
『平安シャングリラ!』
ベニバラ兎団
博品館劇場(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
乱れた平安
千秋楽を観てきました。ストーリー的には予想以上にドロドロした血なまぐさい話でしたが、仕込んだネタやアドリブ(アクシデント?)的な笑いもあり、面白く観られました♪
宮廷っぽく、演奏も伝統的な楽器で行うなど、趣向が凝らされていて良かったです!
ただ、登場人物が多く、顔と名前とキャラの一致、人間関係をつかむのに時間がかかり、前半はちょっと把握に苦労しました(^^;
最初にオープニングロールでの紹介とか、その辺の演出があるとさらに良かったかな?と思いました。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
【フォーゲット・ミー・ノット】 母親の半生と自分の存在
成井豊さんの書下ろし新作戯曲で、今のところ「クロノス」シリーズ最終作。
本作の時間旅行の目的は、これまでの「大事な人の命を救うため」ということ
のような切実さはない。
「時をかける少女」でもヒロインを演じた木村玲衣さんは、
本作でも、底抜けに元気で明るいキャラクターが出色!
舞台で、「自然に可愛らしく底抜けに元気で明るい少女」を
演じるのはかなり難しい事と思う。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
観る順番は大事
ニ作品を同日に観劇。両作品とも楽しめたものの、『フォーゲット・ミー・ノット』を100%楽しむためには、『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を先に観ていないと解らない点がありました。観られる日がこの日しかなかったのですが、出来れば、どの日もこの順番で観られるように日程を組んで頂きたかったです。
ちょうど一年前に上演された『クロノス』は涙なしには観られませんでしたが、今回は落涙には至りませんでした。過去に戻ってそのまま滞在できる「クロノス・スパイラル」は、すぐに未来に弾き飛ばされてしまう「クロノス・ジョウンター」に比べると、展開の変化に乏しく、悲劇的なドラマを生みにくかったのではないでしょうか。
あと、人が未来からタイムスリップして来たという現象を、登場人物がほとんど疑うことなく受け入れているように見えました。あまり簡単に現実と認めてしまってはリアリティが無くなりますし、逆に認めるまでの過程をリアルに描こうとすれば冗長になってしまいますので、そこはタイムスリップものの難しいところではあります。
しかし、複雑に絡み合う時系列にも全く混乱することなく物語を追う事が出来たのは、演出の妙と、役者さんたちの熱演の賜物だと思います。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
【きみがいた時間 ぼくのいく時間】 39年間というタイム・パラドックス
2008年の初演を生で観劇、DVDでも観たこともあり、
どうしても初演の上川隆也の印象が強烈で目に浮かんでしまう。
(当時はまだ劇団員だった。)
初演時は、現代が1幕目でラストでタイムジャンプ。
休憩を挟んで2幕目が39年前の過去からまた現代までを描いていましたが、
過去に飛んでから、目的の時(主人公の妻の事故の時)まで
ひたすら待ち続け無くてはならないという、
本作の特長である「39年間待つことの重さ」が初演では出ていたと感じた。
再演である今回は、休憩時間をいれずに2時間強で演じ切るため、
少し短くしてある分、39年の長さと重さが、軽くなった気がした。
(もちろん2度目の観劇で筋を知ってるから短く感じることもあるかもしれないが。)
39年間というタイム・パラドックスが『解ける瞬間』、
そのタイム・パラドックスを生きていた人々の人生が一瞬で変わり
なかったことになってしまうという、
SFでしか描けない特別な「儚さ」、「切なさ」が感慨深い。
初演でも、今回も、特にそこが印象に残ります。

舞台「暁のヨナ」
舞台『暁のヨナ』製作委員会
EX THEATER ROPPONGI(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★
終わり方に不服なのは自分だけ?
終わり方に消化不良を感じてしまったのは自分だけでしょうか?
原作は未読なのですが、ラスボスかと思われた、一番キレた演技で目を引きつけていた麻薬商人を終盤であっさりと片付けてしまい、そのあとヨナが父の仇を討って終幕かと思えばそうでもなく…。
どうも自分の中で、定番な物語を基準に勝手に展開を予測してしまい、それに沿わなかったために尻切れトンボ感を感じているのかも知れません。
大迫力のアクションと、新垣里沙さんの熱演が観られたことで一応の満足感は得られました。それ以上でも以下でもありません。

巣穴で祈る遭難者
一色洋平×小沢道成
Geki地下Liberty(東京都)
2016/03/26 (土) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★★
黒Ver、初回観劇
日によって配役を入れ替わり上演する、一色が医師・小沢が作家の白Verと一色が作家・小沢が医師の黒Ver。2日目で黒Ver初回版を観劇。
地下の劇場に到着するまで薄暗い鍾乳洞のような穴倉を彷彿とさせる。一歩足を踏み入れた瞬間から、その世界観に入り込ませ、サイドから後方座席の至る所まで細かい小道具が置いてあるなど、雰囲気作りが徹底していた。舞台上の仕掛けも見所。
自由席のため、上演開始間際の客は通路席に折りたたみ椅子を設置誘導され着席されていたが、結果的にそこはベストポジションのような気がして羨ましくもあり。
役柄は作家と医師なのだが、見た目の若すぎるハンデもあるからか、あまりそれらしくは見えなかったが、想像を掻き立てる閉塞空間内で人の希望が見えたディストピア舞台。
前半、定位置からの会話が続くため、動きも少なく座席によっては多少見切れる部分があったり。
久しぶりにSF作品を見たなーという楽しい印象を覚えた。2人とも声がいい。白Verも見たくなった。約80分。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
フォーゲット・ミー・ノット
キャラメルボックスの役者さんたちもだんだんと代替わりしてるんだなぁ・・・と、ちょっと感傷的になったりして。
主人公が過去に戻りたい切実さが、きみぼくほど感じられなくて、物語としてはちょっと物足りない気がしました。
キャラメルならではの温かさは、とてもいい感じに伝わってきました。

焼肉ドラゴン
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2016/03/07 (月) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
不遇の中にこそ人生の輝きがある・・等という揶揄には揺るぎもしない、戦後在日「あるある」家族ドラマ
実際にそうだったのだろう、裸電球の暖色系の灯火や、集落全体もまた夕暮れに染められた「昔色」の中、生活に、政治に、色恋に熱を上げ汗を流し、飲み歌い踊り言い争い殴り合ったある「過去」のひとコマが、新国立小劇場での3時間という時間に再現・凝縮されていた。 在日が戦後の大規模公共事業(住込み)に従事した後、住居に窮して河川敷や大工場の跡地にバラック小屋を建てて集落を築き、やがて立退きで消滅した「幻の町」は、最近まで存在した例もある。 さしづめ唐十郎の舞台なら懐古と憧憬の的となる神秘的な場所に描かれそうだ。
以前映像で見た「完璧」とみえた初演のキャスティングから、総取っ替えした新キャストたち(演奏担当の朴勝哲・山田貴之を除く)による今回なりの「ドラゴン」の風景が、次第に濃厚になって行く様を凝視した。 鄭義信仕込のギャグが時に滑ったり時に効いたり、「笑わせよるなァ」と判るシーンはそれと判り易く、オモニ役などは作っていたが、アボジが過去を語る長台詞はそれとの対照でギュッと締まる(琴線を弾きまくる)。 涙せずにおれない脚本が憎いが、彼らが表現するのは、心からの嘆き、叫び、己自身でありたい思い、自由を欲する心、欲得感情や虚無感の赤裸々な内面だからだ。
日本は他国に劣らぬ残虐な民族で、関東大震災では在日朝鮮人を「内地」で数千人殺した(外地で殺人鬼となった事は周知だが)。それも端緒は警察サイドが意図的に流したデマだというから、御し易い国民、別の言い方をすれば能天気で愚かな民族である事は、その昔「穢多・非人」がお上によって制度として作られ、まんまと差別を内在化させたのにも通じる。 従って、こういう民族がまたぞろ「上からの操作」によってマズイ事をやらかす可能性は非常に高いだろう・・と思っている。 ・・もっともこれは民族性の発露でも何でもなく、ただ「まんまとやられて来た」に過ぎないのだが・・。
歴史のIFではあるが、植民地化という事がなければ、(自民族意識の強い)朝鮮民族が日本へ何十万と渡って来る等という事は考えられない。 朝鮮戦争による南北分断が在日社会に影を落としたり、朝鮮人自身のための学校を建設したり、、つまりは「在日社会」を日本の一角に形成する事じたいがそもそも無かった訳である。 これは言わば理の当然だが、この根本が全くネグレクトされる事情を遡れば、教科書で教えるべきこの歴史の基礎知識が、民の「御し易さ」の点で「不都合な真実」である事、即ち「反中韓」感情の種火を国民の中に燻ぶらせ続けるのに障害となる事実である事も、わざわざ記す事でもない平板な事実だ。(それ以外に理由があるなら知りたいものだ。)
そんな国民感情も、「焼肉ドラゴン」初演時(2008年)とは様相がずいぶん異なっていることが想像される。当時はまだ韓流が受け入れられており、このドラマで描かれた歴史は、両民族間の厚い壁が融解してゆく未来をみながら、忘れ去られつつある「過去」として蘇らせられたものであった。しかし今回(再々演)は、そこから地続きにある在日の現在の運命が、意識される。差別は過去のものではなく、外的な都合でいつでも首をもたげてくる。差別依存症を遺伝的に抱えた日本民族を隣人に持った彼らの不幸というものを、私などは考えてしまう。
芝居は彼ら在日の悲哀とともに、それに屈しないたくましさを描いている。身世打鈴(シンセタリョン)を存分に語り尽し、自身が今ある状況にただ翻弄される生から、今立つ場所を見つめ本当の自分に立つ生への変化が、この焼肉店の三姉妹と三人の男の中に起こる。変わらぬのは彼らを見つめる父母であり、敗北し去った末の息子(時生)は、彼らと町を見つめる者として、屋根の上で物語を語る。非常に生々しい在日の歴史的な実相を状況設定に借りながら、普遍的なドラマを紡ぎ、しかし最後には在日への冷徹で優しい眼差しを後味に残す。
長年住み慣れた町から皆が去って行く日、最後の場では照明が白系(青系?)に変わる。春先の朝、思い出として区切られた時間から、不安と希望の未来の時間へと、旅立つ日の陰影の濃い明りだ。じっくりと長い別れのシーン、町と人への思いを嘗めるように吐く時生の独白は、これ以上無いくらいたっぷりやられるが、リアルな時間の速度である。それが許されるだけのドラマがそこまでで語り切られたという事でもあるだろう。次女と韓国人夫婦は韓国へ、長女と在日の夫婦は「北」へ、三女夫婦は近場でスナックを開く。
この旅立ちの延長には、現実の「今」がある。芝居と現実、「戦後期」と「現在」は、断絶していない。

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』
劇団☆新感線
新橋演舞場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/04/01 (金)公演終了
満足度★★★★
時間の残酷さ
劇自体は人情もので、なかなか楽しめました。
ま、これは良しとして、、古田さんのアクションが楽しめるのは、あと何年だろうか?
今回も終盤に差し掛かり疲労が蓄積しているからか、殺陣やセリフにミスが目立ち、今後激しい立ち回りが出来るのか、不安になってます。
いずれ襲い来る問題ではありますが・・・

ドロボー・シティ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2016/03/25 (金) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
70分強
篠本美帆、伊達香苗、田代尚子、宮本奈津美。この4人によるすっトボけた女子トーク。
根津茂尚&山田百次パートの無駄に勿体をつけた空疎な会話。
堀靖明のフルテンションなツッコミが炸裂する、別の窃盗グループのコントさながらのやり取り。
どれも最高にバカバカしく、可笑しみがほぼほぼ途切れない至福の70分が過ごせました。

骨から星へ
工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
約90分
哲学的論議で幕開けして期待を煽っておきながら、結果として、人生に禍根を残す者たちによるとりとめのない独白集に終わっており、残念至極。
彼らの懺悔が重なり合って一つになり、さらに冒頭の哲学談議と響き合えば、見応えに富む劇になっていたかと思う。

東京ノート
ミクニヤナイハラプロジェクト
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
満足度★★★★
激情
オリジナルは、「静かな演劇」だが、その裏に潜む感情(妬み、焦り、怒り、哀しみ)を見事にあぶり出し、それを高速連射の言葉と動きに乗せて、残酷にも世界を、今の日本を描いた。
ただ、やはりというか、人の好みはあるもので、その許容範囲はやや狭過ぎたか。
まぁ、万人受けする作品が良いとは誰にも言えないけど。

舞台版うしおととら 第43弾第46章―外伝―「雷の舞」
シアターOM
シアターOM(大阪府)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
外伝『雷の舞』…楽しめました♪
うしとらの『雷の舞』…、外伝でしたが、とっても楽しめました♪
旭将軍のお話でしたが、手作りの鎧が芸術の域に!
そしてイナバウアばりの「雷の舞」!
うしおの出番はなく、とらの出番もチョコッとだけでしたが、美味しいところはしっかり「とら」が持って行ってました!
楽しかったです♪

わたしたちの算数 あるいは 握手を待つカワウソ、とても遠い犬
アムリタ
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2016/03/25 (金) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
満足度★★
脚本がダメ。
話というか脚本がダメだった。特にセリフがダメ。
テーマはいいが、何も描いていない。
セリフを響かせたところがトクにダメ。
特に男性はきちんと魅力的に描いているのに
女性がまったく描けていない。
うわっつらのセリフばかりで、女優が魅力的に見えない。
どこかで聞いたような、どうでもいい言葉の羅列。
話が面白くないので、効果のほうばかりに目がとられた。
舞台演出や効果はわりと面白くできている。
もったいない。

青眉のひと
演劇集団よろずや
山本能楽堂(大阪府)
2016/03/26 (土) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
芸術的演劇♪
17人の演者がいるのに、九十九神が出てる時以外は常に2~3人しか舞台に登場しない。だからカーテンコールん時『こんなにいたのか!』とビックリしました☆★その分松園の生涯をジックリ魅せる竹田朋子さんの演技力が際立ってました♪年代別に演じ分ける表現が圧巻の上手さで圧倒されました☆★個人的には山本香織さんと濱辺緩奈さんの出番が思いの外少なかったのが残念でした★

緑茶すずしい太郎の冒険
(劇)ヤリナゲ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
満足度★★★★
女優勝ち
この女優さんでないと成立しない。
重苦しい話を軽やかにそしてブラックジョーク気味に。
いわば、安野モヨコのハッピーマニアの主人公的な演技だった。

ドロボー・シティ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2016/03/25 (金) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと
自分の中で笑いのスイッチが入るのに時間を要した。
つまらないというわけでもなく、ちゃんと笑えるのに、
何か物足りなさもあった。
あっさりしてるかな?と思わなくもない。

うた物語「手のひらを太陽に」
ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ
俳優座劇場(東京都)
2016/03/24 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

誤人(ごにん)
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄いな~
物語の展開は流石♪
キャストは魅力的☆
そして、、、
シアターKASSAIで、あれだけの舞台セット&映像駆使!!
もう、凄いぜ!ボクラ団義!

家庭内失踪
森崎事務所M&Oplays
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2016/03/27 (日) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
ペア毎につながりがあり
説明だけ見るとドロドロなのかなと思っていましたが、背景と考えましょう。舞台が進むにつれそれぞれの人間関係が見えてきます。キャラたちは大人な人たちです。岩松さんが登場すると笑えるシーンも増えていきます。ルール違反にはびっくりです。