最新の観てきた!クチコミ一覧

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ラジオドッグ

ラジオドッグ

KING&HEAVY

HEP HALL(大阪府)

2016/05/13 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ラジオドッグ観て来ました。
とても疾走感のあるストーリーで、面白い舞台でした。
個性的で濃い目なキャラクターばかりでした。

いちご畑でつかまえて

いちご畑でつかまえて

三度目の思春期

ギャラリーがらん西荻(東京都)

2016/05/13 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

「恋は状態異常」とはいうけれど。
ジュルネ・ソワレ観劇。

座席は入って右方向に3列、
左方向の壁沿いに1列のL字型。
上演時間は60分。

終演後に台本販売あり(800円)


右方向の最前列は桟敷席でしたが、
見た感じ座布団がかなり厚かったです。
(わたしは椅子席に座ったので、座り心地は謎)

開園5分前までの間、土足であがって良いマットがアクトエリアに敷いてあるので、
手前に座ってもあとから来た人が奥に行きやすいので良かったです。
(自由席でも「奥から詰めて座ってください」という現象が起きない)


スカートで桟敷席に座る人のために、
ブランケット等があると良いなと思いました。
(荷物預かり対応など、スタッフさんテキパキしてて動き良かったです)

自分はジュルネソワレと観ましたが、これマチネもあったんですよね…
疲れもセリフの揺らぎも目立たなくて、
公演の間の時間も短いのに、役者さんすごいな~と思いました。

いちごのような甘酸っぱい気持ちをキュンキュン感じる、
でも甘い話ではない作品でした。

ネタバレBOX

登場人物が隠そうとしているけど
客席には感情がだだ漏れになっていること、
また、逆に最後の方まで明かされないことなど、
60分にギュッと詰め込んでいて面白かったです。

30、40、50代の女性が組んでいるという設定で、
感情表現や
特にネット(LINEやPC操作、デジタルタトゥー)に対する世代的な意識の違いを
うまく織り込んでいて、面白かったです。

50代のビーさんの、
おばさん的な図太さと少女のようなトキメキを抱えている様子がいいバランスで愛らしかったです。
名前を聞かれるシーンで、手が手錠をかけられたようになっているのを見て、
そしてカタカタと震える姿を見て、
心情のあらわしかたが細かいなぁと思いました。

40代エーさんは、職業的な堅さとある方面への無知さが同居していて、
時おり口にする聖書の言葉が後々そういうことかーってなるの楽しかったです。
別の登場人物も言いますが「なんか、いい」って表現がぴったりでした。
耳元でとどめをさされたあとの「そうですか」に、鳥肌がたちました。

30代シーさんは、
おちゃらけているように見えて女心をぐいぐい感じさせてくれて、切なかったです。
ラスト付近の3人の背中合わせのシーン(あえて顔を見ないところが大人の女の絆だなぁ…)でも
わざときっかけになってて優しい人だなと思いました。


男性二人は、
ひとりは現場感、ひとりはスーツとか、
濃いめの顔と薄めの顔とか、
色々な意味で対称的な人物像で、二人しかいないのに広範囲をカバーしているなと思いました。

農家の方は、
怒りと信じたい&信じられないの戸惑いをおさえつつ感情がビンビン感じられる「誰ですか」のあたりと
自分の惹かれているという感情を冷静に、でもとても熱い言葉で言うシーンが好きでした。

農協の方は、裏に隠している疑問疑惑に対してうまく隠しつつ
みんなから見えない部分ではかなりはっきり出していて、
誘導する時の行動言動とかとか
若さゆえのやりすぎる勢いとか、
彼の気持ちはわかりつつも「悪魔だよ…!」と思いました(笑
ネクタイのシーンは、傍目から見ていてもかなりドキドキしました…!


ラストシーンの
滑稽で、生まれ変わりつつもやっぱり彼女たちは彼女たちなんだなーって所に
笑いながら、とてもスッとしました。

最初は全部食べたけど、
最後は全部食べないで残していくところに、
オンナゴコロを感じました。
ウィーン・フォルクスオーパー 2016年日本公演 『チャルダーシュの女王』

ウィーン・フォルクスオーパー 2016年日本公演 『チャルダーシュの女王』

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2016/05/14 (土) ~ 2016/05/16 (月)公演終了

満足度★★★★

-
3時間、休憩1回。初めて観る作品。紆余曲折を経て男女が幸せになるという典型的なオペレッタで、あまり頭を使わずに気楽に楽しんだ。ミュージカルに近く、踊りが結構あり、歌手は大変だ。こうもりとは違い、日本語はほとんど使用なし。

幸福の黄色い放課後

幸福の黄色い放課後

キ上の空論

スタジオ空洞(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

欲張り
オムニバス形式のようなカタチで観せるのですがそれぞれのキャラクターが魅力的でとても楽しいお芝居でした。
が、時間的な制約?それぞれを分け隔てなく見せようと欲ばり過ぎた?のか消化不良のキャラも出来てしまいました。

渇いた蜃気楼

渇いた蜃気楼

下鴨車窓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/05/13 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

猛暑の風景
夏は暑い京都から来た劇団らしく、定番の風鈴の音とセミの声と扇風機をBGMに、水不足と猛暑をどうしのぐのかを男女3人それぞれの視点から会話と表現さを作者からの解釈なりにできたのがよかったし、見てよかった、95分でした。

ドラキュラの憂鬱

ドラキュラの憂鬱

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

強烈!!
もし同時刻でやっている政治資金に関する舛添都知事の弁明記者会見の方が面白かったらどうしようと思いましたが、こちらのぎょろっとした方も面白く杞憂に終わって良かったです。

ネタバレBOX

人の血を吸わないと生きていけない人間、蚊賊の存続をかけて、娘たちのために開いた婚活パーティーの話。

婚活パーティーに訪れた男たちに少し役不足感はありましたが、強烈な個性の父母と娘たち、それに的確なツッコミがあり満足でした。
女流の十八番

女流の十八番

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったのですが・・・
とても楽しい時間を過ごせたのですが、十八番の意味が、分からなかったです。

☆ディス・イズ・ショウタイム☆

☆ディス・イズ・ショウタイム☆

劇団StageSSZakkadan

えさか芸術文化館ピエロハーバー(大阪府)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

昭和バラエティー ディス・イズ・ショウタイム
街おこしから始まったという、「ディス・イズ・ショウタイム」!身近な「プチ★スター」達が、歌とダンスとシュールなコントでお出迎え!
なんともアットホームでほっこりしたショーでした。まるで、昭和のバラエティーをちゃぶ台で見ているあの感覚(笑)

歌は、懐かしの(わりと古い世代の)昭和歌謡が多く、シニア世代にも喜ばれるかと思います。ふと昭和が懐かしくなった時、家族の記念行事のサプライズ等に使うのもいいかも。

カフェ&レストランでやっているので、ドリンク片手に楽しめましたヽ(^o^)丿

~祈~

~祈~

Lover Project

TORII HALL(大阪府)

2016/05/12 (木) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★

若さ爆発でした!!
オムニバスの3部作品!!選曲はとても心地好く、感心しました。演技力と若さで、あっという間の75分でした!!自分の歳を思い知らされてしまいました…。今後も期待度◎です!!

改訂の巻「秘密の花園」

改訂の巻「秘密の花園」

劇団唐組

花園神社(東京都)

2016/05/07 (土) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

花園神社公演
◆唐十郎作品は、日本的な情感を土台として成り立っているものの物語自体は現実的なものではなく、この作品も同様です。日常生活のなかに普通に存在する色んな物品が物語のキーになっているのも共通です。でも唐さんは、なんでこういうことを思いつくんでしょうね・・??? 登場人物・物品は、戦後昭和の街の怪しいひと達、霊界、水、火事、指輪、ローソクの灯ったケーキ・・
◆今回は辻さん、藤井さんを中心に物語が廻っていて、辻さんが怪演、藤井さんが二役(・・っていうのかどうか??)を熱演するという見ごたえタップリの舞台でした。舞台装置も怪しく不可思議な物語うまく展開できるものになっていました。藤井さんの美しさも今回効果的でした。ちょっと驚いたシーンもあったけど・・・
◆それにしても夏の初めの夜って、テント芝居に良く似合いますよね。外から聞こえてくる車の音なんかもテント独特の雰囲気でございます。美仁音さんにも3年連続、初夏の花園神社でお目にかかってますが随分オトナっぽくなりましたね~これからの御活躍期待してます!

わかば

わかば

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2016/05/01 (日) ~ 2016/05/09 (月)公演終了

満足度★★★★

ウェディング
二回見たけど面白かった。

ネタバレBOX

男は、束縛され(それを受け入れ)つつも「ここから出してくれ」と叫び(OP)、いざ出るとなると臆してしまう(ED)…そんな子供っぽい男を温かく見守るような作品かな。そう考えるとあんまりキモくもないかな。むしろ愛らしい作品なのかもと思い始めた。

自分を受け入れてほしいと思うから相手の要求を受け入れ、こっちも要求したりして、そこに安定した関係が生まれる。ちょっとした不満を感じつつも、なんだかんだ、それが日常なんだなと。こう書くと面白味がないような感じもするけど、細かなとこで妙な質感のある作品だからか、面白いと感じたんだと思う。
絵本太功記(えほんたいこうき)

絵本太功記(えほんたいこうき)

国立劇場

国立劇場 小劇場(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

泣いた~。
文楽鑑賞教室が行われる月の文楽公演には、人間国宝クラスの方々の出演がありません。だからこそ、中堅どころの方々の力の見せ所でも有り、私の大好きな方々がたっぷり見れるという楽しみもあります。
今回は玉也さんのお婆様(勝手に呼んでますが主人公武智光秀の母です)に心持ってかれまして、後半は大好きな睦大夫、文字久大夫、津駒大夫の語りと藤蔵さん、清介さんの三味線に涙腺決壊となりました。

来週もじっくりと聴いてこようと思います。

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★

双身機関とTAL演劇実験室
ただただ唖然というか,あまりにも違いすぎる料理方法に驚きが大きい。理解しきれない部分もあるが,こういう表現方法を考えることに感心もしている。これ,他の劇団も全部観れたら面白かったんだろうなぁ。とても良い企画だったと思います。

同想会

同想会

劇団ヨロタミ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

とても期待していましたが・・・・
同窓会ではなく同想会のタイトルにした意味が解りました。虐待 近親相関 自殺 (殺人) 性転換 現代の いろいろな問題を盛り込みすぎているかなと思いました。舞台ひだりて屋上の設定は面白いのですが、一番前でみせていただいたので少し観ずらかったですね。

演劇

演劇

DULL-COLORED POP

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/05/12 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

生きるために演じる、演じることで成長する
情熱と青臭さ!
「映画」で“映画”のことを語るように、「演劇」で“演劇”のことを語るのは、少し野暮ったいのだが、それをも含めて「演劇」だった。


(ネタバレボックスに延々と書いてしまった)

ネタバレBOX

DULL-COLORED POPは、たぶん初めての観劇。
何かのフェス的なもので、短編(中編?)を観て、頭でっかちな感じで、あんまり面白くはなかったので、それ以来観ようとも思わなかった。

しかし、twitterである人のお知らせを見て、興味がわき、DULL-COLORED POPのHPの次回公演を見た。
「演劇を見慣れた皆さまへ。−これは特殊な「演劇」です」という惹句がとても気になったので、見に行くことを決めた。

谷賢一さんの“前説”のようなところから、「演劇」は始まった。
「あー、これ、例の頭でっかちなやつなのかな? やっぱりそうなのか?」と身構えたのだが……。
続いて、小学生の男子2人が舞台の上へ。
この2人のやり取りで、そうした危惧は吹き飛ばされたと言っていい。

“ぼく”役の百花亜希さんと、鈴木役の小角まやさんである。
この2人のエネルギーというか、勢いというか、噛み合わせというか、“舞台の上の強さ”に、一気に作品へ引き込まれた。

後はもう、そこには「面白い」しかなかった。

“ぼく”の家での、他人から見れば、ほんのたわいないエピソードも、“ぼく”から見れば、それなりのことであって、彼の“今”はこうした数々の要素によって作られていくのだな、ということを感じさせた。

友だちの鈴木くんとのやり取りもそうである。
見栄のようなものを張ったり、自分のことを見せたり見せなかったりと、すでに彼の中では確実に「(彼の)演劇」は始まっているのだ。

鈴木くんも同じで「鈴木」であることで、「普通」(どこにでもいる、ありきたりの)という言葉にこだわって、すでに「(彼の)演劇」は始まっていたのだ。

彼を取り巻くいろいろな出来事だけが彼を形作るのではなく、彼自身が「彼を演じていくこと」で彼が形作られていくということ。

「演じる」ということは、「対話」でもあるということが、そこに示されていた。
一人芝居もあるだろ、という突っ込みもしたいところだが、彼を形作るには「対話」が必要なのだ。

ここが「演劇」なのではないか。
割としつこく「演じること」について登場人物たちは要所要所で言及する。

ラスト近くでジャージ先生が“ぼく”に、「俺はお前だ」的なことを言う。続けて「悪の組織の一員になる」的なことも言う。

それって、「大人になっていくこと」は、すなわち「“役割”を演じていくこと」であり、つまり、「演じること」は「悪」であるということを言っているのではないか。

しかし、これは「演劇」である。『演劇』というタイトルまで付けた「演劇」である。

「演じること」=「悪」であるというのは、子どもの“ぼく”から見た大人の姿であって、何かに流されていくことで、自分を偽る=演じることは「悪いこと」であると思ってしまう。いや正しくは「大人になった自分を子どものときの自分が見た姿」なのではないか。「(不承知ながら)役割を演じている自分の姿」が哀しくて。

さらに言うと、大勢に流され、「自分が本当には思っていないことを、仕方なく口にしてしまう」「演じている=偽っている自分」がいることを自覚した者(大人)が思うことなのだろう。
自覚があるかないかということは大きな問題だ。

先に書いた通りに“ぼく”の「演劇」は始まりつつある。
「ぼくの演劇」は、自我の形成、すなわち、「自分というものを形作っていく」ことにほかならないのではないか。

「演じること」が悪いのではない。
「演じること」は「偽りを形作る」ものではなく、「自分を形作る」ものであるということだ。

「キャラ」を作る、なんていう言葉があるが、「キャラ」を作ることで「自分のポジション」を確保したりする。
誰もが、自己防衛のために、あるいは無意識にそうしたことを行っているのではないか。

家の自分と学校の自分、友だちの前での自分がある。
全部「同じだ」と言い切れる人はいないのではないか。

これは「人生」を「演劇」にたとえるのではなく、「生きるために、演じること」を、さらに「演じることで、成長していくこと」を見せた作品ではないか。

先生たちの会話はとてもスリリングで緊迫感があった。
対して、小学生の“ぼく”の世界は、その「リアル」とは別の「彼にとってのリアル」がある。
実に“演劇的”で、イマジネーションを見事に膨らませ、虚実がない交ぜになった演出でそれを表していた。

それは、成長期における児童から少年への端境期でもあり、彼の世界が広がり、虚実で表されているように、狭間でもがく少年の姿なのだ。
そし、虚実の、この両者の世界の対比が、「演劇」であった。

そして、第二次性徴的な発育とともに、アレのでっかい作り物が2つの玉を従えて登場するのも、少年期への扉であり、もがく少年の姿でもある。さらに言えば、そうした演出は、「演劇的な楽しさ」でもある。やっぱりこれは「演劇」だったのだ。

少年の成長と大人の自分との対比、それを「演劇」という手法で、虚実という形にし、さらに時間と空間を交差させて見せていく手法は素晴らしいと思った。

舞台の上には「情熱と青臭さ」が炸裂していた。
「ああ! 演劇だ!」と思った。
作品ごと抱きしめてやりたいほどの「情熱と青臭さ」の愛おしさ。

久しぶりに観ていて熱くなった。
意外と言うか、実に「真っ当」で、「オーソドックス」な「演劇」がそこにあったと言っていい。

キャラということでは、小角まやさんは、アマヤドリなどでのイメージでは、作品中の保健の先生タイプなのだが、小学生・鈴木くんでは、観たこともない爆発感があった。(当たり前だけど)その姿にはためらいも何もなく、実にストレートで、キラキラし素敵であり、ぼく役の百花亜希さんとのコンビネーションは抜群だった。

百花亜希さんの健気な姿と視線には、グッと来るものがあった。
特に家のシーンから「何もない」と苦悩するシーンや、“あの子”を連れ出すあたりのスピード感と熱量は素晴らしかった。

ジャージ先生の東谷英人さん、柏倉先生の井上裕朗さんの台詞のバトルは良かった。井上裕朗さんのねちっこさは、たまらない。本多先生の井上裕朗さんの苦悩を抑えた感じもいい。

保護者会の代表的な渡邊りょうさんの、最初は柔らかくって、本多先生に詰め寄るところの、目の恐さは、なかなか。モンペにしか見えない大原研二さんも迫力があった。DVのエピソードが効いてきて、恐さが増した。
ホームレスな人とスクールカウンセラーを演じた中田顕史郎さんも良かった。ツバが盛んに飛んでいた。熱い台詞がいいのだ。

この日はプレビュー公演だったので、これから回を重ねるごとに、さらに良くなっていくのではないかと思う。

ラストに谷さん(?)が何か言葉を発していたようだが、聞き取れなかったのは残念。
オープニングのパートを受けての、つまり、作品を括る大カッコの閉じの部分にあたるのではないかと思ったのだが。

『演劇』というタイトルは、結局「どうなのよ」と思ってしまった。
公演中、「演」という単語が出るたびに意識してしまうし、少々直接的すぎないかと思った。
「演劇を見慣れた皆さまへ。−これは特殊な「演劇」です」も大げさすぎやしないか、とも思ったが、まあキャッチフレーズなのでしょうがないか、とも。

逆に「演劇好きで、気になるのならば、演劇っぽさ満載なので観たほうがいい!」というのが結論である。

「演じる」あるいは「演出する」ということで言うと、役者さんや演出の人たちは、この作品をどう見るのかが、非常に気になった。

劇場に行ってから知ったのだが、活動休止公演だと言う(HPに大きく書いてあったのに、まったく見てなかった・笑)。
これを見逃すとこの先2年は見られないことになったので、観て良かったと思った。
2年という期間限定なので、どこかに行くとかなのかな。

そして、蜷川さんの訃報を、この作品の前説のようなオープニングで知った。
テレビや写真で見る最近の蜷川さんの姿は痛々しくって、心配していたのだが、衝撃だった。オープニングで観客とともに蜷川さんへ15秒間の黙祷を捧げた。

まだまだ書きたいことはあるのだが、これぐらいにしておく。
「モテる裁判-revival-」

「モテる裁判-revival-」

翠座

新宿眼科画廊(東京都)

2016/05/13 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

モテる?
当日券で見て来ました。
法廷という設定からか傍聴席(観客席)から物音がしない。
笑える場面でも笑いが起きない。何か緊張感がある観劇でした。
モテるをテーマにしたモテるって何、恋愛に発展する為のプロセス?的な印象を受けました。
劇的には良く出来ていて演技も良かったですが、感動的なものが少なくいま一つ物足りない気がしました。
ジャスティン美馬の演技は好きです。

演劇

演劇

DULL-COLORED POP

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/05/12 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

活動休止前になるとヤッてくれるんだよなぁ。
沢山演劇を見てきた方ほど、?????これでいいのか????となると思います。
それはきっと小劇場演劇の「あるべき論」が染み付いてしまってるからじゃないでしょうか。
私にはとてもとても魅力的でした。
児童演劇のような世界から、大人たちの苦闘するシリアスな世界まで。
とてつもなく馬鹿らしいことから、時間を自由に行き来する演劇ならではの世界まで。
とても振幅の広い、小劇場演劇の可能性を全部詰め込んだような作品でした。

色々な装置や照明に工夫を凝らし、俳優陣の命懸けを見られた気がします。
前回休止前のプルーフもそうでしたが、今回で再び休止に入るようです。
「プルーフ」が伝説になったように、この「演劇」も伝説になるのかもしれません。

最低、あと4回はみて、この公演に込められた全部を心に叩き込みたいと思います。

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』

劇団☆新感線

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2016/05/08 (日) ~ 2016/05/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり裏切らない!
BLACKということで、本当に渋かった。
でも、新感線らしさは残ってたし、あの盤とか花道仕様とかも笑いあり涙ありな作品も、やっぱりすべてが裏切らなかった。
また好きな新感線作品が増えました。
個人的には、客演の稲森いずみさんと大東駿介さんに拍手したいです。

ネタバレBOX

古田先輩の美脚はしっかり拝めます笑。もう本当キレイ!
カッコイイしおちゃめな古田さんの源さんが好きです。
殺陣も圧巻だし、涙を流す姿にはもうやられました。

聖子さんやじゅんさん、粟根さんなど新感線メンバーは安定の素敵さ。
粟根幽霊はツボだったし、じゅんさん好きなのに砂吉のときのじゅんさんは本当嫌い!!となるほど。
今回は聖子さんなどもセット動かしたり後ろの違う役で出てたりしてて新鮮でした。

稲森いずみさんは顔小さいし、綺麗だし上手い!!
表情もとても豊かで源さんが惚れるのもわかる笑
蛮幽鬼の美古都様とは違う素敵さがありました。
あの着物は稲森さんにしか着れない!

大東くんの勝之介は3枚目なのに最期かっこよすぎて、、、感動。
コミカルな面と圧巻の殺陣はグッと引き込まれました。
コメディホール/コメディ実験室/スペシャルイベント

コメディホール/コメディ実験室/スペシャルイベント

ヨーロッパ企画

元・立誠小学校(京都府)

2016/05/05 (木) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハイタウン)コメディホールAを観劇!
ハイタウン初観劇(その3)!
コメディホールA「メビウスコメディ」「劇コメディ」を拝見!

「メビウスコメディ」:学園の七不思議で、右と左が反転した世界に迷ってしまうが、元の世界に戻られるのか?ドタバタコメディ…楽しい!

「劇コメディ」:マドンナのハートを掴むため、劇に挑む帰宅部部員達!劇の中で劇をする、というか、存在そのものが劇?みたいな…、楽しかったです!

このコメディホールでは、片山友希さんや吉川莉早さん、辻凪子さんと、今回も初見の魅力的な女優さんがご出演!
京都の演劇界は層が厚いですね!

同想会

同想会

劇団ヨロタミ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★

坂本さんのオネエは良かったですが。。。
池袋演劇祭 大賞の劇団さんということで、とても期待していってしまいました。

今日はわざとか本気かわからないのですが、滑舌悪かったりかみも出演者の多くがかんでいて大賞とった劇団さん。。。とは思ってしまいました。

ストーリーが不自然すぎて、ちょっと感想は困りますね。

案内や外でのお出迎えなどはとても良かったので、次回に期待します

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