
カムアウト
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/31 (木)公演終了
満足度★★★★★
坂手洋二の筆力。
燐光群の舞台が「濃厚」と感じた(私にとっての)初期作品『最後の一人までが全体である』『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等の感触に通じる、粘性の強さは恐らく若い坂手氏の「脚本力」に対する印象でもあるだろう。(今が衰えたと言うのではないが、若さ故の「熱」があるのは確か。)
オーディションで集まったのか、多くが客演で占められた女優たち、そして藤井ごう氏の傑出舞台を目にしている事もあり、都合を付けて観た。
性的マイノリティの27年初演当時認知度、偏見度からは、今は隔世の感ありと坂手氏が書いていたが、ワープロ専用機に「私も挑戦してみようか」という台詞が吐かれる時代。 彼女ら(彼も)が、各様の、各状況の苦悩を持ち、それを語る事の許される「場」で交わされる言葉全てが示唆的で、事は性(行為)的領域にも及ぶ。赤裸々が、信じられる内面からの必然と見えるので、場のアトモスフィアは「濃厚」となり、主人公の思い・・無くなろうとするこの場(建物)を惜しむ・・に、観客は同期する事ができる。
この演出は藤井氏だからこそか・・。 この「濃厚な空気」を先導して作っていた、渋谷はるか他の女優達に敬意を表したい。美しい場面が「思い出」のように浮かんで来る。
偏見と弱者(異端)攻撃はいつの世もどこにもあるが、終盤に公僕たる警察による「嫌がらせ」のくだりに無力感をおぼえるのは、今も本質的に変わらない事実がよぎるからだろうか。

兄弟
劇団東演
あうるすぽっと(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
東演の舞台をしかと観る。
東演パラータという劇場に昨年、十数年ぶりに訪れ、文化座との合同公演『廃墟』を観た。この公演が「東演」初観劇だったが、他劇団からの客演(及び文化座)俳優の出色に比して、東演俳優が(次男役南保以外)どうにもショボく見えた。コンスタントに公演を打つ東演の、ベリャコーヴィチ演出舞台の評判等も耳にしながら見逃してきた感あり、今回改めて「東演」舞台を観劇した。
初演はアトリエだが、今回はあうるすぽっと。石井強司美術は躍動感があり、広くて高い舞台を存分に使い、中国のとある時代のとある家族のお話が繰り広げられていた。開演45分程度で15分の休憩、ところが終わってみれば2時間40分、この後半の長さに気づかなかった自分に驚いた。
それぞれが連れ子を持つ同士の再婚で出会った「兄弟」が、絆を確かめ合い、成長し、早くに親二人を亡くした後も二人三脚、「似てない」からこその紐帯を育みながら大人になって行く。親を亡くす悲運は文革によってもたらされ、その後市場経済導入による矛盾をも超えて、弱肉強食のルール(無ルール)が到来した社会が、兄弟を悲劇的顛末へ誘う。
これらが、南保演じるリーガンのキャラとも相まって、テンポ良い「経過を端折る」脚本と演出のなかでコミカルに展開する。
全体に分かりやすい舞台処理と、はっきりした口跡と演技で、ほぼ人の一生を語る「大きな物語」が壮大に、可愛らしく語られており、大きな舞台を得意とする、基本的にはうまい役者の集団に思えた。
物語としては、最後まで人を愛し続け、しかし死んで行った芝居の中心人物の「愛を伝えながら自分は死ぬ」という矛盾は、その事実に直面して懊悩する受け手が存在しなければ、ただただ惨めな敗北者としてある矛盾で、そうならない事で救われた物語、ハッピーエンドだと言える。脚本上の配慮だが、実際にはむき出しの「資本主義」(と社会主義という建前との間での)の犠牲者が、この物語の背後に(現実に)数多あるのだろうと想像させるものがある。
一方、日本はどうか・・それはまた別の話、と1クッション置いて観れてしまう芝居でもあって、「私たちの現場」に直結しない「浮いた」感じがなくもないが、中国現代史を物語で味わう面白さは、芝居の背後にずっと流れている。
語り部二人を置いて物語を「解説」するだけでなく観察者(観客)としての感想を代弁して、観客の視線を誘導し、また緩衝材の働きもして、それによって舞台全体は雄弁になった。

ぼくの好きな先生(再演)
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
苛めのけじめ
大抵は置き去りにして忘れたつもりになったり、自己正当化することで記憶の表から消し去っている他者を苛めた記憶について考えさせる作品。

愛、あるいは哀、それは相。
TOKYOハンバーグ
「劇」小劇場(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
3.11・12人災の背景にあるもの
2011.3.11以降の福島難民の話である。大切な一行を付け加えておく。2016.4.4:02:41

朗読劇「雲は湧き、光あふれて」
トライフルエンターテインメント
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
熱い青春、球児たちの話・・・・。
2時間の作品に25分ほどのアフタートーク付でした
自分的には第2話が涙腺のツボでした
舞台セットも工夫があって朗読劇らしくて良かった

銀色の弾丸が俺の胸を撃つ
空想実現集団TOY'sBOX
北池袋 新生館シアター(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
かっこよくて!
今回で第10回公演!おめでとうございます。
毎回観るたびに笑って泣いて楽しませてくれてとっても素敵な団体です。
今回はアクションもあり、かっこよくて、切なくてそんな素敵なお話でした。
毎回グッズがすごくかわいいんですが、私が行った時にはもう公演限定缶バッチが売り切れそうでした!
Tシャツも可愛くてもってます!
これからも応援しています。

青眉のひと
演劇集団よろずや
山本能楽堂(大阪府)
2016/03/26 (土) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
竹田さんが凄い♪
初めて能楽堂に入り、その中で生演奏を聴き、竹田さんの松園の世界に…。
「おとなしい演劇」の「盆がえり」以来、久しぶりに「よろずや」さんの本公演を拝見。
静かな内に秘めた芯のような物を感じました。
追伸、出ずっぱりで、12歳から74歳の女流画家・上村松園を演じきった竹田さん、凄かった。

対ゲキだヨ !全員集合
コトリ会議
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★
約140分
優良な地方劇団の紹介に力を入れるこまばアゴラ劇場。今公演は地方の三劇団による対バン形式の合同公演だったが、“ココはいい!”と太鼓判を押せる優良劇団は残念ながら見当たらなかった。

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」
演劇企画ハッピー圏外
TACCS1179(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了
満足度★★★★★
ニコニコさんは演劇
「ニコニコさんが泣いた日」初日昼公演観てきました。昨日の「クマさん」のほうは、ストーリの展開を見せるのがメインの作品で、坂本竜馬の後半生を史実に沿って約2時間で進めるのという展開な事もあり言葉でストーリーを進めざるを得ないし、幕末史に造詣がないと話を理解するのが少々難しいような処もあるのですが、本日の「ニコニコさんが泣いた日」は、これも昭和史の出来事を土台ではあるものの、昔、日本がアメリカと戦争して東京が爆撃で焼け野が原になった事くらいを知っていれば十分理解できる判り易い作品でした。「クマさん」はテレビドラマや映画にしてもいいような作品でしたが、「ニコニコさん」は映像化不可能な劇場空間ならではの作品であることも感じられて、2作品を交互に上演するってのも面白い試みだなあと思います。
話を「ニコニコさん」に戻します。演劇にしろテレビ・映画にしろ、病院ものや戦争ものというジャンルは確実に存在していて、それは人間の生き死にを扱っていて、それ自体が非常に強力な題材であるため、それに頼ってしまっている作品は世の中にかなり多いと思います。テレビの2時間ドラマの○○XX殺人事件なんかもその一種だと思いますし....。今回、土台になっているのが上野動物園で実際に起こった有名な話なのは容易に想像できた事でもあり実際に劇場で観るまでは正直あまり気が進みませんでした。でも実際に観はじめると想像とは違ってリアリズムの枠には収まらない劇場演劇ならではの作品であることがすぐ判って楽しませて頂きました。前半はエンターテイメント要素も大きく、いろんなお笑い場面に加え、伊藤えみ・西崎瑠美の姉妹役コンビによる芸能史上有名なセクシーピカピカ衣装ダンスのサービスシーン(?)もありでしたが、このダンスはビックリもので舞台でここまでやるって超レアですよね~楽しめました!
そして後半は一気にシリアスモードに移り役者さんの演技を十分楽しめます。ここで伊藤さんは、この芝居で一番ツライ設定の場面を様々な表情と声色を使いながら役に入り込んだ見事な演技でミツのココロを客席に伝えてくれました。ミツのこのシーンは作品全体を凝縮したものでもあり、また彼女の演技力との相性も良く、客席も彼女の演技に引込まれて至るところで嗚咽が…。終焉後にホールでお会いしたときの伊藤さんは、役者や演奏家が満足したステージを終えたの独特の表情で、これって男女を問わずとても魅力的。しかも滅多に見られない貴重なもの。もともと綺麗な女優さんでもビックリするほど美しく感じます! 一方男性陣のクライマックスを演じるのは千住さん。実は彼、この場面まではあまり活躍しないのですが、最後に舞台の中央で作品全体を締め括るセリフを客席に向けて単独で語ります。しかし役柄設定上、豊かな表情は使わずに、逆に無表情ともいえる顔でこのセリフを語します。これも十分に客席を納得させるものでした。
というようにイロンナ要素が入っているお芝居でした。来週も両作品とも参上する予定なので、どう進化しているか楽しみです。

更地ベスト~SAKURA~
劇団東京ヴォードヴィルショー
シアター711(東京都)
2016/03/29 (火) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
約95分
ベストと言うので期待したが、似た傾向のネタが多かったような。。。
もっとバランスを考えてネタを選んで欲しかったです。
とはいえ、山口良一さんら達者な役者陣が演じる練り込まれたコントの数々はそれでも可笑しく、初めて観たナマ及川奈央さんは綺麗でそして可愛らしく(さらに立ち姿が素敵!)、概ね満足。

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
明るく元気な芝居
明るく元気というのが第一印象である。そしてコアファンが付きしっかり支えている感じである。その内容は、女の子の憧れが実に微笑ましく描かれており、ファンタジーSFとして味付けしている。
この劇団は未見で、この劇場に来るのも初めてである。数年ぶりに蒲田駅に降り立ったが、少し懐かしくもあり悲しくも...。
(上演時間:本編75分)

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
レティクル東京座・ゲスト回
CBGKシブゲキ!!に掛かるような、これまでも何度も観た食傷気味の内容のモノですが、この距離感がやっぱりいい!!
お気に入り劇団のゲスト回が沢山控えているので、ついつい財布の紐が緩んでしまいがち。このロングラン公演はやばいね。
ノリノリ♬なので踊らにゃ損!!損!!

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
コーラス最高!!
芝居の至る所にコーラスが散りばめられていて、それぞれが素敵にハモっている。
舞台美術も衣装もカラフルに統一されていて素晴らしい。
前回の妖怪パラダイスでも、そうだったけど、ダンスも圧巻。また、観に行きます。

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
作品はすごく面白かったが
作品自体はすごくテンポがあって とても面白かった。
ただ残念なことがありました。最前列に座った方がゲストさん目当てで来たようで ゲストさんが登場したとたんに手をたたいて大騒ぎしていました。
おかしくないシーンでも手をたたいて笑っている始末。
まあ どこでもそういう方はいますから仕方ないです。
でも 作品自体はとても面白かったです。いくかどうか迷っている方はぜひ見に行ってほしいです

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
最後まで楽しめました
開幕間もないにもかかわらず、歌も踊りも完成度は高いものがありました。お芝居もテンポ良く、小気味良いダンスなど最後まで楽しめました。

ぼくの好きな先生(再演)
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
最初の
関係性が本当は違うと分かり始めて真実が見えた時辛い感情が沸いた。
当時はどうにもできない事だったのだろうけど・・・松田さんの熱演がとても良かった。可愛いのに男装が似合ってました。

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
踊りだす
歌も踊りも素晴らしい。
ストーリー的にはさほどひねりも無いのですがとにかく楽しい舞台です。
皆さんの弾けたパフォーマンスを見ていると勝手に身体が動きます。
ある意味最前列よりも後ろを気にせず身体を揺らせる最後列がおススメかも。

ぼくの好きな先生(再演)
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
嘘(エイプリルフール)では済まされない現実の問題【松田るかバージョン】
春の季節、わが子の成長を待ち望む親心はいつの時代も変わらないだろう。その節目が卒業や入学ではないだろうか。子の成長に伴い、見守りから監視という受け止めに変わり、反抗・疎遠という一時期を経て、子も自らも親になっていくことだろう。この公演は、6年ぶりの再演ということであるが、作・演出の谷藤太 氏には感慨深いものがあるようだ。
自分は、第18回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」の授賞式(2016年3月28日)に出席したが、その時の受賞作品「ソロモンの偽証(事件編・裁判編)」を思い出した。この賞は、2015年度に発表された、映画、TVなどのすべての映像作品の脚本の中から脚本家が選出するもの。今年は真辺克彦 氏が宮部みゆき原作を脚本化し映画上映されたもの。すでにネタバレかもしれないが、内容テーマは「いじめ」である。
その「いじめ」は学校の時だけではない。社会人になっても「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」など言葉が多肢になるほど深刻さを増す。しかし、この公演では、別の角度で見せるなど、転換した視点が面白かった。

マハゴニー市の興亡
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2016/04/02 (土) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
とても期待していましたが・・・・
前回の肝っ玉おっ母と子供たちがあまりにも私好みもお芝居だったのでとても期待していましたが今回は少し勝手が違いました。約2時間のお芝居に途中休憩15分がなくてもいいかなと思いました。一幕の方が話が途切れず観れると思いました。

ドロボー・シティ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2016/03/25 (金) ~ 2016/03/28 (月)公演終了