最新の観てきた!クチコミ一覧

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舞台『龍狼伝』第二章

舞台『龍狼伝』第二章

株式会社GRASP

THEATRE1010(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

期待が大き過ぎたか?
演出・キムラ真→ならばと期待して観に行ったが、なんとも釈然としない。明らかにキャスト・ミスではないかと思う配役。武将には「格」を感じられず、軍師には品や知性を感じられず(真澄役は見事な演技ではあったが・・・)また、キムラさんならではという、これといった演出もなく、映像もあまり効果を成していないような・・・説明が多く、おそらく三国志・原作を読んでいない人にはベースラインからわからず、付いていくのにかなり労した舞台ではなかったかと思う。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

差別
少し劇場が広すぎたのではないかということ、「レドモン」と人類の関係がいまひとつあやふや。というスッキリしない部分はあるのですが・・・それを忘れてしまいそうになるくらい、台詞の微妙さが上手い!特に人の心の中の曖昧さを表す台詞、間合いもいい。対し、痛いくらい疑問をぶつけてくる子供の言葉の痛みも感じる。異物を怖れ、嫌悪する、それは別人種だけでなく、すぐそばにもあること。“差別はしない”そう言いつつ、現実社会に起こる差別。観ながらいくつもの差別が頭の中に浮かんだ。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待してて良かった!
ここ最近、公演数が増えていて、CoRichで見かける度に“東京でも公演してくれないか”と楽しみにしていた劇団。前作も良かったが、今作も見事な“動きの構成”に驚かされる。スクエアの中で繰り返される発想力豊な動き!演出の計算力の高さ、それをこなしていく出演者の能力の高さ、いずれも見事!あえて言うなら“美的”な動き、例えば何人か揃って同じ動きをする時に高さ・タイミングなどがきっちり揃っているような美しさがたまに出ると、もっと見応えがあるのでは?とオバサンは思う。無機質から始まり、ほわっとあったかいものが溢れるラスト。芝居としても良い出来でした。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

夢の技法
  謎として捉えると、結構、迷うかも知れない

ネタバレBOX

が、謎解きが簡単にできちゃう人には、ストーリーが余りに単純なのが不満として付きまとう。ハッキリ言ってストーリーは最初の数分で90%程度見切れる。後は、検証するだけでよいのだ。流石に最後のオチだけは読み切れなかったが。頭の回転が速いか否か、自分で判断しかねている向きには、判断の為に用いるツールとして優れていると言えるかも知れない。演劇というよりは身体パフォーマンスとして評価したい作品である。というのも、男女共に演者たちは、かなり体の鍛錬をしていることが明白だからである。この点に関しては高い得点を差し上げたい。更に上を目指して欲しい。上海特技団や京劇の俳優など中国の身体表現のレベル迄持っていければ、無論、世界のトップクラスである。
「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

出来る役者!
前回に比べ、かなり全体が締まって、良い流れが出来ていた。その大きな要因、ひとつは青木清四郎くんのクマさん、感情がはっきり出ていたし、動きがまだ若い!これが良い効果をもたらした。また、黒藤君の坂本龍馬。二度目とあって、前回の“やらせてもらってます”感が消え、自分の役としての消化度が上っている。良い成長ぶりです。そしてなにより、勝海舟役・宇貫貴雄さん!こんな事言っては何だが・・・あきらかに他の出演者とはランクが違う!台詞回しの上手さ、動きの良さ、勝さんの存在が話をキリッと締めた感がある。やはり要所には“出来る役者”が必要なんだよねぇ!!



座布団劇場八枚目ッ

座布団劇場八枚目ッ

占子の兎

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

痛快!!
 ①「皿屋敷」②「お湯かけ女房」③「桃太郎」④「掛取り」⑤「長屋の花見」の5本を①、②を演じて10分③、④後に10分の休憩を挟んでの上演。飲食OKと江戸歌舞伎の風情。演目の上演順序にも気配りが見られ、ホントに楽しめる。

ネタバレBOX

”プロット”は和物を演じるのに不思議とぴったりくると感じさせるのは、この座組みの力の証明かも知れぬ。皿屋敷は無論“番町皿屋敷”で有名なお菊の悲劇をベースにした作品で、お菊の無念を十全に活かしながら、笑いの種を随所に仕込んだ楽しい作品。座布団からも推測できる通り、ノリとしては落語のノリであるから、下げもつく。「お湯かけ女房」はこのノリの作品であるが、いたく昭和の懐かしさとおかしみ、ペーソスを秘めた而もシュールな作品である。実際にどんな話かは、観劇して確かめて下され! 「桃太郎」は黍団子のあの話であるが、これも昔話の深層を解明する形になっていて、随所に笑いの種が仕込んである。「掛取り」は、これも落語の題材で大晦日の貧乏長屋、借金の催促を如何にして逃れるか。あの手この手、こんなのありか!? まで飛び出して抱腹絶倒。ラストの「長屋の花見」は、安倍政権になって増々顕著な収入格差に対し、やんわり毒を仕込んで洒脱。安倍のように、頗るアホなだけではなく、やはり頗るつきで姑息なパシリ野郎の流す毒には“毒を以て制する”の発想がよろしい。
逆鱗

逆鱗

NODA・MAP

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2016/03/31 (木) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ことばに輝きがなかった。。
今回はなんだか魅力的な言葉とか、言葉のリズムとかそう言ったところでワクワクさせてくれるところがなかったかな。。

話も、昔々こんな悲惨で悲しい出来事がありましたよ。・・・てことで終わってるし。。そうなると、じゃあそれで?…となってしまう。戦争の被害者側の悲劇より、誰でも加害者側になってしまう怖さをヒシヒシと感じ始めてる今だとすごく古く感じる。。

役者も良いと言えば良いんだろうけど、野田地図さえ、商業演劇とか劇団ではない形でのホール公演の限界を感じてしまった。。

ヴィジュアル的には全然平均点を超えてるんだろうけどね。。

見所は最後の松たか子の声だけだったか。。

クラッシュ・ワルツ

クラッシュ・ワルツ

刈馬演劇設計社

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2016/03/26 (土) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

緻密な万華鏡のような会話劇。
緻密な万華鏡のような会話劇。
万華鏡とかすごく古い表現なんですけど。。(苦笑)

5人の登場人物、それぞれの立場から観ると、事が進むごとに、ここにある世界の見え方がみるみると変わってくるし、そこへ色んなひとの気持ちと感情が入り乱れてて、誰にでも起こりうる身近な世界での話だな・・と思いつつ、もしかしたら、日本や世界レベルでも、こういうのってあるかなぁ・・と思わせる奥の深い舞台だったと思います。

観ていて気持ちが入りすぎて、激しく消耗するくらい見応えがありましたし、 舞台装置も素敵でした。

後味は、う~ん、良いかな。。

談ス

談ス

C/Ompany

広島市南区民文化センター ホール(広島県)

2016/03/25 (金) ~ 2016/03/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

表現は確たる肉体に宿る。
目の前の三人が談スしてるのを観てるだけで面白かった。
息をしている、からだを躍らせてる、言葉を発してる、存在してるだけで面白かった。。
かなり笑ったけど、かなりガチやったし、ダンスの異種格闘技みたい。
めちゃくちゃ面白かった。。

表現は確たる肉体の上に宿る。。。っていう感じ。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

お見事!!!
のっけからの重低音にすでに気分はハイ。ロープレ風ライトタッチSFファンタジーサスペンスとでも言えばいいのかな。とにかくスピーディーで目まぐるしい展開において行かれないように集中して観劇。いや~のめり込んでしまいましたね。ホントにお見事なエンターテイメント。東京公演はたまにしかないけど、必見の劇団です。

大博覧会

大博覧会

江古田のガールズ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

【ご臨終】観ました
いつもの江古田のガールズとはちょっとテイストの違う家族ドラマ。笑いも多いけど、しっとりと身に沁みますね。通常の公演では狭い座席に満員の観客で多少窮屈なのですが、今回は座席のスペースが十分で好印象。死んだ父親のことを思い出しながら、ゆったり、まったりと観劇できました。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

世界観に引き込まれます。
この『SQUARE AREA』再演が、初めて観た壱劇屋さんの公演です。
東京在住ですが、色々な縁とタイミングが繋がってで大阪公演を観て、愛知に行き、すっかり「奇妙なエンターテイメント」という壱劇屋にしかない作品世界の虜になりました。

そして東京公演。
何度観ても笑い、感激し、涙し、、、圧倒的な世界観に引き込まれます。
点が線でつながり、面になるラストシーンが心地よい作品です。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

うちゅう人
物語の中の宇宙人が様々な立場で苦しんでいる在日外国人と重なって見えた。

ネトウヨやヘイトスピーチが大手を振る昨今、この作品の問いかける意義は大きい。

高史明さんの息子で12歳で自死を選んだ岡真史さんの詩「ぼくはうちゅう人だ」を思い出した。

ネタバレBOX

設定はとても素晴らしいと思うが、内容には不満が残った。

全体として、予想していた物語を裏切らなかった。物語を単純に構造化しているため、人間の複雑さの細部までは描かれていない。そう思ったが、おそらくそれは、私がこの作品を、現在の社会問題と重ねて見すぎているせいだと思う。それに私が批判的に見た部分こそが、エンターテイメントとしての完成度を上げている点でもあるのだから、必ずしも悪い側面だけではない。

また、最後に両親が娘をひとりにして逃げるが、その点にリアリティが感じられなかった。この作品に描かれる親が、そんなに簡単に娘を残して逃げられるとは思えない。状況から、他に選択肢がないにしても、本当ならもっともっと痛みをともなうはずだ。その点において、父親が相当冷酷な人に見えてしまった。そこに人間の冷淡さ(両義性)を描いていると言われれば納得するが、全体として他のシーンはそういう複雑さを内包していないため、そこだけが変に引っかかってしまった。

と、厳しいことを書いたけれど、この設定で作品化したの意義はとても大きいと思う。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1794(16-084)
19:30の回(曇)

18:45受付(整理券あり)、ロビー開場、19:02開場。

ロビー開場時に物販あり、スタッフの方の説明が丁寧(好感)、ドアに大阪/名古屋/東京の(4面)座席表。

こちらは初めてで、もともと「観たい!」に大漁(量)の書き込みがある公演は観ないのですが、たまたまチラシ(裏面..ちゃんと上演時間90分と書いてある...みんなそうしてほしい)をみたら面白そうだったのと、会場が帰宅方向だったこともあり観に来ました。

入って手前/奥がひな壇3列、左右が1列。正方形の舞台なので、どこでも観やすいでしょう。奥に座ります。各辺最前列真ん中の2席は役者さん用。天井の照明が強弱を繰り返すので、直接当たると少し手許の文字が見辛い。

最前列の膝より少し高い正方形の舞台、立方体になるよう白いフレームが組まれていて、リングのような様相。SEもややスリリング、19:25前説(座長、90分)、19:31大音量で開演~21:05終演~21:00挨拶~21:28イベント(ワンシーン再現撮影会)終了。

アイテムと身体を使ったパフォーマンスは「THEATRE MOMENTS」の公演でも観ることができますが、質的に全く異なるもの。超重低音で椅子がびびり、交差する照明がシャープな動きをより際立たせ、舞台/客席を巻き込んだ立体的な(無限の)キューブをイメージするのに理屈は必要なく、それは直感的に得られるものでした。

舞台の外から提示される「メッセージ」が何かという謎解き、不思議な立体世界を画く動き(振付)、肩の力を抜いたステージゲスト(あ~、塩原さんも観たかった)、ワンシーン再現撮影会などサービス満点。

ということでリピートします。

舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 デラックス風味

舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 デラックス風味

株式会社オフィスインベーダー

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

10秒に1度の笑劇
10秒に1度はナンセンスギャグが投下され、笑いっぱなし。イケメンがイケメンであることなどどうでもよくなる破壊力のあるステージ。エンディングはちょっとホロリ。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間技の極限が見える
人間ができる表現力の全てを動員したお芝居です。

純粋にパフォーマンスを鑑賞するもよし、しかしかも
しっかりと強いメッセージは込められています。
「強く生きる」って気にさせられます。

大博覧会

大博覧会

江古田のガールズ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです
「ご臨終」を観劇しました。ストーリー、そして役者さん達の熱演で、涙腺が緩みました。人が亡くなり、改めて、その人の大切さや温かさを感じるのかもしれない・・と思いました。良質なとても良い舞台でした。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく面白い
この劇団のスタイルと言うものが確立されていて、とにかく面白い。
どの角度から見ても、間違いなく面白い作品です。
LIVEでしか感じられない、言ってよかったと思える作品なので、ちょっとでも気になったら見ることお勧めしたいですね。

手のひらを太陽に

手のひらを太陽に

コルバタ

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

心配する事はない、これまで過ごして来た親子の時間を振り返れば。
最前列端にて観劇。
それぞれの登場人物にバックグラウンドがあり、思いがあり、役者さん自身にも個性があって好きなタイプの舞台だった。
女性陣は特に個性豊かで生き生きしていると感じたし、下世話な事を言えば美人な方が多かったなという印象。
この団体さんの舞台は前回観劇した際はちょっと残念な出来だったけれど、今回は脚本も演出も役者も殆ど違う方々で楽しめた。

ネタバレBOX

煎餅屋を営む主人公の中年。
施設出身の主人公は、若い頃に同じ施設出身で結婚した夫婦と家族同然の付き合いをしていた。
夫婦には子供も出来、幸せが待っているように見えた。
しかし奥さんは娘を生んで早くに亡くなり旦那の方も娘が3才の頃に亡くなってしまう。
父親になるという事がどうにも分からぬまま、子供を夫婦に託され、育て、ここまでの人生を歩んで来た主人公。
そして、娘が大きくなった今も、ある理由から娘には自分を「お父さん」とは呼ばせては居なかった……

真面目な所と笑いを取りに来るシーンのバランスが良く、飽きが来なかった。演出、脚本共に凄さを感じた。主人公達以外にも何組かの親子や夫婦が登場するが、それぞれの在り方が見えて面白かった。
セット、雰囲気が良いです。
壁のラクガキの演出、良いです。
音楽、音の入りのタイミング、良いです。
笑いのセンス、そしてそれを実行する役者のセンス、素晴らしいです。
真摯な所は真摯に。楽しい所は楽しく。芝居の大事な要素を見た気がした。
また次の芝居も観たいと思える公演だった。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったー
通常アナログ感のある演劇をデジタル映像を3次元化した様に魅せる技術がすごい。
しかも視覚化の難しい設定なのに、演者のパフォーマンスと音と照明で説得力があるものになっていた。
これだけのものを創るには、相当頭と体力を使うんだろうなーと余計なことまで感心してしまいました。

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