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Gokko!

Gokko!

はらぺこペンギン!

BAR BASE(東京都)

2015/07/23 (木) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

小スペース(バーの片隅)、小人数でもお話は動く動く
初めてバー公演というのを観ました。

3ヶ月連続公演で内容にも少し繋がりがあったようですね、
前2作も観ればもっと楽しめたかしら。

入場時にもらったパンフレットにて、
「Gokko」という言葉とゲームが関係しそうな事は分かったのですが、
さて始まってみると・・・

店に集まった人達の何気ありすぎな会話振りの理由がつかめるまで、

「普通のアレの物語」なんだな、と理解し、
それはそれで興味があったので素直に楽しもうと思いましたが、
そこから50分、短編なのに話が動きに動いて驚かされました。

観客との0距離演劇って、
役者さんにとっても舞台度胸をつける上で
とてもいい経験が積めるんじゃないかな?
と思いました。

ネタバレBOX

【思った事】
・ (残念なのが)0距離ゆえにささいなミスも観客に完全に伝播します。

  バーに集まった面々の会話の中での
  台詞のトチリに結構集中を遮られてしまいました。

  狭いスペースだけに一度空気を掌握すれば
  観客全員の気持ちを持っていけるのでしょうが、
  ミスが繰り返されてしまうとそこで完全に
  集中がリセットされてしまうかと。

  それがなければ「良作」扱いだったのですが・・・

・ もろ「ライアーゲーム」ノリでしたね。
  「T-RPGの話」として始まった所で、

  ・ ロードス島戦記やら、
  ・ 日本ではT-RPGが余り根付かなかったやら、

  結構本格的な説明があったので、
  自分も1度だけやった事があるT-RPGの物語なのかな?
  とそれはそれで序盤楽しみにしていました。

  この時点では「Gokko」=役になりきる=T-RPG、
  という意味で素直に理解し
  本当にT-RPGの話なんだろうなあ、
  と思っていたのですが、

  いきなりの謎の採点、
  そして序盤初めて会った相手に
  「兄だの弟だの」と言い合っていた理由。

  「Gokko」という名の借金返済ゲームだと明かした後も、
  更に2転3転し(本当にゲームなのかゲームじゃないのか)、
  更に戻ってきた所での
  舞台女優の「ごっこ!」の叫び声で暗転して~ Fin ~

  これは上手かったと思います。

  役者全員が「Gokko」に乗るが故に、
  「Gokko」なんてゲームは本当はないのか?
  と思わせるような演技の切替が繰り返されて
  「アレッ?」また「アレッ?」と、
  何度も騙されてしまいました。


はらぺこペンギンさんは、
この3ヶ月連続公演を終えて、
次の長編(?)に期待したいですね( ´ー`)
LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

努力は報われる べき!
ほとんどあらすじや、前回公演の内容を入れずに観劇しました。
冒頭からの展開に少々戸惑いはしましたが、終盤はワクワクした
高揚感で楽しめました。
明日は別チームの観劇、楽しみです。

ネタバレBOX

展開が変わるオープニングダンスはとても綺麗でかっこよかったです。
実世界では有り得ないけど、大切な人達のため正解の解らない答えを
探し求める姿勢に感動しまった。
そして新たな夢の大地を目指し、敵味方区別なく少しずつ結束していく
姿はとてもキラキラしていて素敵でした。
明日の昼公演での観劇時には、今日感激しながらも曖昧になってしまった
「台詞」を大切に楽しみます。
LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★

後味よ~し!
メインの役者さん達がうまかった。 主人公のヘタレ具合と愛嬌のあるところがなかなかよかったです。 ストーリーも後味よ~しな感じ。 ただコスプレゲーム感がどうしてもするので ★★★かな。   

紫陽花の下に死体は眠る

紫陽花の下に死体は眠る

惑星☆クリプトン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★

素朴な疑問
ストーリーは最近よくあるやつだなあという感じ。
しかし 素朴な疑問ですが、なぜみんな素直にあんな無茶振りゲームしてるの??

祝祭

祝祭

Trigger Line

小劇場B1(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良かったです
舞台は素舞台、この空間を埋める役者の方達の技術、
緊迫した緊張感、
シンプルでありながら、伝わる演技力

刺激を受けました。
オススメです!

The CALVARY-義賊・五右衛門異伝-

The CALVARY-義賊・五右衛門異伝-

ワイアールジャパン

新宿村LIVE(東京都)

2015/07/23 (木) ~ 2015/07/25 (土)公演終了

満足度★★★★★

見応えあり!
あの有名な石川五右衛門を題材にしたストーリーですが、堅苦しい歴史ものではありません。公演中なので詳細なストーリーは書きませんが独自の物語展開になっています。私自身が特に歴史に詳しいものではない事も一応おことわりしてはおきますが…
登場人物のなかで、演技者として面白そうなのは細川忠興役です。演じた田中さんの演技を含め、この役なかなかいいなって思いました。
一方、ヒロインを演じた 伊藤えみ は、五右衛門との
最初の出会い…というか、すれ違う一瞬の場面で、この後のストーリー展開を一瞬の表情で暗示していたのは印象的。加えて彼女演じるガラシャが自身の人生を振り返りつりつつ、これからの生き方に想いを馳せる哀しみの舞の場面では、その複雑な心情を湛えた表情を良く表現していました。このシーンは、この舞台の観どころのひとつで、これから回を重ねての公演も
是非また観て見たいと思わせるものでした。それから小波役の水崎さんも、五右衛門に対する想いを確実に観客席に伝えていました。
自分の時間が許せば、もう一度観て、この芝居の進化を確認したいところです。
満足度は、初演としての評価です。これで行き着いたって事じゃなく、
あと二日間、より進化させてください!

変身

変身

ttu【2017年5月末解散】

新宿眼科画廊(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/22 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1540(15-228)
14:00の回(小雨)。

13:42受付、13:50開場(1F)、薄暗い部屋、中央にミニチュアの白い家、ぼんやりと内側がみえ、なにやら話し声が聴こえ、壁には月と星、夜、寝ている時間、夜明けと目覚めを待つ不安定な時間。

しばらくして地下へ移動、入って手前に座席(最前列は桟敷)、奥に机と椅子、手前に女性の靴がひとそろい。14:06開演~15:18終演。

たぶん9作目、会場に入ると「バートルビー(2012/5@途中だビル)」に似た造り。

カフカ関連では①「MODE特別公演(2015/4@parabolica)」②「アンドロイド版『変身』(2015/5@どらま館)」を観て、直前に③光文社版を読みました。「①」以外は少しも面白くありませんでした(すみません...)。

原作を読んでもどうも「虫」にリアリティがなく「理由(なぜ/どうして/どうやって)」を求めるすべもない。進化でも退化でも突然変異でも、宇宙からの来訪者でもなく地底人でもなく未来人でもなく、ましてや「アンドロイド」ではない存在。でも、生命(その生態)は必然ではないかと思うのです。

「光る眼」「幼年期の終り」などは別の意味で「生態」を変えた例かもしれません。

個人的にはもっと照明を絞って、消え行く絶滅種と残った種との対比があればよかったかなと思いました。

ひとことふたこと:
①客席に向けて箒を使うのはどうかなと(いつも)思います②受付(天候や並ぶ人数等)は改善できると思います。

観た公演:
KEKEさんは「フレームの日々が過ぎるまで(2015/6@セッションハウス)」、白井さん「Color babar(2015/5@アゴラ)」「ダンストライフル(2014/12@d-倉庫)」。

四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏

四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏

骸骨ストリッパー

ひつじ座(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

いいね
舞台初めて観る彼女も楽しんでました
エンターテインメントですな

LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度

台本読むのと実際観劇するのとでは大きく違う。
役者でなんとかもってる舞台。

ネタバレBOX

ハッキリした暗転にしてほしかった。
場面が変わるならば中途半端に明かりを残すと一気に現実に戻されてしまう。

舞台が空(雲の上)であることを感じられない。

ストーリーにオリジナリティーがないうえに、
宗教感の違いから発展した戦争とかではないのに450年も戦い続けるなんて、ただ殺陣をやりたいだけの舞台になってしまっている。

常に照明がステージ全体を照らしているから、締まりの無い作品になってしまっている。

音響もあってないことによって、スピード感のある殺陣シーンも迫力にかけてしまう。

笛を鳴らしすぎ。
笛を鳴らす回数の制限を設けないと、観ている側は飽きてくる。結末までの道のりが長すぎるように感じてしまう。

モンロンという主人公がどんな人物かをもっと描くべきだと思った。
ボケボケ西船橋のままだったから、ヒーロー感ゼロ。

敵対している相手がいるというだけで、悪役がいない。

塩崎さん、石部さんははもっと腹黒い役の方いい。

アンケート用紙がない。

イヌジニ

イヌジニ

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

命のお話
重いテーマををわかりやすく、それでいてピュアな思いがストレートに伝わってくる作品。

ネタバレBOX

主宰の佐藤氏が当日パンフに「この作品はおとぎ話のようなものかもしれません。」と書かれている。確かに物語としては物足りなさも感じるがおとぎ話だからこそわかりやすくストレートに伝わってくるということもある。役者さんの演技の熱さも感じられた。大人だけでなく子供も楽しめる作品だと思う。
「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)

「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)

Sky Theater PROJECT

小劇場B1(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★

明瞭と不明瞭
人生はそんなことの連続かもしれない。登場人物それぞれの思いはわかりやすく描かれているが、何分場面転換の速さが全体的に淡白な印象を作品に与えている。その中でも久保田深雪がツグオの母弘子の口を通して思いを伝えるシーンはジーンと沁みた。

マドモアゼルはプリンス ムッシュはプリンセス ~桜木邸連続殺人事件~/ダンパチ13・銀

マドモアゼルはプリンス ムッシュはプリンセス ~桜木邸連続殺人事件~/ダンパチ13・銀

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

そうきましたか(~_~メ)
なかなか体格の多いマドモアゼルにウケテしまいましたが 薫子さんは美人でしたね。ストーリーはやっぱりと思うところとなるほど~が入り混じって私自身も推理をしながら楽しみました。

イチエフ・プレイズ

イチエフ・プレイズ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

【恐怖が始まる】を観ました!
良い芝居でした。家族の会話の中で、ストレートに原発の恐ろしさが伝わってきました。と言っても、笑いもあるのです。そこが脚本のうまさなのでしょう。俳優陣も素晴らしかったです。

紫陽花の下に死体は眠る

紫陽花の下に死体は眠る

惑星☆クリプトン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し新鮮さがあると…
人はこんなに簡単に人を憎み殺意を抱くのか。その復讐場所…夏祭りに相応しい舞台を作り込んでいた。全体的な雰囲気は、中途半端に笑いをとることはしないで、あくまで狂気・猟奇を描こうとしていた。そこはブレずに一貫性を感じた。
しかし、その物語は既に見慣れたシチュエーションのようで、新鮮さが無かったと思う。

ネタバレBOX

既にどこかで観たような生き残りゲーム...その意味で新鮮味がない。また、その観せ方も単調である。
舞台セットは、上手に盆踊りの中心に設営されるような櫓、その下に「玩具金魚すくい」の水槽がある。中央は外に通じる通路等、下手は皮(破)幕が掛けられている。舞台セットは作られたが、櫓(上部)は使用しない、下手の幕には映写する予定であったが、初日は機械トラブルで出来なかった(最後のキャスト挨拶で謝罪していた)。セットの効果が活きていなかった。

梗概は、夏祭り会場に無理やり連れて来られた男女が、生き残りをかけて一対一のゲームをする。このゲームを仕込んだ黒幕がいるが、表面的にはこのゲーム主催の会社・フロアー支配人が進行役になる。
このゲームが「金魚すくい」のみで、勝敗は多く掬い上げた点とモニター越しに見ている会員と呼ばれる者たちの恣意的な評点の合計点で決まるという。夏祭りならば、射的、輪投げなどのゲームで変化を出しても良かった。

また暗転時間が長く、観る集中力が途切れる。この間に歌が流れるが、主題歌を聞かせるためであろうか。

この公演の最大の疑問が、先に書いた黒幕の動機である。あまりに単純で弱いような気がした。また、唯々諾々とゲームをするのか?このゲームを仕切っていた支配人の狂気と黒幕の狂気の落差について行けない。また、なぜ参加者の名前が「K」に拘るのか?

舞台からは、広大な土地や紫陽花の彩りが感じられない。絶望感と妖美さがイメージできると良かった。
プロローグの凄惨な姿が印象的だっただけに残念である。
ちなみに、最初の一瞬の姿(作・演出 ミム・メモ さん)は、数十年後の母親・恵子(若林美保 さん)という繋がりでしょうか?
本公演は、もう少し新鮮さと観せる工夫があれば…本当に残念である。

次回公演を楽しみにしております。


LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい!!
普段、舞台はほとんど観ず、しかもファンタジー物は苦手な私ですが、あっという間の2時間半でした。最初は、正直長くない?と思ったのですが・・。笑
「ああ、ここで伏線がつながるんだ!」というドキドキ感。アクションのかっこよさ。シリアスなシーンが続くのかと思いきや、笑いもバランス良く織り交ぜられていました。物語が進むにつれ、主人公が成長していく姿にも感動します。ファンタジーなので感情移入することは無いと思っていたのですが、現実社会にも通じる所もあり、自分だったらどう行動しただろう、と考えさせられました。千秋楽まで頑張ってほしいです!

女中たち

女中たち

トライストーン・エンタテイメント

シアタートラム(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

客席も緊張する・・
身じろぎもできない!
正真正銘の演技バトルを観客は固唾を飲んで見守るしかないから・・

そしてそんな白熱の舞台を現出させたのは中屋敷さんのエッジの効いた演出。潔さとキャストへの信頼感を強く感じた

矢崎ソランジュで2回観たのだが、ラストの長台詞には毎回震えます
明日の碓井ソランジュはどんな景色を見せてくれるのか、今から楽しみでならない

マドモアゼルはプリンス ムッシュはプリンセス ~桜木邸連続殺人事件~/ダンパチ13・銀

マドモアゼルはプリンス ムッシュはプリンセス ~桜木邸連続殺人事件~/ダンパチ13・銀

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

「劇」小劇場
この劇場には何度も行ったけど、こんなに入れたんだ、とまずびっくり!
こんなに楽しませてくれるなんて・・・もー最高です!

アガルタの花

アガルタの花

劇団 CAT MINT

俳優座劇場(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

初日(cチーム)を観劇
笑いを取りすぎに行った感もあるけれど、個性豊かなパックル達が沢山出ていて、ファンタジーの世界に引き込まれました。ダンスや激しいアクションも結構あって楽しめました。その為、冷房が強めだったので、羽織るものがあったほうがいいと思います。上演時間約2時間10分。

 キャンディ遊園地、1705。

 キャンディ遊園地、1705。

劇団赤鬼

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

心が暖かくなります。
神戸での公演だったので、嫁と観劇♪

祖父から祖父の弟さんへ、弟さんから父へ、そして出来損ないの自分へ、引き継がれてきた想い…。
戦時中、皆が必死で守り抜こうとした遊園地!
そして日本!

赤鬼さんらしい、とっても心の暖まる、じーんとくるお話でした。
とっても良かったです♪

「贋作幕末太陽傳」

「贋作幕末太陽傳」

椿組

花園神社(東京都)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了

満足度★★★

最終日観劇
毎年恒例になった椿組による花園神社での野外公演。今年で30回目。
今回も40人余りの役者が踊って歌って叫んだり、コーヒー豆を煎る香りやアイスモナカが食べたくなったり(開演前だけの販売で残念)、外野の喧騒も余興の一つかと錯覚したり、五感をフル活用した観劇となりました。

冒頭は題材の邦画から始まるけど、それ以降は「贋作」と銘打っている通り、別物。映画愛と男の年輪がクロスする哀切人生記な話だった。
笑わせる要素の場面は少し長く感じややくどい。過去を美化したくなる男と未来の現実を見据える女。鄭さんお得意の差別や障害なども下敷きにあったが、全体的に男の人が書いた作品だなぁとヒシヒシ感じた、なんか今回はいい話で終わらせた感がある。
演出の加減とはいえ、食材を粗末に扱うのも不快だった。周りのお客さんはウケてたので自分の見方の違いなんだろうけど、台詞の中で𠮟咤してくれたらよかったのにな。

薄幸だが気丈な運命な姉役の紀保さんや、おババの水野さんと伊藤さんら怪演だがよかった。その2人の場面はハブとマングースの戦いみたいで楽しめた。
野外で見るトバさんは毎年若返っているような感じがする。

ネタバレBOX

劇中映画で幾つかの作品が登場するが、葬祭の行列シーンはATG?映画の寺山作品みたいな幻想的で混沌とした翻弄場面だった。
監督たち、男の頭の中で完成させたと思われる、未完の大作となったあの映画がどんな話になったのか、怖いもの見たさで見てみたくなったりして。

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