
部活から羽ばたけ!Campus☆idols
藍星良Produce
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初めての「藍星良produce」公演だろうか。面白い。若い女性の等身大の姿を描いた青春群像劇。
タイトル「部活から羽ばたけ!Campus ☆ Idols」から緩いアイドルドラマかと思っていたが、けっこうシビアな現実を突きつける。或る小説にある人生の七味唐辛子…恨み・辛み・妬み・嫉み・嫌み・僻み・やっかみ、を思い出した。人生の 七味唐辛子は、人生の大事なスパイスで、たくさんの七味唐辛子を浴びせかけられて、人生に深みがでて豊かになるという。物語もそんな成長譚が描かれている。
大学 学園祭でアイドル部の活動発表をしようと…その回想として物語は展開していく。アイドルとしての意識や捉え方は、一人ひとり違い 大学の部活(趣味の範囲)から芸能活動(職業)を目指す、といった大きな隔たりがある。アイドル部として自分の居場所があれば楽しい、しかしグループで活動していくうちに将来どうするか。卒業後の進路、アイドル活動の継続、芸能活動全般といった将来を見据えた設定。さらに昨今の芸能事務所の暗部(パワハラ・セクハラ等)という話題性を取り込んだ着眼点が妙。
芸能事務所のプロデューサーが現れ、アイドル部へアプローチしたことで グループ内は揺れ亀裂が生じる。女の子の賞味期限(若さという魅力)は限られている、今しか出来ないことをしよう。夢を叶えるような甘美な響き、しかし その甘言には自分自身を見失う心の縛り、そんな危険が潜んでいる。
公演は、アイドルドラマらしい サイリウムを使った応援や手拍子等、お約束のイベントらしい演出があり、舞台と客席が一体となって盛り上げる。若い女の子が、そんなこと や あんなことで悩み苦しんでいるんだ、そんなリアル感情が物語を牽引していく。台詞の言い直しなど、拙いと思えるようなところもあるが、それが感情の迸りで言葉が詰まったようなリアリティを感じさせる。それだけ迫真/臨場感がある。
ちなみに登場する女性の多くはアイドルっぽい衣装だが、ラスト 藍星良さんは役柄もあろうが、キッチリとしたスーツ姿。そこに引き締まった思いを見るようだ。
(上演時間2時間 休憩なし) 【LOVEチーム】

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix
waqu:iraz
スタジオ空洞(東京都)
2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/11/14 (木) 15:00
ロマンティック・バレエの代表作!「ジゼル」をベースにしたパフォーマンス
恰好いい面白く考えさせられる!一言でいうとこうだった。
描いているのは性差、個のこと、男性社会、社会的格差。
去年12月 STスポットでの上演を拝見して「もう少し余裕を持てる、あと2、3倍のスペースでの上演を見てみたいと思った」と述べていたが、昨日、少なくともパフォーマーがひしめき合うことはない、余裕のある舞台設定となったスタジオ空洞での公演を拝見できた。
去年の横浜公演からより 6人の俳優の個々の関係性が明確に浮かび上がった気がした。
5年半前に waqu:irazの『サラバサヨナラヨカナーン』の稽古を二度拝見した。今思えばあれがディバイジングを使った創造の過程だったのだと昨日気付いたのだけど、それ故にということだと思うが、今回、この公演での 6人の在り姿が滲み出ていて、それがそれぞれの個の在り様から来ているのだと改めて思った。その意味でも面白い体験になった。客演のお三方、宮﨑悠理/金川周平/若尾颯太、waqu:irazのメンバー、小林真梨恵/関森絵美/武井希未の個性が透けて見える面白さ。

天號星【10月4日~10月9日公演中止】
劇団☆新感線
THEATER MILANO-Za(東京都)
2023/09/14 (木) ~ 2023/10/21 (土)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
2024年11月14日18時30分 ブルク13 ゲキシネで観劇
凱旋上映、今回も楽しかったです!!
ゲキシネに目覚めた私は、4月の初鑑賞のあと26本コンプしました。
なので「天號星」の後も何回も早乙女君を見ることになるわけですが、どれもカッコよくて素敵だったので「天號星」の入れ替わった早乙女半兵衛をすっかり忘れていました。
もう!めちゃカッコ悪くて情けなくてずっと笑ってしまいましたが、偽物の、そして義理の娘に対する愛情に泣けました。古田銀次も迫力があって良かったです。
また上映があれば見に行きます。

つきかげ
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2024/11/07 (木) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
緒方氏の斎藤茂吉を観て味わう芝居ではあるが、音無美紀子は見事にその役にはまっているし、チョコレートケーキの3人もコミカルに脇を固めている。特に事件や一騒動があるわけではなく、斎藤茂吉の最晩年を描いた落ち着いたストーリーで、実力派の役者たちの演技で安心して観ていられる。

栗原課長の秘密基地
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ここ最近はすべて、多分10作品以上拝見していますが、本当に内容も良くできていて、とにかく役者さんのレベルが高い。ほんと外れありません。今回も皆さんの演技は最高でした。後半の会話、特別賞作家のあいさつグッと来ますね。とてもいい作品、いいお芝居でした。楽しかったです。

試験管ベビーのあいやしばらく!【名古屋公演】
試験管ベビー
メニコン シアターAoi(愛知県)
2024/11/09 (土) ~ 2024/11/10 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2024/11/09 (土) 18:00
感想が遅くなってしまい申し訳ございません。
面白かったですが、
正直、今回歌舞伎の講釈がしたかったのか
現代風にアレンジしたかったのかよくわからなかったです。
しかも突拍子もなくいきなり
セーラームーンやゴレンジャーが現れ
舞台におひねりが飛びかい桜吹雪が舞う展開に
何が何だか訳が分からず
ちょっとついていけない自分がいました。

栗原課長の秘密基地
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
2019年の公演も観ているが、今回も充実の面白さ。同じ展開のはずなのに、あのときよりも何だかグサッと刺さるシーンが多かったように感じたのは、今回の方が栗原課長に共感しながら観ていたということなのかも。

ミラーガール
演劇女子部
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2024/11/08 (金) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

線引き~死者に囲まれる夜~
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/11/14 (木) ~ 2024/11/21 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/11/14 (木) 19:00
価格5,200円
舞台ならではの「演出」「効果」を存分に楽しめた。何の先入観もなく、役者さんたちに引き込まれていった。
私個人はスタンディングオーベーション。役者さんたちは、揺るぎない自信で、明日以降も舞台に立ってほしいと心から思いました。

Day Dream Dance D.C.
空想実現集団TOY'sBOX
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

Day Dream Dance D.C.
空想実現集団TOY'sBOX
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ダンスメインの舞台いいですね。邦ロックとダンスの相性のよさに気づかせてもらいました。最後にシメというかキメのダンスがあるかな…と思ったらなかったですね。キャスト全員で最後1曲(なんなら関白宣言のユーロビートヴァージョンでw)ダンスしてほしかったです^^ あと、演出と脚本を手掛けられた方のMCに驚嘆です。あれだけうまいMCというか前説ははじめてです。今日一番の感動は前説かもしれませんw

第一回蒸気展覧会
蒸気倶楽部
Paperback Studio(東京都)
2024/11/02 (土) ~ 2024/11/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/11/03 (日) 13:00
日本のラジオ・屋代主宰が立ち上げたコントユニット(?)の旗揚げ公演。
現実の「あること」に対してシニカルなもの、観客の選択によるマルチエンディングなもの、シュールなもの、あの童話とその童話を「あんな形」で結び付けたものなど多彩だがやはり「屋代さんらしさ(私見)」が貫かれていてニヤニヤ。
早くも「第二回博覧会」が楽しみ♪

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix
waqu:iraz
スタジオ空洞(東京都)
2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

栗原課長の秘密基地
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
説明にある「栗原課長の初仕事は、伝統ある『きつつき賞』の授賞式、15分で終わる予定の式が次から次へと…」の通りであるが、秘密基地がいかにも児童文学絡みで ラストシーンは秀逸。次々に判明する事実、その対処に追われる編集部と審査員の荒唐無稽とも思える会話と行動が、なぜかリアルに思えてしまう。脚本の面白さもあるが、やはり演出が巧い。大勢いる慌ただしい場面から 急に2人だけの静かな場面へ、多くを語らず 何気なく照明を諧調させ、しみじみとした情景を描き出す。心憎い心象付である。
(上演時間2時間 休憩なし)

栗原課長の秘密基地
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
華5つ☆、必見! 脚本、演出、演技何れも素晴らしい。流石にSpiral Moonの作品だ。殊に要を得た脚本が、役者が脚本に書かれた役を演技するというより、演技者に憑依するような脚本と感じる程脚本、演者の表現が素晴らしい。ネタバレ部分は、取り敢えずのネタバレ迄、余り詳しく書き過ぎるとこれから観る人の興を削ぎかねないから。

栗原課長の秘密基地
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

ハナコキカク「きょうのエビスは」
2223project
エビスSTARバー(東京都)
2024/11/07 (木) ~ 2024/11/10 (日)公演終了

幕末純情伝 〜黄金マイクの謎
9PROJECT
インディペンデントシアターOji(東京都)
2024/11/06 (水) ~ 2024/11/10 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
全日満席完売だったため配信で観劇
脚本から想像だけで師に近づいた初演の台詞に一切手を加えてない作品
(二部構成を一部にまとめてますが
基本ストーリーが分かってないと何が何やらかもしれませんがいろいろ面白かったです
20日まで配信
お時間ある方はぜひ

テーバイ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/11/07 (木) ~ 2024/11/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ギリシャ劇の登場人物をつなげてみた「グリークス」ソポクレス版、あるいはオイデプス版である。集められたのは「オイデプス王」「コロノスのオイデプス」ここまでが1幕1時間40分、この後2幕「アンチゴネ」で45分。ギリシャ劇をつなげてみる趣向は長いのも短いのもあって、蜷川の朝から晩まで10時間を超えるものもあったが、それぞれの物語を超えて新しい世界が見えたわけでもない。それぞれの役と物語が強烈すぎて集めてみてもその上に新しいテーマを発見できない。
蜷川の版(2000)はイギリスですでに成功した版(ジョン・バートン、ケネス・カヴァンダーによるRSC版)を基に当時の演劇界の大劇場俳優を集めた華やかな上演だった。(劇場はコクーン)話はトロイ戦争が中心で女性の視点から見ていて若干はわかりよくはなったが、原作以上の物語になったわけでもなかった。
今回の上演版は二つの原作・翻訳から新たに船岩祐太が上演台本に作り直したもので、新しい脚本である。「テーバイ」というギリシャ劇は何だったっけ?と思ったが、それはこの劇の場所からとった新しいタイトルである。テーバイを舞台にこれは原作の登場人物と話の枠を使った今の現代劇である。
良いところから行くと、演出の船岩祐太の歯切れが良い。冒頭から、オイデプスのクライマックスのシーンを次々と並べていて、複雑な親子夫婦関係でオイデプスが翻弄され悩むところが見せ場なのだが、あっさり、「そーいうこと」と進めてしまう。神託も「仕方ないよね」となる。先月は串田和美の「ガード下のオイデプス」も見たが、いずれも降りかかる運命に深刻になっていない。いろいろ大変な社会だから何でもありだよね、という不条理劇精神がギリシャ劇と拮抗している。そこが新しいし、今に通じる。個々の人間の懊悩よりも社会の動きの中の人間に向かおうとしていると窺える
それでこの芝居の世界が成立するのは、多分、ここが唯一見どころと思うがクレオンを1幕と3幕で中心に置いていることで、この融通無碍が得意な現代に通用する人物が軸になっているところで話が現代につながっている。このクレオンは今時の指導者の顔をしている。ギリシャ劇の世界とは無縁のようにツルッと演じた植本純米が快演している。
相変わらず、なんだかよくわからないのはこの新国立の取組みで、新人の船岩からよせられた分厚い計画書に従って一年がかりで何度も俳優が集まっては相談してまとめたプロジェクトと言うが、一体どんな計画で、どこを検討したのか、を公開してくれなくては、結局は延々と稽古しただけ、と言うことになってしまう。演劇の公演は何も答え合わせをやっているわけではない、と言うことが解っていない。これは金さえあれば出来ることである。それは舞台制作費の潤沢ぶりに見えている、

朗読劇 「すっぴん 2024」
kimagure studio
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/11/13 (水) 19:00
座席1階
和菓子職人が、餡をつつむ機械を開発する技術者に転身し、大変な仕事をサポートして職人芸を次世代につないでいこうと奮闘する物語。主人公の男性もそもそも職人肌で、そこに嫁いだ女性が苦労を重ねながらも懸命に支えていく。これを全編、電子ピアノの伴走で俳優たちが若干の演技を伴いながら朗読を続ける展開だ。
自分としてはストレートプレイの方が好みなので、この戯曲もそのように演じられたらよかったなあ、とは感じた。しかし、今作はピアノの伴奏、音楽がものすごくよかった。俳優たちが演じる役柄の気持ちに実にフィットし、違和感を全く感じなかった。それどころか、俳優の演技にやや不足しているような役柄の雰囲気をうまく埋め合わせ、さらに伸ばしていくような力を発揮していた。
俳優たちの朗読もよかった。マイクを前にした定位置での演技に限られているが、せりふにプラスして客席に伝えるイメージを最大限に出していたと思う。
物語は、主人公の情熱と、それを支える内助の功がテーマ。「あなたについていきます」というところが昭和が色濃く出ていた。客席には多くの若い人がいたが、どう受け止めただろうか。
また、和菓子というアイテムをもう少し具体的に出してもらったらさらにうまくイメージできた。朗読劇では限界なのだろうか。