
「闇-YAMI-」「光-HIKARI-」
劇団fool
萬劇場(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
両方観てほしい
初めて観に行った劇団。まず、オープニングのプロジェクトマッピングの完成度に驚かされた。小劇場でここまでできるとは、感心してしまった。物語は、いわゆるPRGの魔王側、勇者側の話で、光と闇で対になっているの。それぞれの立ち位置(?)を変える手法は珍しくないが、単純な面裏という視点ではない。双方で同じシーンを入れているが、他方を見ているかどうかでイメージが変わって来る。両方観たかどうかで評価は大きく違ってくる。トータルでは、判り易く纏まった「光」、全体的に重く意味深い「闇」という印象でした。

ミツヲ
ハレボンド
明石スタジオ(東京都)
2016/06/09 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
盲目少女の悲話と姉妹のブラックコメディ
最近観る舞台で配られるプログラム。役者の経歴やフリートークは掲載されているけれど、肝心の役名が書かれていないケースが増えてきた。見終わった後、「○○役の××という役者」と舞台感想を思い浮かべられないのは残念。実は今回の舞台も、役名と演じた役者の名前と顔が一致するのは、盲目少女を演じた知人の高坂汐里のみ。ん~、後日に書く感想としては、実に書きにくい(苦笑)
タイトルにあるミツヲ。舞台に出てくるのは、3人のミツヲである。
両親に先立たれた姉妹(実は、姉は数年前に死んでいるお化けという事が、舞台後半で明らかになる)。良い子になりなさいといって姉にしつけられる妹は元ヤンキーから今では更生し、今では姉妹で不幸な人を自宅に招いてもてなすのを日課としている。そこに偶然やってきたNHKの集金人は、この家に掛けられたいた良い言葉で有名な相川ミツヲの問い言葉カレンダーを見て彼のテレビ番組が始まることを姉妹に伝え、自らも彼のスタッフの一員となる。さて、この姉妹の元に招かれた盲目の少女マサミと付き添いで彼女を慕うチンピラのミツヲ。そのマサミは近々この姉妹が保証人になって目の手術を受けることに。しかし、彼女が盲目であることを良い事に今まで彼女はブス、自分はハンサムと正反対なことを言っていたチンピラ・ミツヲはうろたえ、結局救いを求めて相川ミツヲのスタッフに。しかし、、相川ミツヲの教えに疑問を持ち、スタッフに後頭部を殴られて・・・その姉妹の更生した妹は、同じく更生した昔のヤンキー仲間だったミツヲとの結婚を姉に反対され、死なないお化けの姉をバラバラにして海(川?)に沈める。
問題は、盲目のマサミ。手術を終え目が見えるようになった彼女は、今まで一緒に過ごしていたチンピラ・ミツヲを探すが、どこにもいない。そして、彼女は例の姉妹の妹と、今では不幸な人をもてなす生活。そんなある日。記憶喪失になった盲目の男性がやってくる。姉妹の妹が驚く中、彼の口からチンピラ・ミツヲの口癖「ベロリンチョ」という言葉の出るのを聞いて、彼を抱きしめ泣き崩れるマサミであった。
この舞台の中心は、姉妹と、盲目の少女&チンピラの4人と胃って良いだろう。正直、相原ミツヲやそのスタッフたちの演技は未熟であるし、演出的になにかもう一工夫ほしかった。
映像にしろ舞台にしろ、動物を出すか何らかのハンディキャップを持った人物を出すと感動と涙を引き出せるというのが一種の常識となっているが、今回の舞台は盲目というハンディキャップを取り上げており、結果として結末で目の見えるようになった女性と今まで世話をしていた男性がどのような形で対面するのかが感動の度合の分かれ目になった。その意味では。この女性役である高坂とチンピラ役(役者名がわかりません)の二人の演技が物を言った。最終場面で会場の多くの観客が泣いていたのは、演技だけでなくハンディキャップを扱った工夫の重なりから感動した結果。こうした感動の常套手段を安易に使わずに観客を感動させられるかが、この劇団に課せられた課題であろう。
個人的には、終盤の高坂の演技には拍手を送りたい。

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016
宮川サキ
下北沢 Reading Cafe ピカイチ(東京都)
2016/04/24 (日) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
オーナー(赤星昇一郎さん)オススメでハズレなし!
3タイトルのひとり芝居
カフェの店員、おかん、モダンtimes
客前で衣装を着替えメイク
役に入るところもおそらく演目のひとつなんでしょう
久々に面白いひとつ芝居が観られた
打ち上げまで参加できるとは(笑)

アベベのベ 2016
劇団チャリT企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

時代絵巻AsH 其ノ八 『臙陣~えんじん~』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/06/09 (木) ~ 2016/06/13 (月)公演終了
満足度★★★★
真田丸
タイミング的にも歴史が弱い私にも分かりやすかったです。
劇としては、始め声は弱く、所作や衣装の乱れ気になりました。
前方向いて親方様との台詞、中途半端に振りかえったり戻ったりを繰り返すのは頂けません。声が弱くなりますし、動かないことで重みが増すのに残念です。歌舞伎で勉強して下さい。
全体的には、小劇場としてはとても迫力あり締まった部分もあり良かったです。また拝見したいと思いました。

アベベのベ 2016
劇団チャリT企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

柿喰う客フェスティバル2016 『露出狂』
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/06/06 (月) ~ 2016/06/25 (土)公演終了
満足度★★★★
無題1845(16-135)
19:30の回(曇)
19:01開場(全席指定)、A豪華な座椅子、B~C桟敷、D~Fミニ椅子ながらクッションがいい、Gパイプ椅子。配置が千鳥になっているので観やすい。
舞台には縦横にピンクのイントレ風パイプ。
19:20/19:27前説(アナウンス、90分)
19:34開演~21:12終演、21:17~21:28アフタートーク(司会:中屋敷さん、玉置さん)。
2010年5月、この会場での初演(乱痴気を含め3回)を観ています。今振り返るとそうそうたるメンバーでした。
本作を観ようと思ったのは、早稲田のマイム公演や東京ビッグサイトのイベントに出ていた太田ナツキさんが出演しているから。
今回は舞台装置も演出もポップになって個人的には明る過ぎて「う-----ん」と思うのですが、世の中、昔はよかったなんて言っていても楽しくないので、新しいメンバーに注目してゆきましょう。

session#01 「求」
Collaboart Q
アクロス福岡 円形ホール(福岡県)
2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
総合表現
演劇・歌・生演奏・ダンス
本当に素敵な舞台でした。
二役の方がいたのだけど気づかなかった。
大塚さんがとても素敵でファンになりました。

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了

柿喰う客フェスティバル2016 『露出狂』
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/06/06 (月) ~ 2016/06/25 (土)公演終了

西大橋の密室
マキコミシアター
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
こんなのあるんだ。
「観客巻き込み型」というのは何かな?というところから、興味をもって観に行きました。カフェでやるとか、民家でやるとかいうのは経験がありましたが、本当に「参加させられて」しまいました。
説明しづらいので、百聞は一見に如かずということで、参加してみてはどうですか?としか言えません。
好き嫌いがあると思いますが、推理小説好きには犯行現場に立ち会えるという魅力がありますよ。

屋根のない城
ムーンビームマシン
HEP HALL(大阪府)
2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
お久しぶりです
1年ぶりのムーンビームマシーンの公演でした。3本の短編ファンタジーですが、好きなのは「玩具修理工場」ですね。楽しいのは大好きです。
今までならダンスチーム、役者チームとはっきりしていたのに、今回全員が役者でダンサーで面白かったですね。
キャストが大勢いるのに、短編3本ということもあって、ガチャガチャ感無く見られました。
これからもっとたくさんムーンビームマシーンのSarahさんが観られるのを楽しみにしてます。

どりょく
かわいいコンビニ店員 飯田さん
北池袋 新生館シアター(東京都)
2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
初。
かわいいコンビニ店員飯田さん、初めて再演バージョンの3作を観ました。心にじわじわと「凡人哲学」がしみました。新作バージョンは時間が合わず観ることができませんでしたが、また公演に足を運びたいと思っています。面白かったです。

無名劇団第23回公演「無名稿 機械」
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
演技と演出が素晴らしい作品
この劇団を初めて観たのが
2年前の7月「想いめぐりて百花繚乱」
2年前に観た時は客演陣の上手さが目立って緩いと感じた演技がここまで
緊張感のある張り詰めたお芝居を見せられるとは!
複雑な人間心理を描いた難しい作品ですが最後まで惹き込まれました!
これも役者さんの演技が素晴らしいからではないでしょうか
中でも鳥原夏美さんと西田美咲さん(劇団暇だけどステキ/劇的☆ジャンク堂)の
妬みや憎しみの感情あらわにしたお二人の鬼気迫る演技、言葉の応酬に迫力を感じました!
その他の役者さんも凄く上手いと感じました
客演の木下聖浩さん(kei's Works)と竹村晋太郎さん(壱劇屋)は
安定感のある演技で空気を変えてくれます!
そして劇中での細やかな動きでより不思議な世界へと誘っていく心憎い演出
センスのある表現をする力を感じます
中盤ちょっと説明が多いのが中だるみしましたが力のあるお芝居でした!
これからますます面白い表現の可能性が拡がっていく劇団
前年度スペドラ優秀劇団としてラストを飾るに相応しい見ごたえのある作品

アップデイトダンス No.35「トリスタンとイゾルデ」
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/16 (木)公演終了
満足度★★★★★
無題1844(16-134)
20:00の回(曇)。
20:04開場、20:14開演~21:07終演、~21:17トーク終了。
オペラはもちろん未見、未聴。
天井の照明の位置がずいぷん手前のように感じる。
佐東さんの衣装はいつにも増してシャープなシルエットを画く。
どこまでも続く深く冷たい闇の世界の女王。
光跡を残すのは両の手のみ。
圧倒的な初日。
いったいUpdateDanceはどこまで昇り続けるのだろう。

無名劇団第23回公演「無名稿 機械」
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
キュートでハイレベル
初めて拝見しました。出演されている俳優さんたちは全員とてもキュートで、演技の実力もハイレベルな印象です。物語は、人間の嫉妬やいやな部分が描かれていましたが、全体的にはとてもきれいで洗練されていたと思います。踊りも身体が柔らかくとてもしなやかでした。ただ、題名と内容との関連性に疑問を感じます。

無名劇団第23回公演「無名稿 機械」
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
娘と観劇。
心の中のドロドロ、見ていて気持ちの良いものではないけれど
何故か引き込まれた。
西田美咲さん、実際にお会いすると小さくてびっくりするけれど
舞台では大きく見える。大好きな女優さん。
また新しい顔が見られた。
そして壱劇屋の竹村さん、安定のおじさん感。
彼のキャラに癒された。
けれど彼も最後は悲しい結末。

ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】
くちびるの会
吉祥寺シアター(東京都)
2016/06/03 (金) ~ 2016/06/07 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1843(16-133)
19:30の回(晴)。
18:55会場着、受付(全席指定)、19:00開場。
2階建て、正面に階段が3本、上手にも1本。昼なお暗い廃墟のよう、薄汚れた看板(折紙文具店、豆腐..)、はっぴーろーど泥沼、床には蜘蛛の巣状の白いライン。
19:25前説(アナウンス、105分)。
19:35開演~21:21終演。
こちらは初めて、浅場万矢さんが出ていらっしゃるので観に来ました。時々自動「動物たちの冬(2012/11@せんがわ)」「男装音楽劇 くるみ割り人形(2016/3@ウエスト)「それから(2016/4@眼科画廊)」で4作目。
昭和初期のすでにはっきりした焦点が定まらなくなりつつある白黒のたそがれ時、夢の時間。
幻か、物語のなかの妖しい登場人物たちは我が物顔で彷徨。冒険物語はいつもヒーローを求め、少年たちは小さくとも大きな世界で正義の使者として駆けてゆく。
そんな日常とはひとつもふたつも違う世界で 傳川さんはまさに怪奇な役柄。自由自在にゆらりと移動(上下左右)するさまは、実にこの芝居に相応しい、常人には真似のできないものでした。
その傳川さんですが、Baobabの「Marina bay Sans(2015/6@PRUNUS)」で観ていました。※ちなみに、観劇後の日曜日、北尾さん(Baobab)たち桜美林のダンサーのダンスパフォーマンスを観に行きました。
また少年コバヤシ役のコロさんは、柿喰う客「露出狂(初演2010/6@王子)」で初めて観ていて、その再演を先日、同じ王子で観てきました。
穴さん「レドモン(5149/4@吉祥寺)」「キスミー・イエローママ(2014/8@ OFF)」。
小沢さん「未開の議場(2014/10@王子)」。
橘さん「月ノ原中学校音楽準備室(2016/4@ミラクル)」「飛ぶ金魚(2013/6@みゆき館)」。
佐藤さん「このために生きている(2015/3@王子)」。

ありふれた愛、ありふれた世界
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
観てよかった
障害者に対して偏見を持っているつもりはなかったが この芝居をみて命について改めて考えさせられました。 そして花畑さんの「病気と症状と障害は違うもの」の台詞に気が付かされました。障害をもった子供の未来が可愛そうだなんて誰にも決められないと言った彼女の台詞にも共感をしました。
挿入歌の「てのひら」が芝居の内容にとてもあっていて優しい曲だなと思いました。テーマが重そうだなと思っていましたが笑いもありテンポも良く 最後には優しい気持ちになれたように思えました。

ALL NIGHT 出雲
白昼夢
池袋GEKIBA(東京都)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1842(16-132)
17:00の回(晴)。
16:35会場着(外の看板が13:00の回のままなんだけど…)、左端の椅子席スピーカー前に座ります。
初日に来ているので2回目(リピートしてます)。土曜日、近くの図書館で「古事記講義(三浦佑之著)」を借り、にわか仕込みで学習(意外と効果あり)。ラップで聞き逃していたところなど少し追いつく。
原作があるもの、著名な戯曲、いろいろな劇団が採り上げている作品...の場合、まず、知らないことが多いのでたまに公演前に借りて読もうとするのですが、まったく身が入りません。どちらかというと事後のほうが多い。
古事記は、漢字only、その意味も21世紀とは異なるものもあり、注釈なしでは読めない難作。日本書紀との比較なども含め成立背景は複雑。アラビアンナイトみたいなものか?よい勉強になりました。
いつも感じるのは、ダンスは振付...ということで、この公演の前日、渋谷のスタジオでダンス公演を観ていたのですが、これがずっと定番の振付が続き、ちっとも面白くなかったのでした。
以下(まじめな)余談です。
白い布を背に現れたとき→ぬりかべかと思ったが、ぬりかべは妖怪だった。
「八野若(芝村さん)」→実は米国の神様(Wonder Womanの親戚とか)かと思ったがそれはアメコミだった+日米の神合戦になるのかなと思った(漫画版「デビルマン」みたいに)。
「目合う」→なかなかいい表記だと思った。
「80人の子」→新約聖書の冒頭みたいなものかと思った。
劇中、「八野若」との過激な展開がふっと元(冷静な状態)に戻ったのはなぜだろうと思った(効果切れ?)。