チョビ
ここ風
シアター711(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
新暦(東京)の盆や七夕の時期に相応しい、懐かしく 愛しい人との邂逅をコミカルに描いた秀作。冒頭の<川>の話は後々考えると…。また舞台美術が懐古的な佇まいで、物語の雰囲気・世界観にピッタリ。
公演の魅力は、個性豊かな人々との出会いと触れ合いを通して、人としての豊かな心を育む様子が 優しく温かく見守るように描かれているところ。全て善人で 和気藹々と和むが、時に憎まれ口・減らず口を叩き、意地悪をするといった他愛ない悪戯をする。観ていて思わず笑みがこぼれてしまう。
また、今事情等を盛り込み、物語に幅と深みを持たせる。その内容を終盤になって明かすことによって、それまでの他愛ない台詞に大きな意味があることを知る。主人公チョビは児童養護施設育ちだが、縁あって養子縁組をして新たな居場所を得るが…。
公演ではこの居場所、家であり家族を示すが、けっして外見的な見栄え、裕福といったことではなく、そこでの暮らしの心地良さを表す。全ての登場人物は血の繋がりのない他人、それでも祖父であり父や母、そして兄弟姉妹、さらに友人である。そんな人と人の繋がりの大切さを仄々と描く。たとえ ヤケドの跡が薄くなろうとも、心に残る良き思い出は色褪せないのだ。
登場人物の夫々の演技力とその調和、そして特に ほとんど 出ずっぱりのチョビ(天野弘愛サン)の愛嬌ある振る舞いと哀情、憂いといった複雑な感情表現が実に上手い。音響は 遠くで蛙や蝉の鳴き声が聞こえ、照明は日中の陽射し、夕方の茜色、そして夜といった諧調で時間の流れと情景の雰囲気を表す。その抒情性が居場所(家)と人の融和といった表現を巧く引き出している。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)
そこに在るはずの貴方に
FUTURE EMOTION
キーノートシアター(東京都)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/08 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
七夕をテーマにした日韓の共同作品、とても興味深かったです。
掴み所がないような不思議な雰囲気で、独特の世界を体験出来ました。
ゴーストミュージカル
ミュージカル座
あうるすぽっと(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/07/07 (金) 18:30
歌もダンスも楽しめました。ストーリーがしっかりしていて良かったです!
ある馬の物語
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/07/07 (金) 14:00
価格8,800円
成河がまさに馬!
さらに音月桂、小西遼生ってケアード十二夜の同窓会みたい(^_^)
・・・なんてヌルい感想では収まるわけがない大変な傑作。以下長文。
夜、ナク、鳥
カラ/フル
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
やっぱ凄い作品や!暴力や力で支配する事件はあれど「友達」「善意」「恩を着せる」事で支配し洗脳する関係性はまた違った怖さ、凄味があるなと…看護師による実際に行われた保険金殺人がモチーフなんで否応なしにリアリティを突き付けられるサスペンス好きにはたまらん名作です♪
チョビ
ここ風
シアター711(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
まほろば異聞
演劇集団☆邂逅
天満天六・音太小屋(大阪府)
2023/07/08 (土) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本史が不得手な僕でも楽しめた!ミュージカル的な場面も多数有り、武庫女のミュージカル部の流れを引き継ぐ劇団であることに納得
あー受験で覚えて聞いたこと有るな〰️と言った人物がかなり出てくる
日本史が好きな人にはたまらない内容だと思うし、私は勉強になりました‼️日本の教育が詰め込みではなく、こんな舞台を観て興味を持てばまた変わってくると思う
隣で、あやぽりが泣いていたのも印象的だった 僕は泣くほどではなかったが、良かったです😊
モノローグ
牛窪企画
SPACE9(大阪府)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
烈火の人
KENプロデュース
萬劇場(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
アクションチームを観劇しました。とても面白かったです!
江戸の様子が楽しく描かれ、ストーリーは勿論、アクションも衣裳も観応えがありました。
火消し達の熱い心意気、町の人達を守ろうとする気持ち、友情や恋愛等、見所満載でした。
銀次、金一郎兄弟の動きがキレキレで、アンサンブルの炎の演出も良かったです。
火消したち、皆カッコ良かったです!大満足の舞台でした!
ゴーストミュージカル
ミュージカル座
あうるすぽっと(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/07/08 (土) 12:00
星組を観劇。
ゴーストのイメージとは異なり、ホラーの感じはなく素敵なミュージカルでした。
観劇後、曲が耳に残りました。
或る女
演劇企画集団THE・ガジラ
シアター風姿花伝(東京都)
2023/06/30 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
扉を閉めるダーンという轟音には何度もビクッとさせられます。理解はできても、同調はできない女性の一代記、ガツンときましたね。休憩を挿んで3時間の尺でしたが、全く飽きない。濃厚でノアールな世界には圧倒されました。
或る女
演劇企画集団THE・ガジラ
シアター風姿花伝(東京都)
2023/06/30 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
チラシになっている海を沖に向かって歩く女の後ろ姿の写真(?)が美しい。空は朝焼けにも夕焼けにも見える。宣伝美術の岩野未知さんの作品だろうか。強い生命力に満ち溢れているようにももう何処にも辿り着きたくないようにも受け取れる。宗教画みたい。
『太陽があなたを見放さないうちは、私もあなたを見放し にはしない、水があなたのために輝くのを拒み、そうして木の葉があなたのためにひらめくのを拒まない間は、私の言葉もあなたのために輝きひらめくことを拒みはしない。』
冒頭に飾られるホイットマンの詩。
キリスト教を熱烈に信仰した末、棄教に至った有島武郎の実体験を元にした原作。日本のキリスト教思想の第一人者である内村鑑三。有島武郎のことを自らの後継者だと期待してさえもいた。
今作のテーマは『神の道』と『人の道』。登場人物の誰もが心の中の神と常に向き合っている。神に己を見せつけているかの如く。
重い鉄の扉の床ハッチ。この下は地獄に続いているのか。扉を閉めるごとに轟音が鳴り響く。ヒロイン早月葉子は吐瀉物を吐き、煙草を捨て、酒を捨て、自らもそこに堕ちてゆく。
主演の守屋百子さんは中江有里の奥山佳恵風味の美人。多彩な表情が目まぐるしく変わり、観客の視線を捉えて離さない。少し細過ぎるか。
MVPは勿論千葉哲也氏、それはもう仕方がない。三國連太郎緒形拳ラインのカルマを背負った邪悪な雄。こういう男の存在が日本人の原風景にどっかと在るのだろう。常にこんな男に女は抱かれていく。それが日本人の歴史。
女中役の大嶽典子さんも存在のバランスが絶妙に良かった。
極厚3時間、大正日本文学とがっちり組み合ってみせた。その心意気にRespect。こういう作品と真剣に向き合ったことは必ず役者達の財産になる。勿論観客にとっても。
是非観に行って頂きたい。
そこに在るはずの貴方に
FUTURE EMOTION
キーノートシアター(東京都)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/08 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
韓国と日本に共通した説話である「牽牛と織姫」(七夕物語)を題材に様々な観点からアプローチし、一つの作品を共同創作するプロジェクト。その志に敬意を表する。
物語は一般的に知られた内容で、Wikipedia等で知ることが出来る。その七夕伝説を現代に生きる若者…彦星と織姫の星座を持って生まれた転生者に重ねて綴る。
全体的に<美しくまとめた>といった印象の物語。韓日の役者は夫々2名…彦星と織姫を韓国の役者、鵲と烏を日本の役者が演じ、夫々 説話(物語)とパフォーマンスという役割を担っていたようだ。その付かず離れずといった空気感・距離感、そして ふわふわとした感じが、いかにも実体のない伝説らしい。気になったのが、韓国の役者は二人とも裸足、日本の役者は黒靴下で足下が違う。彦星と織姫という星座…宇宙〈天空〉という意味合いでは裸足なのかもしれないが、あくまで物語は転生者に重ねており実体〈人物〉を描く。何故ならば、二人は交わることなく街を歩き、雨が降り出したことで運命的に出会うのだから。
音響は ピアノをずっと弾き、照明は 鵲と烏の羽ばたく姿〈パフォーマンス〉を壁に陰影する。因みに、鵲と烏の違いを白と黒の衣裳で表し、後壁一面に赤い紐を張り巡らし、運命の赤い糸を示す。観せる工夫をしているが、全体的に淡々・粛々と展開するためメリハリが感じられず、印象が薄くなったのが惜しい。
(上演時間55分)
そこに在るはずの貴方に
FUTURE EMOTION
キーノートシアター(東京都)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/08 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
日韓に共通する七夕伝説をベースに今作は作られているが、韓国に伝わる物語の骨子が共通部分の上で大きな位置を占めているようだ。各々の星は日本では天の川を挟んで織姫・(織女/琴座の1等星・ベガ)と彦星・(牽牛/鷲座の1等星アルタイル)と呼ばれ、2つの1等星間の距離は約13光年と作中で語られる。この2つの星が年に1度、七夕にしか会えなくなった理由をベースに元々中国由来とされるこの伝説が東洋諸国に広がる中で様々なバリエーションを持ったようである。今回は韓国に伝わるヴァージョンと日本に伝わる(琉球王国時代に琉球国に伝わったヴァージョンはまた異なる)ヴァージョンを合体合成しつつ、日韓共同で作られ両国の役者が出演している。
幾度の群青に溺れ
キ上の空論
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台セットや光に音の演出が不穏な感じを盛り上げつつ、切り口鋭い題材と沢山の演者様の熱演もあり、見応えある作品でありました。
普通じゃない普通
劇団水中ランナー
駅前劇場(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
待合室を挟んで両側に客席。重ねた人々を観劇。よくねられた脚本に脱帽です。登場人物の一生懸命な姿に笑ってしまい、最後にはハンカチを握りしめていました。心に残るとても素敵な舞台でした。迎える人々も是非みたいです。
Pickaroon! -ピカルーン-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
チョビ
ここ風
シアター711(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
通路にもパイプ椅子を出しての超満員の公演。チョビの子供と大人の演じ分けが素晴らしかったです。会話が全てとても自然でスーッと心に染み渡りました。おすすめします。
共演者/同級生
2223project
小劇場B1(東京都)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/11 (火)公演終了
共演者/同級生
2223project
小劇場B1(東京都)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/11 (火)公演終了