最新の観てきた!クチコミ一覧

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せかいをみてくる

せかいをみてくる

アンティークス

小劇場 楽園(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「これから」観劇しました。
夢の中にいるような不思議なストーリーで、混乱しつつも、気付くと食い入るように観てました。
役者さん達の演技や表情が素敵で、謎が明かされる過程のお母さんの笑顔には涙腺が緩みました。
楽しくて切なくて、温かい気持ちになる、良い舞台でした。

塔の上の

塔の上の

くによし組

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2026/06/18 (木) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/18 (木) 19:30

価格4,000円

おすすめ

23区擬人化演劇

23区擬人化演劇

B子

イズモギャラリー(東京都)

2026/06/15 (月) ~ 2026/06/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/06/15 (月) 12:00

価格1,000円

劇場版ごみ捨て

劇場版ごみ捨て

B子

イズモギャラリー(東京都)

2026/05/10 (日) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

おもろ

せかいをみてくる

せかいをみてくる

アンティークス

小劇場 楽園(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!すばらしかったです。まず、ピアノの演奏いいですね。音量もちょうどよくCD音源と間違えるほどでした。さて、舞台内容ですが、星新一のショートショートを観ているような感じでした。喫茶店のシーンもタクシーのシーンもすごくよかったです。多重人格のシーンは最後の最後で「そうきたか!」と思わずニヤけてしまいました。あと、タイムリープの話しも「うわっ…この手があったか…」でした。タイムリープものは基本不自然さがつきものですが今回のものはすっと入っていけました。何もかもよかったです^^

『私立シバイベ女学園』私達のインフラ編

『私立シバイベ女学園』私達のインフラ編

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場MOMO(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

演劇?かな?

ひそかに反骨っぽいメッセージがあります。

ネタバレBOX

インボイス制度に関する考察には、単なる社会的メッセージを超えた作者の個人的な主張が見える気がしました。
私もインボイス反対!絶対反対!
塔の上の

塔の上の

くによし組

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2026/06/18 (木) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

不思議な出来事が続く独特の世界観。序盤に感じた違和感の謎が少しずつ明かされていく展開が見事で、気づけば登場人物たちの心情に引き込まれていました。キャストの皆さんも独特の世界観を見事に表現されていて、シュールな会話も心地よく楽しめました。少し奇妙で、とても切ない物語。
あらすじからは、ラプンツェルのような話も想像していたので、良い意味で裏切られました(笑)。

せかいをみてくる

せかいをみてくる

アンティークス

小劇場 楽園(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「これから」観劇。
今どんな世界の物語を観させられているのか、その不思議感覚が公演の魅力。どんどん惹き込まれ、最後まで興味が尽きない。2015年杉並演劇祭大賞受賞作、11年ぶりに蘇るアンティークス幻の代表作は見応えがあった。少しネタバレするが、「ただいま」「おかえりなさい」「元気だった」 という何気ない言葉が物語のカギを握る。意識した記憶と或るモノによって覚醒させられた無意識が交差した時、主人公 しのぶ と母 ゆみこ の想いが溢れ出る。

表層的には SFで夢落ちのような印象だが、それとは別に人のいろいろな感情が押し寄せるといった現実の重み。当日パンフにテーマは「旅」とあり、人生を「意識=魂」の旅と仮説したとある。現在(2015年)と過去、その時の繋がり交わりこそが人と人の絆、それが優しくも悲しい、そして残酷だ。
(上演時間1時間35分)【チーム海】㊟ネタバレ

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に木製のテーブルと箱馬、入り口の対角線上(角隅)に飾り棚とピアノ。上演前は衣類が散らばっている。飾り棚の上にミニサボテン。

しのぶは就職活動をしているが、うまくいかない。母は そんな娘を明るく元気に励ます。「ただいま」「おかえりなさい」の繰り返し、しのぶ はサボテンに向かって元気だった?と話しかける。とにかく生き生きと活動し 愚痴と慰みが微笑ましい。母と娘2人の家に父と妹と名乗る親子が入り込む。ケケケケという言葉しか発しない奇妙な者、闖入者のように思えたが、母は自然と受け入れる。しのぶは混乱するが、いつの間にか不思議な力に魅入らされている。しのぶの親友 くるみとの交流、父母妹との家族旅行といった穏やかな暮らしを点描する。

お父さんや妹さっちゃんの不思議な力、いつの間にか母が18歳の時代へタイムスリップ。しのぶは 自分が生まれる前の世界を俯瞰している。母から 父は事故死と教えられていたが 実は違う。父と思しき人 学(マナブ)と母は結婚するはずだったが…。ゆみこは眠り病という難病に罹っていることが判明し、一芝居打って自ら別れた。堕胎するつもりだったが、結局は産んで育て始めた(しかも記録用の映像まで撮影)。

ゆみこは記憶障害に陥りながらも、しのぶが18歳になるまで一緒に暮らした。実は しのぶも3年間眠り続けた。眠り病は遺伝し、その間にゆみこは目覚め、しのぶに「おかえりなさい」と話しかけていた。一方、今しのぶは目覚め ゆみこに向かって「ただいま」と。無意識下(眠り)にいる母または娘に向かって交差する想い=記憶の混濁、母と娘の無意識の交信のようなもの。居るのが当たり前と思っている人、その日常がどれほど大切で愛しいことかを痛感する。人の滋味をしっかり味わわせてくれる秀作。

或るモノ=父と妹は、地球人ではなく遠い星からやってきた異星人のよう。自星に戻ることもできず、眠り病⇨記憶障害の(忘れっぽくなった)母=ゆみこの意識下に潜り込み、タイムスリップさせることで、2人の想いを繋ぐ。ピアノの生演奏、照明の絶妙な諧調が情景を支え、心情を印象的に表す。それが魂と魂の共鳴にピッタリな演出になっており見事。
次回公演も楽しみにしております。
この上のない下水筒

この上のない下水筒

コトリ会議

アトリエ春風舎(東京都)

2026/06/12 (金) ~ 2026/06/17 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/16 (火) 19:30

初コトリ会議。なんなんだろう…。だから演劇って面白い!と再確認できた作品でした。たくさん想像した、できた。また観てみたいなぁ

西郷と大久保

西郷と大久保

株式会社フリーハンド

あうるすぽっと(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台『西郷と大久保〜永遠の誓い〜』初日公演、本当に素晴らしい内容でした!観終わった今も興奮が冷めず、鳴り止まない拍手がその感動を物語っていました。
​歴史の教科書だけでは分からない、西郷隆盛と大久保利通の切なくも固い「永遠の関係」が丁寧に描かれていて、お互いを想うからこその葛藤に胸が締め付けられました。
特に田村幸士さんが演じる西郷隆盛は、これまでのイメージを覆すほど新鮮で、優しさと強い信念をまとった新たな人物像として深く心に刺さりました。
​新しい時代を創り、駆け抜けた男たちの熱いドラマをこの劇場で体現してくださったキャスト・スタッフの皆様に、心からの拍手と感謝を贈りたいです。最高の初日をありがとうございました!皆さん是非お見逃しなく!!

舞台 つむぱぱ

舞台 つむぱぱ

劇団TEAM-ODAC

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/06/17 (水) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

結構長丁場で盛沢山のちょいとファンタジーな家族ドラマ。笑いも多いけど、シリアスな場面は考えさせられますね。伏線回収しきれるのかと心配でしたが、どうにかなってホッと。亡くなった人の思い残しってヤツには弱いです。

班女/弱法師

班女/弱法師

若林瑞季プロデュース公演

サブテレニアン(東京都)

2026/06/11 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/06/13 (土) 18:00

価格4,000円

昨年夏に「藪の中」を観劇しました。
近代文学の作品に依拠しながらも、
それを現代風にアレンジした脚本が素晴らしかったです。
それゆえ、今回もチラシを拝見して、ぜひ見たいと思いました。

「班女」過去に身を焦がした男性を、いつ来るとも分からずに駅で待ち続ける狂女。
「弱法師」盲目の若い男性の親権をめぐって争う、生みの親と育ての親。
今回の作品でも、そのアレンジのすばらしさが遺憾なく発揮されていたと思います。

三島由紀夫は、大好きな作家です。
彼の作品の言葉の美しさに魅せられました。
日本語とは、こんなにも豊かで、こんなにも美しいのかと気付かされました。
今回の劇でも、役者さんの口にする言葉が美しいなぁと感じました。
素晴らしい劇を観せていただきました。

豪華客船タイクツニック号沈没

豪華客船タイクツニック号沈没

フライングシアター自由劇場

吉祥寺シアター(東京都)

2026/06/14 (日) ~ 2026/06/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

フライングシアター自由劇場の『タイクツニック号 沈没』を観劇。

 前作の父親殺しの話から、次はどんなのがくるのか?と手に取ったチラシは『タイタニック号』というタイトルに驚いた観客はほぼ全員だろう。「あの実話をついにやるのか?」と驚きと喜びがひとしおだが、よく見るとタイクツニックという引っ掛けらしいが、船上での話しというのは間違いない。
 そこでは探偵と泥棒の騙し合い。有名人が歌い、パーティーが始まり混沌とするが、場面は一瞬にして海に漂っているかもめの世界、奇妙な家庭の風景に成っていく。
「何?」と思いつつも、彼らが歌い出す瞬間に「これは夢物語なのだ!」と思わせてしまうのは串田和美の世界観だ。誰もが答え合わせをしてしまうのは映画、演劇、絵画、音楽に触れている瞬間にある事だが、己の自由を自ら奪ってしまう危険な行為でもあるのだ。
 何かしらの仕掛けが隠されている串田和美の芝居は、単なる夢物語には終わらせない確固たる物語が存在している。それこそがバーレスク音楽劇なのだろう。
 そしてタイタニック号という船が、最後に観客の脳内に現れてくるとことも忘れてはいけない。
だからこそ劇場にいる間は、興奮するのである。
魔族会議

魔族会議

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/04/22 (水) ~ 2026/05/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/01 (金) 14:00

魔王が退位を宣言して姿をくらましたことで次期魔王を決めるための会議を開くことにした魔族だったが……な物語。脚本/演出/演技の三位一体に衣装・メイクが「鬼に金棒」的に加わってキャラクターの個性が際立つのなんの。
そして終盤、「全員一致での結論」を主張し「話し合いましょう」というヒュウジに「12人の怒れる男」の8号を想起し、集団のリーダーに求められることとその責務の重さを語ることに感心。これ、初演時はここまで感じなかったような。
前後するが各キャラの「能力」の設定とその表現に説得力を与えた照明/音響や、玉座に気を取られて気付くのが遅れたがその後方の装置も見事。
あと、キヲテラエでは決して見ることがないであろうキャラの廉さんは貴重(笑)。

コーラスライン

コーラスライン

劇団四季

自由劇場(東京都)

2026/06/06 (土) ~ 2026/07/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/16 (火) 18:30

150分。休憩なし。

隕石

隕石

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2026/06/11 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/12 (金) 19:30

 『―隕石―あるいは、主よ人の望みの喜びよ―』は選択の物語です。
何か(それが形あるものでなければなお)を選ぶのはとても勇気のいることで、だからこそ自分とは勇気の結晶でもあって。
今を生きる私たちはいつか辿り着くどこかに向かってたくさんの選択を繰り返しながら、各駅停車の旅を続けていくのですと言うように、CoRichやチラシのあらすじを読んだだけでは、かなり抽象的で、今時なかなか無いほどに、劇の内容が全然入ってこなかったが、それがむしろ、想像の余地を生み、怖いもの見たさも相まって、劇場に観に行った。

 1960~70年代のアングラ演劇やATG映画を観に行く観客の心境も、あらすじが大して書かれていないどころか、劇場やテントの近くをたまたま通りかかって、配っているチラシやポスターに惹かれて、その場限りの体験をしたのか何て、思いを巡らせると、心が自然とワクワクドキドキした。
 実際劇を観たら、日本の過疎化が極端に突き進んでいたとある地方に、隕石が落ちて、崩壊して、人々は、VRでまるで本当に旅行に行った気分になれたり、仮想空間で友達やご近所さんと話したりと気付くと自宅からほぼ出なくて生活が成り立ってしまい、その関係で、交通機関も殆ど動かなくて良くなり、電車も各駅しか止まらない上、その各駅も毎回本数が徐々に減る関係から、毎日駅の電光掲示板を変えるのが馬鹿らしくなり、スマホで駅に設置されたQRコードを読んで時刻表を確認する形式に変わったという、日本のとある地方の終末SF不条理劇だった。

 しかし、この劇が興味深いのは、完全なディストピアでも、ユートピアでも、独裁者が支配したり、AIに管理される社会でもなく、何かハッキリとした脅威がある訳でもなく、かと言って日常系SFほのぼのコメディと言う訳でもなく、劇全体や複数出てくる登場人物たちの会話に一貫性がなく、主人公の中年の女性が、この駅を出ようとするのを全力で止めようとする理由を駅員に聞いても、曖昧で、どこか論点をずらして、答えにならない答えしか帰ってこない。

 その他の劇の場面でのお兄さんと弟、その弟の奥さんの会話で、奥さんから、「あたし、離婚しようと思うの」と言う会話に対して、弟が理由を聞いても、大した答えが帰ってこず、会話がお互い一方通行で、噛み合わないというような場面が何度となく繰り返されることからも、この劇の脚本を書いた、劇作家が非常に別役実の不条理劇の作風に多大に影響を受け、リスペクトしているのではないかと感じた。

ネタバレBOX

 劇に出てくる派手な服装で怪しすぎる空気感だが、自称財務局の布袋が、人の記憶を相続させて、その記憶を相続した人は、その人が生前体験する筈だった体験を、その人が病気や事故、自死等で体験できなくなった代わりに体験出来ると言うようなことを中年女性の榎本や奥様に強く勧めるのが出てきたりと、駅員含めて、にこやかで、時に親切にも思えるが、絶妙に不穏さを何気なく匂わせていたり、不条理さを漂わせる人物が多々登場し、露骨に分かりやすい悪人や、闇感が色濃い人物こそ登場しないが、どこから急に不条理な状況に置かれるか分からない、まさに、石の上に薄い板を置いて、その上に人が乗っかっているぐらい、グラついて不安定な場面も多く、それをほぼ、大したアクションを付けず、会話のトーンの細かな違いなどで表していて、その役者の演技力の高さに感心してしまった。

 似たような会話を延々と続けたり、相手と違う話を急に話し始めたり、そういった会話に重点を置いた、不条理で、時に皮肉も効いた笑いに、時に大いに笑えつつ、何ともなしに、時に背筋がす〜と寒く感じさせられたりといったバランスが、上手かった。

 このとある地方の町の駅に各駅しか止まらない上、本数が日々減らされているのは、少子化を抑えるため、この町に留まらせるため、また、人々があんまり家から出ない為、警察も要らなく、交番1つないと言うような世界で、細かいシステムのこととか町の外はどうなっているかとか、そんなことは考えなくて良いんです。今、幸せだったらそれで良いじゃないですか。そんな、考える必要なんてないですよと言うような駅員の言葉が、どこかナンセンスな筈なのに、どこかリアリティーも感じられ、ふと何とも言えず、怖く感じられた。

 自称財務局の布袋が、契約書の紙を実際にライターで火を付けて、燃やす場面が、その流れが、暗闇の中で燃やしているのだが、あまりにもさり気なくこなしていて、見事だと感じた。
隕石

隕石

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2026/06/11 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんとなく違和感のあるファンタジー、大いに楽しめました。先月観たウテン結構の舞台のように、長堀氏の脚本はちょっとレトロでデジャヴを感じるのがいいですね。

この上のない下水筒

この上のない下水筒

コトリ会議

アトリエ春風舎(東京都)

2026/06/12 (金) ~ 2026/06/17 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/12 (金) 19:30

コトリ会議『この上のない下水筒』
実際に拝見したのは 6月15日 CoRichのシステムではスケジュールには複数回の記載ができず、1回のみしか掲載できないので、初回拝見した初日ではなく3回目を拝見した感想を書き込ませてもらいます。

3回目でしたが、まだ気付きが結構あって驚いた。それも根幹に関わる部分で。集中して見ているのだけど、濃密で錯綜していて探り切れないことも大きい。
そしてアフタートークの文学座 演出家の稲葉賀恵さんの話に超納得。能を思い浮かべたとおっしゃっておられたのですが、能楽は思い浮かんでなかった。確かに橋掛かりは下手と上手の違いはあるけど、舞台美術がアパートの部屋で、その出入口が橋掛かり的なのでした。なる程、言われてみればそうだ。コトリ会議としては意図はしておられなかったのじゃあないかと思うけど、この話は、幽玄、死と生の境い目が描かれていて、正にそうだなと納得。稲葉さんのコメントは他にもなる程と頷き放しでした。

アフタートークがあることは存じ上げてなく、その意味で期待してのことではなかったけど良かった。

そしてアフタートークに稲葉と面識があるからということでだと思うのだけど、参加された劇団員の原 竹志さんの話から山本正典戯曲/演出の組み立て方の一端が判って、コトリ会議の非公式オブザーバーとして 笑、正に俺得でした。

アフタートークを聞きながら、この戯曲の細やかさ、演技の在り方が、やはりそうだよなと裏付けできた。

上演自体、3回目で気付いたことの思いが落ちて来て泣きました。

借金大王

借金大王

中央大学第二演劇研究会

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2026/06/11 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/14 (日) 14:00

 中央大学第二演劇研究会の公演を観るのは、実は今回が初めてではなく、複数回観たことがある。

 バブルがはじけた日本
雇用が安定せず、社会には大きな格差と不安が生まれた
しかし、そこから成長するものもまたあった
ギャンブルである
国は「ギャンブル推進法」を制定
一発逆転のチャンスは国の支援もあり急速に成長したと言うような内容で、もしも「ギャンブル推進法」が制定されていたらと言う、もしもの世界を、時に尤もらしく描いて、ギャンブルをテーマにした劇だと、社会派的に説教臭くなり過ぎるか、くだらなくなり過ぎるかどちらかの筈なのに、そのどちらかに偏り過ぎることなくバランスが取れていて、感心した。
 また、笑いもあって、大いに楽しめた。

ネタバレBOX

 元総理が、ギャンブルに勝ち続けても理性を失い、負け続けるとイライラして、心の余裕がなくなり、人間関係も破綻し、ギャンブルが楽しくなくなっているけれども依存してしまい、人間らしさを失ってしまう理由を知りたいことから、総理を辞め、議員を辞め、いつの間にやらホームレスにまで成り下がる、ジェットコースターのような人生が、あまりにもぶっ飛んでいて笑えた。
 20年後の日本の総理になった、お坊っちゃんのような、あのちゃんさんのような性格の、多分女性の役者が演じているので(少年役を女性の役者が演じることはよくあるものの)、恐らくは女性の総理を演じていて、2世の設定なのに、人気の少ない雑居ビルを怖がったり、内部の新人議員がわかての革命家と協力してクーデターを起こされると、その能力に嫉妬したりと、政治家なのに、誰よりも人間味があって、秘書と共に自分たちが支持率も失い立つ手がない状況に追い込まれても、不正な手口や裏交渉をしたりと言った政治的な取引を良しとせず、正々堂々と渡り合いたいという気持ちと、怖じ気づく気持ちとがせめぎ合う場面も描かれたりと、現実には、こんな総理や国会議員はいないと分かっていつつも、何処か共感出来た。

 革命家のつとむ(劇中の台詞の中で何回も呼ばれるが、どういった漢字が当てられいるのか劇では示されていないので分からない)を演じるのは女性の役者なので、恐らく女性のボーイッシュな革命家と言うことだろうと思う。(顔立ちがどう見ても、男役には見えないもので)
 その革命家が、「ギャンブル推進法」を廃止し、ギャンブル依存症を減らし、ギャンブル依存症患者のケア施設を国が作ることを求め、世の中の格差を無くし、国民が平和で、経済的にも、実感としても幸せになれるような社会を目指すべきだと言うようなことを大規模デモを通じて訴えるが、新人議員と協力してクーデターを起こし、官邸の乗っ取りに成功した後、革命家つとむに心酔し、付いて来た女子高生が、どんどん過激に人々を縛り、ギャンブルを完全に一掃しようとする法案を通そうとしたりと、行動や言動が暴走していくといった流れに妙なリアリティーがあり、特に国民を完全に管理するといった発想や法律を守れない、破る人間や努力しない人間は、専門のスパイ組織のようなものを創設して、人知れず消せば良いと言うようなことまで女子高生は言い出す辺り、現実味があり過ぎて、ただのディストピアと思えず、すーと薄寒く感じ、恐ろしくなった。
 革命家のいうような平和で誰もが幸せでいられる社会など理想論と切って捨てるのは簡単だが、たとえ理想論でも、突き詰めていけば、1人1人の努力ではどうにもならなくても、複数人が賛同し、それがやがてもっと大人数の共感を呼び、それが結果として少しずつだとしても社会を変えられるんじゃないかとも感じ、革命家の意見にも一理あると感じ、誰かが悪とか善とか2元論で簡単に片付けられるほど、世の中簡単ではないと感じた。
 劇を観ていて、一方の意見が絶対的に正しいから、それを周りにも従わせることの恐ろしさ、こと、それが国家レベルとなると、尚更だと改めて気付かされた。

 最後の方の場面で、ギャンブル推進法を推し進めた元総理で、現在ホームレスが、「人間、ギャンブルで勝ち過ぎても人で無くなる。ギャンブルで負け過ぎても人で無くなる。国を挙げて、ギャンブルを推進しても、熱狂的になるのは一時的。かと言って、ギャンブルを締め付け、努力したら報われる社会を推進するのも違う。ギャンブルにおける運に、結局理由なんてない。ギャンブルは国に強制される訳でもなく、ただ楽しくやれればそれで良いのであって、その境地でいる為には、負け過ぎて余裕が無くなるのでもなく、勝ち過ぎず、負け過ぎず、程良く勝って、程良く負ける。その感覚が大事だ。ギャンブルに飲まれず、楽しくやること。そうすれば、人の道を外れることもない」と言うようなメッセージを話し、終わっていくが、その元総理役の役者の台詞に一理あると思いつつ、実際はそう簡単に抜けられず、かと言ってギャンブルと対人関係とのバランスを上手く保つのが実際はかなり難しいので社会問題化しがちなのではないかと言うような疑問も同時に思い浮かび、考えさせられてしまった。
REBIRTH

REBIRTH

エクステ

新開地アートひろば(兵庫県)

2026/06/13 (土) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

感想遅くなりました。題材としては過去に戻る時々見る話でしたが、人がセットもかねたりいろいろ工夫していて面白かったです。何よりみんな元気に楽しそうに演じていて、見ていて楽しさが伝わりました。これからもいろんなところでお会いできそうな若い役者さんばかりで、元気をもらいました。会場も何度か伺ってますが良いですね。またいつか機会があれば!

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