最新の観てきた!クチコミ一覧

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ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

隙が無い。見事
見事。素晴らしかった。
役者さんは上手いし、演出も洗練されていて非常に良い。
これまで割と暗めの作風が多かったと感じるが、本作は明と暗、適度なバランスが保たれていて観ていて心地よい。テンポの緩急など非の打ち所がなく、2時間という長い尺でも退屈しなかった。作・演出の杉田鮎味氏の才能に脱帽。お若いのに、何故こうも昔のことに詳しいのか不思議。
技術面でも、特に音響が優れていた。照明もシンプルな構成なのに美しく見せていた。

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

その長い時間に浸っていたい
少々長い舞台だった。しかし、その温かいぬくもりのようなものにずっと包まれていたい舞台でもあった。愛情一途な人たちばかり、なんてやさしい想いばかりなのだろう。その中で父と子は不器用に生きていた。控えめな父の心が明かされ、その想いが溢れ出す瞬間に感動、いやいや、共鳴した。ホントはね、言葉にすることは大事だけど、子供のうちに抱きしめる事はもっと大事なのだと母は思います。

棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

-
2本立てで、それぞれに人生が描かれていて、その描き具合が心にしみこんでくる。森岡光の好演技はお見事。

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

X-QUEST

シアターサンモール(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった。
あんなに楽しかった時間なのに、いつかはきっと忘れちゃう。けど、だから、見れて幸せでした。

~50とひとつの蝶結び~

~50とひとつの蝶結び~

Manhattan96

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
言葉とコミュニケーションにまつわるレビューショウ。短編の中にも繋がりのあるものもあり,楽しく観劇できました。劇場も良かったですね。このレビューには絵空箱のような劇場が合っていると思います。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

中野スタジオあくとれ(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

文句なしの★五つ
前回の売春捜査官も拝見したが、断然今回の方がレベルが高かった。最初、稲村さんの声が曇っていて調子が悪いのかなと心配したが、どんどん調子が上がってきて絶好調となった。まさに狂気の女木村伝兵衛を見せて頂いた。熱海は毎年10回以上見ているので個人的には★五つをつけることは稀有なのだが、今回だけはつけざるを得なかった。
本作はいろんな劇団が演じているが、時間の関係もあるのだろうが、話の辻褄が合わないことが多々ある。しかし流石に春田さんだけあって、全て辻褄があうようにストーリーが出来上がっていた。
以下ネタバレ

ネタバレBOX

最後に警視総監役の役者が登場。このようなバージョンは見たことがなかったので、たまたま外で出会ったその役者さんに確認したところ、今回はビデオが入っているので特別にその役を春田さんが作ったとのことであった。どうもあのシーンを見ることが出来た人はラッキーだったらしい。通常は、伝兵衛が一人で電話をしているシーンで終わるのだが、警視総監を登場させたことで木村の女としての弱さを垣間見せることに成功していたと感じた。実に面白い演出であった。
JAM vol.6『正しいヒーローの作り方』

JAM vol.6『正しいヒーローの作り方』

ThreeQuarter

遊空間がざびぃ(東京都)

2016/10/09 (日) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

『チェンジ・マイ・ライフ!!』
“劇団ThreeQuarter”は、初めて観させていただきましたが、一所懸命さが伝わってくる舞台でした。

それぞれのエピソードの描き方が淡白で求心力が弱い感じを受けました。
また、エンディングも一捻りが欲しかったかな~。

何れにしても、楽しめました。次回公演が楽しみです。。。

パラサイトパラダイス

パラサイトパラダイス

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/23 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

ワンツーワークス前回公演
 初演は十数年前。

ネタバレBOX


だが、今作ちっとも古くなっていない。それどころか、普遍性を感じさせるのだ。それは登場人物個々の遭遇すべき現実が、個々人にとって最も痛い所で現実に演じられるからであろう。どういうことかというと、例えばいきなり夫と妻の科白が入れ替わる。夫は妻の科白を、妻は夫の科白を喋るという演出が為されるのだ。これこそ、想像力の用い方そのものである。何故なら想像するという行為は、相手の立場に立つことだからである。このような演出は、無論観客の度肝を抜く。その上で納得させるのである。
 今作で描かれる家族の形は、日本の伝統的なそれとは全く異なる。いわば、一つ屋根の下に住みながら、家族のメンバー個々人が能う限り自由を実践しているのであるから。娘(菜摘)は、彼氏(明良)を自室に連れてきて同棲している。息子(春人)は勝手に大学を止めて、パソコンで何かをやっているが引き籠り状態。家族会議があっても携帯電話で参加するほどだ。妻(和絵)は妻でなんやかんやの不平を梃に自己の取り分を拡張してゆく。夫(耕平)は調整型だが、楽しみは帰宅後、社畜から解放されて飲むビールとガンダムのプラモ制作。隣の住人(佐渡)が年中出入りしているのだが、サプライお宅である。おまけに母(=妻)の母という言い方を強制する祖母(さち)、はアキレス腱を切って不自由という理由で強引に狭い一家に転がり込んでくる。更に、耕平の父(孝典)は壁と対話する孤独に耐えかね、持ち家を売却後、矢張り転がり込んできた。既に家族会議で決まっていたことも状況の変化に応じて変えなければならない現実の前で、それぞれの思惑、利害が交錯して人倫と自由、既得権などの権利を巡る議論が展開される中で、上で述べたような互いの科白の入れ替え、立ち場の逆転などの演出が加えられるので、決してセンチにならず、緊張感を持続した舞台展開が可能となっている。
シナリオ自体非常に優れたものだが、演出、演技、舞台美術の特異な形態、照明や音響の効果が相俟って普遍性を持ちつつ衝撃的な作品になっている。
レイン

レイン

よしもと×アカルスタジオ オフ・オフ・ブロードウェイ

アカルスタジオ(大阪府)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

弁舌と歌、世界を救えるのは?演説シーン良かった。
(口を開くと正論で他人を傷つけてしまう)無口な少女は、世界平和を唱えた時、その弁舌により世界は魅了され、
同じく世界平和を自らの歌で訴えようとする少女の歌は、皆に届かなかった。

彼女らの想いとは裏腹に、弾道弾が放たれた時、歌姫の歌で世界は救われるのか?

とってもユニークなお話で、演説シーンは聞き入ってしまいました。
役者さんもユニーク、楽しかった。
主演の野村さん、「この前まで客席で観てる側」だったとの事、びっくりです。

jpgとQT

jpgとQT

GRahAMBox

シアター711(東京都)

2016/10/04 (火) ~ 2016/10/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

新しい!!
今回は、映像をメインにした公演でした。
オープンニングから手が込んでいて、見入ってしまいました。
本編も映像とコントが混ざっており、今までにあまり見たことのない作品ばかりで、あっという間の70分でした。

色々考えながら作られていて、とても面白いと思います。
次回も期待してます。

海に騎りゆく人びと

海に騎りゆく人びと

ホロロッカ

新宿眼科画廊(東京都)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1947(16-237)、1948(16-238)
10/2(日)14:00の回(晴)13:36受付、開場 14:00開演~14:58終演。
10/4(火)20:00の回(曇)19:32受付、開場 20:01開演~21:01終演。

ホロロッカ4公演目(「へそにたまるのは呪い~(2015/5)」から続けて観ています)で、初めて原作(J.M.シング)のある公演でした。

もちろん「シング」という作家について知るところはなく、予習なしで観に来ました。

手前が客席、水が滴る音が聴こえてきます。実際に水を使った演出で、舞台奥には小さな家のようなもの...(本物の)流木、手前にテーブルと椅子、水があるのに乾ききったような印象。

かなり照度を落としたうえに衣装が黒い(喪服)のでなおさら闇に半分溶けたような演出。抑揚の薄い会話に侘しさが募る。

ダンサーの勅使川原さんの作品も明と暗との境を曖昧にし(闇のほうが圧倒的に強い)亡霊のような存在にみえるものが多く、なかにはほとんど無音のものも。

役者の前にいる眼窩だけの頭蓋骨のような存在とそれを支えている喪服の女。曖昧さを埋めようと意識が回転しようとするが、なぜかするりと抜けてしまう輪郭を喪った時空。

観劇後、図書館で原作を借りました。「シング選集(戯曲編) 海に騎りゆく者たち ほか」恒文社刊。遠い、凍てつく異国の風景をイメージするのは難しいのですが、少しずつ読んでいるところです。

7月に「この村に泥棒はいない(ガルシア・マルケス)」:GalleryNIW、演出:守山真利恵さん。出演:鎌田紗矢香さん、むらさきしゅうさんを観ました。気候も風土も違うのにそこにいるのは滅びへの道を歩まざるを得ない人々ではなかったか。

「ロータスフラワー」ご来場ありがとうございました!

「ロータスフラワー」ご来場ありがとうございました!

The Stone Age

TORII HALL(大阪府)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった
思っていたのと違ってあっさりとした内容、だけどその分、現実的でより感じさせられ、考えさせられた。
役者さん全員うまかった。子役さんも自然で上手な演技やったな。前説の人面白くて、そのまま芝居に入ってほしかった。
じゃりんこチエの登場人物名とか、チラシも結構良い感じだった

スナフキンの手紙

スナフキンの手紙

劇団まっコイ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/10/09 (日) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

第三舞台
初観劇の劇団。ストーリーとか、急に刺さってくるセリフとか面白かった。原作に忠実すぎるかとも思いましたが(着ぐるみのところは特に、長野さんでないと成り立たないというか…)、脚本借りる時ってあまり変えたら駄目なのかな。
後藤田さんとマネージャーさんを演じた役者さんが良かった。
が、一番興味を持ったのは、主催(演出)の方。あまり人前でるのが得意ではないのかなと見えたけど、もしそうだとしたら、かなり努力してはるのかなと。一番興味を持った

Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

キラキラだけではなかった!!
好きな俳優さん(イケメン☆彡)が複数出演しているので、観ているだけでも楽しいはず!!と思って2公演予約!!間違いなかったです♡

役者さんの技量の高さ、アクション、スピード感、ガチの筋トレ、コメディの要素も盛りだくさんで、100分という時間があっという間。

ラストに向けてストーリーが急展開してくるのですが。。。

ネタバレBOX

いわゆる「いじめ」によって、障害が残るほどの怪我を負ってしまった【いじめられっ子】と浅はかな気持ちと考えで、暴力をふるい、相手に重傷を負わせた【いじめっ子】の心の叫び。

どんな理由があろうとも、いじめた方が100%悪い。
でも中学1年、13歳の子供が浅はかな考えでやってしまったこと。すごく反省して、自分の才能さえ押し潰して、苦しんでる姿を赤木雀空くんが見事に演じていて「罪を憎んで人を憎まず」って言葉が脳裏をよぎりました。

奥深い脚本だと思って、涙が出てきました。
できればあと2回くらい追加したかったです!!!
~50とひとつの蝶結び~

~50とひとつの蝶結び~

Manhattan96

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

今回テーマは言葉...
観ながら、未知の世界への扉が開くような...いや色とりどりの千代紙で丁寧に包まれた小箱を一つずつ開けるような楽しみが感じられた。

上演時間1時間50分程の中に11本...物語、ダンス、手品という趣向の異なる演技が収められ、それぞれが完結しながら、ひとつの公演を成し綴っていく。しかし、ただの連作ではなく、あるメッセージが籠められているような。

少し気になることが...。

ネタバレBOX

11作は次のとおり。
①Scene1:Opening「ム、と、シ」 ②Scene2:Act「サイトウさんとサイトウさん」③Scene3:Dance「赤ずきんとその後」 ④Scene4:Tap1「14歳の娘と私」 ⑤Scene5:Act「問題と答え」 ⑥Scene6:Act「セミとキリギリス」 ⑦Scene7:Dance「記録と記憶」 ⑧Scene8:Tap2 「15歳の娘と私」 ⑨Scene9:Show 「カミとタブレット」 ⑩Scene10:Act 「ロミオとジュリエット ⑪Scene11:Ending「50とひとつ」

小作品は、白・黒、是・非を明確に線引きするようなものに感じられた。例えば、 「カミとタブレット」などは、それぞれを紙(アナログ)とタブレット(デジタル)の王国に見立て、相手を滅ぼすような描き方のようである。表層的な見方かもしれないが、それぞれの利用価値、用途は並び立つだろう。
「サイトウさんとサイトウさん」では、姉妹の確執が描かれているが、こういう人間でなければ、というステレオタイプ型人間を押し付けてくるようだ。もっとも、ラストは擬人化した蝶によってホッとするが...。

一方「問題と答え」は、夫婦がお互い謎なぞを出し合う、そんな他愛のない穏やかな会話。それは曖昧模糊とした雰囲気が漂い、対立するような光景は見られない。

物語またはダンス毎の演技はレベルが高く観応え十分であるが、公演全体(一貫性)を通じて伝えるべきもの、訴えるものは何か。当日パンフ、脚本・演出の今井夢子 女史は今回テーマについて「言葉」と書いている。Manhattanでは、「現代のレビューショウ」をコンセプトに掲げており、先に記したように夫々の内容は素晴らしい。もちろん 「カミとタブレット」などに観られる棘もあればポップで残酷な面も垣間見えた。

それだけに、もう少しテーマ「言葉」の心象が感じられればと思う。ちなみに、タップダンスは「14歳の娘と私」「15歳の娘と私」に年齢を経て上達した描きがあったのだろうか。細かい点であるが、(蝶)結びつきが気になるところ。ラスト、壁面を囲った布?を取ると...余韻があるのは、チラシの柔らかい雰囲気と相まって好きである。

次回公演を楽しみにしております。
奇テ烈な彼女

奇テ烈な彼女

奇テ烈と彼女

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★

奇テ烈彼女のようでもなかったけど...面白い!
本公演、常識をはずれた人物や異なる風景、異なる趣向の物語ではなく、女子会でのちょっと変った出来事を話している、そんな日常会話をそっと聞いている気分であった。

オムニバス8本、その物語は繋がっているようで独立した短編。しかし、説明にある「奇妙な女の子達は、臆せず真っ暗闇に飛び込んで、中から灯りを灯してくれます」と。人(女の子)という不思議ちゃん、話の中には、心の闇を苗床に見立てるようなものもあるが、一方それに敢然と立ち向かう可愛らしい姿も見ることが出来る。

旗揚げ公演ということであるが、次回公演も楽しそうだ、と思わせるものであった。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

当日パンフ、代表・脚本の小山耕太郎氏によれば、奇テ烈と彼女は「可愛く面白く」をテーマに立ち上げられたガールズコントユニットである。その目標とするような気持が、”何だかよくわからないものに飛び込む不安と、飛び込むワクワクだ”そうである。その思いは、「とぼけた」「誤解・勘違い」「羨望・嫉妬」などを可愛らしく描いているが、底流には人の本質的な感情が見え隠れするコント。単に、可愛く面白い、という表層ばかり観ていると足元をすくわれかねない、そんな淵に立たされそうである。

8短編のタイトル
①「断捨離イン・ザ・ダーク」 ②「ミケランジェロ・ロス」 ③ 「埋没少女」 ④「リメンバー・メンバー」 ⑤ 「目撃談」 ⑥ 「逆に」 ⑦ 「さるかに私たち合戦」 ⑧ 「放課後の教室で、13日の金曜日は」

各々の話に登場する人物は、現代の数寄者かもしれない。押し売りもどきの断捨離女、穴埋め女、13日の金曜日・ジェイソン仮面女など、尋常一筋縄ではくくりきれない謎の女・女・女...実に姦しい。

それでも頭でこねくり回し、ある種の寓話のような物語をイメージさせる。コント...その笑いを得るのは大変なことであろうが、彼女たちは表面の笑顔とは裏腹に苦渋の思いで紡ぎ出している、と想像するだけで楽しい(加虐的かな)。コントという一瞬の切断面に凝縮されるシビアな世界をこれからも堪能させてほしい。

次回公演を楽しみにしております。
Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

眠気が飛んだ!
“一番は体力勝負!?そんな気配がする舞台。各々のスポーツ技術がどんな風に活かされるのか?これが見ものですね!”と「観たい」に書いた。それでも芝居に関しては実はあんまり期待してなかったのだけど・・・予想以上の迫力とネタ作りの上手さに眠気も吹き飛んだ!(前日睡眠3時間半)実際、体力勝負!スポーツ技術がフルに活かされ、その上でぐっとくる男たちの思いもあった。ホント、ムチャクチャ面白かったです!個人的には「尾崎ネタ」と「校則復唱ネタ」好きです!

Unbreakable -アンブレイカブル- 最終章

Unbreakable -アンブレイカブル- 最終章

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

最終章
お気に入りの劇団さん、とうとうこのシリーズも最終章。はなださとし氏の脚本・演出が今回は特に良かった開演前に“アンブレイカブル座談会”出演者総出でこの作品について語る。この作品ならではの用語が多い、もちろん細かな説明は観客に配られているが、話し言葉での説明があると観る前に整理がついて、話に入りやすい。なかなか上手い演出!そして(いきなりですが)ラストの演出もその余韻を感じさせる。さて、今回印象に残るのは有馬ルカ役の真僖祐梨ちゃん。実に繊細なイイ芝居をしてくれた。もちろんレギュラーメンバーは安心してみていられる実力派、その中に入って光って見えるくらい
存在感がある。またシェムハザイの真美子さん、美しくて残酷で強弱のある芝居をしっかりこなしていた。こちらもかなりイイ感じに役には待っていたと思う。最終章になって、ようやく答えが出た。簡単に言えば言ってしまえるが、その答えの中にある恐怖や孤独を抱えている人はおそらく、まだ大勢いるだろう。忘れてはいけないことの上にこの物語があったこと。改めて感じさせられた。最後の最後まで疑問を持ちかける展開も見応えあった!終わってしまった何か寂しい気がする。次回作、心待ちにしております。





マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

夢とロマンと大爆笑、でも学術的です
とっても愉快なドタバタコメディでした。

ネタバレBOX

去年英国で火星から数百年前に火星からエジプトに来た隕石にオパールを発見しました。オパールは水分を含んだ石として知られています(あの玉虫色の輝きはその水分の影響です)。劇中にその会話があり、昔から言われた火星人の可能性を伺わせる“夢とロマン”を感じました。タイトルのマルカジットとマーカサイトは黄鉄鉱、白鉄鉱と言われる同じ化学組成の石であります。マーカサイトは「自分に革命を起こす」という言葉があるそうですが、本作の中心に据えられた意味合いを強く感じました。無性欲者たちがその効用により自己変革を起こし痴情に走りまくります。しかし元が“鉄”なだけにロケット内の酸素により酸化し、効果が薄れていき・・・というストーリーです。一見ドタバタコメディと思えますが、実は鉱物に関する知識とそこから生み出される豊かな発想がなければ成立しない作品です。
~50とひとつの蝶結び~

~50とひとつの蝶結び~

Manhattan96

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
バラエティに富んだレビューショウ。短い演目がテンポよく進行するので飽きませんね。芝居に唄に踊りにタップといろいろありましたが、結構ビターな芝居が一番よかったかな。

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