最新の観てきた!クチコミ一覧

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天才劇団バカバッカ

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

勢いあった
勢いがあった、ただそれだけで
ごまかすとこはあったが
まあそれをこせば面白いと思える
細かいことは気にしないでということだ

チェンジ・ザ・ダイアリー!

チェンジ・ザ・ダイアリー!

はらぺこペンギン!

新宿眼科画廊(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/22 (水)公演終了

満足度★★★★★

観てきた!!!!!!
後編『上書き保存』を観劇。
ものすっごく良かった!とても好きな作品です。
家族の絆と再生を描いた、観劇後にはじんわりと心が温かくなるような素敵なお話でした。

前編からさらに未来のお話。
同じ世界観のお話で繋がりはありますが、後編だけ観ても全然問題ありません。

父親役の山本さんの演技が大変素晴らしかった。
あの演技あってこその作品だったのではないかと思います。

ネタバレBOX

家族3人で話し合うシーンからの流れがとても良かった。
その日の記憶を消さないで欲しいと願う父親がとても印象に残りました。





[memo]
妻が事故死。そのことが耐えられず、作品が書けなくなった老作家(ラノベ)
最後の作品を書き終えるまでMC(MemoryChange)を使って妻の死を無かったことにする。

記憶の改ざんで弟子が息子、医者が弟に。
MCのしすぎで記憶がごちゃごちゃ。自分の作品と現実との区別も怪しくなる。
あと1回しか出来ない。

実の息子、娘も母親の死は自分のせいだと思っている。

作品を書き終え、記憶を戻すことに。
父親の願いで前日の記憶だけは残す。記憶の接続にも成功する。
ありふれた愛、ありふれた世界

ありふれた愛、ありふれた世界

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

是非再演を! 今回見られなかった友人に見せたいです。
同じ脚本、同じ役者さんの舞台を初めて再訪して見てきました。
ストーリーを知っているのにまた笑い、泣いてしまいましたf^_^;) それだけでなく、一回目には淡々と過ぎたシーンで、二回目ではその後のストーリーを知ってるが故に既に涙腺がゆるみ…そう思ってると、笑った拍子に涙がポロリ… 周りのお客さんには『えっ、ここ泣くとこ?』って思われたかな(≧∇≦) 重たいテーマなのに、見終わった後、、なんだかほっこり… ロングラン公演お疲れ様でした。今回都合がつかず見られなかった友人もいたので、是非再演を希望します!

ぬばたまの忍び魂

ぬばたまの忍び魂

劇団小豆組

広島市青少年センター・ホール(広島県)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

充実感のある殺陣系エンタメ
ストーリーも時代背景的まで含めてしっかりしてて、殺陣、コミカルさ、キャラの作り込み方、特にメインキャストの技量の高さが素晴らしかったです。今まで観劇した殺陣芝居の中でもクオリティも高く、かなり熱い方でした。端役で別の劇団の団長とかが出てるってのもすごい。端役にこそクオリティがいる芝居でもありました。時代交錯の仕方も上手かった。
最高のエンタメが観れて良かったです。

サンゲツキ

サンゲツキ

FOURTEEN PLUS 14+

福岡市立中央市民センター(福岡県)

2016/06/14 (火) ~ 2016/06/14 (火)公演終了

満足度★★★★

国語で読んだものが進化!
音楽劇と言うだけあって要所要所に流れる歌や音楽が効果的で耳に残る作品でした。
この原作は、おそらく大半の方は高校の国語で習ったかと思いますが、それを上手く現代日本風にアレンジし、演出も内容も見所満載でした。
小中校生には、ちょっと難しい部分もあったと思いましたが、子供から大人まで楽しめるすばらしい作品でした。
そして、平日1回公演にも関わらず450人くらい集客した14+さんの制作力、知名度、存在感にも感服しました。

したため#4『文字移植』

したため#4『文字移植』

したため

ぽんプラザホール(福岡県)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★

独特な演出がとても特徴的でした。
セリフ回し、呼吸、空間の使い方など演出が独特でとても見応えがありましたが、それが故にストーリーが入ってこなかった印象です。
個々の技量はとても高く素晴らしかったですが、表現の芸術性が高くて飲み込めませんでした。

リア王

リア王

劇団 アントンクルー

ぽんプラザホール(福岡県)

2016/02/26 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

福岡を代表する老舗劇団の最期を飾るに相応しい公演
アントンクルーの名俳優たちに、若手からベテランまでオールスターと言える豪華客演陣。
最高の環境を最高の形で表現した、こだわりにこだわった作品という印象です。
完成度の高さ、役者の迫力。劇団の解散は、千秋楽にキャスト陣には伝えられたらしいですが、チェーホフをやるために出来た劇団であった(と記憶している)劇団が、シェークスピアで終わるのは何とも不思議でした。
しかし、福岡演劇界に多くの遺産を残した最高の打ち上げ花火だったと思います。

光射す場所へ歩く君たちへ

光射す場所へ歩く君たちへ

AUBE GIRL’S STAGE

テアトルBONBON(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待の新演劇ユニット
新演劇ユニット AUBE GIRL'S STAGE。

その第1回公演(旗揚げ公演)

女性13人のステージだけど。
討論あり、ケンカあり(笑)、
男勝りの、「熱い」舞台でした。

満足度高い。
次回作にも期待。

ネタバレBOX

この舞台のテーマも『進路・将来』。
最近、未来モノ、歴史モノみたいな壮大なテーマのを見ることが多かったけど、この舞台は、かなり身近というか、等身大。


物語は、愛莉、心音、七海の同じクラスの仲良し3人が、『女子高生プランニング』という自己啓発セミナー、将来設計ワークショップに参加するところから始まる。
愛莉は過去に尊敬する教師の出逢いから教師志望。心音は料理人。七海は決まってなくて。七海に将来のことを考えさせようと心音が2人を(半ば無理矢理)誘う。


セミナーは、1クラス8人で。残りの5人は、マサチューセッツ工科大を目指すエリートの芽吹。その同級生でケータイ依存性の瑠華。同じケータイ依存性の悩みを持つ玲奈。親の束縛から逃れてきた萌子。ちょっと暗い過去がありそうな彩夏。


セミナーの代表が山田美貴。セミナーの進行役が陽香。セミナーを取材に来た中野区役所職員が金子。その上司(現公務員、元ヤン)が野島。山田美貴の姉で、かつ主人公・愛莉の中学時代の担任が山田美香。
この5人が、いわゆるオトナ組。


さらに、美香の娘が彩夏とか、愛莉と美貴と彩夏も昔会ったことがあるとか。


伏線はられまくり(^_-)


セミナーは3日間。ゴールは明確で、3日目に、やりたいこと(将来)を発表する。


まず自己紹介で、合宿に来てもケータイを手放さない瑠華に芽吹がキレる。
全編通じて、結構キレるシーンやケンカのシーンが多い(^ ^)(笑)
このへんも、イマドキというか。あるあるだよね。


そこで瑠華の肩をもつ玲奈。同じケータイ依存性。
ネガティヴな共通点って、ポジティブな共通点より強い仲間意識が産まれることがあるのは、心理学でよく言われること。


初日は、未来を決める前に、まずは自分の過去分析。
これなんかも、心理学、産業カウンセリングの基本プロセス。
三上さん、山本さんとも、よく研究されてるなーって思いました。


ここで、中学を過ぎてからの過去が書けない愛莉。中学に入ったあたりで『死』というキーワードで止まってしまう彩夏。


実は(回想シーンになるのですが)、彩夏の母が山田美香先生。引っ込み思案だった愛莉は、中1の時に美香先生に出逢い人生が変わる。彼女のような教師に成ろうと決めた。
ところが美香は、重い病気を患っていて、
その数年後に他界。


劇中では、美香先生が(自分の死を悟り)、徐々に愛莉を突き放すようになったところがあまり描かれてないんだよね。
愛あるがゆえに、死にゆく人に頼っていてはダメよ!ってメッセージなんだろうけど。


オトナ組の熱くオモロイ(笑)サポートもあり。8人のJKはケンカしてぶつかりながらも、次第に自分を見つけていく。


芽吹は、別にマサチューセッツ工科大に行きたいわけでなく、やりたいことが見つからないから良い大学に行きたいだけだと悟り。
瑠華は、芽吹と同じく、未来は『大學』と記す。
なかなか高校生くらいで、未来(職業)を決めるのは難しいよね。

萌子は、親からの自立、オトナになることを宣言し。


玲奈は、ケータイ依存性を逆手にとり、ケータイアプリのプログラマーを目指す。


心音は、唯一の初志貫徹。料理人に。
(なぜ料理人とかのくだりは、次ブログで)


七海は。実は自分は『プリンセス志向』だったことを、この合宿で見つけ。
各種プリンセスを描くデザイナーに。


ちなみに全編通じて、僕の個人的なツボは。
七海の過去分析の『お姫様』と、
七海の『もう夕飯の支度手伝ってくるしー』かな。
(見た人しかわからないネタ)


そして、母の死のショックから未だ立ち直れない彩夏は、白紙(将来未定)。
でも、愛莉と触れあったことで自分の中の何かが変わったみたい。


最後に愛莉は、教師、教師と言い続けてきたことは本当に自分のやりたいことなのか。
亡くなった美香先生の想いは。
これらを考えた末に。
答えは、白紙。


このへんも実際のセミナーみたいで、凄くリアル。
参加者全員が100パーセント、未来が見つかるセミナーなんて。
逆にウソっぽいしね(^_-)-☆


ここまで書いて思ったのが、こうしてメインストーリー中心にレビューを書いていくと、JKの8人がメインになっちゃうんだけど。


実際に客席で見てて、客の笑いを掴んでいたのは、確実に、野島、金子、陽香の3人。

最後になりますが、空組で主演を堂々と演じきった、藤井奈々さんには、今後も期待です。
父が愛したサイクロン

父が愛したサイクロン

DOOR

SPACE9(大阪府)

2016/06/17 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

#サイクロンパパ
父が愛したサイクロン=製鉄所の溶鉱炉マン、Cheeky☆Queens三原悠里さん=インディアン娘、今度はどんな娘に成ってくれるのか?ぜひ見てみたい
こんなことを勝手に思いめぐらしておりました。5人の役者さんでどんなことができるんだろうか。Doorプロデュサー河口円さんが最初に挨拶をされたときビックリ、舞台が始まり2度目のビックリ、「何が始まるんだ」。初日初回、初めに観劇しとけば理解度の悪い私でも大丈夫だとの思いから1日がかりで大阪天王寺を目指しました、もう一度の観劇日を作れば納得できる。昔を懐かしめば今の人たちに失礼かもしれませんが、こんなオヤジが沢山おりました今でも変わらないでしょうが。DVDを予約しましたのでじっくりと涙したいと思います、御意さんの涙忘れられません。

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天才劇団バカバッカ

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

内容が…
所見の劇団。ジャイアンの声優さんがやってらっしゃる劇団ということで、他の劇団員も声優さんなのかと思ったらそうではなかった。
吉祥寺シアターはそんなに大きな劇場ではないと思うのですが、声がよくとおる役者とそうでない役者の差が激しく、内容が伝わってこないことが多々あり残念。木村昴さんはさすがの一言。
魅力的な役者も何人かいただけに勿体無いと思いました。
ごちゃごちゃと濁した割りには伝えたいメッセージや核となる部分は結構ストレートw
最後のまとまりが良い感じは大変良かったですが、扱ってるテーマだけに少々薄っぺらに感じました。
始まる前に言っていた「出おちの出おち」特殊メイクや被り物でほとんどの役者の顔がわからなかったのであれでは今後他で見ても気付かないのではと変な心配もしてしまったw

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天才劇団バカバッカ

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

よくできてる
どうしても「ドラえもん」の、って話になるけど、確かに座長の存在感は大きいよね。
だけど、作品の完成度という意味からも、すげー高いと思った。
役者もいいし。
いろいろとてんこ盛りな感じもあったけど、問題なくまとまってるし、とにかく面白かった。
テーマ性が一人歩きしてないところもいいね。

ドキドキぼーいず#06Re: 「じゅんすいなカタチ」

ドキドキぼーいず#06Re: 「じゅんすいなカタチ」

ドキドキぼーいず

アトリエ劇研(京都府)

2016/06/16 (木) ~ 2016/06/20 (月)公演終了

満足度★★★★

新鮮で刺激的なお芝居!
大大阪舞台博覧会で初めて観た時に面白く印象的で気になっていた劇団

閉館が決まっているアトリエ劇研へ!
前の公演が押してしまってギリギリになって申し訳ない>_<
初見の本公演も期待どおり面白かった^_^

独特な間を開けた会話の台詞が意味ありげに聞こえる
役者さんが急に感情を荒げて話しだす
効果的な音楽が突き刺さる!
この雰囲気の会話劇はあまり見た事がないのでどんどん引き込まれていく
時間を遡って展開さらていく…

観劇後のこのザワザワする気持ちは何でしょう⁉︎
全てが新鮮で刺激的なお芝居でした

この劇団のまた違った作品も観てみたい!

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

骸骨ストリッパー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

パワーを貰った
骸骨ストリッパー3回目の本公演ということで、全力で作り上げるのは想定していたが、ここまで凄いものをひっさげてくるとは驚き。オープニングの妖艶な大人の女性2人の歌と存在感に心をわしづかみにされて、そのあとは、まるでジェットコースターにのているような迫力。歌あり踊りありアクションあり、絶対おすすめの舞台!

ドキドキぼーいず#06Re: 「じゅんすいなカタチ」

ドキドキぼーいず#06Re: 「じゅんすいなカタチ」

ドキドキぼーいず

アトリエ劇研(京都府)

2016/06/16 (木) ~ 2016/06/20 (月)公演終了

満足度★★★★

予想越え
観終わって、まず外の空気を早く吸いたいと思って、劇場を飛び出した。
心の準備ができて無かったので、突きつけられたメッセージが重すぎたというか、受け止めるのがしんどかったというか。
役者陣と演出さんの相乗効果が見事だったということですね。
観客からの拍手を拒絶しているかのような終演の仕方が、私には新鮮でもあり、キツくもありました。

doubt -ダウト-

doubt -ダウト-

いいむろなおきマイムカンパニー

AI・HALL(兵庫県)

2016/06/17 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

上質のマイムの世界
いいむろさんの短いマイムは何度か拝見してましたが、80分のカンパニーでの公演は初めてでした。
計算しつくされた動きなのに、自然に見え、顔を隠しているのに、感情がビンビン伝わってくるのが凄いです‼
言葉がなければ時間を持て余すかも…と思ていたのに、あっという間に終演時間。笑いが随所に盛り込まれているのが楽しかったです。
ぜひ、また!

ココロコロガシ(26日完売!)

ココロコロガシ(26日完売!)

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/06/16 (木) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ココロコロガサレルですよ。
雨宮慶太さんが書き下ろされたという脚本で再演されることになった『ココロコロガシ』。初演は観れなかったので、今回の再演を楽しみにして観劇。3方向から舞台を観れるのもあるけれど、なによりも役者さんとお客の距離が近い、さらにそこでアクションまでされるので、演者さん風が間近で感じられます。日替わり座長さんも3回ほど見ましたが、どの方も強烈なインパクトを残していってくれてました。
赤ちゃんといっしょに観劇もできる子供デーや、カプセル兵団の座長さんのおまけコーナーも、日によってはあるそうですので、少しでも多くの方に観て欲しいな…なんて思います。

コペンハーゲン

コペンハーゲン

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2016/06/04 (土) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

なぜコペンハーゲンを訪れたのか?
2時間10分程度の上演時間なのだが、15分の休憩を挟む。
一気に上演したらいいのに、と思っていたが、濃厚すぎる台詞のやり取りなので、頭がオーバーヒートする前に一休み入れるのが正解だった。

「コペンハーゲン解釈」などをチェックしておくと、ストーリーを読み解くヒントになるかもしれない……かも。

(ネタバレボックスにまた長文書いてしまいました)

ネタバレBOX

演劇の公演は、できるだけ前情報なしで臨みたいと思っているので、フライヤーも関係するHPも極力見ないようにしているし、上演が始まったらtwitterを含め感想等も避けるようにしている。
もちろん、チケット購入を決定するにあたっては、フライヤーも読むし、関連した公式HPにも訪れる。ただし、数多い公演の中のひとつとして、あまり頭の中に残っていないことがほとんどである。と言うよりも覚えられないということも、あるか。

この公演は、「コペンハーゲン」というタイトルと、物理学に関係するらしいということを観劇前にフライヤーでまた見てしまった。
物理学で、コペンハーゲンと言えば、「コペンハーゲン理論」というのがあったような気がすると思い出し、普段はまずそんなことをしないのだが、ついパソコンで検索をしてしまった。
「コペンハーゲン理論」ではなく「コペンハーゲン解釈」ということがわかった上に、関連する情報として「不確定性原理」や「シュレーディンガーの猫」なんてことも目に入ってきた。

細かい内容は理解できないが、ぼんやりとだけ内容をつかんで、シアタートラムへ向かった。

公演が始まると早速「ハイゼンベルクの不確定性原理」が出てきた。ハイゼンベルク自体も登場人物の1人であった。
そういうことかと理解し、「シュレーディンガー」の話も出て、「猫」のことも出てきた。
後半になると「コペンハーゲン解釈」も登場する。
さらに、「ハイゼンベルクの不確定性原理」を、室内の電気を消し懐中電灯を使って電子を補足することの困難さまで、ハイゼンベルクが自ら説明するのだ。

「コペンハーゲン解釈」は、登場人物の1人であるボーアの研究所で提唱されたものであり、シュレーディンガーもそこでボーアに学んでいたらしい。
「シュレディンガーの猫」は、「コペンハーゲン解釈」の矛盾点から考え出されたものらしいのだ。ボーアともう1人の登場人物ハイゼンベルクは、シュレディンガーについてチクリとした言葉を投げかけたりした。

公演が進むにつれてこうしたことが、実は物語そのものとリンクしているのではないかと思い始めた。

「コペンハーゲン解釈」とは、「量子力学での、粒子の存在に関する世界観の一つ。粒子の位置や状態は観測されるまで特定できず、空間の各点ごとの存在確率の大小としてしか把握できないとするもの」(goo辞書より)であるとされている。

つまり、これがこの物語の肝である「ハイゼンベルクが戦争中にわざわざ、ボーア博士に会うために、なぜコペンハーゲンを訪れたのか」そして、「そのときに2人は何を語ったのか」ということにつながっていく。

2人の邂逅は、デンマーク当局(と言うよりは、ドイツに対抗するデンマーク国内の勢力か?)も盗聴している中、誰にも聞かれないように2人だけで、わずかな時間の中で行われ、その内容は戦後になっても明かされることはなかった。

「観測者」がいないからである。

当人たちが何も語らなければ、何もなかったと同じなのだが、戦時中であることで、敵対する国の2人の科学者の間には何があったのか、いろいろ噂されるのだ。

「コペンハーゲン解釈」的に言えば、観察者がいるまで特定されることはないということ。

これはまた、「シュレーディンガーの猫」的な思考によれば、ひとつのパラドックスも生む。

ここで、さらに「ハイゼンベルクの不確定性原理」との関係も見えてくる。「ハイゼンベルクの不確定性原理」とは、「素粒子のような極小物質は、その位置を定めると、運動量が定まらず、運動量を定めると位置が定まらない」つまり「位置と運動量がトレードオフの関係になってしまうもの」というものであり、先に書いたように「懐中電灯を使って舞台上でやってみせた」それである。

それを物語と重ね合わせると「ある一定の視点(光を当てる)」からボーアとハイゼンベルク2人の考えたことを見る(観測する)と、それぞれに「内容を変化させてしまう」のだ。ある1つのものは見えても、その結果、別のもう1つのものが変質してしまう。

視点が変われば解釈も変わるのは当然だが、彼ら2人科学者が行っているのは、仮定と仮説と矛盾の堂々巡りな議論なのだ。実際に彼らが「何について語ったのか」については、驚くべき内容だったのだが見方を変えれば(光を当ててしまえば)1つに定まることはない。

ボーアが「(原爆を作ることができると証明するために)なぜ計算をしないのか」とハイゼンベルクに問うたことは、政治的な視点から見れば、それをすればドイツが原爆を作ることができるヒントになるのだが、科学者の視点からであれば、先輩科学者からの純粋な疑問でもあるのだ。

しかし、ボーアとハイゼンベルクは敵対している国同士の科学者であり、ボーアはユダヤ人でもある。

ハイゼンベルクが「拡散の計算をしなかった」のは、「(原爆を)作らないため」とマルグレーテの口を借りて語る。

ハイゼンベルクにとっては、「計算しないこと=作らないこと」は、すなわち「国への裏切り」であり、そうすることで「原爆が自分たちドイツ人の頭の上に落ちる可能性」を生んでしまうことにもつながってしまうのだ。

ボーアとハイゼンベルクは、いくつもの矛盾を抱えていて、さらにハイゼンベルクは彼の「ハイゼンベルクの不確定性原理」のように、あちらを立てればこちらが立たずの、トレードオフの関係について考え悩み苦しんでいたのだ。

ハイゼンベルクは政治的な視点から科学(原子力開発)を眺め、ボーアは科学は科学の見方しかしていなかったのだ。
つまり、1941年のそのときには。

その後1947年に会ったときにはそれが変化し、3人とも死んでしまった現在においては、その政治的・歴史的な意味が負荷されていく。
だから、死んだ「今」、41年に起こった「コペンハーゲンでの2人の科学者の話し合い」を振り返ることができるのだ。

41年にハイゼンベルクのコペンハーゲンでボーア博士に会うことは、「原爆を造らないこと」をボーア博士と共有したかったことがハイゼンベルクの言葉によりわかる。
イギリスやアメリカの科学者とも密かに交流のあったであろう、ボーア博士ほ通じてそのことを共通認識とし、どこの国も作らないことを約束したかったに違いない。

しかし、ボーア博士は、ユダヤ人であることと祖国デンマークがドイツに占領されているという「光の当て方」により、もうひとつのほう(原爆を作らないこと)が変化してしまったに違いない。

しかし、ボーア博士を含む大勢のユダヤ人が、デンマークを出てアメリカに亡命できたのは、ハイゼンベルクの手助けがあったことが、3人ともが死んでしまった今、初めてわかる。そこでボーアは自分の中で変化してしまったものに気づかされる。

ボーア博士は、戦中にアメリカに亡命し、原爆開発のマンハッタン計画にも加わる。
そのことをハイゼンベルクから指摘されたボーア博士の言葉の歯切れは極めて悪い。

ハイゼンベルクが原爆の開発をしたならば、原爆は誰の頭の上に落ちていたのか。
ボーア博士は大虐殺に荷担したのか。
ハイゼンベルクは誰も殺していないと言うが、マルグレーテは第1次大戦の戦後、死刑になる兵士をハイゼンベルクが監視していたことを挙げ、その1人を殺している、と告げる。

ハイゼンベルクは原爆開発においては、何もしなかったことで罪をかぶることはなかったのだが、その一方で「何もしなかった」ことで人が1人死んでいる。
これもまた矛盾であり、答えは出ない。

原爆はどこの国でも作られることはなかったのか? という命題に対しては、その開発にはボーアとハイゼンベルクだけがかかわっているわけではなく、戦争中であり、アメリカに亡命した多くのユダヤ人科学者は、ドイツを憎んでいるのだから、まったくそれはわからない。

仮定の話であり、やはり2人の考察は結論が出ない。
2人とも死んでしまった現在においてもだ。

「観察者」であるボーア博士の妻、マルグレーテがそこにいることで、われわれはブラックボックスの中を、少しだけ垣間見ることができるのみ。
したがって、「原爆を作り、使ったことは悪い」とわかっていても、あらゆる要素の中でどうなったのか、は誰にもわからない。

つまり、「シュレーディンガーの猫」は、死んでいたのか、生きているのか、誰にもわからないのだ。

舞台は、ボーア、マルグレーテ、ハイゼンベルクがほぼ出ずっぱりで、濃厚な台詞
が交わされる。

マルグレーテは、ボーアとハイゼンベルクの「観察者」的な役割であり、2人の思考や会話の手助けをしたり、状況を語る。

やはり、小川絵梨子さんの演出は硬質で好きだ。
蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

骸骨ストリッパー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

盛りだくさんの芝居
 古事記の神話がベースになっていますが、かなり話が複雑なっています。歌やダンスのシーンも多く、難しい話の芝居が苦手な人でも楽しめます。

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

骸骨ストリッパー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

大満足!
いつもいつも楽しませてもらってるけど、今回はいつもより感動が大きかった。こういう路線でもしっかり観客を満足させることができるのはさすが。次はおぽんちが観たいかな。

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

蛇骸王 -Susanoh No Orochi-

骸骨ストリッパー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった!
アクション物かなと思っていたがストーリーが良く出来ていて面白かった。マダラ役の人の悪役感が楽しかった!シリアスと笑いの掛け合いが良かった。

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