最新の観てきた!クチコミ一覧

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海の五線譜

海の五線譜

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
およそ90分の公演でした。良かったと思う点を箇条書きに。
・役者陣のレベルが高かったです。全員が一人二役や三役をこなすのに驚きます。
・場転やモノの移動が鮮やかだった。
・後半のリズムが良かった。アカペラで物語に柔らかさを出しており、長い会話劇の舞台を飽きさせないように工夫されていた。

ネタバレBOX

物語は「なぜ結婚したのか?」という問いを妻を中心に夫婦、元恋人、親子の関係の中で語られます。自分が男のせいか、やや一方的に求愛を受ける女性に違和感を感じました。物語全体としては「上手く」まとまっていたとは思います。
海の五線譜

海の五線譜

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

小夏ワールドを満喫!良かった!!
 重いテーマを扱いながらも、笑いと涙を織り交ぜつつ観る者を引き込む脚本と演出は流石!そして、時空を自在に行き来しながら何役もを演じわける役者さん達の力量にも感服!この世界は小夏さんならではの味わい。もう一度観たい。

the Code

the Code

FUTURE EMOTION

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
暗号が解読されるまでの展開や、様々な意外性があり、とても惹き付けられました。役者さん達の演技も良く、特にオタク役の野田孝之輔さんが印象的でした。ミステリアスな雰囲気の中に、心温まる要素のある舞台で、とても面白かったです。旗揚げ公演との事ですが、今後も楽しみな劇団だと思いました。

瓦礫のソフィー[See you, and thanks for all the Fishes]

瓦礫のソフィー[See you, and thanks for all the Fishes]

獣の仕業

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

“獣の仕業/立夏”流「SF」
この独特な空気を持った舞台を私なりに表現すると、

『浮遊する“光彩を放つ粒子”が
周波数の異なるいくつもの波動によって
拡散され世界を創る』といったイメージ。

それは“観る”というよりは“体感する”と言ったほうが相応しいかもしれない。

“獣の仕業/立夏”流「SF」、魅力的だ!

オフ ザ ライン

オフ ザ ライン

劇団なのぐらむ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度

スペースをいかしきれていない。。。
感想としては、まだ見たことのないジャンルとしての衝撃がありました。それに加えて個性的な役者さんたちの持つ魅力にはぞくぞくしていました。

・・・なのですが、ぶっちゃけて言えば、どうおもしろかったのかがつたわってきませんでした。気になったことは3点です。
・役者さんたちは個性的ですが、なんせ16人もいるので、キャラかぶりやストーリー上脇役のような方たちがでてきいたとおもいました。脇役の方たちのストーリーを掘り進める時間はないのはわかるので、演技なりセリフなりの感じでもう少し自然にシーンになじんでほしかったです。あと笑いどころなんですがあまり笑えませんでした。

・自然なナチュラル演技は良いのですが、、、身体エネルギーを抜きすぎな気がします。なんというか何人かの役者さんたちはだらだら立っているような、体に芯のないかんじがして。てきとうに演技しているように見えました。自然体な演技はとっても立派だと思いましたが体がしっかりと舞台に立っていないように思いました。

・この問題が一番気になったのですが、演技や構成その他もろもろがビッグツリーシアターの大きさにあっていないように思います。私はなんどもあそこで劇を観ていますがはじめて距離感を感じました。声量が小さいと感じる場面が何か所もありました。私は最前列でそう感じたので、そこから後ろのお客さんがどうだっただろうと思うと、怖くなります。
演技がスペースにあっていないにも関わらず、前2列の席をつぶして客との距離感が感じられるのですから、なんで前2席をつぶしているのととっても疑問です。
そのほか、演出や役者の移動、間の取り方などが、、、小劇場ならば届くのでしょうがあまりにもハコに合っていないのはどうなんでしょうか。



以上がとってもとっても気になったことです。
面白い個性的な役者さんやとってもリアルに感じる役者さんたちが何人かいらっしゃいました。その方々の今後の活躍にはとっても期待しています。

・・・がそのほかのストーリーやなのぐらむさんが考える面白さなどが、こちらまで届くことが少なかったと思います。もうすこしいろいろなものを受け取って、ストーリーを楽しみたかったです。


わたしのゆめ

わたしのゆめ

ガラス玉遊戯

小劇場 楽園(東京都)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

偽善と偽悪と子供たち
 タイトルがひらかなで書かれている点、大人からの目線ではあるが、イメージ戦略としては成功していよう。門題は、かようにデリケートである。舞台の出演者の役柄は総て大人。その大人は、小学校4年生(10歳くらい)の子を持つ親、担任クラスを持つ教師、教頭、教師になりたいと考えてボランティアで活躍している女子大生という役回りだ。(追記後送)

【入場無料・カンパ制】アトリエ公演「桜歌」「RS」「忘却者来訪」

【入場無料・カンパ制】アトリエ公演「桜歌」「RS」「忘却者来訪」

ラビット番長

演劇制作体V-NETアトリエ「柴崎道場」(東京都)

2015/11/28 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

RSを拝見(ラビ番noir)
 日本社会というのは鵺のようで得体の知れない世界である。その鵺の正体を暴こうとするかのような内容で、自分にとっては頗る付きで面白い作品であった。演出の仕方も特異である。(追記2016.1.8)

ネタバレBOX


 ラビ番は、黒と白を描き分けているのだが、こちらは黒作品。即ち社会の暗部を示唆した作品である。日本社会が鵺だというのは、例えば歴史認識。日本は敗戦を迎えてから占領軍が到着するまでに2週間ほどのタイムラグがあったこの間に何が行われたか? 国内に残っていた為政者にとっての都合の悪い書類、情報などは村落隅々まで“焼け”との命令が通り、実際、朝から晩まで燃やし続けられた。軍関係、占領軍に戦争犯罪として断罪されそうな関係書類の実に99%が焼かれたとの指摘もある。実際、現在までに発見されている資料の殆どは、関係者が自宅に書類を持って帰っていて残った物が大半である。(つまり何らかの理由で持ち出した訳だ・個人的研究の為だとかの)実際、どれだけの書類が隠匿され、どれだけの書類が焼かれたのか、正確な所は誰にも分からない。だが、大量の証拠書類が、為政者側の、即ち戦争犯罪責任者サイドの利益に供する為に焼かれたことだけは間違いのない所である。その上で、安倍のような下司は、証拠書類がないなどの理由で、戦争犯罪が無かったことにしているのだ。他にも例えば原発再稼働、海外輸出等、どう考えてもまともとは言い難い判断を為政者が中心になって行っているのに、それを批判すべき学術研究者、大手メディア、司法、環境相などの公僕らが、推進の後押しをしていることが挙げられる。而も愚衆の多くがこの程度の策術に騙されているのか、騙された振りをして結果的に致命的ダメージを受けることを選択している。かつて長田 弘は「猫に未来はない」を書いたが、現在の我々に必要な認識は「核に未来は無い」訳だし、人間の作り出した技術とそれを用いた乱開発に未来は無いのである。ウルグアイ第40代大統領であったホセ・ムヒカさんではないが、貧しいとは、足るを知らないことである。換言すれば、自ら欲望をコントロールできないことを指す。生きるのに必要なのは、寿限無ではないが、食う寝る所に住む所、つまり住処と衣類、安全な食糧と水、健康と友である。そして愛する連れ合いが居ればこれだけで充分なのである。右肩上がりの経済成長など(直ぐ壊れる物のみを作り、買い替え需要で達成する他ないのだから)環境破壊そのものだし、持続し得るもので無いことは誰の目にも明らかであり、そんなもの・ことを望まなければ人はもっと幸せに心豊かに過ごせるものである。
 今作では、上記、人も他の生き物も無駄に死なず、健康で文化的で幸せを感じ得る世界構築とは逆を目指す者どもの、欲に塗れ精神的に堕落し最早天使の住む場所からは追放された下司共が、「論理の整合性」によって「真実」を作り大衆社会を運営してゆく怖さ、ちょっとしたきっかけや誘導を通してそれが実現してしまうことを描くことによって、その結果の恐ろしさと民衆世界破綻の一端を見せてくれていると言えよう。このような作品は、ことの両極を同時に観る視座なしに書くことはできない。作家、井保 三兎の優れた才能を示す作品である。
お家に帰るまでがテロです

お家に帰るまでがテロです

舞台屋アホロ

荻窪小劇場(東京都)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
発想がおもしろく、個性が光っていた

ヒーローがいなくなったこの街で

ヒーローがいなくなったこの街で

劇団サラリーマンチュウニ

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
笑いあり、感動ありの熱いドラマだった

売春捜査官

売春捜査官

EgHOST

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

つか芝居ではないところが
木村伝兵衛役のまついゆかさんがどう見ても女の子!真っ赤なスーツの女の子が刑事部長ってどこのラノベよ!とか思いましたが、ご本人は北区AKT出身という。一見ライトでも、本質は変わっていない。悪くないよね。

膨らむ粘土

膨らむ粘土

創像工房 in front of.

慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/05 (土)公演終了

満足度★★★

ドライとシュール
3人の脚本家によるオムニバス。演目は飯塚政博作①「imu」②「道玄坂ルミ子」⑥「潮」
                   岩崎裕介作③「NENDO」④「適性」
                   岡戸優太作⑤「初心物忘」   ○数字は上演順
 基本的にドライな笑いやシュールな笑いに彩られた作品群だが、各作品の連関は薄い。次は、各作品がゆるやかな連携を保つような作品群にもチャレンジして「みてはどうだろうか。

Cheer  drop

Cheer drop

コントユニット TOO

OFF OFFシアター(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
面白かったです。
SNSのやつなどは、世相をあらわしているというか、シニカルとかなんかそんな感じでよかったです。

ヒーローがいなくなったこの街で

ヒーローがいなくなったこの街で

劇団サラリーマンチュウニ

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

変身しない普段着のヒーローたち
演技とか演出とか、そういった善し悪しで判断するのならもう少し低い点数にしたかもしれない。
でも、泣いちゃったんだよなぁ。もう自分でもびっくりしたのだけど。
直球なのだけど、だからこそ感情を揺さぶるものがあったのだと思います。

ヒーロー物なのだけど、変身しません。
必殺技もありません。(特技はあるけど)
悪役も出てきません。
世界の平和以前に自分の家庭の平和も危ういです。
でも、彼らはヒーローでした。
とても格好良かったです。ラストの決めポーズは鳥肌物でした。


今回も出演者のほとんどは普段サラリーマンをされている方たちだそうです。
毎回初舞台の方がいるのも良いですね。

ネタバレBOX

お気に入りのシーンは
・レッドスターとその(自称)フィアンセの2人の決めポーズが凄い良かった!
 フィアンセさんもの動きもキレッキレでしたね(笑)

・閉じ込められた人を助けることが出来ず崩れ落ちる息子。そんな息子に父親の放つ「良くやった!」の一言。
 このシーンが一番好きです。
 ここから先はもう涙腺がやばくて、観ているのが大変でした(笑)

・「なぜ自分を助けたのか?」→「ヒーローだからだ」
レコンキスタ

レコンキスタ

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2015/11/27 (金) ~ 2015/11/30 (月)公演終了

満足度★★★★

先輩の作品に挑戦!
はちの巣座OB劇団ビスタチオ(佐々木蔵之介さんも所属されていた)さんの『レコンキスタ』に挑戦!
あまり拝見した事のない演目でしたが、少しコアな感じで、はちの巣座さんらしい公演でした。

また同じ日程で公演されていた『太陽の塔の四つ目の顔を見たことがあるか』にも劇団員さんが客演に行かれている中での本公演でしたが、新人さんも多数入部され、層の厚さを感じました♪

来週は自由劇場さんが、同じく劇団ビスタチオさんの『破壊ランナー』を公演。
自劇さんも楽しみです♪

わたしのゆめ

わたしのゆめ

ガラス玉遊戯

小劇場 楽園(東京都)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

作品的には無難にまとめてた(^^)
1時間40分がとっても長く感じた重いと思えた作品でした

大人がいろいろと子供のこと考えてるのが良く伝わったが、
現実の子供って個人差は格段にあるけど。
大人が思ってる以上に感性豊かで精密機械のようなトコあるよな~って思います

世の中の綺麗な面ばかり見せずに、世の中の悪意とかもちゃんと伝えるべきで。それに対応する知恵や知識も持たせるようにするのが大人の役割だよなぁって思うさ=各登場人物の作りがしっかりしていて役者さんも巧かったし、最前列で見てると迫力もあったっす(^^)

現実世界ではネットの使い方とかは中学生からでは遅すぎで、小学生からいろいろと教えるべきとなってきてるようですが・・・。まだまだ危機感薄そうですよね~ いろんな詐欺とか小学生とかから巻き込まれそうな犯罪についてはちゃんと教えるべきと思うけどなぁ=個人的意見(=世の中悪意はそこかしこに溢れているのさ=善意より目立つしなぁ・・・・)

ネタバレBOX

同じような反応として、お茶の間のTVでベッドシーンが出てきた時の大人の反応って感じでしょうか(^^) いきなりチャンネル変える?何をしてるか聞かれて上手に返答する? 木の股から人が生まれるわけではないのだから、大人が冷静に対応しないとなぁって思うデスよ。

キャバ嬢と言ってたお母さんは店にバレないように実入りの良いソープでも働いていたとバレます・・・・。それを毛嫌いするのが同性の女性陣ってのが不変の構図ですが、奇麗ゴトで生きてる上から目線のお母様たちの反応上手だった~。話では(現実なら尚更でしょうが)結局ソープ嬢に話はさせられないとなり=コンビニ経営のお父さんが話をすると落ち着くのですが、ボランティアの将来教師希望の学生さんがキャバ嬢のバイトしてるなら仕事内容を話ししても・・とか思ったが、そ~ゆ~方向には話は進まなかったのが残念=現役さんは忙しくてと逃げ道を作っておいて子供たちの希望はかなえる方向にいかないとこが、上っ面な大人の対応だよなぁ=現実のいじめ自殺とかの対応はもっと酷いと思うけど=と感じたっす。


・・・・閑話休題 劇場同区画に新ラーメン店できたなぁと思ったら、結構他んとこでも新店出来てたんだなぁ(居抜きのようですが・・)と。是非とも行かないと!とか燃えましたわ(^^;)
売春捜査官

売春捜査官

EgHOST

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

継承するということ
 ちょっと変わったバージョンだったのは、脚本に結構付け足しがあったりするからである。

ネタバレBOX

つかこうへいが存命であれば喜んだであろう。芝居に同じものはない、という理由から長い間、上演台本の定稿というものを書かず、口建てで作品を作るタイプの作家であり、アテ書きでどんどんシナリオを変えてゆく作家であったから、このような上演態度こそ、つか作品の本質を継承していると言えよう。それだけに伝兵衛部長刑事の暴力や常識外れの行為の向こう側に、被差別者の苦悩や悔しさ・辛さとそれらを通して鞣されたような優しさが描けている点が良い。科白量が半端でない役もあるので、多少噛んだ所はあったが、役者陣も熱演であった。今回は、上演回数が少なかったが、再演する価値のある作品とみた。
あの子

あの子

ソラカメ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1680(15-369)
13:00の回(曇)。

12:10会場着、受付、12:30開場。

初めてソラカメ「ピンク(2014/1@ここ)」を観たのがつい先日のようです。3公演目になりますが、江田さんはリオフェス「恋 其之壱(2015/6@アゴラ)」、岡本さんと一緒に「音木商店街物語(2015/9@風姿花伝)」、片桐さん「風待ち(2015/11@Broader)」を観ました。

「ピンク」とは異なり、終わってもまだもやもや感を引き摺る内容でした。飲んで発散して、の繰り返しが一筋の閃光とともに、いく百万の「あの子」という
呼称に埋没してしまうエンディングは効き目十分。

食材(サニーレタス、ウーロン茶、みかん、たまねぎ..のダンボール)、(巨大な)冷蔵庫、事務机、各種貼紙、テーブルに椅子。

ここが事務所兼バックヤードと居酒屋に。

一皮むけば複雑な人間感情、打算、抜け出せない現実、これらが一瞬にして壊滅する展開は意外でした。

DD~辻風~

DD~辻風~

劇団Spookies

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん 熱いのは芝居だけにして(^^;)
劇場の空調は、も少しコントロールした方がよいのでは?

ダンス・アクションとの狭間に物語りといった作りの作品でした

ミュージカルでの歌の部分が殺陣・アクションになったような感じというような
-1時間50分-

自分的には今ひとつだったかな・・・・
新撰組の衣装とかはカッコ良かったです

カルデラ

カルデラ

GENZAi.

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

水仙
 初見のユニットだが、今作はCamusの「異邦人」を下敷きにした作品だ。

ネタバレBOX

周知の如く、カミユは、アルジェリア育ちである。所謂pied noirという訳だ。だからフランスに戻った時は、移民に近い感覚だっただろう。その辺りのことが“太陽のせい”という表現に繋がってゆくと自分は考えるが、今作のコンセプトはそういう生々しさからは遠い所で作られているように感じた。
 現在、難民問題は世界を揺るがすことが明らかになるほど大きな問題の一つなのに、其の因って来る所を問うていないように思われる。
 ラップ風のシーンもあったのだが、本当に”演劇の再考と再興”を考えるなら、自分たちでこういうムーブメントを発明するくらいでないと殆ど意味がない。
ぽこフェス年末総納め

ぽこフェス年末総納め

ぽこぽこクラブ

こった創作空間(東京都)

2015/12/01 (火) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★

お祭り!
「A日程」を観劇。
舞台にリーディングにミニライブ。ぽこフェスと銘打っているだけあって盛りだくさんな内容でお祭りのような楽しいイベントでした。
舞台上にででんと「おみこし」が鎮座していて、会場に入ってまず圧倒されました。


『お囃子』(『明日への一撃』から改題)
 笑いからシリアス、シリアスから笑いへの突発的でシームレスな遷移が素晴らしかったです。
 シリアスな場面が徐々におかしみに、コミカルな場面で繰り出される鋭い刺すようなセリフ。
 オセロのようにパタパタと変わる雰囲気が楽しかったです。

『キリマンジャロ』
 照明が凄い良かったです。
 窓の格子状の陰、そしてトナカイの角の演出が特に良かった。
 ネクタイとSの文字が気になっていたのだけど、結構早い段階でどんでん返しが来ます。
 その後二転三転。面白いお話しでした。
 「みんなの夢を背負うことの重さ」的な話は、一度にズバッと言う方がインパクトがあるかなと思いました。

ネタバレBOX



[memo]
『お囃子』
 商店街のお祭りが舞台。
 今年の御神輿は椅子と手すりだけ。乗る予定の会長が見当たらない。
 実行委員の内部では地元の人たちとスーパー、量販店のオーナー2人の間でギスギス。
 4年前の死亡事故と加熱する「おみこし」。
 工務店の人が会長を逃がした。自分が乗る。

『キリマンジャロ』
 夜逃げした家の中で遭遇する2人。1人はこそ泥。
 もう1人はサンタだった。
 サンタ機構の決まりでは、見られたら相手を殺す or 代わりにサンタになる の二択。
 その場合サンタだった人物はトナカイに。トナカイはもみの木になる。

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