最新の観てきた!クチコミ一覧

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鷗外の怪談

鷗外の怪談

劇団五期会

A&Hホール(大阪府)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

永井愛さんをリスペクトしそうです♪
対立する二つの立場に苦悩しつつ、ペーソス漂いながら前向きな感じで、時にはコミカルに、あっという間の2時間45分!
しっかりとした物語で、大変、楽しかった♪

五期会さんが永井愛さんリスペクトされていましたが、私もこれまで「萩家の三姉妹」「ら抜きの殺意」「見よ、 飛行機の高く飛べるを」「片づけたい女たち」など、結構、永井愛さんの作品を拝見しており、どの作品も建て付けがしっかりしていて、面白かった♪
私も永井愛さんをリスペクトしそうです♪

杏仁豆腐のココロ

杏仁豆腐のココロ

海のサーカス

ザ・スズナリ(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

「アジアンスイーツ」と同じスズナリで鄭義信作のスイーツを。
何年か前の「アジアンスイーツ」(鶴田まゆ、清水宏二ほか二人出演)は金久美子のために書下ろした遺作(金にとっての)の再演だったが、今回の「杏仁豆腐」は13年前の初演で演じた佳梯かこ本人による、相手役を新たにしての二人芝居。やや年齢差が気になる(佳梯氏のほうが幾分年を重ねている分、夫婦関係の設定が限られてくる)。次第にそれはそれと見えて来るが、鄭演出の「笑いをおいての、涙」への急落効果を成立させる演技面の要求に、夫役・久ヶ沢徹が必死に応えようとはしているがその分だけ夫婦関係のあうん、距離感、濃密感が出なかった嫌いがあるんじゃないか・・という風に思った。どうにか成立していたし大きな拍手をもらって良い芝居だったと思うけれど・・。
 ただ、後に明らかになる「不幸」(即ち別れの原因)を巡って、語る口が男の本音のありかを「それを口実に別れたいだけ」だとみる余地を与えていた(そう見えた)ので、これは狙いとは違うのではないかと想像する。後からそう思えて来てもそれはそれで良いが、その瞬間は本当の愛、愛ゆえに別れるという事が本当にあるならばその本当の愛が、肉感的に見えたかった。二人の(実年齢の)年の差は舞台上の夫婦関係にも影響していて、夫は最後には相手に強く出られない、という設定に見えなくなく、「愛ゆえに別れる」苦悩の深さを出すのは至難にみえた。
 しかし鄭義信の戯曲には心をさっと刷毛でさらうような、清涼感がある。ドロドロした夫婦の物語であるのに。実は二人は結局別れないのではないか、とそんな風にも見えるのは、多分戯曲の狙いではないんだろうな・・。如何に二人らしく「別れる」のか・・そのために二人は今そこでの時間を過ごしている。そして、そこには間違いなく愛がある、そんな贅沢にドラマティックな状況は、そうない。
結論は、「愛」である。

コードシリーズ 「BIRDMAN~空の果てにあるもの・ライト兄弟~」

コードシリーズ 「BIRDMAN~空の果てにあるもの・ライト兄弟~」

One on One

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/12/17 (木) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

ライト兄弟の葛藤
成功物語+ファンタジー+ハッピーエンドに終わらず、ライト兄弟の葛藤やその後の歴史をも語った奥の深い作品でした。弟は長生きして、2度の世界大戦を見てから亡くなったのか…。次に飛行機に乗る時に思い出しそうなステージでした。

福留麻里ソロダンス「そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる」

福留麻里ソロダンス「そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる」

世田谷美術館

世田谷美術館(東京都)

2015/12/22 (火) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

-
絵本の世界のように優しくて暖かい。

ただいま

ただいま

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

声楽的
宮崎の言葉が耳に心地よい。

水面に浮く花

水面に浮く花

teamキーチェーン

劇場HOPE(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

感動!
幸せの家族に一人の息子が突然本当の子供でないことを知った時とお母さんが認知症になっていくところが本当に泣けてしまいました。観に行って良かったです。今度の舞台も期待して観に行きたいと思います。

SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

心を映す鏡
自分の心を映す鏡のような作品でした。
超イヤミなイケメン大学生が登場しましたが、私の中に存在する彼のような考え方、決してゼロではないでしょう。
銭湯での出来事という設定も、マジョリティもマイノリティも普通も異常も貧乏人も金持ちも皆が対等な裸で向き合う場というものを象徴していて、良かったと思います。

わらいばなし

わらいばなし

ネコ脱出

「劇」小劇場(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

如何にもな場末の漁港の飲み屋街の30年間の人情話
結構な粗さは目をつぶっておく必要のある1時間50分の物語
自分的には好みと言えました(^^)

ネタバレBOX

全く予期していないところに出現する”ハヤブサ”氏には大笑いさせていただきました♪ 前作で[時空の旅人]と化したそうで・・・・どこにでもどんなとこに出てきてもおかしくない設定となったそうですわ(^^) 女性客が多いかなっと思っていたらハヤブサ氏のお肌が目的だったような・・・そんな展開ありました♪ 台本丸投げ~と隼10周年に無駄な動きキレキレ+音声さん頑張っていました

で開演15分前には恒例のプレゼントタイムがあります
(物販=ハヤブサストラップが人気でしたな・・・)
(そのまま座を温めて開演となだれ込みます)
(舞台セット撮影は上演中以外はOkとの意向です)

OPは現代の時間=場末の漁港(日本海が近いカゼユキ港町)=後々には人口減少にて閉鎖が決まってるらしい・・・ そこの人間関係や漁港の場末の酒場を卒業研究の映画にしようと監督=脚本家?の女史が一人で、いろいろ現地の人々に話をしつこく聞きまわっています。 そこで一気に30年前の時間から時間軸通りに現代までの時間が再現されて今の時間に繋がる物語です。

とにかく展開がスピーディーに進んで、結構人死にも出たりして・・・アンダーな物語が舞台で展開されましたね。

舞台セットは向かって右側が漁村繁華街=まぁ居酒屋とスナックとBERしかありませんが(^^)

神田勘助:地元漁師です、右足が悪い=昔の怪我のせい 将来漁業人口の減少で漁港が閉められるのも仕方ないなぁと諦めてます・・・。
西本灯子:スナックAKARIのママ 元歌手=枕営業で知ってしまった政治家の汚職騒動に巻き込まれて引退させられた(ヒノアキコ コレエダメグミと芸名あり)
中野英雄:神田を漁師に引き込んだ伝説の漁師
海野千春:2代目伝説の漁師
川上幸子:居酒屋の前店主人が良かった・・・いろいろあって 病死する
”Xmas”のL

”Xmas”のL

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★

面白かった!!
クリスマスの話ということで感動系かなーと思っていたのですが、コメディ要素がたくさんあり、音楽もありで面白かったです!
演劇らしいギャグ要素があります。伏線などの回収もあり、よく出来ているがもう少し話に深みがあるほうが好みかなー。でも、若さあふれるセンスで楽しいです!!

漂流劇 ひょっこりひょうたん島

漂流劇 ひょっこりひょうたん島

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2015/12/15 (火) ~ 2015/12/28 (月)公演終了

満足度

面白くない、ひどいナンセンス劇。
NHKの懐かしい人形劇に井上芳雄出演の音楽劇ということで発売日にチケット購入したが、大失敗でした。
某チケット救済サイトで半額以下で売りに出しているので、不思議に思っていましたが、理由がわかりました。
脚本は別人のもの、演出の平凡、井上ひさしの”ひょっこりひょうたん島”ではありません。人形劇そのものの舞台化と思っていたのにとんだ勘違い!
舞台化にあたっては、当初、井上ひさし夫人の了解もとっていないようで話が先行していたといういわくつき!
ストーリー性なし、話の脈絡なし、でたらめすぎる会話。
何のための井上、安蘭出演なのか、2曲ぐらいソロで歌って終わり!
チケット代返金してほしいぐらいだ!
だいたい、人形劇のドンガバチョの熊倉一雄さんのキャラに匹敵する人はいるわけなし。時間とお金の無駄を年の瀬にしてしまいました。
料金との総合評価は今年観た商業演劇(脚本、演出)最低です。

”Xmas”のL

”Xmas”のL

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです!
クリスマスにぴったりなコメディということもありたくさん笑わせていただきました!ハッピーエンド、やっぱり良いですね*

大人数のダンスは圧巻です。ここの劇団のダンスは本当に好きなので来年も楽しみにしています!

SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

必死に生きる人々
銭湯を舞台に必死に生きる人々が演じられていました。

ネタバレBOX

前半の早めの段階で性同一性障害であることが前面に出てきて、それに対するそれぞれの考え方、価値観、捉え方の違いがある、難しいです。性同一性障害について、ある程度理解はできても、自分の身近にあった場合の振る舞い方は考えさせられました。
『うそつき』/『ジョシ』『紙風船』

『うそつき』/『ジョシ』『紙風船』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2015/12/21 (月) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

「うそつき」
アマヤドリの神髄を見せられました。さすが広田さん。
4人に立ち位置・心情が見事に表現されてました。
またところどころにアマヤドリらしい舞踏が散りばめられ照明も見事です。(特にラストの照明はお見事)
「うそ」と「うそ」で何が「本当」なのか迷いましたが最後の「うそ」と「本当」は予想できませんでした。
不思議な「謎」が散りばめられてました。
ただ世界観を受け入れるのが少々人によるかと思いました。

口笛は誰でも吹ける(Anyone Can Whistle)

口笛は誰でも吹ける(Anyone Can Whistle)

タチ・ワールド

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2015/12/17 (木) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★

失敗作とは思えない
あのソンドハイムの作品なのに、ブロードウェイではあっという間に打ち切りになったという。それゆえ、ほとんど上演されなかったというミュージカルを見る機会に恵まれた。
派手さはなく、多少理屈っぽい感じもあるが、駄作とは思えない。「世の中全部狂っているが、確かなものはある」というくだりも、共感できる。
演じた俳優たちも、なかなかの実力派だ。エコー劇場はそれほど大きな舞台ではないが、演出もシンプル。ただ、長尺のセリフに聞き取りにくいところがあって、舞台から視線が外れることも。

”Xmas”のL

”Xmas”のL

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

素直に感動しました!!
本当に観に行けてよかったです。
役者さん本当にかっこよかった。
タイトルにもありますがクリスマスのお話で涙あり笑ありの心温まるストーリーでした。
終盤は涙で袖口が濡れてしまうかもしれません笑

そしてなによりは役者さん達の気持ちが伝わってくるような素敵な舞台でした。
上手く言葉で表現できませんので
是非生きた演技を舞台で見てほしいです。

”Xmas”のL

”Xmas”のL

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

見て来た😊
素敵なストーリーで2回も見て来ました😊

ものがたり降る夜

ものがたり降る夜

ことのはbox

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/21 (月)公演終了

満足度★★★

違和感が・・・
どなたかが投稿していましたが、やはり最初のダンスは・・・
一番前列にいたので視線のやりばに困りました。あそこであのダンスは
必要だったのでしょうか?
ストーリーも無理が有ったように感じました。

水面に浮く花

水面に浮く花

teamキーチェーン

劇場HOPE(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

家族の絆
家族の愛や大切さや優しさ、そして家族の絆を感じる温かいストーリーで、何度も涙腺が緩みました。音楽も舞台に合っていて、何だか胸が熱くなりました。今、自分は幸せなのか?と考えた時、大切な家族がいる自分は幸せなんだな・・としみじみ感じました。役者さん達の熱演も良かったです。特に次男役のマナベペンギンさんの切ない表情には泣かされました。温かい素敵な舞台でした。

ただいま

ただいま

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★

ただいま
劇団こふく劇場の作品は2010年「水をめぐる2」以来。

「ただいま」は約2時間弱。全編柔らかな宮崎弁のお芝居。庶民の日常を語りと会話で見せる。些細な出来事を可笑しく、物悲しく。それぞれのエピソードがとても面白かった。

各俳優が持つ短い木の棒は扇子なのか様々な道具に見立てて使われ、基本的に客席を向いて演技する。移動は摺り足。

ネタバレBOX

摺り足は時間の経ち方も見え方も面白いけれど、場面転換に必ず使う、という風にルール化しなくていいのではないかと思った。「水をめぐる2」もそうだったが、やや冗長に感じることがある。
冬の日光と、ヨーグルトの断面

冬の日光と、ヨーグルトの断面

//APPEND

東京都港区新橋6-20-8 愛宕ビル地下1階(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/21 (月)公演終了

満足度★★★★

論理構築力欠落という能力
 通常演劇シナリオを書くことは、論理構築力を意味する。

ネタバレBOX

だが、今日観た作品の作家は、盲人が手で触れたり、物音を聞いて様々な判断を下すように感覚を用い手探りで彼の感覚がこれだ、と教えたものをそのまま描こうとし、役者の自由に振る舞まわせるという方法を採っているようである。従って歯車が噛み合わなかったり、ディスコミュニケーションが起こったりということが自然な日常風景として提起されてゆく。そこにあるのは、嵌ると作家が感じた状況であり、ドラマが必然的に成立する為に取捨選択され論理的に再構成された舞台空間であるよりは、作家の感性レベルで感覚的に統一されたよう思われている光と音の共鳴感覚、タイトルに見られるように、ある季節、瞬間的にみられるような光と半固形体とのコレスポンダンスであったりするのだが、面白いのは、それらを観客に提示して起こる反応の総てを作家が負おうとしていることであり、負えると考えているらしいことである。旗揚げ公演ということもあり、このような発想ができるのであろうが、通常の演劇感からは懸け離れた発想ではあり、大化けする可能性が無いとは言えない。暫くはこれからどう変化してゆくのか楽しみにしていよう。

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