最新の観てきた!クチコミ一覧

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リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

(☆4.8) 帰路の途中で書いてますが、
なんと言いますか、どのように感想を書いていいのかわからないでいます。どのように自分の中で受け止めていいのかすぐにはわからないといった感じでしょうか。

最後の主宰の挨拶はとてもよかった。

映日果-アンジール

映日果-アンジール

XZM

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

それぞれの正義
13人の男性キャストだけの舞台。薄暗い照明の中で、舞台には何もなく、役者さんの演技だけで魅せる。ただただ、格好良い。音響、照明も実にフィットしており、舞台の醍醐味を味わえた作品でした。
ハードボイルドタッチではあるが、笑いの要素も散りばめられ、映画のような映像美も魅せられた。

脚本も素晴らしかったですが、実力派の役者さんが揃っており、またそれぞれが素晴らしく、極めて完成度が高かったです。
主人公含め登場人物誰もが清廉潔白という訳では無く、そこがまた人間らしくもありました。

同じ役者さんで是非続編も観てみたいと思う舞台でした。

舞台『BLOOD-C』

舞台『BLOOD-C』

BLOOD-C STAGE PROJECT

世田谷パブリックシアター(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

2.5次元舞台
アニメのファンだったこの作品。雰囲気的には悪くなかったと思う。仕上がりは2.5次元舞台と言う感じ。映像が上手く使われていた。出演者はこなせ方たちが多く、ある種の安心感があった。一番のインパクトは小夜の蹴りかな?いい動きでした。

【Nouvell Vague】

【Nouvell Vague】

株式会社ジェイライブ 

博品館劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

バランス
現代の部分、必要だったのだろうか?必要とする理由が感じられない。その場所を探すもの、それを描くものたちの想いが弱すぎて、過去とのバランスがとれていない。過去の者たちの切なる想いに、見合うだけの想いが現代にはない。また、その行ったり来たりが細かい。少し煩わしい気がした。また、あんなに出演者必要だったのだろうか?無駄に数がいたような気がしないでもない。

『太平洋食堂』

『太平洋食堂』

メメントC+『太平洋食堂』を上演する会

座・高円寺1(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ひとりの男の物語
百年前の日本にはこんな豪放磊落な男がいたということを知っただけでもこの芝居を観てよかったと思う。そして「大逆事件」のことも(学生時代に勉強した筈なのに)すっかり知識が抜けていたのでショッキングであったし、現代日本の状況と照らし合わせて考える機会にもなった。経験豊かな役者陣の重厚な演技に支えられてまるで青少年向けの観劇会のような雰囲気を感じる、わかりやすく、一人の男のドラマを、そして歴史の真実を伝えてくれる物語だった。

さいたまネクスト・シアター第6回公演 『リチャード二世』

さいたまネクスト・シアター第6回公演 『リチャード二世』

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2015/04/05 (日) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

さいたまネクスト・シアターに外れなし
蜷川さん、やっぱり凄い。
ある程度ワンパターンなところもある(特にタレントさんを使う、ホールの舞台だと)。
しかし、どんなに歳をとっても、それに負けないだけの底力がある。

ネタバレBOX

興行的には、有名なタレントさんや俳優さんたちを並べたほうがいいのだろうが、こうやって、若い俳優を丁寧に育てていくことに集中してくれると、観客の1人としてはうれしい。

すでに名もあり、イメージも固定している俳優さんたちよりは、伸びしろも多いし、引き出すモノも未知数なのだから。
彼らの良さを最大限に引き出してくれる。

客席は、さいたまネクスト・シアターではお馴染みのコの字型配列。
中央に舞台の中心があり、奥のほうは暗闇の中、とても奥行きがある。

舞台は、シックで華やかな、黒の留め袖や黒いドレスの女性たちと、燕尾服(タキシード?)姿や紋付き袴の男性たちが舞台奥から登場して幕開けする。ゴールドシアターの方々は、皆、車椅子。
蜷川さんらしい、和風テイストの外連味溢れるオープニングだ。

シェイクスピアの『リチャード二世』であるということは、観客はわかっているので、こういう和風テイストから、「何が起こるのか?」と期待させる。
さすがに「つかみ」がうまい。

さいたまでは、おなじみの、シャンデリアが下りてくる。
そして、全員でタンゴを踊る。
これも意表を突いた。
黒が基調で、カラフルな衣装ではないのに、舞台の上は一気に華やかになる。

そして、観客は物語へいざなわれる。

リチャード二世が電動車椅子に乗って登場する。
身体が不自由ではないのか、と思えるほどの華奢な肉体を持った内田健司さんが頭に王冠、手に笏を持つ。
彼の玉座が、電動車椅子であることも相まって、王の孤独と苦悩が見えてくるようだ。

電動なので一見、誰も手も借りず自らの意のままに自由に動けそうであっても、やはり車椅子なのだから動ける範囲は自ずと制限されてしまう姿に、王の苦悩がうかがえるのだ。

内田健司さんは、やっぱり裸になる。
蜷川さんは、内田健司さんの身体に語らせたいようだ。
『カリギュラ』でも、藤原竜也主演の『ハムレット』のフォーティンブラスでも半裸だった。

リチャード二世の悪業が、具体的に語られるわけではないので、内田健司さんのそうしたの印象から、周囲に裏切られた感が強くなる。

リチャード二世役の内田健司さんの声を張らない台詞が効果的。
声を張らなくてもきちんと耳に届く。
コの字型の客席配列ということもあろう。
静かなのに、染みる台詞。

海岸でのリチャードの独自は、観客に単調さを感じさせないためなのか、海の演出がうまい。海の波間に1人、波に翻弄されているという演出はさすが。

ヨーク公役の松田慎也さんもいい。
最初は彼がリチャードだったようだが、ヨーク公となったらしい。それが正解だったと思わせる。

リチャード二世と従兄弟たちとの、親戚以上の関係感。タンゴで表される友だち以上、肉親未満の関係。
その、ねっとり感がいい。
そういう解釈なのだ。
タンゴが効いている。

今回もお得意の和洋折中、旗印に梵字&御幣などもあり、和風味多めに仕上がっていた。

ネクストシアターとゴールドシアターが一緒に舞台に立つことも増えてきた。
そういう融合はとてもいい。
舞台の上に幅が出る。
若さで表現できるものと、年齢で表現できるものとがある、ということがよくわかる。

さいたまネクスト・シアターは、今後も見続けようと思う。
ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

夫婦愛
夫婦間の愛は分かりましたが、共感できる部分と出来ない部分がありました。主人公の女性が、自分の権利を主張するのは当然かとは思いましたが、周りへの配慮がないようにも感じ、怒鳴っている姿は気持ち良いものではありませんでした。そして、夫への愛は伝わりましたが、生まれてくる赤ちゃんへの愛も伝えてほしいと感じました。役者さん達の熱演と一生懸命さは好感が持てました。夫役の役者さんな良い味を出していて良かったです。

朝劇 下北沢「下北LOVER」

朝劇 下北沢「下北LOVER」

朝劇

VIZZ (ヴィズ) (東京都世田谷区北沢2-23-12 Mビル1F)(東京都)

2015/01/18 (日) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ご飯は残念
原将明さん、ゲスト岩井七世さんの回を鑑賞。
徹頭徹尾心地よさはそのままに、西新宿とはまた違った味わい。
ちょくちょくアドリブを放り込んでくる感じがほっこりできて温かい気持ちになれる。
*ご飯は西新宿・GLASS DANCE の方が美味しい。


時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

目頭が熱く・・
若い土佐侍達の、様々な熱い思いが伝わって来ました。何度も目頭が熱くなり、涙を堪えるのが大変でした(泣くと鼻水まで出てしまうので我慢・・)。役者さん達の熱い演技も良かったです。それぞれのキャラクターを魅力的に演じていて、様々な表情も良く、迫真の演技でした。殺陣も素晴らしく見応えあり、特に信親役の黒崎さんの殺陣は美しいとさえ感じました。意地・忠義・友情・愛・・色々な事を感じられる素敵な舞台でした!

アンソロジー

アンソロジー

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

勿体ない…
久保田さんの紡ぐ世界、素晴らしい役者陣、それなのにいまいち物語に入り込めないのは何が足りないからなのか。何が余計だったのか。

添田さんがとにかく可愛かった。
それだけにあの物語に必要だったのかと考えてしまう。
良い役者さんなだけにもったいない。

舞台効果が相乗効果としての役割を果たしていない?

短い殺陣シーンでの舞。
もっと効果的に魅せる方法があったのでは。

期待値が高すぎたからか、とにかく勿体なかったと感じる。
きっともっと素敵な舞台になるはず!

次回公演に期待。

時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

それぞれの想い
フライヤーに惹かれての初見の劇団さん。
100分という短い時間にも関わらず、各々のキャラが確立されていて、主従、親子、仲間、敵、それぞれの想いがみられました。
舞台には出てきませんが、家で待つであろう女性たちの想いも。
本当に素晴らしく、それ故コロコロしたくなる板や思わずプレゼントしたくなってしまう地下足袋の幌媚が気になってしまい…
これだけ魅せてくれる劇団さん。更に細部にまで拘って更なる高みへ!
もう少し広い舞台だと殺陣にスピード感が出るのかも。
次回公演、期待しています!!!
素敵な時間をありがとうございました。

+51 アビアシオン,サンボルハ

+51 アビアシオン,サンボルハ

岡崎藝術座

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2015/07/04 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

難しいでも興味深い
沖縄、ペルーに取材に行ってそこで感じたことをそのまま舞台に乗っけた感じ。
演出家さんはきっとアンテナが鋭い人なんだろうなーっと。
ただ、鋭すぎて凡人の僕にはいまいち伝わらなかった。
ただ見た後の後味の良さは好きでした。
難しいでも興味深い。不思議な感覚になるお芝居。

【閉幕】ミュージカル「神通科学女子高生探偵 玲子」

【閉幕】ミュージカル「神通科学女子高生探偵 玲子」

駄目なダーウィン舎

シアター711(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

ホントにミュージカルになってた!
劇団・小劇場では、まあ難しいんでは、と思っちゃいますが、リアルにミュージカルでした。まあ、マイクを少しは使われるんですが、マイク・トスもとても見事で感心しました。あれだけのオリジナル曲、考えただけでもタイヘンです。CDも販売されてました...楽しめました!

ノトスラボvol.6『イワーノフ』

ノトスラボvol.6『イワーノフ』

四国学院大学ノトススタジオ

四国学院大学ノトススタジオ(香川県)

2015/06/30 (火) ~ 2015/07/03 (金)公演終了

満足度★★★★★

ノトスラボvol.6『イワーノフ』A
女子大生バージョン観ました!!

グイグイと感情が伝わってきました。
チェーホフは少し苦手かな・・と思っていたのですが、最後まであっという間の一時間でした。

ノトスラボvol.6『イワーノフ』

ノトスラボvol.6『イワーノフ』

四国学院大学ノトススタジオ

四国学院大学ノトススタジオ(香川県)

2015/06/30 (火) ~ 2015/07/03 (金)公演終了

満足度★★★★

『イワーノフ』B
Bバージョン観劇しました。
最後のシーンがとても感動的でした。

今後も観に行きたいと思いました。

死ねば者ども

死ねば者ども

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2015/06/30 (火) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

ピッカピカの 5 !
なつかしさとせつなさと、わらいとなみだで最後には僕もすっかり仲間と過ごした気分。生演奏との何気なコラボも楽しい。キレる後輩、火夫の“待ちの5分”が効いてました。

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

涙が・・・
夢はせつなく、現実はかなしい。いろいろな意味の涙がいっぱいでました。

『太平洋食堂』

『太平洋食堂』

メメントC+『太平洋食堂』を上演する会

座・高円寺1(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

明治後期を生きる人々の活力
医師でありシェフである主人公が自由と平等を謳って「太平洋食堂」をオープンさせる。そしてそこに集まる人々が生き生きと描かれ、明治後期という時代を生きる人々の活力が伝わってくる。その演出と役者陣の表現力は見事でたっぷり3時間飽きることなく楽しみながら、思想弾圧事件として受け止めることもできた。しかし民衆の思いを権力にぶつける手段として爆弾作りに手を染めるという主人公の過激過ぎるもう一面が自分には今一つ腑に落ちない点として残った。

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

考えさせられました。
現実は厳しいですね。

アンソロジー

アンソロジー

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

豊かな創作力...
芝居は、脚本・演出・演技・舞台美術・音響・照明など、総合的に楽しむものであろう。そしてフィクションであり、それをどう面白く描き、観せるか。そこにテーマ性などが見えれば最高である。
その意味で、この芝居...壬申の乱は日本史の中でも教科書に記されるほど有名でありながら、よく知らなかった話を魅力ある物語にして観せてくれた。
その創作力、イマジネーションの豊かさ...同じことを並べて書いたが、文字も言葉と同じくらいに大切である。それはこの公演が教えてくれたこと。

ネタバレBOX

この物語の構成・展開は解りやすいが、それでもこの時代背景を理解しておいたほうが、より楽しめる。そのストーリーを牽引するのがストーリーテラーとなる、柿本人麻呂と稗田阿礼である。この二人の回想と俯瞰を通して「壬申の乱」前後が描き出される。その展開は時代を遡るが、そこからは時系列に進み、トピックも都度説明が加えられる。

この公演の良かったのは、有名であるがあまり知られていない事件について、発想力豊かに描いたこと。その中心は、人間の愛憎の視点であったが、当時の社会経済(財政逼迫)・政治(皇位継承)・国際情勢(唐、新羅および百済との関係)もしっかり織り込んである。この物語を貫いているキーワード「言霊」であるが、それを表す力強いセリフもちりばめられ、心地よく響く。その後、記される「古事記」「万葉集」などは、まさしく「心に(言葉)の種を植える」が実を結んだ証であろう。

だたし、この「言葉の力」の描き方が、歌を詠むシーンだけでは弱い感じがした。選歌が、個人的心情・情愛のものであるため、この内乱阻止に役立たないのかもしれない。しかしそこは芝居の世界...言葉の力が戦渦を防ぐ一端が観えればと思った。あくまで史実の流れという感じであったのが、個人的には残念であった。

最後に芝居の演出について、際立った戦闘シーン(殺陣)がないので、宮殿の業火シーンは上部幕の揺れと紅蓮照明が相まって陥落の雰囲気があった。逆にいえば、それ以外の演出の妙が感じられなかったのが残念である。

次回公演も楽しみにしております。





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