
『TUSK TUSK』(タスク タスク)
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
育児放棄がテーマの英国戯曲
15歳、14歳、7歳の子供が主役で、しかも実年齢が役に近い俳優(つまり子役)が演じるの約2時間半(休憩含む)。演技が達者な上に子供であることに大きな効果があり、期待以上の観劇体験。まず戯曲が素晴らしくて、演出も見事。全席指定で一般3500円 学生2500円 高校生以下1000円とチケット代が安い。12/13(日)14時が千秋楽。

ファルスタッフ
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★
愛すべき酔っ払いの物語
ドタバタ喜劇で、オーケストラの演奏中にも客席から笑いが漏れる。何と言っても、この世はすべて冗談なのですから。
二人の既婚女性を誘惑をしようと乗り込んだのだがその女たちの策略で洗濯かごに入れられてテムズ川に放り込まれたり、オバケが出そうな深夜の公園に誘い込まれていじめられたり。巨体の大酒飲みは、その道化師ぶりを存分に発揮する。
最後の盛大なアンサンブルがとてもいい

ホテル・プラチナアイランド
天才劇団バカバッカ
六行会ホール(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
窮屈でモヤモヤ
もっとスコーンと突き抜けたエンターテインメントが持ち味なのに小さくまとまってしまった感じ。この劇団のポテンシャルはこんなものじゃない!!

Theater ZOU-NO-HANA 2015
象の鼻テラス
象の鼻テラス(神奈川県)
2015/12/04 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
ランチリーディング観劇
ご飯もとても美味しい極上空間を堪能。久しぶりに質の高いリーディング公演と出会えた幸運を神に感謝。
二名の俳優がとてもフレッシュで好感度高し。
もっと安価なら何度でも観たい!!

海の五線譜
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
リピート観劇したい
初青☆組観劇。噂に違わぬ実力派劇団。
ここは本当に素晴らしいね。日本的情趣に富んだ佳作。 ああ、何とかしてもう一回観たい。

MID騎士(KNIGHT)ミラージュ
無頼組合
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★
理屈抜きで楽しくて面白い!
本作で7作目となる“騎士シリーズ”は、前作「グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー」に次いで2作目の観劇。
“B級活劇ジェットコースター芝居”とは、まさしく言い得て妙。
とにかく、理屈抜きで楽しくて面白い!
このシリーズも、オムニバス番外編「スタンダード・デイ騎士」/2016年7月、
最終回「騎士ブルース」/2017年1月を以って終了予定とのこと。
1作目~5作目を観ることが出来なかった私は“人生大損”なのね~。。。

お涙ちょーだい!
演劇ユニット スイス銀行
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2015/12/04 (金) ~ 2015/12/07 (月)公演終了
満足度★★★
天使の事情と遺族の事情系コメディ
2人の天使が亡くなった夫を甦らせたい理由…。
夫を甦らせたくない妻の理由…。
そして2人の天使にも確執が…。
なんやかんやでコメディで、最後何故か良い感じ系。
「おっさん」さんが良い感じでした。

その王国の夜は明けない
シアターノーチラス
シアター711(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
締め付けられる面白さ!
なるほど、たしかに王国である。いまや王国の時代ではない、とはいえあの怖い顔の王様からにこやかに語りかけられてもぞっとしない、それでは別の国になってしまう・・・金太郎飴のごとく同じ顔の国が埋め尽くす想像に暗澹となる。余裕のない貧しい国になり始めたことへの気付きが民衆の、そして王様の不安と苛立ちに映し出された。そもそも他者の笑顔を夢とする国は豊かなのか。求める相手を‘差別’するエゴな夢を押しつけ合うなかで見失われたものが王様の独白によぎり、思わず目が潤んだ。王国を支持しながらも民主国でコーヒーをすする自分への言い訳に、正しいなんて誰にも言えない答えをひねくってみる。せめて出国のときには「ごちそうさま」と声をかけることにしよう。

小さなお茶会。
空想組曲
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

まことに神の造りしをんな ― 智恵子抄 ―
劇団レトルト内閣
ABCホール (大阪府)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
珠玉のエレガンスロック☆★
前作『文明ノ獣』同様、脚本が秀逸!あまりのおもしろさに最後まで話しに引き込まれます♪そして音楽と歌に感動☆★やっぱり『歌の力』って凄い!福田恵さんと佐々木ヤス子さんの演技には魂が宿ってました☆★

高学歴娼婦と一行のボードレール
猫のホテル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/17 (木)公演終了

好きかもしれないピエロ
劇団ゆらじしゃく
ギャラリーLE DECO(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1688(15-377)
14:00の回(晴)
13:31受付、開場。LE DECOは2014/8の公演以来。
「セールスマンの死」は完売で観ていませんが、旗揚げ「毒薬と老嬢(2015/1@アルシェ)」から。高野さんの作品ではそれ以前に「ダイフク様の信ジ方(2014/3@風姿花伝)」..畠山さん、を観ています。
旗揚げから1年間で4作品、本公演後はしばらく休止、久しぶりのLE DECOもまた3/27で一旦休業とありました。
会場に入ると下手側がお薦めというのでそちらに。ラジカセ(AIWA)、ベッド、洗濯物など独り者の住まい風、柱を挟んで上手に白いイーゼル(トランスフォーマーばりに変形する)。上演時間100分+アフタートーク、という案内。
13:55/14:05漫才二人組による前説(実質、ここから始まっていたようです)~15:59、アフタートーク16:02~16:23。
登場人物はみなもうひとりの自分をもっていながらそれを表に出せずに苦悩する。(磁石のように)引き付けあうようで反発しながら揺れ続け、ピエロの涙には深い悲しみが映る。
高野さんと役者さん、スタッフの方を交えたアフタートーク。
お客さんのほとんどは学生さんらしい。
劇中のジャグリングは様になっていて、劇中、チャイコフスキーの美しい旋律が流れます。P.マッカートニーの最近作も流れたとのことでしたが、BeatlesとWingsで止まっているので気が付きませんでした。
高野さん。1年間ありがとうごさいました。また劇場でお会いできればと思います。

海の五線譜
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

帰ってきたアンチョビー
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
AB両方観てきました!!
とりあえず内容が驚きで…
劇中劇があるのですが、映画ネタをあちこちパクり…
いや、リスペクトした内容でして(笑)
中途半端さがないから、むしろすがすがしい!
今回のシザーブリッツ作品は全員女の子。
あたしは過去のシザーブリッツ作品のパワフル女の子達が大好きなのだけど、今回も期待は裏切らない!!
ああ、あたしもあそこで村おこしの仲間に加わってみたいなぁ。
元気になりたい女性の皆様!!ぜひ観てください!!
当日券は必ず出るって。

わかれ道のリテラシー
9-States
小劇場B1(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
リテラシーの真意
そもそもLiteracyとは、「情報や知識の活用能力」のことを言うが、この脚本の真理は、まさにこの部分にあると実感できる見事なstageだった。
あらゆるシーンにおける「アナタの生きる理由は?」という問いかけに、うーん。。。といちいち考えてしまうと、目の前で進行しているstageから遠く離れてしまい、ふと我に返るまでにかなりの時間がかかってしまった(涙)。
過去を忘れられたら、、、(コトー医師のつぶやき)や、モニターに映し出された「愛の錠の重さ」など、心にずしんと響く言葉がいくつも登場し、それを脳裏に焼き付けようと、躍起になってしまった。
ひとは必ず死ぬ。神なんていない。
正直なところ、もう一度、襟を正して、独りで観たい作品である。

ピーチブリオッシュ
@art。
artyard studio(大阪府)
2015/12/12 (土) ~ 2015/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★
元気一杯です!
赤タイツマン、良かったです!他の方々もうまかったですが、私の心をつかんだのは、タイツマンです!歌を歌っていた女性の歌唱力も抜群でした!座席の座布団は、残念でしたが、演劇は、◎でした!

東名人間現る‼
順風男女
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかったぁ
1人で見たのだが始まってからずっと笑いっぱなしだった。ショートコントだが、色々とリンクしていき、ドンドンと繋がっていくのが面白い。
最後にDVDを買うかどうか迷ったあげく買わなかったことに後悔。
座席案内を役者さんがしており、とてもフレンドリーで雰囲気が良かった。
またぜひ見に行きたい。

泳ぐ機関車
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
今作もヒマワリに元気が出る
「オバケの太陽」に続いて、私はこの炭鉱三部作を拝見した。前作に続いて胸を打つ物語、それを力演する客演を含めた出演者たち。手作り感あふれるが迫力ある舞台セット。見事でした。
悲しく、やるせない、救いようのない展開だが、前を向ける。その舞台装置が機関車であり、ヒマワリなのだ。炭鉱の底に沈む海として、水の使い方も効果的で、演出の勝利。
もし、あなたがこの小劇場から明日への勇気がほしいなら、見逃す手はありません。

「シゲル」
うめめ
G/Pit(愛知県)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★
これ本当におススメです
2ステ目を観劇。これ本当におススメです。チラシに書いてある通りの、年齢と性別を気にしないごたごたホームドラマ。役者さんたちの半端ない振り切れ方に引き込まれる。そして最後の展開。まさか「うめめ」で涙を流すことになろうとは...。

まことに神の造りしをんな ― 智恵子抄 ―
劇団レトルト内閣
ABCホール (大阪府)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
二人の女優さんに圧倒されました
昭和初期の智恵子さん、現代の智恵子さん二人の女優さんの演技に圧倒されました。やっぱり、レトルト内閣はいい。福田さんはいい。佐々木さんもいい。もちろん、脚本も周りの役者さんもいいですが、今回はこのお二人をほめたたえたいと思います。