最新の観てきた!クチコミ一覧

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月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

ものすんごい世界観!!!!!
とにかくものすごい!!としかいいようのないお芝居です。泣くつもりなくても必ずグサッと突き刺さってきゅん♡とくること必至です!!!!! とにかく説明のしようがなく、言葉にできないので一回みてみてください♫

老人と怪物

老人と怪物

テノヒラサイズ

SPACE9(大阪府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

観に行って良かった!
午前スタート、ということで寝坊で遅刻の恐れがあり、行くかどうか迷いましたが、行って良かった!
テノヒラさん、自分にとってはいい意味でもわるい意味でも安定している劇団という感じでした。
今回は本当に良かった!もっと多くの人に見てもらいたい作品です
再演希望します。すごく好きな脚本でした

ネタバレBOX

アオイ役の方、かんでしまうと芝居の価値がさがってしまうところ、完璧に演じてたことがすごかった。
沼田さん、ねずみさん。すごく感情移入してしまいました。

Q&A

Q&A

劇団SE・TSU・NA

HEP HALL(大阪府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★

恩田陸さん
原作読んだことないのですが、期待していきました。期待の方向が違ってたのかな

ネタバレBOX

原作を読んでから見た方が良かったのかなと思いました

観劇後、原作に関する書評などを読みました
推理小説好きとして、期待しすぎたなと思いました。
自分好みではなかったですね、事件の真相(と創造されるもの)を追い求めたらだめでした
ブラックホールのそこ

ブラックホールのそこ

コンブリ団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ブラックホールのそこ
2つのグループ、親子と会社の同僚同士が登場して、親子の会話だけが聞こえて、裏で会社の同僚同士の会話が見えるけれども聞こえないシーンで始まるのですが、親子のくだらない会話の裏の、見えるけれども聞こえない会話が面白く、あれこれと妄想が広がったのですが、芝居が進むにつれ、少しずつ答え合わせがあって、妄想が萎んで行ってしまったのが残念でした。逆に言えば、丁寧でわかりやすい、みんなを待って拾っていく芝居。初めて拝見したので、違う作品を観たいと思います。

黒いハンカチーフ

黒いハンカチーフ

る・ひまわり

新国立劇場 中劇場(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

人気者がそろったが
わずか4日間の公演。千秋楽では、主演の矢崎広らが舞台挨拶をし、会場はスタンディングオベーションだった。

マキノノゾミが14年前に書いた、終戦からしばらくしての東京・新宿が舞台。だまし、だまされという展開がテンポ良く演じられ、飽きずに舞台に見入ることができる。

ただ、昭和30年前後の猥雑さと言うか、時代の空気が見せきれていないのが惜しい。今風の若い俳優さんたちを使っているからだとも言えるが、若いからといって時代の空気感を出せないはずがない。どこか、さわやかで、清潔感すら漂う舞台であるのは、若い女性客が中心の観客席にそういう形で見せようとしたのかもしれないが、違和感を感じる。矢崎演じる詐欺師たちや、売春防止法施行で職を失う女たちを、もっとリアルに見せてほしかった。


第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/09/29 (火) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えがありました。
まず、会場に入って舞台上のセットに「おおー」となりました。もう、すでに世界が出来上がっている!なので、冒頭からすんなり物語に入り込む事ができました。
登場人物は、比較的青年座の方と客演さんがコンビっぽくなっていまして、それぞれの登場人物がしっかりと舞台上で生きていて、とても感情移入してしまいました。
アメリカ人捕虜に紛れているドイツのスパイは誰か?という展開もハラハラしたし、スパイの正体がわかってからの、いつ、どうやって暴露されるのか・・・という展開にもものすごくワクワクさせられました。
特にセフトンがスパイの正体を知る場面の、マッチの火の演出にグッときました!
3回観劇したのですが、スパイの正体がわかってるからこそ楽しめる部分もあり、更に各登場人物が個性的で、それぞれ個別に注目しながらもっと観たかったなあーと思いましたー!

素晴らしい作品をありがとうございました!

あ、あの、普段まずやらない役柄なのに、塩崎さんダンバーのお坊ちゃま感がすごかったです!

嫌われる勇気

嫌われる勇気

ウォーキング・スタッフ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/09/26 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台で見せた「哲学」
「人は変わることができる」などというアドラーの心理学。自分で何とかできるところとできないところを区別し、自分のできるところをやり、ほかのところは他の人の仕事として目を向けない。

上記の部分は正確でないかもしれないが、アドラー心理学を教える大学の先生が、それを説明するくだりだ。このように、とっつきにくいとも思われる哲学の本を、舞台の上で戯曲化してしまったのがこの作品だ。果敢に挑戦した脚本・演出の和田憲明さんにまずは拍手を送りたい。

アドラーの教えを説明するところはあるが、この舞台の核心はそこではない。
何よりも、特に難しいことを考えなくても、ずっしりと心に残る物語を見せてくれたことだ。相当な力量を持って演じきった利重剛、愛加あゆ、黒沢はるから俳優さんたちに、大きな拍手を送りたい。

戯曲の力というものを見せてもらった気がする。

ネタバレBOX

ありのままの自分として生きていくためには、嫌われる勇気も必要だ。他人の価値観を変えることはできない。自分の譲れない部分を明確にして生きていこう。アドラーの言っていることを、私なりにまとめてしまうとこういうことかも。

しかし、この舞台はアドラー心理学の説明だけに終始しているわけではない。現実の世界を生きる私たちにとって、「そんなこと言ったって」というささやかな反論も代弁してくれる。

愛加あゆ演じる女性は、実の母親と義理の父親を惨殺して自首する。自首したのに彼女は警察で詳細を黙秘をするが、それは自分の身を守るためだった。事件の詳細を語って減軽されるくらいなら、死んだ方がいい、と。それは彼女の譲れない一線であったのかもしれないし、乗り越えていかなければならない一線であったのかもしれない。

生身の人間が目の前で演じる物語の迫力。アドラー心理学よりも心に残るのは、やっぱり舞台の力なんである。
瀧夜叉傅

瀧夜叉傅

Will-o'-the-Wisp

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

見てきた。
人間と人ならざる物とが共存していた古い日本の話。殿の死により生まれた復讐心と、残された民と領土。それをあらたに統治しようとする者達。ストーリーは面白いと思う部分がありましたし、照明が個人的に好きな感じの部分がありました。殺陣も多く盛り上がりはありました。
が、少しパワーと言いますか勢い伝わってこなかったのが残念です。
もしや新人の公演だったのかと再度当パンを見てしまったくらいでした。
劇場も持て余すような広い空間的ではないと思いますが、そのような印象を受けました。
あと、場転が多いので全部とまではいかないまでも変化が欲しかった。とくにブルー転時に数人の人間カーテンのようなものがちょっと邪魔でした。
それから刀が終始抜き身と言うのも気にはなりましたね(笑)
今後再演などすることがあれば次に期待します。

モノクロ

モノクロ

劇団ロオル

シアターブラッツ(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

黒を観劇
千秋楽に当日券で滑り込み。通路席でしたがギリギリ観られました。

民衆の衆愚性を表す象徴的な場面、英雄3人が民衆に袋だたきに合うシーンがとても印象に残りました。
ラストの操り人形の糸が切れたような演出からの暗転はブラックな余韻を残してくれて、まさに「黒」って感じがして良かったです。

殺陣のシーンは多めですが全体的にややソフトな感じかな。
糸を使って攻撃してくる相手との攻防がめちゃくちゃ格好良くてお気に入りです。
こういう殺陣の演出は初めて観ました。

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

虚構の劇団

内子座(愛媛県)

2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛媛旅行を兼ねて
大千秋楽を見るため、観光がてら愛媛の内子まで観に行ってきました。

内子座は大正時代に建築された劇場だそうです。
土足厳禁で劇場には靴を脱いで上がります。
昔の建物ということで空調が心配だったのですが、冷房がしっかり効いていて快適に観劇できました。
ただ、座席に背もたれが無いので途中ちょっと腰が・・・(^^;)

改めて、作品全体の完成度が高くて良くできているなぁと思いました。
例えば、場面転換する時はプロジェクションマッピング?で背景を投影して、
一瞬で今どこなのかがわかるようになっています。
衣装も場面や役によってきちんと変えているので混乱することが無いです。
こういう観る側に負担の少ないところはさすがだと思いました。

ネタバレBOX

2人のキスシーン ~ 尋問の場面は何度観てもが胸に迫るものがありました。
BGMのグリーングリーンがまたとても効果的。

ピアニカ=「中途半端な楽器」はなるほどと思った。
「大人になっても楽しめる楽器をやりたい」も言われてみて納得。たしかに。

今回はアクションシーンも良かった。
特に終盤のババ(三上さん)、クリハラ(佃井さん)の手に汗握る攻防は素晴らしかった。
最初にお互い正面から打ち合うところが一番好きです。
石田アキラ版「西遊記」

石田アキラ版「西遊記」

神戸三宮シアター・A⭐tō

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった。
子供向け?と思っていたけれど楽しめました。
演者さんが皆さん芸達者。
子役さん達も、女優さん。
きんとううんの花菜ちゃん、らせつじょ役では色っぽさ有り、びっくり。
ひまりんちゃんは一緒に行った主人が応援しているアイドルグループのメンバーで、出演されていると知らなかった主人は女優のひまりんちゃんを観られて喜んでおりました。
千秋楽、お疲れ様でした。楽しい時間をありがとう。

第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/09/29 (火) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

充実した観劇空間
捕虜という単語から受ける残虐なシーンはなく、多くの不自由と少しの楽しみ、仲間内のスパイを探り合う諍いを、洗練された美術とクールな音楽で繰り広げていました。
実力派の役者揃いな上、片時も飽きさせぬ展開。
最後の決断に「仲間」の定義を考えると共に、これは戦争の話なのだと見せつけられた。

ジャンク

ジャンク

サンハロンシアター

ザ・ポケット(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめましたが・・・
全体的に落ち着いたお芝居でした。その合間に結構小ネタが良いアクセントになって、リズム感をうまく引き出していました。ただ、テーマ的には少し分散したのが残念でした。

プリンシパル・ワルツ

プリンシパル・ワルツ

劇団HT

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
2時間20分という長い舞台でしたが(もう少し短いといいかも)、とても面白かったです。登場人物が多くて、最初は把握出来るか懸念しましたが、ストーリーと人物がどんどん繋がっていくので、良く出来た脚本だなぁと思いました。役者さん達は、みな全力で演じていて一生懸命さが伝わってきました。そして一人が何役も演じていて、見事でした。暗転部分などは、もう少し工夫した方がいいかな?と思いましたが、面白くて切なくて温かみのあるストーリー、役者さん達の熱演、とて好感が持てる舞台でした。個人的に、こういう舞台、好きだなぁ・・と感じました。とても面白い舞台で満足でした。

Five Star Splash!!

Five Star Splash!!

W.Strudel

ABCホール (大阪府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高❗
2時間40分…長いなぁと思いながら席につきましたが、なんのなんの時間忘れてましたわ。ストーリーがしっかりあって、鍛えられたアクション、演者それぞれの存在感、全て良かったです。ありがとうございました。次回も楽しみにしてます。

想いはブーン

想いはブーン

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

しょーもない
面白い。105分。

ネタバレBOX

理奈(異儀田夏葉)…三女。浩史と恋仲だけど浩史がダメダメなので、父に報告できずにいる。終盤、関係を考えさせてと、浩史の背中を押す。
薫(三像かおり)…長女。年の割りにきゃぴきゃぴしちゃうかわいい人。
麻耶(森谷ふみ)…次女。隆史と関係にあったが、事情により重光と婚姻。会社のことで隆史に相談している。
浩史(細見大輔)…中退後、東京でフラフラしてて父の葬式にも出ずというしょーもなくて、ウジウジしてるイケメン。
隆史(瓜生和成)…浩史の兄。ダメな浩史を気にしてる母のため、安永電気を紹介した。社長からは会社を継ぐよう言われている。
杉浦(尾倉ケント)…家庭持ち。社長の病気の件で会社の行く末が気になっている。
井戸潤(松本哲也)…入社半年の浩史を「師匠」と呼ぶ。自分と同じようにダメなヤツと見下げている。
黒木(山田百次)…理奈のことが好きなクリーニング屋。
美来(小園茉奈)…薫の娘。高校中退でやや反抗期。
重光(佐藤達)…麻耶の夫。麻耶が隆史と不倫しているとイラつく。

理奈らの父で社長の入院が決まり、最後の晩餐が行われている横の詰め所での会話劇。いいバランス感覚な群像劇。それぞれの描き方もいいし、笑いと緊張感のバランス(ミックス具合)もいい。中盤、ウジウジしてて隆史に何も言えない浩史が、「俺は誉められて伸びるタイプだ」とボソっというとこなんかはセンス抜群だなと。
入れ替わり立ち替わりで会話が進むが、安永三姉妹のシーン(ラストもいいけど)のユーモラスさを保ちつつ家族の想いが行きかう感じが素敵。

上手く家族と恋愛を絡めた秀作。
4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

上野ストアハウス(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

驚愕!
こんな内容だったとは、正直驚いた。期待以上の素晴らしさであり、かなりの問題作といえる。この件でトラウマを持つ人にとっては、かなりつらい話であろう。自分も動揺した。泣いてた人もいたよなー。

幸せを運ぶ男たち

幸せを運ぶ男たち

アナログスイッチ

小劇場 楽園(東京都)

2015/09/23 (水) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

安心のクオリティ
初演も観ました。安心して心から笑える数少ない団体さんなので、とても楽しみにしていきました。自分にとっては安定の娯楽です。
初演時よりテンポがあがって軽やかに、だが引き締まった印象。猪俣さんがいい味出していました。楽園の劇場が、「ワンルーム」の雰囲気を出すという意味で、ちょうどいいサイズ・構造で、劇場が一体として凄く良い空気が充満していました。

あえて言うならば、少し「重量感」のある役者がいても良いのかなと。軽やかなだけに、巧くてもどことなく「学生芝居」の雰囲気が消えていない印象があります。これは個性と受け止めるべきか、どうなのか・・。

4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

上野ストアハウス(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

話のつくり方がよかった
チラシが素敵でした。
舞台も綺麗でした。
前半コミカルで後半シリアスでした。
7不思議の謎解きにかけていじめの問題を持ち出すのは話しの作りとして上手だと思いました。
佐伯さんの今後の活躍が楽しみです。

モノクロ

モノクロ

劇団ロオル

シアターブラッツ(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇団ロオル:「モノクロ 【白】」
 昨日の夜、新宿シアターブラッツで、佐藤歩さんの出演されている劇団ロオルの「モノクロ」を観て参りました。

 「モノクロ」は、白と黒の2つのチームに分かれての公演。
今回観に行ったのは、白チームですが、黒チームには、橘菜穂さんが出演されています。今回どうしても都合がつかず黒チームを観に行けないのが唯一残念なのですが、今日が千秋楽のこの舞台、出演者は全て女性。男性の役者さんは登場しない。

 武力によって平和を得た国。戦い勝利を収めた彼女たち3人の戦死を、国は「英雄」と呼び、国に無意識の内に思考をコントロールされた国民は、彼女たち3人の戦士を、「英雄さま」と奉った。

 正義の名のもとに、平和となった今も政府の名により、戦い続ける彼女たち。生きるため、大切な者を守るため、己の意思や思いを抑え国の言うままに戦い続けなければならない彼女たちをも政府は国のために人身御供にするため、国民をコントロールして【英雄さま】を「罪人」だと信じこませたその先にあるものはなんだったのか?国にとって、国民にとって、そして彼女たちにとって、正義とは、幸せとは何であったのかを考えさせる舞台。

 高橋茉由さんの千年は、家族とも思う二人を護るために、自ら政府の手先になり、命を下されるまま戦い続ける。彼女にとって正義とは、大切な者を護ること。それ故に、抱えるジレンマに葛藤し、それでも自ら選んだ自分の正義のために、心身ともにボロボロになろうとも、戦い続ける者の強さと強さゆえの脆さ、痛々しいまでの生き方を自らに科す千年の悲しみと怒りと痛みが胸に刺さって、涙が溢れる。

 柴田茉莉さんの律は、千年と七生と戦士として戦いながらも、政府に対して反発も感じ、政府の名のもとに戦い続けることに一抹の疑問ももっている。彼女の正義とは、一体何だったのたろう。少なくても、自分にとって不都合だからと自分たち戦士に命じ、正義という名のもとに命を奪わせる事に疑問を持っていた律にとって、待ち受けている明日はどんな色だったのか。

 佐藤歩さんの七生は、千年と律の中間、いや、二人の思考を持ち、一番冷静に状況を観て、国の思惑と自分の中にある正義のズレ、何が本当の正義なのかを一番見えていた存在ではなかったのか?

 立場によって正義の定義は異なり、立場によって、ひとつの物事でも捉え方も感じ方も定義も変わる。

 しかし、たったひとつはっきり言えるとしたら、正義のための戦争など、聖戦などと言うものは存在しないということ。正義とは、人の命を奪って成り立つものでも、手に入れるものでもない。血には血を、武力には武力の連鎖しか生まれないし、人の命の上に成り立つ正義も幸せもあり得ないということ。

 正義と悪は背中合わせの紙一重。立場によって、見方ひとつで、白が黒に引っくり返るように、正義と悪は引っくり返る。昨日の善は今日の悪、昨日の悪は今日は善。戦争と革命も同じこと。背中合わせの紙一重。

 何と戦うのか?誰と戦うのか?戦った先にあるものとは?正義とは何か?命とは?生きるとは?その先にあるもの、あるべきもの、一番大切なものは何?いろんな事を考え、心の動いた素晴らしい舞台でした。
 
 小松原里美さんの三日月、楽して行きたい、だから有利な方に着くといいながら、最後に政府に向かって放った一言は胸がすく思いで、もしかしたら事の本質を一番客観的に見ていて、事の真実をわかっていた存在ではなかったかと思う。

 そして、何よりも女性がかっこいい舞台。殺陣が本当に格好よくて、綺麗でした。久しぶりに観た、あゆさんの殺陣が格好よくて、惚れ惚れしました。

 観られて良かったと心から思った素晴らしい舞台でした。

                            文:麻美 雪

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