
優子の夢はいつ開く
パイランド
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

ドラマ・ドクター
ティーファクトリー
吉祥寺シアター(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

ペール・ギュント
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2015/07/11 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/12/17 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
良い題材なんだけど
”らしさ”がない作品だというのが観終わっての印象。
勿論、多彩なゲストが演じる豪華さはあったのだろうが…。
この劇団らしい”キレ””スピード感”が欠如しているように思えた。
演目の設定はとても面白いと思ったが、土着感が足りない。
”演じています”という雰囲気が多く、登場人物にリアリティを感じられなかった。
再度、劇団内のキャスティングで観てみたい。

ロリコンのすべて
NICE STALKER
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/12/24 (木) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
これくらいの温度
私としては、あまり深みを求めていないので
完全にこれくらいが正解。
バカバカしさのなかに少し深い部分が隠されているくらいでちょうどよい。
これ以上真面目になると「なんで真面目に語っちゃうんだよ~…」って感じになる。
「数学…」よりもこれくらいのバランスが好き。

湯もみガールズⅡ
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2015/12/26 (土) ~ 2015/12/29 (火)公演終了

『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』
趣向
シアタートラム(東京都)
2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

根本宗子の冬祭り
月刊「根本宗子」
浅草木馬亭(東京都)
2015/12/25 (金) ~ 2015/12/25 (金)公演終了
満足度★★★★★
ファン感謝祭
完全にファン感謝祭という感じで
演劇というよりイベント。
一年間楽しませていただいた立場としては
100%ブラボーというほかなく、
3時間ただただ笑わせて頂いた。

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/12/17 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団とコラボ
当然面白かった。
でも、やはり劇団公演のゴリゴリシリアスが観たかったのも事実。
次回は名作「治天の君」の再演とのことで再び観れるのを楽しみにしている。

福憑(フクツキ)
危婦人
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
ザッキーイタミン
山崎さんと伊丹さんのコンビは
いつ見ても安定感があり、
別の劇団に所属しているとは思えない安定感があります。
また二人で楽しい空間を作り出してほしいです。

12人の怒れる陪審員
えにし
駅前劇場(東京都)
2015/12/26 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
無題1705(15-394)
17:00の回(晴)
16:30受付、開場。入るとコの字の客席、入口から見て対角線上のちょっと段になっているところに座ります。
正方形の舞台(赤)に大きな丸いテーブル、筆記用具、椅子、丸い市松模様、客入時にはPet Shop Boys、95分とのこと。
前説なし、17:03開演、ナレーション~18:41終演。
TVで映画を、1985年にはSPACE PART3で石坂浩二さん、小野ヤスシさん、小松方正さん、伊東四朗さん他というメンバーで。2011/5劇団チョコレートケーキ@LE DECOで観ました。最近の会議ものでは「ナイゲン(2015/10&11)」「わたしのゆめ(2015/12)」。
これらとの比較で終始感じたのは、各キャラクターが意識していない、またはムリヤリ押さえ込んでいるもの(育った環境、移民、年齢、家族)関係が巧く表現(有罪/無罪の揺れ)できていないような気がしたこと。また、日本(人)の陪審員制度ではこうはならないだろう…。
※特に最近読んだ「他人を非難ばかりしている人たち(岩波明著)」...炎上、バッシング、孤独感、宗教観...が影響しているみたいです。

「夜明けの街に清き一票」
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/28 (月)公演終了

前向きな人たち
宝積有香
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
思い入れ
やはりご本人の思い入れが強いというのを
これでもかというほど感じられた。
この題材だからこそ原案・プロデュースを務めたのかもしれないが
いろいろと観てみたいと思える内容だった。

『ポジション』
ステージタイガー
奈良県社会福祉総合センター6階大ホール(奈良県)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/05 (土)公演終了
満足度★★★★
思いやる気持ちが尊く感じる。
回りの理解、最後の試合を置いて帰るのは、本当に大切な物が何か、わがままと受け取られそうな状況下で選んだ。帰宅して妻をいたわる。思いやる気持ちが尊く感じる。

Time to go
TERRITORHYTHMプロデュース
ギャラリーSite(東京都)
2015/12/27 (日) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1704(15-393)
14:00の回(晴、寒い)
13:36受付、開場。コの字の椅子席、ドリンクあり。
太田さんはセッションハウスの公演でお名前は知っていたのですが、観るのは初めて。
14:08ダンサー登場(黒い衣装)開演~15:06終演。
歩く、走る、立つ、座る、鬼ごっこのよう、自由、ソロを挟み、ペアの動き、全員のランダムな回遊、ぶつかり稽古みたい、パラレルワールド、いろいろなものに見えてくるから不思議なものです。
木村さん、藤井さん「Rhy_th_m(2015/4@セッションハウス)」、田村さん「女の子であること(2015/11@同)」や「copy(2015/2)」「ピチピチ~(2013/2014@アートスクエア)」。三橋さん2014/1@セッションハウス)。

口から麻薬を吐く男1/195
ハイバネカナタ
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/23 (水) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと
分かりづらく、無駄な動きが多すぎる。
軸となる家族が再生していく様は良かったので、話を絞った方が良かった。
大げさな動きや台詞がありすぎて、良さを消してしまって残念。

藪原検校(やぶはらけんぎょう)
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2015/02/23 (月) ~ 2015/03/20 (金)公演終了
満足度★★★★
血
終演後、心臓が痛くなった。鼓動が早くなってしまった。
「血」が、悪いのか?「血」の繋がりなのか?
舞台上での、舞台美術の「赤」が物凄く目に焼き付く。嫌なくらい、纏わりつく。
「悪」はどこから生まれるのか?
千葉伸彦さんのギター演奏。心情を表す様な、ギターの沢山の音色、
ボディーを叩く音。
二代目藪原検校・杉の市を演じられた野村萬斎さん。
初めて実際の舞台を観させて頂いた。
やはり、本来の狂言師としての才能を持ってる強み。
しかし、そこだけではないどこか、生きた時代を俯瞰で見ているような、
行っている事は勿論非道な事ではあるのだけど、
なにかか違うような印象を受けた。
「俺がして、何が悪い?」と杉の市の心の深い所が苦しくもあり、
理解してあげたいとも感じた
こまつ座の公演は初めて?だったかもしれないのですが
プロの舞台だなと。
普段の客層とも大分違う感じもあった。

究極町内会
爬虫類企画
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/12/25 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
ヒトの収縮と拡張
まずもって、若いなー!
カンパニー全体の年齢だけでなく、発想や見せ方も含めて、良くも悪くも若い。
30人くらいいるキャストをどう料理するのかも見ものだった。まとめることによる収縮、それをピックアップすることによる拡張。それがうまくいっていたので、名前は覚えられなくても個性を覚えられるので見ながら混乱することはなかった。
舞台上の物語だけでなく観客をも、ブンブンと振り回して展開していくのも、エネルギーがあるからかな。想定内ではあったものの、きちんとオチ回収もできている。

悪い冗談
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
三部作
今回三部作「悪と自由」とうたわれた三作品目。
観た中で今作が一番、自分的にはスイッチが入った。
例えるなら 前1作目「ぬれぎぬ」は、観ながら小説を読むような、遠そうで近いかもしれない未来。
前2作目目「非常の階段」。
ふたつの流れが混じり合う所に ナイトは位置していたのかなと。 一つの流れは、穏やかな家族の流れ。 一つの流れは激しく冷たい家族(個人)の流れ。
今作は、一番、劇中のシーンに自分の感情を すり合わせるというか
きもちの中にぐっと手を伸ばして掴まれたような シーンが
沢山、あった。そこに自分が居たかもしれないという苦しい投影今回、
観ている最中の涙。
芝居が終わり、客電がついてから オーバーラップしたように
また、涙が溢れてきた。
悲しみなのか 恐怖なのか 諦めなのか 訳が分からないけど 無性に涙が出てきた。
今回物凄く、観ていて気持ちが動き、辛かった。
しかし、群舞に救われた気がする。
何だろう、力強く打ち付ける大地の音、 跳ねる身体 風を巻き起こす、うねる、駆け抜ける 「生」のようなイメージを、
活力のようなイメージを 「いろいろ、有るけど良い方向を見つけて、そっちにいかなくては!」、
「動かなくては!!」と今回の群舞には勝手にそう感じ取り、救われた気持ちがする。
服従の実験というシーン。怖い。怖い。と観てると苦しくなってきました。
何が怖いのか。「理性」が「やめろ」と思ってるのに、「命令」「浮遊する責任」などで理不尽な実験を服従してしまう・・。
怖い。ほんとに怖いと思いました。日本も「責任」のあやふやさでいつの間にか、戦争していたりする可能性もあるのかと。
あと、空襲の場面。
焼夷弾の投下の中逃げる
自分がそこに居たかもしれないという苦しい投影をしてしまうのです。
自分の子がもし、そんな状況になってしまったら。
飛躍過ぎかもしれないけど私にはどうしても観ながらそんな感情に包まれてしまう。
劇中の3月の花火大会桜の季節。
かつての空襲の記憶fireworks(花火)
それは、かつての焼夷弾( fire bomb)の事なんだろうかと。
沢山の沢山の悲しみを鎮めるためなのか。
川の流れにかつての面影はないが、血塗られた、遺体が折り重なっていた
川は未だにその想いを漂わせているのか。

ぽこフェス年末総納め
ぽこぽこクラブ
こった創作空間(東京都)
2015/12/01 (火) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
ぽこぽこ
VOL.0の時のオムニバス形式を思い出させる三作。
三者のホン。
それぞれの特徴が出るのは、勿論、「みせる」事の色々を考えてきているような空気を勝手に感じた。
「やる」から「みせる」に徐々に変化してきているのを感じた。
渡辺芳博さん作「お囃子」
渡辺さんのホンは怖い。笑って観ていた風景が、いきなり、闇色に塗られてしまう。 しかも、それが、じわじわじわって・・。
心臓に悪い。でも、あの刺激が好きかと。
囃し立てる対象物は何なのか。
以前、観たホンも、何故だか「街」が浮かんできた。
日常から、もう一つの意味を持った非日常へ。
縮図が見える。嫌な縮図が。
商店街の話から、地域へ、全国へ、世界へ。逃げられるのか?
昔は、お国の為と言って、逃げられなかった。
これからはどうだ?
いつの間にか、囃し立てられ、神輿に座らさせたら?逃げられるのか?
片道だけの燃料で、飛んで行った人達が居た。
ふと、そんな人たちとオーバーラップしたのは、考えすぎだろうか。
三上陽永さん 作「神様お願い」
以前ラジオリーディングドラマのホンが今回畑の異なる方の出演で実現。
三上君の優しいホン。
でも、今回、「歌」のパワーって今更ながら凄いなって再認識。
客演のお二人の公園のシーン。
冬の寒い夜、月明かりが木々の影を落とし、
やっと、二人が素直に気持ちを通わせられたシーン。
とても、良かった。
今回シンガーの広島綾子さんが出演。
前回公演で「Desperado」の和訳を提供された方だった。
初めての芝居でご苦労されたとブログや、Twitterなどでおっしゃっていたが
素直になれない役柄の「音子」を熱演されていた。
https://youtu.be/nix5wy3AXcI
杉浦一輝 さん作「キリマンジャロ」
元々、杉浦君のホンは好き。
今回は5年前のホンを書き換えたとのこと。
大人の寓話。
誰かが前に出たら 後ろに下がる人が生まれる構図も、一つの世界。
観ながら、ここに着地するか!と。
やっぱり、メビウスの輪ではないけど表と裏は、そんな風になってるのだと考えてみた。
高橋玄太さんが良き演技だった。
そういえば、坂本健さんはなんとも、不思議な俳優さん。
自然体が本当に自然体に見えるけれど
でも、なんか、ふわふわっと浮かんで「虚」を上手く演じる俳優さんなんだな~と。