
欲望という名の電車
吉住モータース
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2026/03/12 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
篠井英介氏がブランチ・デュボアを演じるのは19年ぶりだそうだが、これが最後かもしれない。さすがの存在感で、このタイミングでこの人の円熟した高い完成度の演技を観ることができたのは幸せである。スタンリーやステラなど他の俳優たちも、篠井氏のブランチを引き立てるような、抑制されたしっかりした演技でまとまっていて、見事なアンサンブルである。舞台をコの字型に囲む客席配置で、自分は舞台サイドの席で観たのだが、柱が演技者と重なって邪魔になることが何度もあって気になった。それ以外は、篠井氏の演技を間近で観ることができて満足度が高い。

『はだあしの素描』
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2026/03/07 (土) ~ 2026/03/09 (月)公演終了

そこそこさむい街
劇団てあとろ50’
早稲田大学学生会館B203(東京都)
2026/03/06 (金) ~ 2026/03/07 (土)公演終了

事故か、事件か、同窓会か
メトロンズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2026/03/11 (水) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

シモキタ・ザ・ワールド
劇団森
早稲田大学学生会館(東京都)
2026/02/20 (金) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

殺人リレー 実験劇場令和七年度版
明治大学実験劇場
明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)
2026/03/12 (木) ~ 2026/03/14 (土)公演終了

ガラパゴス
キルハトッテ
水性(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
水性を初訪問。少し前に同じ新井薬師のウエストエンド・スタジオへ向かう途中、外から丸見えのガラス張りのスペースがあるな、と。何か集会だかイベントをやっていて、つい覗いちゃう妙な空間だな、と。思っていたそこだった。
夕刻、全面ガラス張りの三分の一(客席側)だけシャッターを下ろせば、幾分落ち着き、観劇態勢となる。
ステージをしっかり確保すると置ける客席は20名程。SCOOLよりやや広い。下手側(道路側)にベッド、上手側の壁のラインの手前に、カウンター風の1.5m幅の設置物、両側から裏が通れる。その舞台奥側から上手袖の奥へと通路が伸び、出ハケはそこから。ベッドと上手壁の間、つまりステージの上手半分が広く空いていて奥にハンガーラックがあるのみ。空間使いの塩梅が中々良い。
前に下北沢楽園で時空を飛ぶ恋愛ストーリーを観た者としては、台詞劇としてのこの程よさ具合、洗練度(無駄を削いだ感)は何だろうと。無対称と具象のバランスも良く、ベッドが車にもなる自由度の高い場面運び。
爬虫類化する不条理現象から始まる飛んだストーリーは、幽霊が三角布を付けて登場する以外は一応リアルの範疇(その幽霊も恋人=主人公にのみ見え、展開に大きく噛まない程よい居方)。
巻き込まれ型の不条理劇的展開だが所々、患者である主人公が徒手空拳でも主張を通そうとする。選択権を行使しようとする彼女を配慮の仮面をつけた強制がのしかかり、平穏と不穏が波状で寄せる。
台詞はリアルを帯び、取り巻く人物の造形もリアルベースであるのが好もしかった。
不条理劇(とりわけ別役作品)がどう演劇的リアルを成立させるのかに非常に興味を持ったことがあるが(今もあるが)、この劇も会場と相まってあるトーンがキープされ、無理なく成立している事(受けを担う主人公が要であったか)を、噛み締めていた。
リアルの裏打ちが終幕を胸に落ちるものにできている。。

ガラパゴス
キルハトッテ
水性(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「ヒリヒリする笑いで身体の尊さを問う」
性や身体を自身で決める権利「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(SRHR)」について扱うという惹句に身構えつつ観はじめたが、次第に肩の力が抜けていく終始笑いの絶えない上演となった。

OUT IN CEREMONY
人畜無蓋
APOCシアター(東京都)
2026/03/13 (金) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
入学から卒業までの
高校生コント集時系列順に
という作りでありました
出来の上下が また趣ともいえる作品集
100分の作品

ガラパゴス
キルハトッテ
水性(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了

揺れる
東京演劇アンサンブル
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
まずは会場の作りが面白いです、役者全員が、観客に向き合っています。このような感じの舞台は初めてでしたので、新鮮でした!衣装や役者の年代も幅が広くて、見ていて飽きません。一番のテーマである戦争によって、殺した兵士と殺された母親の心情が凄く伝わりました。演劇ならではで、とても良かったです。ただ、主役以外の登場人物の関係性を理解するのが難しく、予備知識がないと話についていけないところもありました。

演劇の台本を上演するワンダーダンス 原作:安藤奎「それどころじゃない」
Von・noズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2026/03/06 (金) ~ 2026/03/08 (日)公演終了
実演鑑賞
この日は朝から外出して立て続けの観劇。明らかにコンディションの問題で本舞台も中盤を見逃した。芸劇イーストの平面舞台に可動式の長テーブルと事務用イス二台。冒頭は静止からの舞踏的スローな動き出し。その象徴する所は不明。安藤奎のテキストを「踊る」趣向という事でこれを手掛かりに観始めてしまっている。例えば勅使川原三郎による文学作品を題にした舞踊作品は音と照明の演出に依拠した作りであるが、戯曲テキストありき、と敢えて銘打つとなるとそれとも少し異なるだろう・・(テキストそのものを織り込んだ物になるだろう、というのも通常の舞踊なら特定の「戯曲」を指定する意味はあまり無くなるので)と踏んでいた。が、戯曲の片鱗を掴む段に至るまで待てず、緩慢な動きを見るうちに寝落ちした。
と、気付いた時は台詞の発語が展開しており、結構なテンションに上がっている事から、物語の終盤である事が知れた。アチャー、肝心な所を見逃した、と悔いる。通常の芝居であれば台詞を言ってくれるから終盤であっても戯曲の一部分は把握できるが、動きの中で言葉がリフレインしたり役者の演技のような明快な発語でなかったりで「お話」自体が分からない。(全編観たら分かったのかどうかは、分からないが。)
安藤奎作品の多くが「事務所」を舞台にしており、今作の道具立てからしてその例に漏れずのようであり、終盤に向けて破滅的展開となる様相はこの舞台にも見られた。が、それのみで終った。なお終盤の二人の踊りは切れもよくユニークな動きで「やはり舞踊家であるな」と認識できた。が、そこまでであった。
今回の「テキストを踊る」試みは第一弾。ぜひとも第二弾、第三弾と継続し、このユニットのオリジナルを発掘してほしい。

くにお君と行く!伊藤企画 都内ぶらり旅
青年団若手自主企画 伊藤企画
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2026/02/14 (土) ~ 2026/02/15 (日)公演終了
実演鑑賞
岸田國士(くにお君)の戯曲とチェーホフ(チェーさん)の短編小説を原作として、劇作家・演出家の劇作家・演出家 伊藤毅が、現代日本の生活実感に即して翻案・演出した短編を組みあわせながら都内三箇所の劇場を三週間にわたってツアー公演。2.14-15が高円寺K'sスタジオ、2.20-21がアトリエ春風舎を拝見しました。2.28-3.1がギャラリーがらん西荻。95分。 翻案戯曲を事前に公開しています。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/03/post-12e364.html

ふれる、文豪
水中散歩
ホワイエ江古田(東京都)
2026/03/12 (木) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
どれも未読の作品でワクワクしながら聞き入っていました。演者さんの聞きやすい声とちょといいスピードなのがとても良かったです。3話とも最後はどれも悲しいものでしたが、わずかな光が見えたのが救いかな。特に「トカトントン」は世にも奇妙な物語にもなりそうな不条理で奇妙な話でした。

『リアの道化たち』
エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2026/03/13 (金) ~ 2026/03/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
トレモロと甲乙つけがたい作品
リアの心境の変化が、仕事ばかりしてきた僕には… 年齢を重ねると分かるのかも
今の時代にもマッチしておりタイムリー 皆に観て欲しい作品
甲乙は観劇環境 隣のオッサンが途中でゲップしたり(複数回 ソレも表現出来無い匂い…)、足や肘が椅子をはみ出したりと、観劇に支障が…
良作だけに残念…

ツバメ喫茶店にはイタコがいる
ねこの舌企画
扇町ミュージアムキューブ・CUBE03(大阪府)
2026/03/13 (金) ~ 2026/03/15 (日)公演終了

コリオレーナス
早坂彩 トレモロ
ロームシアター京都ノースホール(京都府)
2026/03/13 (金) ~ 2026/03/15 (日)公演終了

はじまりの駅
甲南女子大学演劇部 劇団Ortensia
扇町ミュージアムキューブ・CUBE02(大阪府)
2026/03/14 (土) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
70分の短めの作品も、JDにはちょっと重たい内容
姉妹(男運の悪い)の分岐点の話
はじまりの駅という題目にも納得
学生演劇としてはハイレベルでした!

揺れる
東京演劇アンサンブル
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
非常にユニークな舞台ですね。現実とファンタジーが混在し、サイケやパンクにも通じる混沌とした世界観。圧倒されました。

ガラパゴス
キルハトッテ
水性(東京都)
2026/03/10 (火) ~ 2026/03/15 (日)公演終了