オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜 公演情報 オパンポン創造社「オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    勘弁・感謝・勘弁の順で観劇。
    劇場は始めていく場所でしたが、
    出演者の方がブログで丁寧に案内してくださり、
    曲がり角に案内板を置くなどの心配りがあって、迷わず行けました。
    (「「地下鉄出口の進行方向と逆に…」の部分が、
     特にありがたかったです。そこで大体自分は方向を間違えてしまうので)

    オパンポン創造社の作品を楽しむための条件はただひとつ
    「あなたが人間であること」
    それくらい扉が開け放たれてる感のある、
    突飛な設定ながら
    「あ、この人の気持ちわかるなぁ」と思わせてくれるような4作品でした。

    単体でも完結しているオムニバスだけど、
    すべてが少しずつ繋がっているつくりで、
    悲しかったり切なかったり、嬉しかったりで目から涙が止まらないのに
    口元は笑顔になってしまうという体験が、またできました。

    楽しい時間をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    自ツイートの転用で失礼します。

    >『5mの女』(初見)
    池下さんが演じるノムラさん(ユージとヨージの間みたいな発音・笑)が、
    本人の姿と重なるようにと特徴をとらえていて、重なって見えました。
    バイクに例えた人生を、通りすぎてく人々の見せ方。
    落語風味にしてある辺りも好きで、
    扇子で身長差を見せる手法も上手かったです。
    彼女が大巨人だったという繋がりに驚かされました。
    女の人だったのか!(笑)
    彼女の母親の言葉に、泣きっぱなしでした。
    音楽を流すことで、
    ノムラさんを演じながら5mの女「イケシタアツコ」の姿を描いたシーン、
    とても素晴らしいと思いました。


    >『おやじの唄』(新作・初見)
    『大巨人~』の別視点の話というつくりで、
    大巨人のシーンが遠くで挟みこまれていて世界が広がりました。
    ミヤモト(浅雛さん)が王様に問うシーンの表情、
    特に潤んだ目と一筋流れた涙が心を揺さぶりました。
    30年ぶりのミヤモトとの会話で、あだ名で呼ばれたとき、
    ウエダ(川添さん)がホッとしたような顔で
    「はは…っ」と笑い声を発した時の、その細やかさが印象的でした。

    『王様~』を知っていたので、
    第一声からこのひと(殿村さん)トパンの王様だー! って
    わかるのも面白かったです。
    「次がないようなつまらん人生を送るでない」
    「忘れろというのではない」あたりの説得力がすごくて、震えました。

    ヤス(野村さん)は、そうか、『大巨人~』の彼かとわかった瞬間
    おもわず笑ってしまいました(笑) 
    おやじの中に一人
    「こども(設定年齢的には子供じゃないけど・笑)」がいることで
    空気やストーリーが動くさま、
    小さな町ならではの「どの家の子も自分の子供のように」みたいな
    温かさが感じられてほっこりしました。

    クライマックス、影の演出は2階の本体も影も両方見たかったので、
    勘弁編2回観劇したのは個人的に正解でした。
    倒れ方、しっかり『5mの女』のときと同じだ…!


    >『大巨人とスタンドバイミー』(火ゲキ・30GPで観劇済)
    兄の自由すぎるダンスとそこからの哀愁の見せ方に胸が苦しくなりました。
    弟の表情から見える兄への尊敬の念が揺れ動く様も如実で、
    自分は一人っ子だけど
    「兄が好きだからこそ、尊敬の心があるからこそ
     今の現状に憤るんだろうな」と思いました。

    追加された「かあちゃん【…と、父ちゃん】に報告だ!」は
    おやじの唄へと繋がっていてその後の親子の姿が見えるようでした。
    勘弁編を観てからの、今回の『大巨人と~』観劇だったので、
    同じストーリーですがまた違うものが見えるようになっていて、
    すごく楽しかったです。


    >『王様大脱走』(LINX'S TOKYOで王様が別役者のものを観劇済)
    「民は子供」発言を聞いたとき、
    そして脱獄していく王様のくだりでの囚人(野村さん)の表情と、後ろ姿、
    その後の「パーラー!!」の笑顔に涙しました。
    囚人の息子と同じ「しょうがねーよ」という決まり文句は、
    (今回上演されなかったけど過去に上演されて私は映像で見たことがある)
    小吉くんが登場する話を思い出し、心が揺れました。

    どこまでもピュアな王様(殿村さん)が、
    囚人を通じて客席をも射抜くようで、
    最初は王様が変だと思ってたのに
    いつの間にか自分のほうが変だって思ってしまうのが、
    彼のカリスマ性というか魅力というか魔力なのかなぁと思いました。
    空手で戦争に挑むところのやり取りが面白かったです。


    日曜の回は、知人が観ていてその話を聞き、とても驚きましたが、
    夜には全員揃って上演できたとのことで本当によかったです。
    その際の主宰判断と役者・スタッフの対応の早さも、すごいと思いました。

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    2015/08/24 10:07

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