『/*ジャンクサイダー*/』
劇団皆奏者
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/07/21 (金) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
実に満足 ランタイムは三時間超と長いが 大満足
出演者が多く、呼び方も同じ人物なのに違ったりで人間関係を理解するのに手間取ったが、後半にはしっかり
本当にハズレ無しの劇団で、現役学生も出演させるなど、今後の劇団運営も考えているな〰️
代表自身も役者として衰え(神無月だった❔学生から演技も上手かった)ることなく、立ち回っていた 心底演劇が好きなんだろうな〰️
学生演劇を育てる役割を果たしながら、関西演劇を盛り上げて欲しい
関西演劇のMVP劇団だと思います❗
悪態_2307
劇団不労社
フジハラビル(アートギャラリーフジハラ)(大阪府)
2023/07/21 (金) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
満足度★★★★
時事ネタが多い劇団だが、このやつは哲学的で、少し…
カイカでも初回を拝見したが、今回の方が個人的にはフィットした
今後も見逃せない
ケンシロウ〰️良かった‼️
雪月風花小品集
すてらぷらんにんぐ
新宿眼科画廊(東京都)
2023/07/21 (金) ~ 2023/07/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/07/22 (土) 16:00
季節をテーマに素敵な二人芝居を観劇した。
セリフのやり取りが巧みで引き込まれた。
自分的には夏の「フェイギン」のストーリーが好みだった。
スペーストラベロイド
collaboLab
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/07/19 (水) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なんともまぁ,絶対誤魔化し切れるわけないだろ,こんな嘘の上塗りの繰り返し,でもそれが馬鹿馬鹿しくも嵌ってしまいます。キャストも魅力的な方ばかり。お気楽に芝居を楽しむにうってつけ。90分,楽しく過ごさせていただきました。
スペーストラベロイド
collaboLab
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/07/19 (水) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
典型的なシットコムで面白いが、噓・誤魔化し・誤解・勘違いに無理があるようで、白けてしまうシーンがあるのが憾み。この許容というか寛容度合によって評価が異なるかもしれない。
「徐々に大きなトラブルへと発展していく・・彼らは無事、全行程を終えて地球に帰ってこられるのか」という説明通り。勿論 ラストには全てが明らかになる定番の展開で安心して観ていられる。その上でのハラハラドキドキ感を楽しませる内容だ。この作品は、登場というか搭乗メンバー…乗組員 4 名と総責任者 1 名、抽選で選ばれた新婚の夫婦と取材クルーという設定が妙。そして様々なアクシデントの元凶が、この飛行の目玉であるアンドロイドの存在であるところが肝。宇宙船という限定空間ゆえの濃密、いや軽妙な 人とアンドロイド(?)が織り成すハートフルコメディ。ぜひ劇場で…。
(上演時間1時間30分 途中休憩なし)
サンソン―ルイ16世の首を刎ねた男―
キョードー東京
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2023/04/14 (金) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/22 (土) 17:00
ドラマティックな時代のドラマティックな題材を、誠実に生きようとしたひとりの男の物語として描く。
ムッシュー・ド・パリと呼ばれた処刑人を軸に、史実やフィクションで馴染みのあるあの人やこの人も登場して描かれる激動の時代。
その中で、パリ市民として声をあげる人々こそが真の主役だったかもしれない。民衆のざわめき、好奇心、不信、怒りが時代を動かす。
播磨谷ムーンショット
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/15 (土) 18:00
楽しかった!ハードボイルドからハートウォーミングへ向かうストーリーをたくさんの笑いで綴っていく。よく練られた展開はややベタ寄りだけれど、それが気持ちよく決まる快感があった。リピーターの多そうな客席の雰囲気も温かくて、免疫力上がりそうな約2時間。
彼女も丸くなった
箱庭円舞曲
新宿シアタートップス(東京都)
2023/04/12 (水) ~ 2023/04/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/15 (土) 13:00
面白かった!出てくる人たちが皆ヘンテコで、でもどこか見覚えのある感じだったりもして、職場や学校や家族や先輩後輩や、その他様々な人間関係の中で起こりうる現代的な問題を描いているのかもしれないけれど、そんなことを考える前に目の前の出来事に惹きつけられた。
物語にもタイトルにも美術にも多くの仕掛けがあって、噛み合わない会話やたくさんの伏線、入り組んだ時系列など深掘りしがいのある作品だった。あの微妙な会話が成立するのは役者さんたちが達者だからだろう。雨だしソワレもあるので紙でなく電子版の戯曲を買った。
……などと無自覚に呟いてる時点で、自分も某登場人物のことを笑えないのかもしれない💦
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/22 (土) 13:00
Twitterで見かけた感想を読んで急遽チケットを予約した。
面白かった、いやぁホント面白かった。チューリングって、あのチューリングか!と途中で気がつく(まあ、あの、というほど詳しくはないけど)。
なんていうか、共感するとかしないとか以前に(ああ、人間がいるなぁ)と思った。彼の目指したものの実現が近づいているなぁ。
歌え!悲しみの深き淵より
劇団東演
俳優座劇場(東京都)
2023/03/12 (日) ~ 2023/03/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/18 (土) 13:30
老いた親のことが気になる年頃なので、いろいろ身につまされた。優しさだけではない息子の葛藤も割り切ったように見える娘の胸の内も、衰えを自覚しつつ認めきれない父のプライドも、それぞれに切ない。
天使の災難
しゅうくりー夢
ザ・ポケット(東京都)
2023/03/08 (水) ~ 2023/03/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/11 (土) 18:00
トリちゃんとタケの関係がとても好き。ある場面で涙浮かべてた彼女にグッときました。
登場人物それぞれの想いや葛藤が優しく胸にしみる。いやたくさん笑ったけどね。
若者たちのキラキラした青春とベテラン勢のわちゃわちゃした楽しそうな感じがどちらもツボでした。
笑の大学
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2023/02/08 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/03/04 (土) 13:30
いや本当に面白かった。たくさんの笑いをテンポよく見せる2人芝居の呼吸が気持ちいい。たくさん笑ったあとで、温和そうな椿の真意の吐露と翌日の向坂の言葉の切実さが胸に響いた。
観終わって、扉座の『最後の伝令』を思い出した。戦時下でのレビュー作家の物語というだけでなく、その作家のしなやかな強さが似ていたのかもしれない。ストーリーの切り口もキャラクターも異なっているけれど、主人公に託した書き手の矜持と意志はどちらも作品からもしっかり伝わった。
帰りの電車の中で三谷さんのインタビューを読み、『笑の大学』の主人公 椿一に菊谷栄さんが投影されていたことを知る。なるほど扉座の作品を連想するはずである。こちらはそのまま菊谷栄氏が主人公なのだ。
戦争に奪われる大切なもの。困難なときにも人々が物語や音楽や笑いを求めること。三谷さんも横内さんも、菊谷栄氏の生涯にご自身の仕事に欠かせない何かを見るのだろうか。
リボンの騎士2023 -県立鷲尾高校演劇部奮闘記-
劇団扉座
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/04 (土) 18:00
弱小高校演劇部の奮闘を描くこの作品は、現在扉座研究生の卒業演目にもなっていて、何度も拝見しているし、そのたびに熱い思いが伝わってグッときてしまう。
今回観ていて、この作品と扉座『ホテルカリフォルニア』とは表裏一体なのだと今さらながら思った。一方は私戯曲として、もう一方はファンタジーを絡めつつ普遍性を持たせているけれど、どちらの作品も無関心や嘘を嫌う主人公たちの不器用な若さが眩しい。
15 Minutes Made in本多劇場
Mrs.fictions
本多劇場(東京都)
2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/23 (木) 13:00
6つの団体による15分の短編6つ。
どれも身体に沁みわたる芝居たちでした。15mm初めてという観劇仲間が「すごく面白かった!豪華過ぎ!」とおっしゃっていてうれしかった。あと6団体の上演順がマジ絶妙でした。
ロロ『西瓜橋商店街綱引大会』面白かった。日常的な風景と、なぜこんなことを思いつくの⁉️という不思議な要素とがしっくり混じり合って印象的だった。実はロロ初見💦
キャラメルボックスの『魔術』、戯曲化せずに小説そのままで緊張感のある舞台にした……と思ったけど原作を青空文庫で読んでみたら舞台と違ってる部分がけっこうあって、特に後半の展開は舞台の方が好き……というか、なるほどキャラメルらしい、と思った。文豪をもじった役名にニヤッとしたりも。
ZURULABO『ワルツ』、奇妙だけどこれはたぶんロマンチックな物語なんだと思った。そういうのもハッピーエンドと呼ぶのだろうか。木原さんの背筋が伸びた姿の良さが印象的。
休憩を挟んで、
ブリーズアーツ『真夜中の屋上で』、泣いた。亡き人を巡る若者たちの思いを若手声優さんたちの朗読劇で描いた作品。演出の緒方さんが声でも参加されてたんだけど、それがもう本当に素敵でグッときた。さすがというしかない。
オイスターズ『またコント』とてもよかった。奇妙な導入に、何、何事?と思って観ていたけど、しだいに引き込まれてじんわり胸に響いた。愛知を中心に活動する団体だそうだけど、東京公演をチェックしてみたい。
Mrs.fictions『上手も下手もないけれど』、名作。
初演・再演・再々演と観てるはずなのに、改めて観るとまた胸に響く。ギュッと濃縮された我々の人生がユーモアや愛情や後悔とともに本多劇場の舞台上にあった。
ロビーのポスターやステージ美術を見て、主催の挨拶を聞いてる時点でもう感無量だったのは、15mm自体に思い入れがあるからだろう。そういう観客も多い気がする。マチネとソワレでお目にかかれた方も残念ながらお会いできなかった方もたくさん劇場にいらっしゃったらしい。お芝居が好きな我々のお祭り。
スペーストラベロイド
collaboLab
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/07/19 (水) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
初めての劇団(ユニット?)だったが、先着で限定無料Z席があるというので、その興味もあって予約。コテコテの展開はそれなりに楽しかったものの、終始床がギシギシいう音が拾われているような音響だったのがなんとも残念。
オペラ『アイツは賢い女のキツネ』
オペラシアターこんにゃく座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2023/02/17 (金) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
オケピ目の前の贅沢なお席で観劇。
ヤナーチェク作曲『賢い女狐の物語』の日本語訳による上演。森に住む動物たち(やその他もろもろ)による物語は、小編成の生演奏や難易度高い楽曲といくつものエピソードを連ねて、入り組んだ恋愛模様やシニカルな死生観を描いていく。
カラフルでポップな動物たちの造形が、役者さんたちの歌や動きの素晴らしさと相まって、観ていて楽しい舞台となっていた。
桜姫東文章
木ノ下歌舞伎
あうるすぽっと(東京都)
2023/02/02 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/11 (土) 18:00
開演前、当パンを見ると人物相関図が載っていてありがたいけど、込み入ってる上にキャストが皆さん複数の役で登場するらしい。ちゃんとついていけるか、やや不安になる。
ステージ上に廃墟となった劇場があり、そこで演じられる桜姫の物語。棒読み調の台詞や寝転がる出演者に最初は戸惑ったけど、なんていうかその外から見ている感じと激動の展開との温度差が面白く感じられて。結局は怒涛の物語性と俳優陣の魅力が印象に残る舞台となった。
上演中、キャストはずっと出ずっぱりであった。(舞台上の)廃劇場のステージを降りるとその周囲に座ったり寝転んだりしつつ他の人の芝居を観て、水を飲んだり風船ガムを膨らませたりしながら大向こうをかけたりする。その大向こうがタイミングよく、ときに面白くて笑いを誘ったりもした。
禁断の恋から始まった桜姫の物語は、巡る因果と濃厚な人間関係を平坦な現代語訳で綴りながらさまざまな仕掛けによって古典のあり方を揺るがしたりなぞったりしつつ進んでいく。平坦さの中に浮かび上がる様式美と運命に翻弄された人々の悲哀が観終わってからも胸に残った。
白眉濛濛
海ねこ症候群
王子小劇場(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/21 (水) 19:00
座席1階1列5番
海ねこ症候群 第3回本公演。初日ソワレ、2日目マチネを観劇。
脚本を担当する坪田実澪が演じる、絵を描くことが好きな主人公ミソラが、ツキシロという人物にオークションへの参加を誘われるところから物語は動きだす。好きなことをすることと才能の有無という、きっと誰もが悩みぶつかることをミソラやその周囲の人間との出会いの中で問いかける。現実とファンタジーが入り交じる「リアルファンタジー」というキャッチフレーズがとてもしっくりくる話だった。演出担当の作井茉紘が13人の女優の個性を生かしながら、作品に彩りと陰影を与え一級のエンタメへと昇華させていた。全ての登場人物に背景がありそこにドラマが生まれ、その心情や言葉に共感できた。次回、令和5年12月に下北沢で行われる予定の第4回本公演にも期待する。
ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」
明治座
明治座(東京都)
2023/01/07 (土) ~ 2023/02/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/04 (土) 12:00
とても贅沢な舞台だった。生のオーケストラ、魅力的な登場人物、迫力ある歌声、豪華な美術や衣装などを楽しんだ。勢い余って(?)原作マンガを一気読み。こちらも読み応えのある作品で舞台との比較も面白い。15世紀末のイタリアにどっぷり浸る週末となった。
ジョン マイ ラブ2023 -ジョン万次郎と鉄の7年-
坊っちゃん劇場
サンシャイン劇場(東京都)
2023/01/26 (木) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/28 (土) 11:00
坊っちゃん劇場で観た後も何度か配信で観てるけど、やはり劇場で観るのが似合う舞台。5期キャストはこの日が初見だったのでとても新鮮でした。加藤さんの万次郎はやんちゃな印象と頼もしさのバランスが素敵。ホームである坊っちゃん劇場を離れても頼もしいファンがいるらしく拍手や手拍子はもちろんABCや漂流ダンスを完璧に踊る方もいて心強かった。
(いつもながら)五十嵐さん佐藤さんの歌声が圧巻。梶さんの泣きの芝居に毎度もらい泣く。鉄が東一郎を「ほーら、白菜だよぉ!」とあやしていて思わずニッコリ。
ラスト、暗くなっていく舞台に浮かび上がる2人の姿が美しかった。