最新の観てきた!クチコミ一覧

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カムアウト

カムアウト

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

坂手洋二の筆力。
燐光群の舞台が「濃厚」と感じた(私にとっての)初期作品『最後の一人までが全体である』『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等の感触に通じる、粘性の強さは恐らく若い坂手氏の「脚本力」に対する印象でもあるだろう。(今が衰えたと言うのではないが、若さ故の「熱」があるのは確か。)
 オーディションで集まったのか、多くが客演で占められた女優たち、そして藤井ごう氏の傑出舞台を目にしている事もあり、都合を付けて観た。
 性的マイノリティの27年初演当時認知度、偏見度からは、今は隔世の感ありと坂手氏が書いていたが、ワープロ専用機に「私も挑戦してみようか」という台詞が吐かれる時代。 彼女ら(彼も)が、各様の、各状況の苦悩を持ち、それを語る事の許される「場」で交わされる言葉全てが示唆的で、事は性(行為)的領域にも及ぶ。赤裸々が、信じられる内面からの必然と見えるので、場のアトモスフィアは「濃厚」となり、主人公の思い・・無くなろうとするこの場(建物)を惜しむ・・に、観客は同期する事ができる。
 この演出は藤井氏だからこそか・・。 この「濃厚な空気」を先導して作っていた、渋谷はるか他の女優達に敬意を表したい。美しい場面が「思い出」のように浮かんで来る。
 偏見と弱者(異端)攻撃はいつの世もどこにもあるが、終盤に公僕たる警察による「嫌がらせ」のくだりに無力感をおぼえるのは、今も本質的に変わらない事実がよぎるからだろうか。

兄弟

兄弟

劇団東演

あうるすぽっと(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

東演の舞台をしかと観る。
東演パラータという劇場に昨年、十数年ぶりに訪れ、文化座との合同公演『廃墟』を観た。この公演が「東演」初観劇だったが、他劇団からの客演(及び文化座)俳優の出色に比して、東演俳優が(次男役南保以外)どうにもショボく見えた。コンスタントに公演を打つ東演の、ベリャコーヴィチ演出舞台の評判等も耳にしながら見逃してきた感あり、今回改めて「東演」舞台を観劇した。
 初演はアトリエだが、今回はあうるすぽっと。石井強司美術は躍動感があり、広くて高い舞台を存分に使い、中国のとある時代のとある家族のお話が繰り広げられていた。開演45分程度で15分の休憩、ところが終わってみれば2時間40分、この後半の長さに気づかなかった自分に驚いた。
 それぞれが連れ子を持つ同士の再婚で出会った「兄弟」が、絆を確かめ合い、成長し、早くに親二人を亡くした後も二人三脚、「似てない」からこその紐帯を育みながら大人になって行く。親を亡くす悲運は文革によってもたらされ、その後市場経済導入による矛盾をも超えて、弱肉強食のルール(無ルール)が到来した社会が、兄弟を悲劇的顛末へ誘う。
 これらが、南保演じるリーガンのキャラとも相まって、テンポ良い「経過を端折る」脚本と演出のなかでコミカルに展開する。
 全体に分かりやすい舞台処理と、はっきりした口跡と演技で、ほぼ人の一生を語る「大きな物語」が壮大に、可愛らしく語られており、大きな舞台を得意とする、基本的にはうまい役者の集団に思えた。
 物語としては、最後まで人を愛し続け、しかし死んで行った芝居の中心人物の「愛を伝えながら自分は死ぬ」という矛盾は、その事実に直面して懊悩する受け手が存在しなければ、ただただ惨めな敗北者としてある矛盾で、そうならない事で救われた物語、ハッピーエンドだと言える。脚本上の配慮だが、実際にはむき出しの「資本主義」(と社会主義という建前との間での)の犠牲者が、この物語の背後に(現実に)数多あるのだろうと想像させるものがある。
 一方、日本はどうか・・それはまた別の話、と1クッション置いて観れてしまう芝居でもあって、「私たちの現場」に直結しない「浮いた」感じがなくもないが、中国現代史を物語で味わう面白さは、芝居の背後にずっと流れている。
 語り部二人を置いて物語を「解説」するだけでなく観察者(観客)としての感想を代弁して、観客の視線を誘導し、また緩衝材の働きもして、それによって舞台全体は雄弁になった。 

ぼくの好きな先生(再演)

ぼくの好きな先生(再演)

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

苛めのけじめ
 大抵は置き去りにして忘れたつもりになったり、自己正当化することで記憶の表から消し去っている他者を苛めた記憶について考えさせる作品。

ネタバレBOX


 コルチャック先生、宮沢 賢治・トシ、映画「今を生きる」に出てくる英語教師ジョン・キーティング、坊ちゃん、ヘレンケラーの家庭教師として有名なアニー・サリバンなどの有名先生にTVの金八先生を交えた世界教育者会議なるものが、教師河合の家で行われるが、彼の家には、馬場なる14歳の少年が纏わりついている。ところで馬場は、河合の中学時代の同級生で苛めを苦に鉄道自殺を遂げていた。従って登場するのは彼の残留思念という訳である。が、河合は死んだ馬場とは最も縁のあったクラスメートであった。更に、河合の子を孕んだ玲子は、馬場が憧れた女子であり、彼女も馬場の自殺には、後ろめたさを感じていたのである。
(上演中故ここまで)
愛、あるいは哀、それは相。

愛、あるいは哀、それは相。

TOKYOハンバーグ

「劇」小劇場(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

3.11・12人災の背景にあるもの
 2011.3.11以降の福島難民の話である。大切な一行を付け加えておく。2016.4.4:02:41

ネタバレBOX

国際原子力(軍・原子力産業のみならず、被ばく医療、マスゴミ、各国政府に研究機関、メディア等が絡みデータ改竄や矮小化、計測のまやかし等々をしている)マフィアと国連安保理、IAEA,ICRP,WHOもグルになって核被害を矮小化していることに加え、日本では、更に自民党の愚かな政治屋や御用学者、マスゴミという名のメディア、最高裁、沖縄を除く電力事業大手、官僚等が、これでもかと被害者分断工作を仕掛け、被害者同志を反目させて差別を更に複雑で耐え難いものにしているので、反対運動すること、憲法に保障された健康で文化的な生活を送る権利を求めるというだけのことが、とんでもなく罪なことででもあるかのような扱いを受ける。おまけにそれを指摘する人間を恰も中世キリスト教異端であるかのように白眼視するのみならず、デマゴギーといい加減な風評で抹殺しようと図る下司で蒙昧な馬鹿が加わる。
 今回の大震災の最大の問題は、それが、今までのように地震と津波だけで済まなかったことにある。最大の問題は、被ばく者を出し続けざるを得ないことである。而も、自民党政府は自らが推進してきたこの暴挙の何たるかを未だ自覚できないらしいと思わせたいのだろう。ホントは、自分達の罪を誤魔化す為に被害者同士をいがみ合わせ、自分達の罪に対して一致団結して立ち向かうことを阻止する為にやっていることなのだろう。だが、補助金名目で出資を受けた者とそうでなかった者達の間には、拭い難い不信の芽が育まれ大きく育ってしまった。下司共の狙い通りである。「おいしんぼ」の鼻血の件は、実際、数々の子供が体験したことであり、数々の家々で起きた事実である。それを恰も無かったかの如く葬り去り、現在も続く汚染や被ばくを無いことにして隠蔽している。公式データとして発表されているものでは、人口密集地域の郡山市、福島市、磐木市のような地域は計測から外してデータそのものを作っていないなど計画的な犯罪そのものが、公式とすることで、恰も総ての地域を計測したデータとして誤解されて受け入れられることを計算していると勘ぐられても仕方あるまい。
 今作を理解する前提条件としてホンの一例を挙げるに留めるが、今作の背景にある事情はこのようなものである。今作でライターはチェルノブイリのことを挙げている訳であるが、ライターでキチンとした仕事をする者は、実際に発表することの何倍もの知識を持っているのが当たり前だし、人口に膾炙しており、良心的な科学者・医学者などの努力により、当時既に英語版ではデータアップされていた客観的なデータを用いて、その被害の大きさを説明として用いているのは妥当な判断だろう。
 感心したのは、被災者たちを励ます為に、受け入れた伊勢の人々がやる“木遣り”だ。毎年彼らが年越しの行事としてやっていることにも合致し、且つ様々な立ち位置に置かれた被災者の何れも排除しないからである。
 もう一つ、更に大切なことは、この木遣りが、被災者たちが独りではないというメッセージを、被災者それぞれが受け入れられる形で発信している点である。このことが被災者にどれほど大きな力を与えるかを非被災者も理解できるだけの想像力は、最低限欲しいところだ。今作に出会った観客はなおさらのことである。
朗読劇「雲は湧き、光あふれて」

朗読劇「雲は湧き、光あふれて」

トライフルエンターテインメント

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

熱い青春、球児たちの話・・・・。
2時間の作品に25分ほどのアフタートーク付でした

自分的には第2話が涙腺のツボでした

舞台セットも工夫があって朗読劇らしくて良かった

ネタバレBOX

舞台セットは球場内の雰囲気でバックに本の挿絵風に動画・静止画の投影あり=雰囲気は朗読劇の名の通りに本の挿絵風で雰囲気良いですな 開演前からのBGMはスタンド風な音を流してました アナウンスとかはウグイス嬢風でしたし

OPは第3話の冒頭からスタートで
回想に入って暗転して第1話上演です

#1:オチはオープンエンドで、この盗塁で甲子園に行けるか!ってとこでEND
#2:新人記者の記事掲載にまつわる経緯で関わった球児二人と自分自身が成長し前向きになるところが心打ちました♪
#3:野球が出来なくなった大東亜戦争時の話を反目しあっていたバッテリーが和解し納得する生を生き抜く話かな 全力をもって投げた球が見事に打たれてケリがつくオチは清々しかった

セオリー通りに開演が5分遅れというのはいただけないと思えたが

アフタートークは終演5分後に開始で
自由すぎる役者さん相手に司会が苦労していて笑ってしまいました(^^)
銀色の弾丸が俺の胸を撃つ

銀色の弾丸が俺の胸を撃つ

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

かっこよくて!
今回で第10回公演!おめでとうございます。
毎回観るたびに笑って泣いて楽しませてくれてとっても素敵な団体です。
今回はアクションもあり、かっこよくて、切なくてそんな素敵なお話でした。
毎回グッズがすごくかわいいんですが、私が行った時にはもう公演限定缶バッチが売り切れそうでした!
Tシャツも可愛くてもってます!
これからも応援しています。

青眉のひと

青眉のひと

演劇集団よろずや

山本能楽堂(大阪府)

2016/03/26 (土) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

竹田さんが凄い♪
初めて能楽堂に入り、その中で生演奏を聴き、竹田さんの松園の世界に…。
「おとなしい演劇」の「盆がえり」以来、久しぶりに「よろずや」さんの本公演を拝見。
静かな内に秘めた芯のような物を感じました。

追伸、出ずっぱりで、12歳から74歳の女流画家・上村松園を演じきった竹田さん、凄かった。

対ゲキだヨ !全員集合

対ゲキだヨ !全員集合

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★

約140分
優良な地方劇団の紹介に力を入れるこまばアゴラ劇場。今公演は地方の三劇団による対バン形式の合同公演だったが、“ココはいい!”と太鼓判を押せる優良劇団は残念ながら見当たらなかった。

ネタバレBOX

“家族”が共通テーマ。
未来世界のロボット家族を描いた短距離男道ミサイル(宮城)は目立ちたがりが騒いでるだけって印象で、終始ドタドタしているばかり。『突撃!隣の晩プルトニウム』というタイトルが期待させる風刺性にも乏しく、いい所なし。
オレンヂスタ(愛知)は、しょせん家族も個の集まり、という諦観を上手く演劇化できてなかった感じ。
一番マシだったのはコトリ会議の作品。これがいちばん作りが緻密で引き込まれたが、話を無駄に複雑にしてストーリーラインが分かりづらくなっている上、家族というテーマへのこだわりも弱い。舞台上の絵ヅラが変化に乏しいのも演劇としてどうなのか?
「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

ニコニコさんは演劇
「ニコニコさんが泣いた日」初日昼公演観てきました。昨日の「クマさん」のほうは、ストーリの展開を見せるのがメインの作品で、坂本竜馬の後半生を史実に沿って約2時間で進めるのという展開な事もあり言葉でストーリーを進めざるを得ないし、幕末史に造詣がないと話を理解するのが少々難しいような処もあるのですが、本日の「ニコニコさんが泣いた日」は、これも昭和史の出来事を土台ではあるものの、昔、日本がアメリカと戦争して東京が爆撃で焼け野が原になった事くらいを知っていれば十分理解できる判り易い作品でした。「クマさん」はテレビドラマや映画にしてもいいような作品でしたが、「ニコニコさん」は映像化不可能な劇場空間ならではの作品であることも感じられて、2作品を交互に上演するってのも面白い試みだなあと思います。
話を「ニコニコさん」に戻します。演劇にしろテレビ・映画にしろ、病院ものや戦争ものというジャンルは確実に存在していて、それは人間の生き死にを扱っていて、それ自体が非常に強力な題材であるため、それに頼ってしまっている作品は世の中にかなり多いと思います。テレビの2時間ドラマの○○XX殺人事件なんかもその一種だと思いますし....。今回、土台になっているのが上野動物園で実際に起こった有名な話なのは容易に想像できた事でもあり実際に劇場で観るまでは正直あまり気が進みませんでした。でも実際に観はじめると想像とは違ってリアリズムの枠には収まらない劇場演劇ならではの作品であることがすぐ判って楽しませて頂きました。前半はエンターテイメント要素も大きく、いろんなお笑い場面に加え、伊藤えみ・西崎瑠美の姉妹役コンビによる芸能史上有名なセクシーピカピカ衣装ダンスのサービスシーン(?)もありでしたが、このダンスはビックリもので舞台でここまでやるって超レアですよね~楽しめました!
そして後半は一気にシリアスモードに移り役者さんの演技を十分楽しめます。ここで伊藤さんは、この芝居で一番ツライ設定の場面を様々な表情と声色を使いながら役に入り込んだ見事な演技でミツのココロを客席に伝えてくれました。ミツのこのシーンは作品全体を凝縮したものでもあり、また彼女の演技力との相性も良く、客席も彼女の演技に引込まれて至るところで嗚咽が…。終焉後にホールでお会いしたときの伊藤さんは、役者や演奏家が満足したステージを終えたの独特の表情で、これって男女を問わずとても魅力的。しかも滅多に見られない貴重なもの。もともと綺麗な女優さんでもビックリするほど美しく感じます! 一方男性陣のクライマックスを演じるのは千住さん。実は彼、この場面まではあまり活躍しないのですが、最後に舞台の中央で作品全体を締め括るセリフを客席に向けて単独で語ります。しかし役柄設定上、豊かな表情は使わずに、逆に無表情ともいえる顔でこのセリフを語します。これも十分に客席を納得させるものでした。
というようにイロンナ要素が入っているお芝居でした。来週も両作品とも参上する予定なので、どう進化しているか楽しみです。

更地ベスト~SAKURA~

更地ベスト~SAKURA~

劇団東京ヴォードヴィルショー

シアター711(東京都)

2016/03/29 (火) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

約95分
ベストと言うので期待したが、似た傾向のネタが多かったような。。。
もっとバランスを考えてネタを選んで欲しかったです。
とはいえ、山口良一さんら達者な役者陣が演じる練り込まれたコントの数々はそれでも可笑しく、初めて観たナマ及川奈央さんは綺麗でそして可愛らしく(さらに立ち姿が素敵!)、概ね満足。

ネタバレBOX

アクションネタや、大人が小学生的行動を取るネタが少し多すぎたかも。。。
Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

明るく元気な芝居
明るく元気というのが第一印象である。そしてコアファンが付きしっかり支えている感じである。その内容は、女の子の憧れが実に微笑ましく描かれており、ファンタジーSFとして味付けしている。

この劇団は未見で、この劇場に来るのも初めてである。数年ぶりに蒲田駅に降り立ったが、少し懐かしくもあり悲しくも...。
(上演時間:本編75分)

ネタバレBOX

この舞台セットは、左右非対称の階段状舞台で、上手に試着室のような出入り口、下手は円形の刳り貫きオブジェがある。この公演は、ほとんどが女優で本当に華がある。特に右手愛美さんは背も高く美形で目立つが、それに加えダンスパフォーマンスにも切れがある。役どころは脇役で三枚目的な設定であるが、注目させる”力”がある。

さて物語は、モデルに憧れる主人公・河合由衣(東理紗サン)。 念願のオーディションに合格したものの、 そこには理想とかけ離れた世界があった。序々にスタッフやファンに支えられ人気を博していく、というサクセスストーリー。一方、この雑誌のボスであり、トップモデルの母親、その母娘の関係も絡む。この主人公の憧れを後押しする妄想、その分身とも言える女の子たちAmi、Bibi(新木美優サン、あずさサン)に話し掛け(独り言のように聞こえている)、変人扱いされている。自分も年齢とともに独り言、溜め息が多くなり、逆に肌の張りや髪が少なくなり...この芝居でもある外見を気にするようになる。もっとも若い女の子の悩みと中年男性のそれとは雲泥の差であろうが。

母と娘の関係は、父と息子や、父と娘の関係以上に難しいのだろうか。母は娘を様々な仕方(今回はトップモデルの維持⇒意地?)で縛り、娘はそんな母の呪縛から逃れようとする。母娘の情景を女性の外見...美容(整形)技術というSF要素を取り入れて、ライトノベルのような観(魅)せ方にする。物語の所々でダンスパフォーマンスや歌が披瀝されるが、これが愛くるしい。こんなところが、ファンの心を掴むのであろう。
ただ、もう少し物語に深みがあると印象的で観応えが感じられると思う。
また、芝居のレベルを高めるためには、右手愛美さんとの演技力に差が観られないこと。バランスが欠けては、公演の魅力が失われてしまう。

私事で大変恐縮であるが、この劇場の近くの病院に父は入院し、そして亡くなった。この劇場への往路は少し感傷的になっていたが、帰路は少し元気がもらえたような気がした。

次回公演も楽しみにしております。
Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

レティクル東京座・ゲスト回
CBGKシブゲキ!!に掛かるような、これまでも何度も観た食傷気味の内容のモノですが、この距離感がやっぱりいい!!
お気に入り劇団のゲスト回が沢山控えているので、ついつい財布の紐が緩んでしまいがち。このロングラン公演はやばいね。
ノリノリ♬なので踊らにゃ損!!損!!

Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

コーラス最高!!
芝居の至る所にコーラスが散りばめられていて、それぞれが素敵にハモっている。
舞台美術も衣装もカラフルに統一されていて素晴らしい。
前回の妖怪パラダイスでも、そうだったけど、ダンスも圧巻。また、観に行きます。

Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

作品はすごく面白かったが
作品自体はすごくテンポがあって とても面白かった。
ただ残念なことがありました。最前列に座った方がゲストさん目当てで来たようで ゲストさんが登場したとたんに手をたたいて大騒ぎしていました。
おかしくないシーンでも手をたたいて笑っている始末。
まあ どこでもそういう方はいますから仕方ないです。
でも 作品自体はとても面白かったです。いくかどうか迷っている方はぜひ見に行ってほしいです

Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

最後まで楽しめました
開幕間もないにもかかわらず、歌も踊りも完成度は高いものがありました。お芝居もテンポ良く、小気味良いダンスなど最後まで楽しめました。

ぼくの好きな先生(再演)

ぼくの好きな先生(再演)

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

最初の
関係性が本当は違うと分かり始めて真実が見えた時辛い感情が沸いた。
当時はどうにもできない事だったのだろうけど・・・松田さんの熱演がとても良かった。可愛いのに男装が似合ってました。

Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

踊りだす
歌も踊りも素晴らしい。

ストーリー的にはさほどひねりも無いのですがとにかく楽しい舞台です。

皆さんの弾けたパフォーマンスを見ていると勝手に身体が動きます。

ある意味最前列よりも後ろを気にせず身体を揺らせる最後列がおススメかも。

ぼくの好きな先生(再演)

ぼくの好きな先生(再演)

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

嘘(エイプリルフール)では済まされない現実の問題【松田るかバージョン】
春の季節、わが子の成長を待ち望む親心はいつの時代も変わらないだろう。その節目が卒業や入学ではないだろうか。子の成長に伴い、見守りから監視という受け止めに変わり、反抗・疎遠という一時期を経て、子も自らも親になっていくことだろう。この公演は、6年ぶりの再演ということであるが、作・演出の谷藤太 氏には感慨深いものがあるようだ。
自分は、第18回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」の授賞式(2016年3月28日)に出席したが、その時の受賞作品「ソロモンの偽証(事件編・裁判編)」を思い出した。この賞は、2015年度に発表された、映画、TVなどのすべての映像作品の脚本の中から脚本家が選出するもの。今年は真辺克彦 氏が宮部みゆき原作を脚本化し映画上映されたもの。すでにネタバレかもしれないが、内容テーマは「いじめ」である。

その「いじめ」は学校の時だけではない。社会人になっても「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」など言葉が多肢になるほど深刻さを増す。しかし、この公演では、別の角度で見せるなど、転換した視点が面白かった。

ネタバレBOX

この劇団の特長であるが、舞台セットをしっかり作り込み、印象付ける仕掛けもある。今回はタイトルの言葉にもある「先生」から、壁面をほとんど本棚で囲い、中央に座卓とテーブル、上手にベット、下手にハンガーが置かれている。空スペースに映画などのポスター、「いまを生きる」「コルチャック先生」、そして銀河鉄道の夜をイメージするもの。
中学教師・河合優(千代延憲治サン)、その部屋に居る学生服を着た馬場翔太(松田るかサン)の2人が主人公のようだ。ストーリーテラー的には中学教師であるが、この学生服の少年の言動が「いじめ」という問題の本質を抉るシーンに心が痛む。

この中学教師が尊敬するジョン・キーティング先生(いまを生きる)、ヤヌシュ・コルチャック、アニー・サリバン、宮沢賢治と妹トシ、坊ちゃん(小説に名前はない)が、始めは世界教育者会議参加のため架空世界や時空間を越えて登場する。そこで中学生・馬場にいじめ談義をする。しかし、少年の心は氷解することなく、逆に各先生の問題を暴き出す。実は、この少年は既に亡く(この中学教師の同級生で中学の時自殺)なっており、この中学教師が親友であったにも関わらず助けられなかった、という自責の念が生み出している妄想(亡霊)である。

この既に亡くなったという設定(「ソロモンの偽証」も自殺した生徒の呪縛)は、見たことがあるものであるが、そこに直接関係のない”ぼくの好きな先生”たちが登場し、それぞれのスタイル(例えば机⇨テーブルの上)で諭そうとする。「いじめ側」と「いじめられた側」という両面だけではなく...解決策が見つけられない難しい課題を、今実在しない人物の言葉を借りて問題提起する。それは観客である自分に投げかけられたものとして受け止めた。あくまで、そして敢えてコミカルにテンポよく、(表層的に)見せることを意識した公演であった。
それでも、セットの仕掛けという見せかけの奇抜さもよいが、出来ればもっと各先生との突っ込んだ話し合いを聞きたかった。

ラスト、自殺した中学生が未来の自分にあてた郵便物。それを持って訪ねてきた父親の慟哭。生きている時の親子の距離は永遠の難問であるが、亡くなってからの距離は縮めることができないだけに悔しい、その思いがよく現れていた。

気になるのが、河合先生が同僚の田中光一先生(橋本裕介サン)に諭す。かつて自分がいじめたであろう、友人に謝罪の電話を掛けたり、手紙を出す、または直接謝って回わらせる。たしかにいじめた側はその行為を忘れているかもしれないが、いじめを受けた側は忘れはしない。しかし、いじめる側はいつもいじめる側なのだろうか。いじめられた、だから今度は自分が弱いものを探しいじめる。そのいじめという不幸の連鎖になっているのでは...。そう考えた時、謝罪を通して受けたいじめの思い出(傷)は、何故自分だけが、という歪な感情に捉われないだろうか。そういう感情は了見が狭いのだろうか。この公演では理想形のようであるがきれい事のようで、今ひとつ真に感情移入出来なかった。

役者陣の演技は素晴らしく、そのキャラクターがしっかり確立していた。なお、何かで松田るかサンは初舞台とあったが、コミカル、シリアスな演じわけが実に魅力的であった。

因みに、偶然であるが「いまを生きる」は、アカデミー脚本賞(1989年)を受賞している。

次回公演を楽しみにしております。
マハゴニー市の興亡

マハゴニー市の興亡

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

とても期待していましたが・・・・
前回の肝っ玉おっ母と子供たちがあまりにも私好みもお芝居だったのでとても期待していましたが今回は少し勝手が違いました。約2時間のお芝居に途中休憩15分がなくてもいいかなと思いました。一幕の方が話が途切れず観れると思いました。

ドロボー・シティ

ドロボー・シティ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2016/03/25 (金) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

日記
面白い。70分。

ネタバレBOX

ミヨ(篠本美帆)…ドロボー。まっとうなツッコミ。
ツキホ(宮本奈津美)…ドロボー。フジコの裏切った日記にダメ出しする。
イツエ(田代尚子)…ドロボー。12で出産した。
フジコ(伊達香苗)…ドロボーミヨらを裏切ろうとしたことを日記につけてた。
リス(野村梨々子)…イツエの娘。とりあえず窃盗する。
白井(松木美路子)…ドロボー。タイガードラゴンの旧友。
発田(園田裕樹)…ドロボー。子が生まれるがドロボーは続ける。
中山(堀靖明)…ドロボー。白井発田へのツッコミ役。
タイガー(山田百次)、ドラゴン(根津茂尚)…ドロボー。かっこよさを追求する。

宝石店を狙うミヨら一派の家にドロボーに入った白井ら一派、ミヨらの獲物を横取りしようとするタイガー&ドラゴン(&フジコ)ら一派の、駄弁劇。
ナチュラルに笑える快作。発田のとぼけたボケと中山のツッコミ的なコントなシーンも好きだけど、ツキホのフジコへのカラミシーンが好き。「裏切りは女のアクセサリー」に笑い転げるツキホに幸せを感じた。イツエとリスの親子も、いい味出してた。

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