最新の観てきた!クチコミ一覧

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時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

オープニングの時に
鳥肌が止まりませんでした。←始まったばかりなのに早くもラストへの期待感が高まりすぎて。
舞台装置は最後まで楽しかったです。
回る度に脳内麻薬が分泌された感。

今回3作品目の観劇となったのですが、
見る度に、作・運出の方のパーツが揃って一人の人間というか魅力的な怪物の形になっていくようでクセになる劇団さんです。

正直セリフ回しが好みかそうでないかと言ったら後者なので
次回も超超楽しみぃぃ♪と心待ちにしているわけではないのですが、見逃したらダメ…という強迫観念じみたものがあります。

アニー

アニー

日本テレビ

アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(福岡県)

2015/08/22 (土) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

福岡まで行って,ミュージカル『アニー』を観た。
福岡まで行って,ミュージカル『アニー』を観た。今回初めて,スマイル組および黒川アニーの方も観ることになった。時間的に余裕があって,なおかつ,かろうじて当日券が残っていた。一日に二度も同じミュージカルを観ることになった。舞台装置は,地方省略版で,さらに簡易になっていた。

今回もゆうなっちアニーは,すごく良かった。孤児ゆうなっちは,役柄的にはいつも大人の顔色をうかがい,視線を気にしている子どもだ。相手の出方によっては,いつ殴られるかわからない。もしかして,いいことがありそうなら,絶対に見逃してはならない。だから,相手の顔は良く見るべきなのだ。

一方,黒川アニーは凄かった。絶対的な強い高音が会場内に心地よく響き渡る。そのような場面が何度もあった。セリフも一つも言いよどむことはない。アドリブも結構きいている。こちらのアニーは,模範的。優等生だと思う。好みの問題もあろうが,演劇派としてはゆうなっちの方が良い出来だ。

アニーの名場面

橋の下で,ホームレスの人たちを相手に,とにかく希望を持つべきだとアニーは言う。人生に絶望している人たちは,反論する。何ひとつ持ってないし,展望もない。それでも,アニーは希望を持ちなさいと言う。確かに,物事はなんでも考え方次第なのだ。いいところを伸ばして,悪いところは無視したい。

大統領官邸においては,アニーは唐突に歌を披露する。この歌にみな勇気をもらう。歌をうたえば,明日はいいことがきっとあるにちがいない。今,とっても苦しくても,大丈夫。心と身体さえあれば,明日は良くなる。大統領は,未来を拓く道を模索するのだ。公共事業で失業対策をしていこう。

アニーは,少しすつウォーバックスの心をつかんでいく。

ウォーバックスの依頼を受けて,クリスマスの夜彼のもと呼ぶべき子どもを探すのは,グレースである。このとき,グレース自身が,アニーに強い愛情を抱く。引き続き,なにげないやり取りをするうちに,アニーという子どもが非常に興味深いキャラクターであることに,ウォーバックスは気がつく。

アニーを理解するうちに,アニーが幻の両親を強く思慕している事実につきあたる。自分の養子にしてもいいが,生きているなら,実の親元に返してあげよう。自分たちは,たまに遊びにいけばいいじゃないか。そのような流れの中で,ハニガンの弟は,よからぬたくらみを開始する。

ドリアン・グレイの肖像

ドリアン・グレイの肖像

松竹/フジテレビジョン

新国立劇場 中劇場(東京都)

2015/08/16 (日) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

大阪・森ノ宮で,オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』を観た。
オスカー・ワイルドは,芸術家は美しいものを創造すれば良いという。

また,批評家は,じゃあ何をやっているのでしょう。美しいものから受けた印象を,自分なりに伝えればいいのです。彼は,そこには,美しいものを美しいと認めるべきで,倫理もどうでもいいし,ましてや,何か立証しようとはしない方がいい。

さらに,芸術の対象には,さまざまな意見はむしろあって良い。さほど役に立つようなものじゃないのが,芸術だが,作ったひとがほめられるのは,作品の出来が人々をおおいに感動させる場合だけなんじゃないだろうか。

今回,大阪・森ノ宮で,オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』を観た。

美を失わないものに,誰だって嫉妬する。バジルが描いた絵が,いつまでも美しい。しかし,生きている人間は少しずつ老いて醜くなっていく。絵が,年おいていく,かわりに,生きている私はまったく老けないってことは理想だ。この風変わりな夢が,現実になって主人公は苦しんでいく。

ピアノによる美しい演奏が何度かあった。巨大な肖像画を効果的にながめながら,劇は進行していく。出演者は,いずれも魅力的であった。演劇が終了して,スタンディング・オベーション。なかなか素晴らしい出来でびっくり。

Fight Alone 5th

Fight Alone 5th

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2015/06/05 (金) ~ 2015/06/30 (火)公演終了

満足度★★★

F(タ)
F(タ)チームを観劇。

元からチタキヨ目当てだったのでチタキヨは好きだったが、
他があまり好みでなかったのが残念。

チタキヨに関しては
観た感じ貴子さんにあてがきのように感じたのだが
他ver.を観たらそれもまたあてがきのように思えるのだろう。
スケジュールが調整できず(キ)も(チ)も観れなかったのは悔やまれる。

結果、チタキヨが優勝したようでおめでとうございます。
チタキヨとしては★5をあげたいのだが、
他のがまったく好みのがなかったので評価下げます。

エバーランド〜プレオープン〜

エバーランド〜プレオープン〜

フロアトポロジー

新大久保「ホボホボ」(東京都)

2015/06/24 (水) ~ 2015/06/24 (水)公演終了

満足度★★★

まだまだ
プレオープンということで
これからどうバケていくかが楽しみです。

虚言癖倶楽部

虚言癖倶楽部

smokers

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/06/23 (火) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

好き。
毎回拝見しているsmokersさん。

今回も大好きでした。

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

終わらないフリートーク
3回目の観劇でしたが、1回目は頭フル回転のキャパオーバーで、2回目は何とか着いてイケて、3回目で、あのシーンは、このシーンの為の伏線かを考える余裕が出来ましたが、4回目でも新たな驚きが有るのは必須だと思います。

丹青の皿屋敷

丹青の皿屋敷

深川とっくり座

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

家族で
楽しめる怪談話。王道を行くのかと思いきや、まったく違う話になるのが面白い。
ただ昔の呼び名が出てくるので(トイレ→厠)、近くにいた子供が「よくわからない」とぼやいていた。小さい子供にはわかりにくいかなぁ。
いい意味で大衆演劇を見た感じで良かったです。

15 Minutes Made Volume13

15 Minutes Made Volume13

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/25 (火)公演終了

満足度★★★★

いい企画なんだけどなあ
こういう企画こそは演劇を観たことない人に是非観てもらいたいものだが、観客のほとんどが演劇関係者のようであったことが残念。こういう企画を非演劇関係者で席を一杯にできたら演劇界も活性化するのだろうに・・・。フィクションズのトリは決まってるとして順番はどうやって決めたのかしら?もちろん結果論だが個人的には一番良い順序だったように思う。つい順位付けしたくなるがいい意味でそれは難しいのでやめておこう。

オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』

オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』

劇団☆新感線

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/09/03 (木)公演終了

満足度★★★★★

特典てんこ盛りサービス
過去上演舞台の主要配役や人物入替ネタなど、良いとこ取りでお祭り感満載、また啖呵も不変で聞いてて小気味良く、説明不要の愉快痛快舞台だった。
笑っている内に五右衛門ROCKのテーマが流れた辺りから、不意に出演者の皆さんが年長者になっても、こんなに意味ないバカ芝居に全力を出していることに感慨深く見えてちょっとウルウル嬉し泣きしそうになったけど。ツインボーカル、今回も迫力ある歌声でした。それにしても冠君は貫禄ついたなぁ…。賀来賢人さん、初見だったが印象に残り、今後の活躍を見たくなった。
35周年おめでとうございました。

マクベス

マクベス

パルコ・プロデュース

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2015/08/22 (土) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★

わからない点もあったけど興味深く観劇
広い病室に隔離された患者、部屋にはベッドや仕切りのない浴室に洗面所、天井部にはテレビモニターが3台設置、上手側に階段。中央には吹き抜け窓、そこから女医と看護士が見守る。病による錯綜した夢なのか、どこまでが彼の現実なのか。次第に劇場型の治療法に思えてきた。
もともとお得意?のマイムは大人から子供、マクベス夫人まで巧みに演じ分けてテンポよく進行。後半からマクベスと患者が一体化して見えて来る。一人語りなのに映像も交え性別を変えて演じる生尻蔵さん、引き締まった体つきと腹式呼吸の凄さにも注目してしまった。これが肉体派俳優ってことか。
変化をつけた話ではあったが、最後まで舞台マクベスだったのは驚き。あまり関係ないが、ETV「おはなしのくに」にでも出演して、演じて欲しい。

メインは患者である男だけど、その彼をフォローする形で2人の役者さんも出演。かなり印象的な出方もあり名前や活動も知りたかったのだが当日パンフもないため知りようがなく、多分パンフには出演者名の記載があるのかもしれないが、紙一枚でいいからキャスト表をどっかに掲示してほしかった。また細かく表情を見るぶんには今回みたいなホールでは、すこし大きすぎた気も。

ネタバレBOX

「マクベス」基本部分の主要な登場人物のみで話が進行。
・スコットランドのマクベスとバンクォー、王の陣営へ戻る途中、3人の魔女に出会い「マクベスがコーダー領主になる、王にもなる、バンクォーは王にならないが、その子孫が王になる」と予言を聞く。
・予言通りにコーダー領主を命じられたマクベスに王位の野望が芽生える。夫の手紙でそれを知ったマクベス夫人は来城したダンカン王を殺害、夫の野望を遂げさせようと決意。
・国王の歓迎祝宴中、罪の重さに怯むマクベスを夫人叱責。妻の言葉に発揮し、就寝中のダンカン王を刺殺するマクベス。
・その罪は王の従者になすりつけ、彼らも殺害、やがて王位につく。
・夫人の様子を見に侍医、戦時状況を報告する侍者も登場する。
・「綺麗は汚い、汚いは綺麗」「血が落ちない」
・敗北を自覚したマクベスに結末を重ね合わせる男。

病室に女医と看護士と抱えられるように男が入室し、男の着衣や薬指の指輪を外させ、爪や口腔内のDNA採取させられる。看護士が男の手荷物の紙袋を持って行こうとするが手元から離さないため、そのまま作業を終わらせ退室する2人。2人の退室後、男が紙袋から出した中身は子供のセーター。家族持ちの男がなんらかの事情で入院することになったと想像できるが、ここまで彼らに会話らしい会話はない。医師たち退室後の室内を彷徨うように見回る男、3台の監視モニターが3人の魔女に見えたのか、現在の置かれた状況にマクベスと重ね合わせる。(と思ったのですがどうなんでしょう!?)

上や真横からのスポットライトの当て方や、鏡越しでの暗殺者との会話演技にゾクゾクするような狂気の顔芸ラッシュ。マクダフ暗殺計画を企てる段階で、マクベスと夫人がベッド上で体位を変えながら会話するが「悪いこと企ててる〜」とわかりやすい。一人で演じてる部分が多いけど、人物変化で車椅子使ったり、林檎が話し相手だったり、赤ん坊の人形がマクダフ?だったり王だったり。
端で見てるとなんか変なことしてると見えても、精神を患っている病人ならそんな行動してても違和感はないと納得。次第に言動がマクベスに取り憑かれ、ついには持参した子供のセーターさえマクダフ妻子殺害再現に用いられる。狂気の沙汰に我に返る男。この行動で男も似たような犯罪を起こしたんではないかなーと、ぼんやりと想像できるが、ここら辺は観客の想像力に委ねたのか、その後も男の背景についての言及はなかった。
侍医(主治医の女医)と侍者(看護士)が別室から観察する中、マクベスや夫人になった男は夜中に起き出し、手を洗う仕草を繰り返し、しまいには自傷してしまう。殺人の闇の部分が増してくると浴槽に自滅し、そこでの息止めシーンは結構長めだったから「だ、大丈夫!?」と余計な心配したくなった。
モニターに映し出された人物は男の見た悪夢な人物だったのか、それとも男そのものだったのか。その行動の数々に、男の担当医もマクベスの侍医も匙を投げてしまう。その言葉が幻聴のように空をさまよっているかのように聞こえる、マクベスと男。
どこで歯車が狂い、理性を失い、罪を起こしたのか。
男とマクベスの奇妙な一致を一人で舞台で演じて見せた蔵之介さんに感服しました。
多少わからない点もありましたが、面白かったです。
FENCE

FENCE

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

新たな1面を見れました!
毎度上質なエンターテインメントを見せてくれるこの劇団!
今回もわくわくしながら劇場へ行ったのですが

見事に期待を裏切られました!いい意味で!

まずダンスがすごい!
いつもより長いダンスだったのですが飽きることなくドキドキしながらみれました!

内容もシリアスなだけでなく沢山笑えるポイントがあり
でも締まるところはしっかりと引き締まっていてとても満足です!

最後のシーンではうるっとくることも

新人のほしなさんが辞めてしまうのは悲しいですがまた復帰することを願っています!

なんと3部作だそうで続きがとっても気になります!

『血の家』

『血の家』

劇団HIT!STAGE

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

緊張感
人は見掛けによらないものです。

ネタバレBOX

DVの父親が死に、集った娘たちの話。

何があっても良いのですが、人身売買的な話が銀行員の口から出てきたことに、土地柄なのか、いくらなんでも今日ならそんなことはないだろう、警察に行けよと、異様さに驚きました。

頭を打ってバカになるのも、何があっても良いのですが、そうなんだと思いました。

舞台上に遺体が寝かされているという設定は緊張します。ただ、いくら嫌いな父親でも死体とは呼ばないと思いました。
エトランゼ

エトランゼ

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1574(15-263)
13:00の回(晴)。

12:15会場着、外ではなくいつも「開場待ち」で使っている部屋で受付、入ると大手さん。

12:30開場、目の前まで樹木が迫っている舞台、その先に何があるのかは見えません。

上手、四角い井戸(?)のようなものに水が流れ落ちています、縁には麦藁帽子がひとつ。

13:01前説、開演~14:58終演。

エトランゼ...異邦人、見知らぬ者...「L'Etranger(1942)」カミュの作品。
カタカナのタイトルですが、とても和的な物語で、閉じた世界へやってくる者たちとの対立、何が目的か、何のためなのか...が神聖な場所である山に出現した大掛かりな舞台装置を十二分に活かした演出、役者さんたちのカラダを張った演技によって明らかにされます。

ネタバレBOX

最前列席には水よけのためビニールシートが用意されましたが大丈夫だったようです。

新井さんは、プールのように悠々と泳いでいました。

15 Minutes Made Volume13

15 Minutes Made Volume13

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/25 (火)公演終了

満足度★★★★

ショートケーキと大福
両方とも好き。今回もいろ色なお芝居(お菓子)が出てきた。まるでお菓子の品評会のように、どれが一番にするかは難しい、みんなおいしかった。

サンプリングデイ

サンプリングデイ

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/24 (月)公演終了

満足度★★★

壱劇屋MUSH UP ORIGINAL★
『MUSH UP PROJECT』シリーズ最終章★なんやけど、マッシュアップ作品と呼ぶには違和感がありました。だって『劇団壱劇屋』オリジナル作品みたいなんやもん☆オリジナルが元々【壱劇屋テイスト】を含んだ作品やったのかなと想像します。パフォーマンスや段取りの凄さを含めお芝居は大好きなんで、壱劇屋オリジナルやったら大満足♪でもマッシュアップって意味では物足りなく感じました。
今回は『公開稽古』『公開場当たり』も拝見出来て壱劇屋の皆さんとの繋がりを共有する時間がいっぱいで、とても良い思い出になりました(^o^)v

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高です
先日2回観劇しましたが、目と頭がついていかない笑
1回目はあっという間の2時間、2回目はどこが伏線だったのかとか、細かいところに気づいて楽しめる2時間でした。
たくさんチケットとっておいてよかった…笑
点と点が繋がって線になる瞬間の鳥肌はやみつきになります。
前説から開演の転換の音の演出がすごく好きです。
セットもとにかくすごい。あれを手作り&手動は本当に驚きました。
普段とはかけ離れた役を演じる方が多いのも魅力のひとつかな?
盛りだくさんのイベント、恒例の前説と役者さんと距離が近く、色々なお話しが聞けるのもとっても嬉しいです。

暁!!三國学園

暁!!三國学園

劇団ZTON

なんでもアリーナ(関西テレビ放送本社内)(大阪府)

2015/08/23 (日) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

昼A、夜B側で観劇
あんなに学園生活どっぷりやってくれたのに、
ストーリー上もまさかの一週間で、
カーテンコールでふと時計を見たら上演時間2時間なかった! という衝撃。

なんというボリュームとスピード感。

三国志知ってると笑えるパロディいっぱいだし、
パンフレットの用語集も三国志ネタいっぱいだし、
三国志以外のオマージュもあるし、
三国志知識とっぱらっても学園ものとしても楽しめるしで
まさに「エンタメストライク」。大満足でした!

各々のキャラクターが個性的で、
髪の色やビジュアルの奇抜さに負けてなかったせいか、
違和感を感じずに観ることができました。

音楽&早口でせりふが聞き取れないところもいくつかありましたが、
前後のニュアンスで内容はわかったので、ストレスにはなりませんでした。
使用音楽とシーンのニュアンスがぴったりで、
上手い選曲だなー! と感心しました。

もちろん再演希望ですが、
このまま別媒体に持っていって2次元化もありだなぁと思います。
面白かったです!

オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜

オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜

オパンポン創造社

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2015/08/22 (土) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

勘弁・感謝・勘弁の順で観劇。
劇場は始めていく場所でしたが、
出演者の方がブログで丁寧に案内してくださり、
曲がり角に案内板を置くなどの心配りがあって、迷わず行けました。
(「「地下鉄出口の進行方向と逆に…」の部分が、
 特にありがたかったです。そこで大体自分は方向を間違えてしまうので)

オパンポン創造社の作品を楽しむための条件はただひとつ
「あなたが人間であること」
それくらい扉が開け放たれてる感のある、
突飛な設定ながら
「あ、この人の気持ちわかるなぁ」と思わせてくれるような4作品でした。

単体でも完結しているオムニバスだけど、
すべてが少しずつ繋がっているつくりで、
悲しかったり切なかったり、嬉しかったりで目から涙が止まらないのに
口元は笑顔になってしまうという体験が、またできました。

楽しい時間をありがとうございました。

ネタバレBOX

自ツイートの転用で失礼します。

>『5mの女』(初見)
池下さんが演じるノムラさん(ユージとヨージの間みたいな発音・笑)が、
本人の姿と重なるようにと特徴をとらえていて、重なって見えました。
バイクに例えた人生を、通りすぎてく人々の見せ方。
落語風味にしてある辺りも好きで、
扇子で身長差を見せる手法も上手かったです。
彼女が大巨人だったという繋がりに驚かされました。
女の人だったのか!(笑)
彼女の母親の言葉に、泣きっぱなしでした。
音楽を流すことで、
ノムラさんを演じながら5mの女「イケシタアツコ」の姿を描いたシーン、
とても素晴らしいと思いました。


>『おやじの唄』(新作・初見)
『大巨人~』の別視点の話というつくりで、
大巨人のシーンが遠くで挟みこまれていて世界が広がりました。
ミヤモト(浅雛さん)が王様に問うシーンの表情、
特に潤んだ目と一筋流れた涙が心を揺さぶりました。
30年ぶりのミヤモトとの会話で、あだ名で呼ばれたとき、
ウエダ(川添さん)がホッとしたような顔で
「はは…っ」と笑い声を発した時の、その細やかさが印象的でした。

『王様~』を知っていたので、
第一声からこのひと(殿村さん)トパンの王様だー! って
わかるのも面白かったです。
「次がないようなつまらん人生を送るでない」
「忘れろというのではない」あたりの説得力がすごくて、震えました。

ヤス(野村さん)は、そうか、『大巨人~』の彼かとわかった瞬間
おもわず笑ってしまいました(笑) 
おやじの中に一人
「こども(設定年齢的には子供じゃないけど・笑)」がいることで
空気やストーリーが動くさま、
小さな町ならではの「どの家の子も自分の子供のように」みたいな
温かさが感じられてほっこりしました。

クライマックス、影の演出は2階の本体も影も両方見たかったので、
勘弁編2回観劇したのは個人的に正解でした。
倒れ方、しっかり『5mの女』のときと同じだ…!


>『大巨人とスタンドバイミー』(火ゲキ・30GPで観劇済)
兄の自由すぎるダンスとそこからの哀愁の見せ方に胸が苦しくなりました。
弟の表情から見える兄への尊敬の念が揺れ動く様も如実で、
自分は一人っ子だけど
「兄が好きだからこそ、尊敬の心があるからこそ
 今の現状に憤るんだろうな」と思いました。

追加された「かあちゃん【…と、父ちゃん】に報告だ!」は
おやじの唄へと繋がっていてその後の親子の姿が見えるようでした。
勘弁編を観てからの、今回の『大巨人と~』観劇だったので、
同じストーリーですがまた違うものが見えるようになっていて、
すごく楽しかったです。


>『王様大脱走』(LINX'S TOKYOで王様が別役者のものを観劇済)
「民は子供」発言を聞いたとき、
そして脱獄していく王様のくだりでの囚人(野村さん)の表情と、後ろ姿、
その後の「パーラー!!」の笑顔に涙しました。
囚人の息子と同じ「しょうがねーよ」という決まり文句は、
(今回上演されなかったけど過去に上演されて私は映像で見たことがある)
小吉くんが登場する話を思い出し、心が揺れました。

どこまでもピュアな王様(殿村さん)が、
囚人を通じて客席をも射抜くようで、
最初は王様が変だと思ってたのに
いつの間にか自分のほうが変だって思ってしまうのが、
彼のカリスマ性というか魅力というか魔力なのかなぁと思いました。
空手で戦争に挑むところのやり取りが面白かったです。


日曜の回は、知人が観ていてその話を聞き、とても驚きましたが、
夜には全員揃って上演できたとのことで本当によかったです。
その際の主宰判断と役者・スタッフの対応の早さも、すごいと思いました。

エトランゼ

エトランゼ

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧倒
毎回、舞台美術の芸術性には驚かされますが、
今回はもう凄いの一言。
大量の水を使った演出にただただ圧倒されました。
また、物語もよく、役者さんの演技に見入ってしまいました。
この舞台を見れて良かったです。

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