
演劇動物演 vol.1
演劇動物演
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★
サークルの延長かな
歌ありダンスあり等、始めて体験するジャンルのイベントでした。初日ということで、打ち上げもありましたが、仲間内だけで話が盛り上がっているだけで、新山ものにはつらい空間でした。朗読のメインの女性の演技が、印象的でした。これは見る価値あるかも♪

三人吉三
木ノ下歌舞伎
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
すべてがハイライトだった、第二幕
5時間では、しんどいので、短時間で見られる幕見券を使っての観劇。江戸時代の話でありながらも、ど派手な衣装や、ど派手な演出がパラレルワールドな世界観はよかったし、特に「地獄の場」は、笑える内容量が豊富によかったです。

『冒険王』『新・冒険王』
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/29 (月)公演終了
「冒険王」「新・冒険王」
平田オリザさんの講演会は何度か行きましたが、お芝居を見るのは初めてです。お芝居にリアリティを求める私ですが、実際あんなふうにしゃべられては誰のセリフを聞くのがいいのか分からないし、背中を向けられたら聞こえづらいです。「新」になると英語や韓国語も混じってどれを聞いたらいいの?はさらに加速され、それに字幕も読まないといけないし(これは現実世界にはありえないけど・・・)で混乱しましたが、聞きとれないのはそれはそれでいいのかなと思うことにしました。そしてお芝居なんだから、お芝居らしくてもいいじゃないかと、他の劇団を思いました。とは言え、これはこれで面白かったです。
これが自伝的戯曲とは、今の平田さんからは想像もできないです。(講演会での平田さんしか知りませんが)

山の声-ある登山者の追想
カムヰヤッセン
ウイングフィールド(大阪府)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/15 (月)公演終了

ゆらり2015
TAIYO MAGIC FILM
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵な時間旅行
太陽マジックさんの壮大な時空間マジックにかけられた素敵な時間でした
これから観る方はハンカチでは足らないと思うので、ぜひタオルを持って
観劇してください。
切ないですが、心暖まる時間をありがとう。

8・12〜白球〜
劇団裏長屋マンションズ
ブディストホール(東京都)
2015/06/16 (火) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1517(15-205)
19:00の回(曇)。
築地本願寺は、近くで「みそじん」の公演があるのでよくくるのですが会場(サイトによると164席)に入るのは初めてです。階段には花が飾られています。
18:10受付、18:26チケットの整理番号順に整列、チケットに番号のない人はもうひとつの列に並び、その後に入場。
「ぶすはうす」というスナックが舞台、ソファ、カウンター、奥にはボトルが並び、壁には「(花の)絵」、マスターおすすめは「ミックスピザ」「タコのカルパッチョ」「シーフードパスタ」、下手床にミット、グラブが置かれている。
18:50前説(アナウンス、110分、いびき、歯軋り、寝言禁止)、19:00ブザーで開演~20:58終演。
ずっと前、同僚のひとりに遠くの「音」を聞いた、という人がいました。当時はTVニュースをみるくらいてせしたが、何年も経ってから数冊書かれた本を読みました。
話が進むにつれて登場人物の意味がわかるようになり、喪われたもの、諦めたもの、忘れようとしたもの、それらが心の深いところから浮かび上がってくるようでした。
学生服の男子(白塗り)のキャラクター設定はもう少し親しみやすいもののほうが(個人的には)よかったと思いました。あれから30年後、役者さんたち、お客さんたちもその年月を過ごしてきた方が多かったようです。
鮎川さん「飛ぶ金魚(2013/6@みゆき館)」、里璃さん「2番目の女たち。(2013/10@HOPE)」

楽園
南河内万歳一座
ザ・スズナリ(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★
あの日は楽園だったのか?
賑やかに始まる居酒屋「楽園」の夜・・・道に迷った青年は駅に向かおうとするが止められ、客たちの騒ぎに巻き込まれる。
来るはずの無い人を待つ人たち、その日はとても意味を持つ日だった。

POP!!!!
ブルーエゴナク
枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
たくさんの色のボール(感情)が跳ねまくる。
楽しい、寂しい、悲しい……たくさんの色のボール(感情)が、舞台上で所狭しと跳ねまくり、胸(心)にぶつかって来たり、近くを通りすぎたり、遠くへ消えて行ったり。。
「あぁ、演劇の楽しさって、この感触だよな・・。」って、新しさを通り越して、妙に懐かしさを感じさせてくれる・・錯覚。
全体の芝居の面白さと、個の芝居の面白さとの良い感じのバランス・・・観ていて楽しかった。
瞬発力的な魅力もあるし、観終わったあと、分からないながらも観ていた芝居の中から、じわじわと湧いてくる印象的な場面、言葉もあるし。。
戯曲(本)としも、前2作と比べるといかにも戯曲らしく、リズム感があって読んでて楽しい。
今少し、この劇団が見てる、この景色の先にあるものを見てみたい。

蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~
グループる・ばる
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
る・ぱるの代表作
いつもの作風とは違ったけど、演劇の可能性を教えてくれる、素晴らしい作品でした。長田さん、これからの円熟が楽しみです。客演の木野さん、小林さん、素晴らしかった。
多少幻想的だけど早い時期にその仕掛けがわかる(というかわかってしまう)のはよいのか悪いのか。
さらに磨きをかけて再演してほしいです。

アイ色バースディ
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

山の声-ある登山者の追想
カムヰヤッセン
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
まさに冬山のような作品でした
山編観劇。
山で感じる孤独感、達成感、ひととの軋轢。実は街中と何も変わらないのかもしれないけど、ひとつひとつが壮絶に浮かび上がり、我が身に切り込んできました。
さながら雪崩のようなせりふの奔流を見事に御した役者お二人にも拍手。
また北川さんの言葉に、いつも作品への興味をかきたてられます。

ちょぼくれ花咲男
文月堂
座・高円寺1(東京都)
2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

三人吉三
木ノ下歌舞伎
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
際立つ様式美
河竹黙阿弥の9時間に及ぶ原作をギュッと縮めてそれでも5時間、
日本語のことばの面白さが凝縮された素晴らしい舞台だった。
歌舞伎を観て泣いたことはないのに、木ノ下歌舞伎はなぜ泣けてしまうのだろう。
あり得ないほど“世間は狭い”的な物語である。
生き別れた親子、別々に育った双子の兄妹、血の盃を交わした義兄弟の家族、
彼らが出会ってしまう入り組んだ偶然は、解り易い現代語で語られ、
その上で、ハイライトの痛切な心情が七五調で語られる。
七五調のリズムは、登場人物の“言い切った感”がストレートに伝わるから不思議だ。
見栄を切るのさえ自然に感じられる。
平易な現代語の台詞の中で、歌舞伎の様式美がひときわ際立ち、
かたちを超えた芝居の面白さを感じさせてくれる。
和尚吉三の大村わたるさん、お坊吉三の大橋一輝さん、土左衛門伝吉の武谷公雄さん
の台詞が耳に残る。
女性陣の滑らかな声が違和感なく歌舞伎に溶け込んでいて心地よい。
木ノ下裕一さん、杉原邦生さんの“偉大なるいいとこ取り”には、
古典への愛が溢れている。
膨大な作業によって成り立つ創作とセンスに感服する。

靴みがきと背広の男
CAVA(サバ)
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★
-
すてきな小品だった。先日のシアター21フェスの作品に通じるものがある。ただ、CAVAの魅力である小気味よい闊達さが、狭い空間では十分に発揮されないのが残念。

『冒険王』『新・冒険王』
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/29 (月)公演終了

8・12〜白球〜
劇団裏長屋マンションズ
ブディストホール(東京都)
2015/06/16 (火) ~ 2015/06/22 (月)公演終了

蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~
グループる・ばる
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/06/12 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっと違和感が……。
グループる・ばるの芝居は以前にも観たことがあるが、ちょっと雰囲気が違っていた。というのは実在した人物の評伝っぽい作品なのに、リアリズム的な作りではなかったからだろう。
でも、一番の違和感は茨木のり子の造型かな。茨木ファンとしてはイメージが壊されたような気もしている。役者陣の中では木野花がよかった。

山の声-ある登山者の追想
カムヰヤッセン
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

Mother
TEAM JACKPOT
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハンカチなくしては見られません!
チケットプレゼント当選にて観劇させていただきました♪
クライマックスでは堰を切ったかのように
とめどなく涙が溢れて出てきました。
泣きたい人必見です!

倫敦影奇譚シャーロック・ホームズ
タンバリンステージ
六行会ホール(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
完璧ではないが観る価値あり。
本番一週間前に主演が降板、代役も初日3日前に配役変更という迷走を辿った作品。
そのため2日目時点で完璧とは言えない完成度だが、それを差し引いても十分に観る価値のある出来。
原作を知らずに観たからか、登場人物みんなが「謎の力」を普通にそういうものとして受け入れているあたりに違和感があった。久保田氏の脚本では、荒唐無稽な超常現象をキャラクターが受け入れていく過程の描き方がうまいなーと思って観てきたので。