
ノネコ!
劇団21世紀枠
5BAN(兵庫県)
2015/12/19 (土) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★
壊れる心の表現が良い。
妖怪探偵 1人で引き籠ってしまう心、ネコマタ 蛇 緑の怪物 鏡の付喪神 (つくもがみ) アイドルロボット 壊れる心の表現が良い。

橙色の中古車
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高
水分補給もせずに走り抜けるパワーに脱帽。お笑いライブ以上に笑える舞台ではなかろうか。特に前半のたたみかける客席イジリに腹がよじれる程に笑った。ストレスを発散させてくれる作品だった。心は14歳の彼女は、わたしの目の前にいるリアル14歳の中学2年生よりパワフル。「満足です!」とか、一緒に叫びたかった。他にもツッコミを入れたくなるような舞台で、茶の間のテレビの前に座っている錯覚に陥った。最高!

ミュージカル『パッション』
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/10/16 (金) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
うーん…
開幕していきなりのベッドシーンて初めて。シルビア・グラブさんが怖過ぎて魔女にしか見えない。愛されて解き放たれた後の普通の姿が美しい。魔女からのギャップが凄い。愛されることとストーカーは紙一重だということを、改めて思い知らされる。家族のある人との恋。どちらがアプローチしたのかにもよるけれど、「子供が幼い今は無理。時期が来ればどんな犠牲でも払う」という姿勢には誠意を感じるけどな。相手が今すぐ家庭を捨てられないこときっかけで、呪いのようなストーカーまがいの愛に心移りって腑に落ちない。出演者が演劇畑、オペラ畑、ミュージカル畑など、さまざまなバックボーンをもっているようで、何だか統一感がないように思えた。決闘への流れも、決闘自体も急展開で感情がついていけなかった。感情が寄り添える人物も場面も見つけられずに終幕してしまったなぁ。無念。

カイコ【全公演終了しました!!ご来場誠にありがとうございました!!】
くちびるの会
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/11/04 (水) ~ 2015/11/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
カイコは
蚕ではなく回顧。キャストがみんな魅力的だった。ただ、張り巡らされた関係を追いきれず、やや迷子になった。それにしても、登場する動物が動物だったのが驚き。犬が犬。鳥が…トリ。猫の猫さたるやビックリ。あの上目遣いの目はヤバイ。瞬きが輪をかけてヤバイ。あの猫。猫でありながらキツネに見えた。頭の中ではバービーボーイズ「女ぎつねon the Run」が流れた。あの色気は何だ?エロの極致。鳴き声がまた凄い。突然話す台詞がまたエロい。外村道子さん。観る度に違う表情をしていて引き込まれる。女優って…恐い。好き♥️

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2015/11/08 (日) ~ 2015/11/21 (土)公演終了
初日
今回もしっかり能舞台をイメージしたセット。照明も美しかった。音楽もオープニングの電子音楽から、ロバート・プラントまで、転換も楽しめた。ただ、前方席からは死角になる場面が多く、鑑賞意欲を削がれて残念な面もあった。何重にも綿密に練り込まれた物語。その一つ一つにビックリな逆転劇が仕込まれていて、心地良く目がまわる。そこここに笑いが仕掛けられていて楽しい。それでいて常に死者の匂いが漂い、能を根底に感じさせる。サラリと徴兵制度まで織り込み、現代性まで漂わせる。見事。

ストリッパー薫子
BuzzFestTheater
シアター711(東京都)
2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了
満足度★★★★★
これは
タイトルがタイトルだし、フライヤーもそれっぽく作ってあるので、場末感たっぷり。やや手を出しにくい感じがある。逆にそれがそそるので作戦成功だろう。満席で、オジサマたちの熱気がムンムンしていた。踊り子さんには場末感は皆無。綺麗で素敵でドキドキ。目のやり場に困る。物語もしっかりしてて見応えあり。驚くような展開はないけれど、笑いもセクシーも涙もバイオレンスもあって面白かった。稲村梓さんにはかなり驚いた。圧巻の豹変ぶり。啖呵を切る凄みも、幼児性も、もちろんセクシーも一級品。煙草の吸いっぷりとへそピアスの痕がリアルだった。水野奈月さんの踊りに完全に射抜かれた。あのブレない視線にタジタジ\(//∇//)\ しなやかなダンスと天使のような瞳に天性のアイドル性を感じた。もう一度観たくなる女優さんだ。末岡いずみさんは、踊り子と真逆の女性を好演。彼女に対して「小動物みたい」という台詞があったが、言い得て妙。強く同意する。作品に見事なアクセントを加えていた。幸多かれ…と願いたくなった。

平田オリザ・演劇展vol.5
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/11/05 (木) ~ 2015/11/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
『走りながら眠れ』
伊藤野枝と大杉栄の登場する作品は、これまで何作品も観たが、今回の能島瑞穂さんが一番キュートで素敵だった。凛とした佇まいと無邪気さを併せ持って可愛らしく愛おしい。あの二人の古屋隆太さんがお茶をもらって言う「ありがとう」が自然で、ちゃんと感謝があって素敵。あんな風に夫婦がいつまでも「ありがとう」と言えたら幸せだろうなぁ。膝枕も気持ち良さそう。嬉しそうで羨ましかった。これまで観た中で最も幸せそうな大杉と野枝だった。話であることを意識せずとも楽しめる作品。秀作。

舞台版うしおととら 第42弾第45章「雨に現れ、雨に消え」
シアターOM
シアターOM(大阪府)
2015/12/17 (木) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
多いい出演 てんこ盛りな内容 3時間
多いい出演 てんこ盛りな内容 3時間 殺陣 ダンス アニメの物語 面白かったわ~。

NBL大作戦
ゲキバカ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/11/07 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めてだ
終演予定時間を30分オーバーする作品は初。「電車の時間がヤバイんじゃこりゃー」と怒りたくなる気持ちも湧かない程に面白かった。楽前で、みんなノリノリだったのでしょう。アドリブの応酬に爆笑。とにかく出演者のみなさんが楽しんでいることが伝わってくる。まさに学園祭の楽しさ。まるで、女の子のことしか考えていない男子中学生の頭の中のような作品。出演者紹介時のダンスのキレは超一級!伊藤今人さんから目が離せなくなる。

海の五線譜
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
カンパニーとして
力を感じた。異世代の俳優が所属していることの強みだろう。当たり前に家族の姿が立ち上がる。そこにいつも上質なノスタルジーが漂う。心をギュッと締め付ける吉田小夏さんの本と、そこに登場人物が確かに生きていると感じさせる俳優の力量に、ただただ敬服する。

『大原研二 ひとり芝居』&『ふたりマクベス(習作)』
新潟古町 えんとつシアター
新潟古町 えんとつシアター(新潟県)
2015/12/28 (月) ~ 2015/12/29 (火)公演終了
満足度★★★★
とても良かったです
ダルカラ大原さんと地元演劇人 志田実希さんと内藤陽介さんの二人芝居 ふたりマクベス。新潟の演劇を知ることができ、東京の役者 大原さんの体を堪能でき充実した時間。埼玉県から観にいきましたが、わざわざ観にいった甲斐があった。これからもえんとつシアターさんには、こういう企画をやってほしい。そしてふたりマクベスは、新潟でもこんなに真摯に演劇をやっているひとを見てほしい。

お母さんが一緒
ブス会*
ザ・スズナリ(東京都)
2015/11/19 (木) ~ 2015/11/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
いつものこと
いつものことながら、綺麗な女優さんが揃っている。もちろん今回も、綺麗な女優さんを観て目の保養にしようと思っていた。そして大満足。ただ、ラストシーンの加藤貴宏さんの背中の、いや肉体の美しさにクラッとした。ペヤンヌさんの目利き凄いわ。出演者の裸(お肌)が綺麗。

もっとも迷惑な客死
上野くん、電話です
スタジオ空洞(東京都)
2015/11/17 (火) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
天才
上野さんは恋愛ものを見事に描き、ラブコメだってイケる。『なんだよぉ、サスペンスはあかんなぁ。ネタ明かしし過ぎだろ…。』と途中で思わせておいて、ひっくり返してひっくり返してひっくり返しちゃう。ゴメンナサイ。参りました。脱帽。天才だ。

『記憶の化け物』(仮)
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2015/11/20 (金) ~ 2015/11/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
あんなにも
あんなにもバカバカしくて矛盾ばかりのあり得ない設定にもかかわらず、それを凌駕する展開力と、堂々たる演技力にひれ伏す。いやぁ、凄い。髭面ですね毛の女はダメだ。笑っちゃう。それにしても、鮎川桃果さんのツンデレの破壊力は地球壊滅的威力。あの目に睨まれたら死ぬ。

みんなよるがこわい
劇団 贅沢貧乏
三鷹北口共同ビル(東京都)
2015/11/21 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
舞台は場所と融合する
あの場所を見事に反映させた作品作りに脱帽。これは現代の若い女性に起きたクリスマスキャロルだな。まるでスクルージに現れた精霊のよう。あるいは映画『インサイド・ヘッド』だ。それにしても、女優4人が上手すぎてビックリ。可笑しくて、何度も吹き出したもの。主宰の山田由梨さん。この間、セーラー服を着て墓場を走り回っていたのに、この創造力は何だ?凄いぞ。自分がやり過ぎないバランスが絶妙。何より、この女優陣をキャスティングした目の確かさ。彼女たちをあのように演じさせるセンスが抜群。いやぁ、いいもの観た。どう考えても贅沢贅沢な時間だった。ずっと観ていたい…いや眺めていたかったなぁ。「火事?」の時の3人の動きのシンクロが可愛くって可笑しくって…我慢できない。吹き出す。ラストの「寝た?」もニマニマしちゃう。♪こーどく、こーどく、あ〜あ〜こーどく、…♫ あぁ、脳内スパイラル。あぁ、癖になりそう。この作品、DVDとか出るのかなぁ。あぁ、贅沢貧乏・・・次回が待ち遠しい。

オレアナ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2015/11/06 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
見事に
不快だった。ふざけるなと叫びたくなる衝動に駆られた。狂気という凶器。理不尽に追い込まれて、もがけばもがくほど食い込んでくる罠。男であることが弱者であることの恐怖を感じさせられた。痴漢冤罪とかの恐怖は、こんな感じではなかろうか。教育現場は戦場だと思う時がある。想像を超える思考をする生徒はいる。同時に、想像を超える思考をする保護者もいる。良かれと思った指導の真意は届かず、捻じ曲げられる。現代で教師は聖職などとは程遠く、生徒や保護者やマスコミから狙われ叩かれる弱者だ。実に欧米的な作品。会話劇であるけれど、全く会話していない。ただ自分の言いたいことを相手に浴びせるだけ。で、時折相手をねじ伏せて、無理やり聞かせる。アスペルガーだ。表が読めないと、理解できないと興奮する彼女は、その典型だ。うーん、こだわりが偏ると、怖いな。

第8回 『ハンプトンコート』
シアターカフェ・ハンプトンコート
Milkcafe (大阪府)
2015/12/12 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
猛者しか注文できないカクテルは最後に。
あれこれ起こる出来事、満腹です。帰りに精算 少人数だが名前を把握しているのに驚いた。客を見て進行しているからできるのだろう。 猛者しか注文できないあのカクテルは最後に出される。

桜の園
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/11/11 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了
オーソドックス
古典中の古典。郷愁、固執、羨望、別離、主従、出発…真新しいものなんて入る余地はない。その中で、ラストのカーテンには「ヘェ〜」と思った。浮浪人の田代隆秀さんの声が色っぽい。あんな声に憧れる。宮本裕子さんと平岩紙さんが花道を通ると、フワーッといい香り。ときめく。これまで観た中で最も好きな『桜の園』は、日大芸術学部演劇学科SAYONARA中講堂企画公演。ラネーフスカヤを演じたのは、今回シャルロッタの宮本裕子さん。本当に素晴らしかった。別の役を演じる今回、どんな気持ちなのだろう。

汗と涙の結晶を破壊
綾門企画
アトリエ春風舎(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/12/01 (火)公演終了
満足度★★★★★
芸術に
芸術に人生を捧げる人たちの心の叫びのような作品だった。「才能」という言葉で、努力も苦しみも凌駕して片付けてしまうことへの憤り。全ての苛立ちが、堀夏子さんの右足の貧乏揺すりに表れていた。それにしても、作品毎に違う表情を見せる堀夏子さん「才能」に脱帽。肉体の死と、存在感(価値)の死。人はある時期に何故か「生まれた意味」「生きる価値」について考える。同時に「死」への逃避に目を向け期待を抱く。純粋に生きようとする人間ほどその傾向にある。鈍感力が生きる力を生む。ただ、純粋さは紙一重。芸術の世界では、それが価値あるものとして認められることもある。確かに生命力を手にできずに息絶えるものも多いだろう。記憶の中の三人から「絶対大丈夫」が、芸術に人生を捧げる全ての人たちへのエールに聞こえた。その道で死体と化した者たちの向こうに横たわる彼女は、問題ある正常の先へ両足を突っ込んでしまったのか。彼女の脇で読み上げられたメッセージが、「才能は万能じゃない」という芸術への弔辞であるならば、彼女が起き上がったことが意味するものに未来を託そう。原田つむぎさんは器用な女優さんだ。拗ねてキスを迫る同性愛者が可愛すぎる。破天荒な二世芸術家の毒の強さはリチャード4世の姿勢の悪さのように強烈。一番好きだったのは「捨てましょう」のキャスター?決め台詞がツボ。ラストの東に対する行為が意味深。「叫んでいいんだ!叫べよ東!」が、現代の若者へのエールのようだった。彼女が庭に放り投げたものは、夢か希望か…人生か。彼女が大きく吸い込んだものが、過ぎたるは及ばざるが如しものなのかもじっくり考えよう。堀夏子さんの深呼吸と過呼吸がスパイラルしている。

夏のない年ー或いは現代のプロメテウスー
劇団往来
吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
求めた愛情、受けた暴力と孤独
雨の湖畔の館 バイロン卿の提案で小説を書くメアリーとポリドリ。メアリーは夫の偽りの愛を感じ、狂人バイロン卿と人間の狂気を、名のない物に写した、怪物を生み出した乙女の心の闇、怪物が求めた愛情、受けた暴力と孤独から生まれた憎しみ、現実と重なる小説。 バイロン卿は廃人になった ポリドリがバイロンへ復習か? 作られた命から憎しみが消えた時に怯えらる事が無くなり、サフィーと過ごした湖で歌う。この歌が素晴らしい、名もなき物を演じた桜花昇ぼるさんの演技 歌 ダンスがとても良い。 芝居のレベルが高い。すばらしい作品。