30回記念公演をされるとのこと。
こちらも楽しみです。

Dreams ∞永遠∞

Dreams ∞永遠∞

アブラクサス

調布市せんがわ劇場(東京都)

2015/06/02 (火) ~ 2015/06/03 (水)公演終了

満足度★★★★

記憶にあるヘレンさん話は、たいてい水んトコで仕舞いなんですよね・・。
有名になったへレンがどのような人生を歩んだのかが、
眼前で展開されることに感動を覚えました。

でも開演が遅れたのはチョット残念だったなぁと思えた2時間強の舞台でした


・・・・こ~ゆ~公演は高校ぐらい・・・・中学ではちょっと全体的に無理かな(長時間が)とは思えるが、学校での公演=上演と出来たら良いのでは? とかも勝手に思えたデス
読書での自らの想像を加えた物語としてよりも、本読み苦手な少年少女にインパクトを与えられる芝居ですもの・・・・と感じました。

ネタバレBOX

基本素舞台で壇上と客席先とで分けて使用し、
薄明でテーブルとか井戸とかを出し入れセットしてました。

アン・サリヴァン先生との出会いから日本での公演までの物語としていました
出来れば公演で終劇とするよりも没後までの経緯をちょっとナレーションでも入れて余韻に浸らせて欲しかったかなぁと希望を述べますね

岩橋武夫氏との精神的邂逅というエピソードも付加されていたが、
自然と納得できる仕上がりに思えたデス。

ドラマ「コールドケース」でも見たエピソードではあるが、あの時代の米国南部での人種差別は凄まじかったらしいですね・・・。 映画で見た、黒人メイドの告白をまとめた本の出版とかでも当時の差別問題が見れたなぁと思い出します。 →当時の新聞記事を読むトコで、「障害者が政治に口を出すのはいかがなものか」と記事・論説(?かな)で堂々と載せてるところが衝撃でしたね。 少しづつでも、同性婚が認められたり。黒人が大統領になったりしてきていますねぇ・・・女性の党首も増えてきたから、今度は亜米利加は初めての女性大統領とか車椅子に乗った大統領というのも出てきてもとか思うなぁ・・・。
ゲームとかでも車椅子キャラって少ないし・・・(ナナリーとかガンパレで一人・・ギルティでもいたかな・・・ロボティクスノーツではサイバーダイン社のリハビリ機械そっくりの歩行補助機があったなぁ(実写だとジェネシスでのヒロインのお相手=アイズオンリーが相当したかしら) 時代の明るい進歩に期待したいですね(^^)


閑話休題 けっこう楽にMy愛車 前頭13枚目 DOPPELGANGER FX55改 にて劇場に着いたです~来易いなココ(ラーメン屋2軒(しば田とばかたれ)も制覇できたしラッキーでした(^^)
ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

なるほど~
あまり一つの劇を何度も見たりしないが、リピーター割引で観劇。なるほど、舞台は生き物、日によって変わるんだな~と実感しました。今回はゴベリンドンの声にたっぷりエコーがかかっていて、物語的な雰囲気が強くなった。そのせいか、ゴベリンドンの孤独とタクマの運命の悲しさをたっぷり味あわせてもらいました。最後、沼に沈んで行く二人の姿が見たい。

ネタバレBOX

あれですね、何かずっと違和感を感じるのは劇場中央の四角い沼のせいかな?上手にカムフラージュされているのだけれど、役者さんの動きがどうしても四角い沼をなぞったものになる。自然界には四角い沼なんてない。なんというか、残像のように直線的な動きが目に残ってしまう。美術怖いですね。
四角く作られていると頭でわかってしまうと、例えば役者さんの足が隅っこにかかったりすると、あ、危ないと思ってしまう。動きが速いので、特に感じますね。魔女が死体を洗うシーンにはすごくピッタリなんだけど・・・・。これ、私たちの頭の中で小さなプールのようなものを思い浮かべているんだろうな、きっと。あのシーン、すごく怖い。てるてる坊主がだんだん死体に見えてくる・・・・。
舞台 新選組オブ・ザ・デッド

舞台 新選組オブ・ザ・デッド

舞台 新選組オブ・ザ・デッド

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/05/13 (水) ~ 2015/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

怖くなくてよかったが
ゾンビモノなので、怖かったらどうしようかと思っていたが、とりあえず怖くなくてよかった(笑) 多人数の殺陣シーンはさすがではあった。が、キャストが多すぎるのか、どうもシーンによっては間延びしてるように感じる部分もあったかな。
映画の舞台版なので、映画との繋がりが所々出てくるのは想定内ではあったが、特に映画を見てないとは個人的にはなかったかな。ただ、映画版を見ておらず舞台だけを見ての感覚だが、これは完結編的な位置付けになると感じたのだが?違うかな。

転人

転人

劇団メイカーズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★

場転に工夫が欲しい
ある人物の人生航海物語と言ったところか。性格なのか生き様なのか、主人公に感情移入(と言うか好きにはなれない感じか)出来なかったが、物語は嫌いじゃない感じで、ラストまで世界観に入り込めて楽しめ、なかなかには面白かった。
ただ場転、セット(小道具か?)を変えて場所が変わったの表したいのはわかるが、あそこまで頻繁にあるなら、ガッツリ変えない方法を取れなかったのかな思う(シーンによってはわざわざ変えたのに、短かっだったのも散見されたし)その点は少し残念だったかな。

オムニバス of Oi Oi vol5

オムニバス of Oi Oi vol5

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2015/04/03 (金) ~ 2015/04/08 (水)公演終了

満足度★★★

Bプロのみ観劇
Bプロのみ観劇しました。
三話のオムニバスであったが、一話目は物語を描くのに時間が足らない感じで、三話目は説明台詞を聞いてるだけで終わった感で、一話目と三話目ともよくわからないまま終わってしまったかな。
二話目はイロイロ気付よ(笑)な突っ込みを思えるちゃんとした物語になってて、面白かった。ただ、花の色に関してはピンクでいって欲しかったかな。

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

豪華なステージ
 音楽と演劇を両方楽しめる、ありそうでなかった好ステージ。音楽と演劇両方に対して並々ならぬ愛情とうんちくがないと作れない作品だと思います。生演奏の迫力と、コミカルなんだけどちょっと泣ける兄弟愛のストーリーが合体した意欲作。

山猫からの手紙<前売完売/当日券若干あり>

山猫からの手紙<前売完売/当日券若干あり>

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/05/29 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

光と影・・・・。
一つの悪が、次々と悪を呼び、不幸の連鎖は起こっていく・・・・。
追い詰められた人々のやむおえない行為だけど、そんな時代は日本に存在していたのです。
宮沢賢治氏の世界を、大人にさあよく見ろ!と、別役氏は言っている気がしました。天才が二人・・・・そして、その世界を表現する素晴らしい役者さんたちと演出家さんがいました。

瀬戸の花嫁

瀬戸の花嫁

ものづくり計画

萬劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

温かさにも涙はこぼれるんだね!
離島といえば、サスペンスやミステリーものなら閉鎖された、因習を持つ一般社会から隔離された場所なのだが・・・この島は御伽噺の中のようだ。みんなやさしくて、みんなあったかい。舞台の上に“温かさが溢れている”島ひとつがひとつの家族で、ひねくれ者もいじけた者も妬みを持つ者もいない。毒がまったくない話というのは珍しい。勘違いのドタバタ、素朴な男達のやさしさ、気が良くて元気なお母ちゃんたち。何もないところに住む人たちはシンプルで明るい。相手を思いやるということがお話のあちこちにこぼれていた。作り事と言われればそれまでだが、そんな人たちの温かさに涙がこぼれた。

マジカルランナー。

マジカルランナー。

TEAM花時。

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

スタミナ勝負…観応えあり
フルマラソンを人生にたとえれば…そんな思いを脳内で葛藤したパワフルストーリー。脳内で食欲・性欲・睡眠欲の(男)三大欲が駆けめぐる。演出は、阿佐ヶ谷アルシェという小劇場で回転舞台、スクリーン-プロセスを使用して観せる工夫をしていた。
回転舞台で、キャストが何回力仕事をしただろう。それでなくても、スポーツドラマで体力を使うだろう。
また、キャスト1名が舞台転換しても上映時間中(約2時間)は走り続けており、マラソンイメージを観客に持たせる。そのため後向きで舞台袖近くをランイングしている。その熱意は伝わる。

ネタバレBOX

梗概は、高校時代には将来有望な長距離ランナーとして期待されたが、人間(男)の持っている三大欲の影響で、人生に大きな転機(躓き)がきた。その後の人生は平々凡々で、流される人生を送っていた。その契機となったのが、高校時代の駅伝大会前の三大欲、その結果、駅伝の次走者が無理をし大きな事故を起こし、自責の念から自暴自棄になった。そんな人生を送っていたが、ひょんなことから地元フルマラソンを走ることになった。
この現在のフルマラソン(走行中)と、高校時代の回想という現在と過去が交錯する。シチュエーションとしては面白く、演出も観せる工夫をしている。それゆえ分かり易いが、一方、登場人物が多く、その存在(判定者、案内人-ストーリーテラー?)理由が分かり難いし、キャラクターの確立が出来ていないようだ。

本公演の疑問として、高校時代の教師2人(陸上部顧問、副顧問)が登場するが、共に鬼籍だという。その死因が自責の念による遭難死である。脳内回想であれば、死人にする必要もないのでは…。

公演全体は、ポップ・コメディ風のようであり、その雰囲気であれば予定調和かもしれないが、立ち直りを恩師に報告でも良かったと思う。
演技は、安定しており楽しませてもらったが、ただ母親(津田菜都美さん)は、若すぎたかも。
次回公演を楽しみにしております。
夏果て幸せの果て

夏果て幸せの果て

ねもしゅー企画

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/09 (火)公演終了

みてきた
ねも宗、今回も超越してた。あのこ、どこへゆくのやら。

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