
逃奔政走
フジテレビジョン
三越劇場(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鈴木保奈美さんは綺麗だな。遠くからでも立ち姿が神々しい。こういう作品に向いていると思う。
NPO団体代表からニュースのコメンテーターに、人気を見込まれ県知事選に担ぎ上げられた鈴木保奈美さん。教育無償化、待機児童問題早期解消、介護離職ゼロを掲げ、しがらみのないクリーンな政治を標榜。見事当選。
2期目の選挙を来年に控え、出馬予定の県議会議員・寺西拓人氏が執拗に知事の公費私物化疑惑を追求する。のらりくらりと躱す鈴木保奈美さんだったが実はそれには言うに言われぬ理由があった。
副知事の相島一之氏が手堅い。名助演。
県議会を束ねる顔役、闘魂マフラーの佐藤B作氏は流石。
寺西拓人氏のキザでナルシシスティックなポーズは会場大受け、一番の笑いを取った。ウーマンラッシュアワーの村本大輔っぽい。
娘の婚約者で検事の斉藤コータ氏もいいキャラ。
是非観に行って頂きたい。

【延期公演開催】エアスイミング
演劇企画イロトリドリノハナ
小劇場B1(東京都)
2024/07/04 (木) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
あっという間の四日間だった♪
最初は難解な話だと思ったが(孤独と絶望の世界)に全く見えなかったから・・・♪
内なる世界を見せ始めるといや~面白い・・・♪
そして怖いくらいに深い闇・・・それを明るく表現しているから余計に怖い・・・♪
ケセラセラが頭から離れない(笑)♪

駈込み訴え
中瀬古健
MUSIC BAR道(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了

藤裏葉
演劇集団☆邂逅
布施PEベース(大阪府)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かった
藤と桜で表現が面白い
羨む心 登場人物が多いいが、キャスティングがよいので分かりやすい
衣装変更を上手く行って物語を上手く伝えていると思う。
藤パでした

居眠りしてんじゃねーよ
劇団KYs
STスポット(神奈川県)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
価格3,000円
去年2023年に旗揚げしたばかりの劇団。汗と努力とチームワークを感じる内容。社会的なテーマに果敢に取り組む姿勢など評価したいです。将来楽しみ。応援したいです。

CEREMONIES
アマノウズメ企画
KAIKA(京都府)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了

駈込み訴え
中瀬古健
MUSIC BAR道(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
一人芝居でしたが、熱演と迫力に圧倒されました。
ただただ凄いの一言。
コメントしている方達の、役者さんへの評価が高いのも納得でした。
小さな空間で、贅沢な時間を過ごしました!

廻り巡って蝶を飛ばす
劇団ホリック
アトリエS-pace(大阪府)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
旗揚げ公演でここまで完成度が高いとまず驚きます。設定は少々異常だが、不気味で哀しい現代をしっかりと描いていると思う。時間も90分越え。立派だねえ。頼もしい劇団が誕生した瞬間をしかと見た。
暗幕が始まる寸前に使用した小道具をすべて大切に堀炬燵のような空間に放り込む。これが面白かった。最後は主人公までも同じく空間に放り込む。これは何を意味するのか不明だが、今まで見てきた劇では皆無の手法だ。次作がもう楽しみになってきた。秀作劇です。

逃奔政走
フジテレビジョン
三越劇場(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
価格10,000円
「政治あるある」を巧みに織り交ぜて、リアル感あり笑いありの舞台に昇華させていた。
少し残念は、主演のマイクの付け方か、音圧の低さか、衣装の擦れるノイズ。後半、改善されたけど、その分星ひとつマイナス。観劇して良かったと思う内容です。

駈込み訴え
中瀬古健
MUSIC BAR道(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
中瀬古 健 氏による一人芝居、熱演。
「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉があるが、物語(小説)は イスカリオテのユダのキリストへの狂おしい思い〈思慕と裏切〉を大胆に解釈し語られる。嫉妬、愛憎相反するような感情、その複雑な思いを繊細に演じる。それによって ユダの心情が抒情豊かに描かれる。
(上演時間1時間15分)

心の声など聞こえるか
範宙遊泳
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/14 (日)公演終了

ナイロン100℃ 49th SESSION 「江戸時代の思い出」
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2024/06/22 (土) ~ 2024/07/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ナイロン観劇4度目になるか。比較的、見応えある舞台だった。と言っても以前観た「わが闇」等は一定評価されているので、自分の感受性の問題かも知れぬ。で、今回はナイロン的アプローチを漸く理解し始めたという事なのかも・・?
所詮遊び以上のものではない、と作者は腹をくくってるのだろうと推測しているのだが、何かメッセージらしきものを込めて来る瞬間があり、それが茶化しなのか、その逆(日和った)なのか、どっちだ。やっぱ日和ったのね、と。「いい話」にしたいなら直球でやってみろ、と言いたくなる感覚?それかも知れない。
ただ、死体の腕や足が出て来ても平気で見れてしまうシュールなワールドへの巻き込み術は、さすがである。心から笑えるギャグも一つあった(一つかいっ)。
シュールなワールドでの、俳優の肉体の「力」の貢献を実感する所あり、途中で気づいた存在がズームされて目に入って来る池田成志、同じく途中で気づいた奥菜恵(どこまでも変らない)、コールでやっと気づいた山西惇らの圧は中々であった。客演四名の一人坂井真紀はビッグネームと悟るも、判別できず(坂井美紀、水野真紀、水野真紀未だに識別できない)てな塩梅。
だが、どこか「勿体ない」感が残る。それがナイロンと言えばナイロンなのだな。
小劇場への客演で目にしていた水野小論が出るとホームなのに何故かアウェイで頑張ってる錯覚に。

きく
エンニュイ
アトリエ春風舎(東京都)
2024/06/18 (火) ~ 2024/06/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/06/22 (土) 13:00
主題が提示され別の主題が現れたり主題の変奏があったりソロや合奏があり最初の主題に戻り……という「言葉/台詞/会話による交響曲」、5年前の初演と較べて歌や漫才(?)なども加わって多彩な展開となり、初演が「デッサン」ならこちらは「油彩画」な印象。
ちなみに前日観た同じく「会話とは?」な劇団普通の作品はタイトル通り「水彩画」であり、先述の音楽の喩えで言えば室内楽か。
が、これだけ対照的なな2作品、「物語」ではなく「状況とそこでの会話」を描いているのが共通。「会話とは?」を演劇で表現するとそうなるのかしら?

悼むば尊し
かわいいコンビニ店員 飯田さん
駅前劇場(東京都)
2023/10/04 (水) ~ 2023/10/10 (火)公演終了
実演鑑賞
かなり昔に見たのだけど、改めて。
いじめられ役の人の芝居が凄過ぎて、チケット代の7割はこの人が背負った。
いじめのシーンはどうしても「やってる感」が出るものだと思った。
悪いやつの喋り方をしてる悪くない人に見えている。
台本は、誠実。
ただ、もう一回推敲したら、こうなってないだろうなというセリフがいくつかあって、そういうところは役じゃなくて作家が喋ってるように感じた。そもそも言語化する習慣がある人で、それがそのまま台本になってるシーンが少しあった。
誠実さを守ろうとする分、そうなるのかもしれない。現実にあることをドラマ化する上で、馬鹿にしているようにならないようにという思いを感じる。不快感はなかった。
笑いが少なかった。時々、絶妙に笑える感じになりそうな時もあって、そういうのもっとみたいと思った。
後半、全員立ってるシーンがあって、あれはちょっと。反省会みたいにアーチ状に立っていて、一人一人喋り出してはそれなりの尺をもらっていく。そうはならないような気がした。
その辺りのシーンは、言葉先行すぎるなと感じた。台本上で耳でセリフが鳴っていて、その時点ではいいけど、それをそのままやると、ただ言ってる、ただ聞いてるみたいになるのかもしれないと感じた。
でも、色々書いたけど、ちゃんとした本を書こうという気持ちが伝わる作品で、誠実さを受け止めた。

神話、夜の果ての
serial number(風琴工房改め)
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この作家は作品によって作風がかなり変わることがあるように思うが、今作は独特の雰囲気がなかなか良い。カルトが描かれた作品にふさわしい。舞台上はベッド一つだけで場面が展開されるところや、主人公と弁護士役が対照となるのが興味深い。若い俳優たちも相当の実力を有している。しかし、タイトルの「神話」とはどういうことだろ?

【延期公演開催】エアスイミング
演劇企画イロトリドリノハナ
小劇場B1(東京都)
2024/07/04 (木) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
なぜこの程度の事で「触法精神病施設」なる施設に幽閉されなければならないのか
なぜ家族は娘がこの様な目にあっているのを長期にわたって容認しているのか
それらの背景まで深掘りすれば、とてつもなく話は膨らんでいき、実際観終わった後には彼女達のキャラクターや台詞の端々から推測や憶測がいくらでも湧いてくる
そういった意味で目にした以上の情報、問題提起に富んだ作品
実際に舞台上で描かれるのは施設に収監された二人の女性(ペルセポネーとドーラ)の長期にわたる風呂場掃除タイムでの交流シーン
収監歴ではペルセポネー(森下知香さん)より2年先輩となるドーラ(室田百恵さん)はきっと社会に出ていれば並みの男以上に社会貢献できそうな頼もしい女性
お嬢様育ちで現状把握さえちゃんとできていないペルセポネー(天然が入っていてユーモラス)の良きアドバイザーであり良き話し相手
一見楽しげな会話シーンの連続でありながら、この病院ではろくな治療行為も行われず閉じ込めっぱなしである事がハッキリ炙り出される光景でもある
やがて二人が編み出した別の名前になって繰り広げられる現実とは別の世界
そこにはもはや恋愛欲求や食欲など入り込まず、ひたすら“憧憬”に特化されていくようで何とも切なく、時には狂気が混ざり込んだ美しさで妖しく輝いて見える
“相互依存”という状況は悪い意味で使われる事の方が多いけれど“相互依存”がなければきっとこの二人は廃人になっていたに違いない
後半 気の遠くなる様な50年を経て、彼女達がどの様に変貌していったのかは必見
お二人の女優魂を存分に味わい、その後の人生に思いを馳せ、前に述べた「実際観終わった後には彼女達のキャラクターや台詞の端々から推測や憶測がいくらでも湧いてくる」に繋がっていくのでした

大きな声で、いただきます。
試験管ベビー
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
リアルな表現で、肉がたべられなくなりそう。困ったな。
昔、4キロメートル離れた屠殺場から殺され損なってわが家まで逃げて来た牛の事を思いだし、その時の恐怖までよみがえってしまいました。
でもまた観客参加型で楽しませていただきました。

大きな声で、いただきます。
試験管ベビー
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/06 (土) 18:00
養鶏場や牧場や養豚場のことなどよく調べて話が作られてい、感心しました。
今回は特殊演出効果参加席もあったりして、そちらも楽しかったです。
もちろんいつもの参加席も!

大きな声で、いただきます。
試験管ベビー
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/06 (土) 18:00
今回は顔なじみの方もいましたが、若い新人さん?が多かったみたいですね。
若いからものすごく元気もあって、開演前もキャッキャッととても賑やかでした。
今回は牛・豚・鶏の肉についていろんなことを語ってくれ、よく調べたな~という部分も!
観客参加型も楽しかったです。
肉のことについてかなり語ってくれた感があったので、題名は「大きな声で、いただきます。」じゃなく、「やっぱり肉が好き」みたいな方がよかったような……。

逃奔政走
フジテレビジョン
三越劇場(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/16 (火)公演終了