
ロマンス
株式会社STAGE COMPANY
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/08/09 (火) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
Bチームを観劇
「ロマンス」というタイトルにスタイリッシュなチラシ、受付け、案内には感じの良い女性陣という中、公演が始まったとたん怒涛のなんじゃこりゃー!状態。
多分口が半開きになっていたと思います。どんだけ自由なんだと。
つかこうへい作品は「蒲田行進曲」 以外は苦手かもと思っていましたが、こんな異色作があった事を知りませんでした。
相当におかまが自虐的にも差別的にも描かれていて、大丈夫なのかっと思う一方、完全燃焼覚悟の演技にただただ見入っていました。
自虐的でありながらもドSな作品だったなーという印象です。
刺激が欲しい女性にお薦めします。

ナイゲン(2016年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/08/11 (木) ~ 2016/08/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
学生もいいけどお大人もね。
横浜国立大学 劇団三日月座による実際に若い人が演じた「ナイゲン」を丁度一週間前に観たばかり。
あちらの方がキャラが立っていて沢山笑えたが、今回は役者の演技が設定を飛び越えた面白さが有る。個々の演技に粘りがあるというか笑いの質が全く違った。これは面白い。

マンガタリHALF #01 ~Bしゃり~
マンガタリ編集部
LIVE&CAFE BAR PLACEBO(大阪府)
2016/07/24 (日) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
初のマンガタリ、楽しい時間でした。
初のマンガタリ、楽しい時間でした。
最初、どこに座ったら良いか分からず、おずおずと奥の席に着座。
少し観にくかったですが、とっても新鮮で、楽しめました。
今回取り上げられたマンガは…、
「べしゃり暮らし」、「セトウツミ」2,3話、「妖怪の飼育員さん」の小豆洗い、
初見のマンガばかりですが、大笑い!
楽しかった。
最後の「かける」さんのネタも良かった。
追伸、最近、魅力的な映画が少なく…、ご紹介のあった映画「セトウツミ」が気になっています。

麦とクシャミ
ホエイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/08/06 (土) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
火山と戦争
断続的に溶岩が噴き出し流れるような噴火騒ぎが、大東亜戦争末期に起きていたんだと。
「兵隊さんの士気にかかわるので(噴火の事は)口外せぬよう」、などと、よく聞くようで聞かなかったコトバに、我が鼓膜も新鮮がっていた。
北海道で起きた実話だと、パンフで知ったが、実話ではなくても芝居は示唆的で趣き深いものだった。
方言が醸す庶民のおとぼけぶり、純朴ぶり、透けて見える打算もまた愛らしい脱力な風合いは、百姓が持つ「大らかさ」という名の粘り強さ。そこに時折、床下に隠した刀甲冑の鈍い硬質の光も見せる。そんな芝居。
アゴラ劇場という劇場は、さほど使い勝手のよい劇場ではないと思う。ホエイはアゴラの空間をがっちり味方につけ、劇世界と一体化していた。
史実の「重さ」を強調せず、脱力味を基調に、ある時代のある場所の一こまを(芝居としての)風景画に収め得た作品。 『珈琲法要』に通じる味わい。 演出上も脱力味を際立たせた、工夫というか何というか、予算上の都合で・・とでも説明されそうな場面あり。
山田百次戯曲の今後も楽しみになる。

ナイゲン(2016年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/08/11 (木) ~ 2016/08/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
納得!
Aga-risk Entertainmentによる衝撃の初演を見ている者の目から見ても、ここまでの完成度なら文句はない!
高校生の会議という演じる側の年齢もある程度限定される作品だけに、作品がもとの劇団を離れるというか、劇団がこの作品を卒業というか、とにかく巣立ちを見ているような気がします。いろんな人に楽しく演じされ続けて欲しい作品です。

かぜのゆくえ
ナイスコンプレックス
ザ・ポケット(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
混沌の中の悲しみを幸せに変えたい
招待券が当たったので、ナイスコンプレックスという初めて観る劇団の公演に行ってきた。『かぜのゆくえ』と題された舞台である。場所は、東京・中野のザ・ポケット。
さて、舞台の説明をどうしようか悩む。
なかなか混沌としているのである。
2050年の東北の海沿いの町が舞台。そう、東日本大震災の影をを未だ背負って生きている人たちの住む町は色で言えばグレー一色。その町を海から山に吹き抜ける風は、人々の生活、そして心の動きを見通していた。
結婚前夜、最後の挨拶に娘が「風はどこから吹いてくるの?」と母親に行くシーンで始まる舞台。これが、全体でいうなら起承転結の起の部分。
その風の吹くく先にあるクジラ山の電話ボックスの電話がカイトという青年になって、人々が胸にしまって生きてきた心の思いを解き明かしていく承。
その中で、飲酒運転の罪をかぶって助けた女性・ミテルとの心の交流と愛情の生まれが転。
そして、再び娘と母親の会話となる結。
舞台の中心は、カイトが人々の心から様々な色を咲かせる心の扉を開くこと。そして、その集大成がミテルとの出会いと理解し合う課程。そこに、カイトも予想しないほどの色彩豊かな花がさいたこと。おして、それが愛情と言うこと。
約2時間の舞台に劇的な高揚はないけれど、何か心にサワサワと波を起こすというか風を起こすというかそういう混沌としながらも心引かれる悲しさを感じさせる舞台。脚本の力もあるが、役者の力も物を言っているはず。終盤、客席からすすり泣く様子が多々窺い知れた。まさに、納得できる舞台だからであろう。
役者は全員芸達者。個々では、主役とも言えるカイト役の鈴木勝大と。モリオカ ミエル役の八坂沙織の名前を挙げておきたい。よい劇団を知ることが出来て、心地よく劇場を後にした。

かぜのゆくえ
ナイスコンプレックス
ザ・ポケット(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★
こりゃあ参った
初めから最後までこのお芝居の面白さを理解することができませんでした。効きすぎのクーラーに耐えながらやっと2時間を耐えました。説明文を読む限りではとても期待していたのですが残念な時間でした。

庚申待の夜に
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
社会派
近代化に取り残された寒村と言い、庚申待という儀式と言い、いかにも妖怪や化け物が似合いそうな設定で始まるのだが、状況が分かるにつれて社会派劇の色が濃くなる。人間社会の利害が生み出す軋みが悲惨な結末を招く過程が恐ろしい。現代の似た状況と重ね合わせると背筋が凍りつく。意図的ではないだろうが、やや強めの冷房も効果的だった。

アリスインデッドリースクール・パラドックス
アリスインプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑い泣きました
こんばんは、観てきました。キャストさんはビヨンドと同じ配役もありましたが各キャストさんの色が醸し出されて面白かったし、やはり泣きました。後、二回観ますので楽しみです。

百物語 2016
ファントマ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/08/12 (金) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇もサルコトナガラ、、、
演劇はリアル感が満載で、とても面白かったです!!仕事帰りに参加しましたが、疲れが吹き飛びました!!終了後のトークも最高で、とても満足できました!!

厚い雲に覆われた光
演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2016/08/02 (火) ~ 2016/08/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
濃厚な時間
痛みのある話なのに違和感なくすんなりと物語に入り込め、
気持ちよく感情移入できる秀逸な脚本。
役者陣も喜怒哀楽を丁寧に紡ぎ、
舞台も客席も一緒に笑える空気を作り上げていた。
贅沢を言うならば、ダメ兄貴の妹を思う気持ちや、
セツナイ妹の感情の爆発など、
しっかり泣かせる展開があっても良かったかもしれない。
しかしながら濃密で味わいのある芝居でした。
初めて観た劇団でしたが、お客さんの8割方が女性でビックリ。
劇団のファン層は女性よりなんですかね?

スタンダード・デイ 騎士
無頼組合
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/08/05 (金) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★
欲張りで濃密
三つのショートストーリーを絡めながらメインの依頼を解決する私立探偵風吹。
テンポよくまとめていたが、
4つの物語が絡み合うとやっぱり一寸長かった気がする。
また、3つのショートストーリーが良くできていて、
見入っているとメインの話を忘れてしまうもったいなさ。
楽しくって心温まるハートフルなハードボイルド、とっても良かったです。
中でも女刑事と部下の凸凹コンビは良かった。2人の掛け合いも、
せりふ回しも良いテンポで引付けられた。

15 Minutes Made Volume14
Mrs.fictions
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/16 (火)公演終了

できないごりら
劇団てんてんとら
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2016/08/12 (金) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★
コメディ
ところどころネタを絡めてくるのですがコメディ部分は残念ながらクスッとも笑えませんでした。
役者の方も一部の方は声を張り上げる=熱演と勘違いしているかのような・・・
劇場の大きさも考えた方が良いかと思います。

トランス
演劇集団よろずや
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/11 (木)公演終了
満足度★★★★
若手番外公演
何回もDVDで観た作品を初観劇。若手番外公演ということだが、役者さんもそんなこと感じさせない熱演だった
時間が20分程短くなってた為か、展開早いと感じたのが個人的に残念。ちょっと間が足りなかったような。これはDVDを見続けていて、自分のなかに「正しい」トランスがあるせいかもしれない。
何にしても面白い芝居だった

15 Minutes Made Volume14
Mrs.fictions
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/16 (火)公演終了
満足度★★★
観てきた!
開場後わりとすぐに行ったのですがもう7~8割席が埋まっていました。凄い人気です。
舞台セットのプロジェクションマッピングがとても格好良い。
(アフタートークでダメだしされてましたが 笑)
6作品の中で良かったなぁと思ったのは
・キ上の空論さん『日々が黒くなるその前に…って、』
・Mrs.fictionsさん『上手も下手もないけれど』
の2作品。
どちらも15分を上手く使っていて、短い時間でも余韻を感じられる作品作りが良いなぁと思いました。
Mrs.fictionsさんの作品はラストの展開と演出・演技に驚嘆。
15分を完璧に使いこなしていて、6作品のトリにふさわしい作品だったと思います。
かわいいコンビニ店員飯田さんは面白かったのだけど
「どりょく」を既に観ていたので物足りなさを感じてしまった。

白紙の目次
劇団時間制作
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/17 (水)公演終了
満足度★★★★
持っていかれる
【Aチームをみました】
時間制作さんのお芝居は2回目ですが、題材が重いけど熱い!
色々な役の考えやエゴや感情が入り乱れて観終わった後は軽い放心状態。序盤から泣いて酷い顔だし色々な意味で席を立ちたくない(笑)
暫くセットを眺めながらあの世界観に浸ってたいなー
皆さんが両チーム見てほしいっていうのが凄く分かるし見たかった

三人どころじゃない吉三
少年社中
近鉄アート館(大阪府)
2016/08/06 (土) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
幸せでした
本来、救いのない凄惨な悲劇で終わる三人吉三。
それを少年社中が、見事少年社中らしく生まれ変わらせてました。
どんな困難でも、どんな苦しみでも、どんな哀しみでも。
何度折れようとも、何度間違えようとも、最後まで希望を捨てず、諦めず、立ち向かう。
ひとりではない、人はひとりでは生きていけない、みんないるから、みんなで力を合わせて、みんながみんなの為に頑張れたら望む未来にたどり着ける。
舞台上の登場人物も、客席で観てる観客も、みんなで一緒に幸せになれる。
そんな幸福感の連鎖に満ち満ちた舞台でした。
また、そう思わせてくれるのは、客席に居ながらにして想いを同じくできるのは。
舞台上の演者が魂込めて生きているからこそ。
舞台の上から、客席に向かって迸り迫ってくるものがあるからこそ。
最高でした。どこをとっても最高。
こんな最高に素晴らしい舞台を目の当たりにできて、たまらなく幸せでした。
大阪に来てくれてありがとうございました!
また必ずや・・必ずや大阪でもお会いいたしましょう!

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~
キューブ
本多劇場(東京都)
2016/07/24 (日) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

15 Minutes Made Volume14
Mrs.fictions
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/16 (火)公演終了