最新の観てきた!クチコミ一覧

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露出狂

露出狂

パルコ・プロデュース

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

テンション高い!
カラオケボックスでの情事は笑える。
それがチームワークに影響してくるとは。

ネタバレBOX

装置は、サッカーコート半分とサッカーゴールをかなりの傾斜にしています。フィールド内は選手が、外は男性マネージャーが位置してセリフがでていきます。
背面は、かなりの数の照明がとうたいを使って配置されていまして、使用時はかなり眩しい。
アフタートークの中屋敷さん、いつものピンクパンサーではないぬいぐるみを抱えてました。
幽霊

幽霊

シーエイティプロデュース

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

戯曲を一読してのぞみました。
舞台は屋敷の応接間。通路で話すとエコーがかかります。そして、壁がスクリーンになる布素材になっていました。息子が、亡父の放蕩ぶりと似た行動を行い、幽霊と。近親相姦や脳腫瘍などの病気の話など徐々に重みが増す、全三幕です。

ネタバレBOX

2年前、ホリプロの幽霊を観た時に、内容がわかりにくかったのもあって、直前に戯曲を一読してのぞみました。
二幕四場が終了したところで休憩に。休憩が終わってからは少々リプレイしてありました。いいシーンではあります。
ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜

ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜

梅田芸術劇場

赤坂ACTシアター(東京都)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/12 (水)公演終了

満足度★★★

壁のこちら側の話。
ゲーム、映画とは違ったオリジナル。装置と映像もよかったし、アンサンブルの避難住民とアンデットの早変り、歌もよかったです。美術は、表は白ベース、裏は青ベースのアコーディオン的な何枚かの壁が、スクリーンになったり、柱になったり、いろんな顔をみせます。 上下の花道も幅が2倍でアクティングエリアで使ってます。

ネタバレBOX

音楽や歌で引き寄せられて静かになるという設定はマクロスかっ!とつっこみを入れて、血清がクジラの血を使うのもなんともまあでしたが、2.5次元ミュージカル的な仕上がりではなくて安心しました。
HON GURE

HON GURE

劇団くりびつてんぎょう

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★

勢い任せ、内輪向け。
ちゃんと台詞を語っている役者の方が少なく、主演の方は怒鳴ってばかりで何を言っているのか聞き取れない。他の役者の方は、普通に聞き取れない。
テンポは良いが、何を伝えたいのか、どのシーンに魅力を持たせたいのか不透明。
ヤクザの作り方が全体的に甘いと感じた。
座席、狭すぎ。他人の前を通れない。奥の方の席には後からでは入れたものではない。
この内容では、この料金は取れないと思う。

ネタバレBOX

迎えに来た子分との会話のシーンから、「あ、まるで会話になってないな」と分かる出来。一時間半の尺でもキツかった。
まず一言一言台詞をお客様に伝える所をキチッとやって欲しかった。
笑えないのに長々やっているギャグも辛かった。
存在感もあり、台詞を聞く気になれたのは、銃を発砲するもバットで弾き返されるアニキ、ミニスカートで綺麗な姐さん、奥さんを間違って拐われる三下ヤクザさん。この3人だけです。
北村想名作戯曲リーディング

北村想名作戯曲リーディング

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/15 (土)公演終了

満足度★★★★

リーディングの愉楽
何年か前の山元清多特集リーディングの一つを見たときの多くの発見・・作品「海賊」の世界、俳優、「リーディングがこれほど沸騰する舞台になるのか・・・」という、この(まぐれかもしれない)遭遇を思わず期待したのは、今回の北村想特集4作品の一つにあの「海賊」の座組み(演出=東京ミルクホールの佐野バビ市=演出、黒テント片岡哲也その他)の賑やかな面々の名を見たからで。それ以外の演目・座組も気になりつつ、幸いお目当てのBチーム「DUCK SOAP」が観れた。
小アフタートークでの流山児祥・演出佐野氏のやりとりから北村想という作家の背景、演劇界での位置、人となりが知れて興味深い。
作品は演出による大きな加筆によりメタシアター(入れ子構造)化され、お笑いが勝っていたが、俳優が目一杯やっている舞台を作っている。「そう言えば台本持ってやってたっけ?」という位に動き回る印象。1演目をたった2ステージでは役者も淋しい事だろう・・と、「存分に楽しんだ」観客=私は勝手に想像する。

ネタバレBOX

そんな楽しげなステージ上ではあったが、入れ子の中身=北村戯曲の芝居 を終えて、ある会社の演劇サークルの面々に戻った所で(=素の役者に近い)、部長=進行役がいきなり「大喜利」をやると言い出す。
 ところで「DUCK SOAP」の物語、と言おうか何と言おうか、どんなお話か。ませた小学生の二人組やヤクザっぽい親分子分のとぼけた会話や、何やかやが登場し、確か中心には(擬似?)家族の物語が展開していたように思うのだが、殆ど思い出せない。理不尽な感情に埋もれそうになる瞬間や、理不尽さを逆手にとって飄々とした周辺の人々の風情だけが断片的に記憶に散らばっている(ような気がする)。笑いに走って「中身」が散漫になったせいもあるにはあるだろうが、私は大真面目にテキストを朗読されるよりは作者の筆の「角度」に近い角度を捉えた演出だったのでは・・と思った。いやそう思っておこう、、何しろ楽しい舞台だったから・・という訳。
で、このタイトル、正確には、「DUCK SOAP 家鴨石鹸あるいはセリフを覚えたあと役者は何をするかという問いをめぐる土曜日の黄昏と夜と夜中」という。
 「台詞を覚えたあと、役者は何をするか」が、大喜利のお題である。
 ただこの問いは、演劇の現場で実際にどうするか、という方法の問いであると同時に、台詞を覚えて役の役割をこなす、という俳優の「作為」(仕事)がそこにある全てではなく、役者という人間が既に見えているのであり、さてその人間である所の俳優は何をする者ぞ、というもう一つの問いが含まれている、とみえる。(そしてまさかその問いに「俳優をやってます」とは答えられまい)

この哲学的な問いを、大喜利のお題にした時点で、「哲学的」は霧散してしまうが、私はお遊びモードをそこに無理くり持って来たからと言って、作者を冒涜してもおらず、むしろ挑戦的であったかも知れない。問いを問いのままにせず、役者個人のひねり出した回答が卑近なものだったとすれば、それは想念と現実の落差であり、だからダメなのではなく現実とはそうしたものなのだ、と知るべきであったりする、そういう事ではないだろうか。。

という事で、大喜利は俳優にとっちゃ手に汗の時間に違いないが、その後の展開は ・・まず進行役(お笑いの人)が例を見せてコケる。その後、二人がアドリブで(自分で考えた回答を)答え、その後もう一人、二人の勇気を称えつつ、思い切り外した回答でコケた。
 (もっともここで言うコケた傷は勲章である。遊びが許される程度には舞台で楽しませたので。)
 惜しかったのは、場が引きのモードになっていて、ああいったものは空気であり、誰も座布団を投げる気持ちでは恐らくなかった、にもかかわらず、司会は役者からの「何やらせんだ」攻撃と会場の静けさに生汗をかいていたか、大喜利は早々に「ラストに繋げる展開」へバトンを渡してしまった。
 ・・・その事が惜しかった。とこれしきを言うために長々と書いてしまった。
今一度俳優達に拍手。
遠い国から来た、良き日

遠い国から来た、良き日

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

心にぐっときた力作
劇団が若手に胸を貸す、を通り越して、そっと見守ってるだけの状態。
私がこれまでに見たワンツーワークス7〜8作品の中で、最も抽象的で、最も結末が結末らしくなく、最もテーマをはっきりと述べてないものであるにもかかわらず、最も感動し、最も泣けて、最も恐怖を感じた作品でした。

ネタバレBOX

イラクから来た少年の最後のスピーチは、ボブ・ディランの風に吹かれてに通じるものがありました。
遠い国から来た、良き日

遠い国から来た、良き日

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

次代へどう語り継ぐか、それが問題だ
ずばりテーマは「平和」...プロパガンダになりそうな内容を中学3年生の視点から捉えることで、問題を素朴に浮き上がらせている。広島県は第2の故郷であり、夏に何度も行っている。そのたびに感じていること、特に原爆投下された日は、朝から地元TV、新聞はそのニュースが流れ続ける。

本公演は遠い国から来た転校生と、広島県の中学生が「平和」について向き合う場面が印象的である。「平和」が当たり前と思っている中学生、そのありがたさを自ら考える平和学習...。この公演は、観客も自ら考える、そんな投げかけがある。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

広島県の中学生にしても「平和」は空気のようなもので、その状況が当たり前のようである。一方イラクから来た男子転校生は自国での内戦で、平和のありがたさ、戦争の悲惨・痛みを十分すぎるほど体験してきている。しかし、そのギャップを際立った対立点として描かず、恋愛感情を織り込みプロパガンダを巧くコントロールしている。観客にも感性に訴える、または問いかけるという域に止めている。

日本国内の事情として、少し強引であるが大学生の就職活動を絡めている。一見無関係と思われる事柄を、国内の諸々の格差問題への不満を”イスラム国”への興味という形で結びつける。「ママの台所で爆弾を作ろう」...イスラム過激派組織が発行したとされる雑誌記事がインターネットで拡散。簡単に爆弾が出来るらしが、その蜂起を促すため、英語で書かれていたという。本公演でも英語で、という台詞があった。その平和を脅かす事(戦争とテロを同義語にできない)がこんなにも身近にあるという怖さ。

人は自分が見聞きした、その体験の範囲でしか実感できない。その先にある事を想像し我が事のように思いを馳せることは難しい。ましてや中学生では自国の悲劇を直視することは...。文献にあたり人の話を聞き、自分の中へ取り込む。机上学習のしたり顔になる怖さ、しかし現実に戦争を体験していないゆえの「平和」をどう次世代へ語り継ぐか、自分への問いかけでもある。

当日パンフにある作・演出の古城十忍氏の「『取りあえずやり過ごす』この処世術が自分がこれまで、どれほど大事なものを...」という思いは同感である。大きな感情の振幅があれば、と思う。

最後に、舞台セットは教室と山田家ダイニングキッチンがいとも簡単にイメージ転換する巧みさ。役者陣はワンツーワークス劇団員の確かな演技、若手役者の真摯な演技が光る。何より重くなりそうな言葉・台詞は方言(広島弁)という独特な柔らかさが緩衝の役割を果たしていたのも好ましい。
本公演は尻切れトンボ感のするラストシーン...過去の愚行・諦観から何を感じとるか、それを物語として描ききらず切って棄てたようだが、そこは思索と余韻として受け取ることにした。

次回公演を楽しみにしています。



LunaRossa

LunaRossa

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/18 (火)公演終了

満足度★★★

LunaRossa
歌ありダンスあり笑いあり涙あり...の盛り沢山な内容でした。一コマ一コマをクローズアップしたらそれぞれに良さがあり面白いものだと思います。でも、全体を通して作品として見た時、いくつかのシーンが邪魔だと感じてしまいました。観客を飽きさせないための配慮なのかもしれませんが多過ぎたように思います。もっとキャストの方々のお芝居を観たかったです。脚本演出が私には合わないと知れた事が一番の収穫でした。

ネタバレBOX

ラストが一番納得がいかなかった。その選択をした理由もそれを受け入れる母親も幼馴染も理解できず一気に冷めました。
泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

題名の意味に納得。
全編に溢れる長崎の方言が心地よく、2時間があっという間だった。息子に対して不器用な父親五郎と、自分の父親を重ね合わせながら、しんみりとした気分で観た。主人公健太の少年時代の、亡き兄邦宏との回想シーンに何とも言えない温かさを感じた。おせっかいやきの隣人達とのドタバタも楽しく、今回もTSTらしい良質の舞台だった。

~50とひとつの蝶結び~

~50とひとつの蝶結び~

Manhattan96

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

たまらなく愛しくなる時間でした。
絵空箱に入ると秋の夜のような虫の鳴き声が聞こえてさびしいような寒いような気持ちになりました。
芝居にダンス、歌に手品にタップダンス短いけれど美味しさが沢山つまってました。
短編集好きなんです。お話の後を想像したり、書いて無いことを思ったり。だから自分にとてもあってました。
こもださんの歌はパワフルでスパイシーでとても格好良かったです。
『問題と答え』の夫婦はステキな夫婦で、この二人に生まれてくる子は絶対幸せだと思いました。考えていることが全部一緒じゃないから、一緒じゃないからこそいいなって思いました。
『セミとキリギリス』は好き。言葉が刺さるし、大声をあげたくなる。
『ロミオとジュリエット』面白かった。
タップダンスめちゃくちゃ格好良かったです。
紙の可能性をみた気がします。紙の落ちる軌道が面白くて、音が面白くて、書いてある文字が面白くて、始まるまでただの紙束だったのが舞台のセットになっていくのが面白かった。
熱量があふれでてました。絵空箱に収まりきらないです。
舞台の段になっているところが本になっているところも注目。

あたま山心中 ~散ル、散ル、満チル~

あたま山心中 ~散ル、散ル、満チル~

近藤公園・平岩紙 二人芝居

駅前劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/19 (水)公演終了

満足度★★★★

2日目観劇
中通路なし、壁際までほぼぎっしりの満員御礼客席。
照明ある天井にまで這うような巨大な桜の樹、日本語として触れた事のある童話「青い鳥」と古典落語「あたま山」が絡み、次々と変わる2人の演技。
狂気と清濁な間柄に、観ている者の深層心理を更に深みにハマらせるようなシュールだけど幻視的で清らかな舞台でした。
当日パンフ、感想アンケートなし、約95分。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

中野スタジオあくとれ(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

素敵な公演ありがとうございました
稲村梓さん、本当に素晴らしかったです。

ネタバレBOX

木村伝兵衛の(熊田留吉を一途に思い続ける)「女性的な部分」と親から強く期待された“伝兵衛”という名前が示す(一蹴で屈強な男を倒す)「男性的な部分」。
この2つの相反する部分を持つ人間の複雑な心理を見事に演じ切りました。
バストサイズの偽装がバレたときの表情や男にタンポンの挿入をせがむ表情に「女性特有の羞恥心」や「男性に対する征服感」に酔う可愛らしさが良く出ていました。
また「集団就職で上京し、五島の家族のために、そしてブスゆえに千円で男性の股に顔を埋めながらコンドームを付けることを生業とし、最後に大山金太郎に絞殺される」山口愛子の悲しさを本当に見事に演じ切りました。
繰り返しになりますが、本当に素晴らしい女優さんです。“不世出”という言葉は彼女の為にあるのではないでしょうか。
そして“つか作品と稲村さんとの融合”というこの上ない贅沢な時間を持てたことに強く感謝いたします。
第四十八章「混沌の海へ(後編)」

第四十八章「混沌の海へ(後編)」

シアターOM

シアターOM(大阪府)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回もまさかの…、うっ、裏切られた!楽しかった!暑かった!
シアターOM、高津から清水谷アトリエに移転後、初観劇!

そして後編って言ってたのに…、言ってたのに…、「秋葉流死す」って言ってたのに…?
さすがOMさん、引っ張りますね!

それにしても、清水谷アトリエ、舞台が半端なく近い!
一番前の席、舞台の上を通らないと移動出来ない程、近い!
迫力3倍増しです。

そして何より、暑かった!
エアコンの増設決定ですね。

そして終演後のお楽しみコーナー、役者さんの自尊心を崩壊させるチェキチェンジが残酷でした。

とっても楽しかったです。

クレイジー・クレーマー

クレイジー・クレーマー

劇団HAっHAー!!

ぽんプラザホール(福岡県)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★

構成も練ってありました
コメディ色がが強いのかなと思っていたのですが、大人のお芝居で、途中の疑問も、しっかり種明かししていただき、すっきりです。映像も装置こみでしっかり作ってありました。

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

丁寧な作品作り
父と息子の話。その息子が主人公。母親は彼が生まれた日に亡くなりました。そして小学校の頃、兄が大好きだった。でも既に他界しています。その兄の野球での活躍から物語が始まりました。特に、大きな事件が起こるわけではありません、しかし日々の生活を描きながら、最後に山場が訪れます。私の周りでは、すすり泣く声があちこちで。丁寧な作品作り。これからも楽しみにしています。

空気ノ機械ノ尾ッポvol.23

空気ノ機械ノ尾ッポvol.23

空気ノ機械ノ尾ッポ

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★

熱いやる気は観客を巻き込んだのか
元気が躍動する熱さで肥大する夢の世界…みたいな感じで、
役者さんたちの勢いとやる気が前面に押し出された舞台。
この夏フェスの様なグルーヴ感に、
はまる人はきっと大好きで陶酔するんだろうな…。
チョットついていけずに引いてしまった。
しかしながら劇場は老若男女で超満員。
幅広く高い人気のある劇団なんだと再確認する。
ぜひその人気の秘密を感じにリターンマッチしてみたい。

ネタバレBOX

勢いと熱量は中規模の小屋を凌駕する一つの手段なのかもしれないが、
別の意味では創り手側の自己陶酔で終わってしまうのかも。
ちょっと置いて行かれた感が大きい残念な気分に包まれた。
また、それだけの熱量で凌駕するならば、
千秋楽で声が出ないのではどうなのだろう?
物語を創り上げて見せるという過程で、
伝わらない声は演じたいだけに見えてしまった。残念。
アイムオールウェイズバッド

アイムオールウェイズバッド

荒川チョモランマ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

本気でおもしろ
記憶喪失のブス(設定上)の一人称で展開する、
極私的な愛と情が交差するヒューマン?コメディ。
貧富と醜美の格差社会にマッチしたある意味リアルな物語。
当日パンフに「これが私にとって紛れもないリアル」とあるように、
同じカーストの日常に包まれたように共感。
その設定は何より、小劇場らしさと利点を最大限生かした演出と、
見せ場の数々に惹き込まれる。
この路線と演出、大好きです。
さらなれば、もう一歩踏み込んで、
主人公のミィ☆ナにもっと泣かせる台詞を吐かせてほしかった。
自分的には今年の最上位にくる良い物語でした。
ありがとうございます。

ネタバレBOX

狭い舞台が効果的に見せられる病室セット。
中央のベットが主人公の世界そのものに。
出られないベット。動けない身体。解らない自分。
世界と同期したベットから飛び出し、
全てを焼き捨て、彼と共に歩み始める。結構ロマンチックなのかもしれない。
一つ残念だったのは、お芝居の冒頭、
上手の席からは丁度目の前の椅子と役者さんがブラインドして、
病室に集まった男子たちと主人公のやり取りが視えなかった事。
座席と見え方も考慮してほしいところ。
フリック

フリック

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

フリック
凄い戯曲!マキノノゾミさんの演出は、優しくて、柔らかかった。

小さな映画館で働くアルバイトの若者の平凡な日常に人類の歴史を凝縮。映画の話題で数十年を振り返り、果ては聖書まで。軽いおしゃべりから人類の悲しみ、喜びがポロポロとこぼれ出す。彼らも私も映画(人生、世界)の主人公だった。

約3時間、休憩込み。

ネタバレBOX

楽しい話(映画のこと)をしている時だけ、人間は友達だし、幸せになれる。安易なハッピーエンドにならなくて本当に良かった。
ゲシュタルト家の崩壊

ゲシュタルト家の崩壊

めがね堂

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

これは面白い!!
“ゲシュタルト崩壊”ですか~、フムフムなるほどね。
というわけにはいかないでしょうが、面白い作品です!

どこが面白いのかって言われても、「観てください」としか言えません。
万人に受けるかはわかりませんが・・・。

観ている「私」が“ゲシュタルト崩壊”しました(笑)。。。

ディギング・あ・ホール

ディギング・あ・ホール

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2016/10/08 (土) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★

好物な...
物語のシチュエーションは奇抜(妙)であるが、そこに居(入)るのは普通の人々。もっとも説明文では、変人のような紹介...自称ツキのない男、身寄りのない偏屈ババア、 無責任な介護士と 俺様何様な男らが登場することになっているが、それは人が持っている性格を登場人物一人ひとりに役割として担わせるようなもの。
自分では、冒頭シーンが意味深で、これから展開していくストーリーは、現在進行なのか、過去回想なのか判然としなくなった。
しかし、穴の中という土・埃(ほこり)、不衛生という状況・環境にも関わらず、その光景には清々しさを感じた。その不思議空間に集まっている人たちの騒々しくも切なく哀しい物語。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

舞台セットは、穴を支える柱・板、コンクリート破片のようなものが乱雑に組み合わされている。
上手は少し広い空間...掘る進行方向のようである。下手にベットが置かれている。
この穴には、銀行強盗(地下金庫を目指)を企む男たちと、閉鎖された老人ホームに入居していた老女が、行き先がなく住みかにしている。この2グループの人たちと、その人たちに関わる人(老人ホームの介護職員など)との交流を通して、小市民の人生を浮き彫りにする。
    
地下金庫(ゴール)まであと10メートル...もう少しで目的達成できるにも関わらず、もたつく男たち。人生もあと少し、小さな幸福を掴みかけているが手に出来ない。そのもどかしい気持を穴掘りに準(なぞら)えた比喩として描く。

物語は、主人公・熊坂長次(ごとうたくやサン)の一人称語りのようだ。登場人物の紹介は、約束事のように冒頭シーン...全員が横たわっているが、亡くなっているような気にもさせる。終盤には爆発・崩落という設定であり、そのループするような展開を想起させる。

芝居では、この穴を寝ぐらにしている偏屈婆さん...梅田タエ子(浅井唯香サン)のお茶目、愛らしく、それでいて切なく哀しい演技が心に響く。実年齢よりはるかに上の年代を演じているが、メイクで老け役にしている。外見の違和感を超越した滋味ある老女の言葉...自分の実娘との確執、それを例にしながら「家族を持つことは山を登るようなもので、簡単には登れない。」、何か事を成し遂げようとすることにも通じる。
教訓のように聞こえる台詞だが、婆ちゃんが言うと...実に魅力的に聞こえる。
役者陣の演技力は確かであり、バランスも良かった。その中で熊坂・梅田役の二人の会話、本当に素晴らしかった。

次回公演を楽しみにしております。
本公演、下北沢上演であったが、穴掘り地図は大垣公演用のもの?                             

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