
にんじん
劇団葡萄座
スペース・オルタ(神奈川県)
2015/10/24 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
観て良かった!
タイトルは知っていたが、どんな話か分からない作品だった。「赤毛のアン」と勘違いしやすい?それは自分が無知なだけ。
父親と少年の会話が興味深かった。子供レベルの話ではない。大人にとっても解決しにくい問題だ。
アマチュアだから取り上げることができる作品であろう。キャスト4人とスタッフに拍手を送りたい。

従軍中のウィトゲンシュタインが(略)
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/10/15 (木) ~ 2015/10/27 (火)公演終了
満足度★★★★★
俳優がそこに生きている凄さ
照明の変化や音楽がなくともここまで見せられるものかと思いました。とにかく役者さん5人の達者ぶりが凄かったです。

オバケの太陽
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了
満足度★★★★★
これだよ
やっぱ芝居はこうでなきゃね。まず,物語自体がしっかりしていて厚みがある。役者さんの演技も申し分ない。舞台装置が凄い。最初から最後まで雰囲気が貫かれている。接客も好感度である。どっぷりと芝居に嵌っていましたなぁ。この芝居は炭鉱三部作の第一弾,次が気になって仕方なくなる。これは良いです。オススメの作品。

Le Lien Perpetuel~ル・リヤン・ペルペチュエル~
劇団SANsukai
萬劇場(東京都)
2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★
観てきました
舞台装置が本当の披露宴見たいと思ったら、アフターイベントで劇団のかたと奥様が その奥様が実際ウエディングプランナーだそうでリアルでした。
アフターイベントのほうが何故か楽しかった。そちらを舞台の話にしたらよかったのになあ。と
舞台と観客席が同じ位置で私の席はあまりよく見えず 実際の舞台のほうは入りこめないまま終わってしまいました。

舞台版天誅-2015
ACRAFT
六行会ホール(東京都)
2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★
観てきました
出演者のかたでずーと観てみたい小川大悟さんが初めて観れました。皆さん レベルの高い俳優さん 女優さんのはずなのですが1人ひとりのキャラクターがどんなひとなのか 心情が伝わってこない。結果 アクロバットと殺陣は凄いけど。。。物語から何も伝わってこない まさしくゲームのような脚本。
殺陣が狭いからかと思ってましたが、前半きれがないような
とモヤモヤはありました。沖田さんがやはり一番今回色々な意味でよかったです。

東京裁判
パラドックス定数
俳優座劇場(東京都)
2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
失望でなく希望
罪という言葉は一筋縄ではいかない。法が道を網羅することが叶わぬ限り、常に悩ましい。責任とはリスクであり、賞賛の期待と罪業の不安とを甘んじて引き受ける覚悟だと思う。裁判が‘公正に’行われて審判を受けた、その事実こそ「責任を取った」ということであり、その後の国家にとって意義深いことであった、そのために弁護人たちは、そして被告人たちでさえもが立派に務めを果たしたのだと思い知った。小机を囲む五人に客席が一体化して‘敵’に囲まれたように思われるほど熱伝導に優れた会話劇。

地を渡る舟 ―1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち―
てがみ座
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
また観たい。
宮本常一、という人物をご存知の方が、どれほどいるのだろうか。
今回の作品に触れるまで、その人を始め、取り巻く人々のおかげで、どれほどの貴重な「文化」が受け継がれて来たのか、知り得なかった事も含め、とにかく、長田サンの作品の着眼点には、ただただ敬服するばかりである。
「粗末なモノほど、消えてなくなる」
今回、特に響いた言葉だ。
話はそれるが、今回の作品を観ていると、3.11の時の事を思い出す。
あの時、日本中が暗い気持ちになった。
街からは明かりが消え、その年の多くの祭りも自粛ムード。
舞台に関しても、はたまた何の為?誰の為?という空気が漂っていた中で、それでも舞台に立ち続ける意味とは?
公演途中だった者、公演直前だった者も、誰しもその進退を真剣に考えた時期があったが、今、こうして舞台を観ていられるのも、あの時「そういった選択」がなされたからこそ、なのではないかと...。
休憩挟んでの2時間20分程の大作だったが、役者の小気味良いテンポと、地に足の着いたやり取りで、まったく飽きさせる事が無い。
初演を拝見していないので細かいキャスティングの違いは分かりかねるが、これはこれでベストではないだろうか。
人はそれぞれ、生まれもっての質がある。
人としての成長過程が際立つ役もあれば、変わらぬ.変われぬ役もあったり、結果、個性としてしっかり際立って見えてくる事で、より一層作品に深みを増している。パンフに「時の中の人々」とあるキャスト達の存在も、この作品には欠かせない。
抽象舞台にも関わらず、そこがしっかりとした世界を生み出すのは、やはり演出の扇田サンの手腕が光る所だろう。
彼の世界観に身を任せ、同じく時代の渦に巻き込まれながらの、あっという間の時間だった。
...余り細かく書くとネタバレになるので控えておくが、それほどまでに、観た者に多くを語らせたくなる作品だった。

リクレイムド ランド
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2015/10/21 (水) ~ 2015/10/26 (月)公演終了
事故でも事件でも
子供が被害者であると、その悲劇度は増す。遺族の悲しみはあまりに深く暗い。加害者が少年の犯罪になれば、怒りの矛先までも失われてしまった気分になることさえ…。愛するわが子を失った喪失感を埋めるために選んだこと。あまりに大きな穴に蓋をするのは並大抵のことではできやしない。クローン人間の是非を問われているのかと思ったが、そうではなかった。愛情を注ぐ矛先を失った家族の視線で考えていたことを、突然ひっくり返された時に自分の中に湧き上がった動揺。あの気持ち悪さは新鮮だった。失われた人生を取り戻すことはできるのか。あるいは新たな人生の意義を見出せるのか。着眼点の面白い興味深い作品だった。ただ、余分な物語が入り込んでいるようにも思う。もう少しブラッシュアップして物語を絞り込んでくれた方が、思考はより深い所へ入っていけたような気がする。本には今後の可能性を感じた。演技は、まだまだ改善の余地があると思う。

無心
劇団 東京フェスティバル
小劇場B1(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/10/28 (水)公演終了

ゴードンとドーソン Gordon&Dawson~妻と夫と虎の夢~
はえぎわ
シアタートラム(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★
虎とだって、きっと・・・?
一方通行×2 では双方向にはならない。‘つもり’が積もり、皆やたらと何かを探し回っている。やたらと長いテーブルの不思議が明かされる‘最後の晩餐’。同時に、取り戻すべき‘未来の晩餐’の光景と受け取りたい。

心は孤独なアトム
“STRAYDOG”
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
思わず涙腺が
星組を観劇。
フライヤーのイメージでは女の子が強調されてますが、実は心に傷を負った男の物語。物語の多層構造がよく出来ていて、思わず涙腺が緩みます。シニア男優陣の演技の賜物でしょう。若い役者陣に対してはテンポ重視の演技にするなど、演出家はかなりの策士と思われます。

家を出た
ことのはbox
d-倉庫(東京都)
2015/10/21 (水) ~ 2015/10/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
不思議な世界
Team葉を観劇。タイトルからは想像できないストーリー。照明とセットが役者を映える感じで良かった!身に覚えのある物語だったので身につまされました。係りの役の方といじめられてた女子高生役の女優さんが印象に残った。

四谷怪談
ジェイ.クリップ
俳優座劇場(東京都)
2015/10/18 (日) ~ 2015/10/20 (火)公演終了
満足度★★★
違和感
舞台が始まってから、何か違和感が続いた。歌舞伎調の台詞、早口でその言葉の情緒が削られてしまっているような・・・。バックに流れる曲もそれには似合わないような・・・普通の言葉で良かったんじゃないかと言う気がする。話はお袖さんのエピソードにかなりの時間が割かれ、誰が主役なのか?という疑問さえ起きる。そしてラスト、幽霊があんなにもたもたするもんだろうか?すっくと立っても良かったんでは?出演者は悪くなかったけど・・・演出の重い込みが逆に出てしまったような気がする。

舞台版天誅-2015
ACRAFT
六行会ホール(東京都)
2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★
稽古不足?
前回の長々したゲーム映像が短く、尚且つ舞台上の登場人物とシンクロしていたのはかなりの進歩だと思います。殺陣もバリエーション多く、出演者の身体能力も高い。しかし、残念な事にタイミングが合わず、相手の動き待ちをしている僅かなズレがせっかくの見応えを損なっている部分多々。もったいない事です。話の各パーツパーツで加熱の波が上っては落ち、ラストに向かって、全体の熱がどんどん上がっていくという感じではなかったかなと、少々物足りなさ有り。結局、一番印象に残ったのはゲストの金田さん!という結果になってしまいました。最近は出演者の皆さんの次の舞台までのサイクルが短い。当然稽古不足は否めない。殺陣にしろ、肝心の芝居にしろ、じっくり向き合うことも必要ではと思います。

スイス金鉱
演劇ユニット スイス銀行
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2015/10/15 (木) ~ 2015/10/15 (木)公演終了

今、出来る、精一杯。
月刊「根本宗子」
テアトルBONBON(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了
満足度★★★★
初演と
初演と変わらず、凄まじさを感じました。
直球ど真ん中、ただし、投げられたのは鉄球みたいな。
おぼろげに覚えているところを掘り起こしつつの観劇に。
キャストもそこまでは変わっておらず。
(まあ、キャラとして換えようがない人が多いか)
評価は4.5な感じで。

従軍中のウィトゲンシュタインが(略)
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/10/15 (木) ~ 2015/10/27 (火)公演終了
満足度★★★★
気高さ/約115分
生きるか死ぬかの戦場でも高潔であり続ける若きウィトゲンシュタインに心打たれた!

ドラマ・ドクター
ティーファクトリー
吉祥寺シアター(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/11/02 (月)公演終了
満足度★★
最後まで“蚊帳の外”感が拭えず/約105分
“人間にとって物語とは何か?”という大きなテーマを扱っているのだろうが、劇作家とドラマドクター、あるいは劇作家同士の観念的なやり取りにほぼ終始し、“その世界の内輪話”といった印象が否みがたく、劇作と無縁な私はずっと“蚊帳の外”感を抱きつつ鑑賞。
お話作りのプロである劇作家を、桃太郎ほかの物語を集合知によって作ってきた“偉大なドラマメーカー”たる人類の尖兵的な存在として、すなわち我々と地続きの存在として描いてくれれば、もっと当事者意識を持って鑑賞でき、より惹きつけられたかも。
だのに本作、劇作家というものを、我々とは別世界に住む異人種であるかのように描きすぎている。
ゆえに遠く感じられて感情移入がしづらいのだ。

谷間の女たち widows
劇団昴
あうるすぽっと(東京都)
2015/10/17 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
女たちの躍動を見よ!
主役は、老婆ソフィアを演じた久保田民絵さんである。だが、谷間の川で洗濯をする女たちは、どの人も夫か父か、兄弟かを連れ去られて行方知れずだ。群像劇というわけではないが、どの役の女性も強烈な存在感を発揮し、舞台で輝く。劇団昴の女優たちが総力を挙げている。
それは、舞台装置が非常にシンプルで、女たちの全身の演技が、せりふと共にあふれ出てストレートに伝わってくるからだ。最初は抑圧に沈黙していた女たちだが、愛する家族を返してほしい、死んでいるのなら遺体を埋葬させてほしい、そして、その結果を招いた人を処罰してほしいと、ごく当然の要求を口にし始める。
もう一つの見どころは、表面的には民主主義に理解がありそうな隊長と、抑圧し沈黙させることが平穏の鍵と考えている副官の対立である。女たちの変化によって、隊長はどう変わっていくのか。ここに男たちの現実を見る。
自意識が過剰で、物わかりの良さそうな権力者ほど怖い、という歴史の教訓を明確に示した舞台。別に、わが日本国の今の総理のことを皮肉っているわけではありませんよ。

Dance Performance ~ロンド・カノン形式による創作~
日本大学藝術学部演劇学科
日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/10/24 (土)公演終了
無題1634(15-323)
13:00の回(晴)
12:15受付(整理券あり)、12:30開場。4列目に座ります。12:55前説(アナウンス)、13:03開演~14:00、休憩、14:10~15:05終演。
11演目(カノン形式6、ロンド形式5)。
かなり大人しい雰囲気の作品が多かったように思います(終わり方もよく似ている)。
すぐ聴いたことがあると思ったNo.5「サボテン」で使われた「ORION」は、メタリカ「Master of Puppets」収録のアコースティック・インスト版、これを原曲でやって踊ってくれたら...と思ってしまいました。小道具、衣裳、照明などはいろいろ工夫してありました。
・シンメトリー形式による創作 11/20-21@所沢校舎
・自由形式による創作 12/18-19@江古田