空の下の約束
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
さすが劇団龍門、社会派劇でありヒューマンドラマを硬軟織り交ぜて描いた秀作。説明では「都会の片隅にある『富山公園』に住み続けているホームレス」とあるが、台詞から東京の山谷が舞台になっていることが分かる。その地の歴史を通して 今ある貧富/格差・不平等・生き辛さ等を浮き彫りにする。同時に或る事情で関西から逃れてきた女性の出自から、特定の地だけではなく どこにでもある問題を示唆する。
全体的に昭和という時代、そのノスタルジックを漂わせた公演。登場人物から「義理」や「人情」といった台詞が飛び交う。敢えて昭和から地続きの現代を風刺しているように思える。
(上演時間1時間40分)
ネタバレBOX
舞台美術は 後景にメッシュパーテーション 、その前にベンチ1つ。上手/下手は非対称の壁でその前にゴミの山。下手はブルーシート等で覆われたホームレス げん(村手龍太) さんの住処。この構図は龍門の基本型のよう。
富山公園を再開発し 大手資本による商業施設を誘致する。そのためには住み続けているホームレスを退去させる必要がある。いろいろな事情を抱えた人々がいるが、個々の事情は深堀しない。敢えて 水商売を嫌って関西から逃げてきた女を匿う様に受け入れたことくらい。この女曰く 関西でもホームレスが住み続けている地があると。舞台のモデルと思われる「山谷」は、げんさん曰く「戦後復興、高度成長期を支えた人々が住んだ街」であり、今の日本(経済)の礎を築いた地でもある。土地には歴史があり、人の活気が息づいている。
一方、ホームレスは生産性がなく人権など無いに等しい。行政は経済至上に則り、強制執行してでも立ち退かせようとする。ホームレスと国との板挟みになる区職員 たかいち の苦悩がリアル(リバタリアニズムの模索?)。生活保護や就職斡旋のような寄り添った対応、しかし立ち退きに応ぜず遅々として事は進まない。業を煮やした国は…。昔気質の極道や ヤクザから公務員になった男など、立場が人を作っている。アウトロー的な観点だが、けっして正邪/勧善懲悪といった描き方ではなく、自分の正義(信念)を貫けといった生き様を問うている。
登場する一人ひとりの見せ場を作り、日常の暮らしを点描することで多様な人間模様を紡ぐ。人に個性があるように生き方も様々。げんさん流に言えば風の吹くまま気の向くまま、しかし空はどこまでも繋がっており、どこに居ようとも人の縁は繋がっている。
何と言っても 区職員 たかいち さなえが捲し立てる激情が庶民の本音、そして切実な思いであろう。それにしても げんさんの機密事項は何だったのだろう、気になる。
次回公演も楽しみにしております。
レディエント・バーミン Radiant Vermin
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2026/06/08 (月) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「浮浪者を1人殺すと殺害現場が光に満たされて望みどおりに改装される」
現実ではとてもあり得ないようなダークファンタジー設定を敢えて現実化することで
“子供のことを第一に考えているような平凡な良い人”のタガがどんどん狂って一線を
超えてしまうまでを描いた作品。
最初が絶対にありえないのだから、作品全体も英国的なブラックユーモアがいきすぎていて
終盤の躁的な演出も込みで辟易する人もいそう。実際、暑い屋外の庭園パーティーで何度も
何度も連打される近隣住民との意味ない会話の「連続再生」にはちょっと見てて疲れた……。
オリーとジルの若い夫婦が中産階級や新富豪ならともかく、浮浪者とは2段階くらいしか違わない
貧乏暮らしをしていた身だと考えると、この劇作がより生々しく感じられるよなと。
ネタバレBOX
あらすじとしては、「夢も希望もこの先なさそうな」ボロボロの貧乏住居に
住んでいたオリーとジルが役所から突然の手紙をもらう。
その手紙には選ばれた貴方たちに新しい家を贈与しようという到底信じられ
ないようなことが書かれており、半信半疑で外れにあるバラック街に向かうと
そこには担当の「Miss D」がおり、引っ越しの代金も何もかもこちらで持とうという。
最初は疑っていた2人だったが背に腹は代えられないということもあり、怪しげな
家に住むも、ひょいと侵入してきた近隣のホームレスともみ合いになるうちに彼を
殺してしまう……
という話。
この作品は、劇場に集まった観客たちに2人が奇妙な体験を振り返りつつ、なぜ
自分たちがこんなに変わってしまったのかの顛末を明かす、という形式で終始
進められるのだけど、いきなり観客席に降りてきたり観客一人一人を指して
意見を求めてきたり、多数決を取ってみたりと、寺山修司の天井桟敷ならぬ
「観客巻き込み型」の演劇になってます。
見てて思ったのだけど、この客席と舞台の境界を溶解させるのには2つ効果が
あると思っていて、1つは舞台で起こっていることを他人ごとにさせない、
観客を舞台の方に無理やり引っ張り込むことでこちらをいたたまれない気分に
させたり、反発させたりすることで自分もこの現実に「加担している」という
ことを突き付けるのがそれですね。
でもう1つなのだけど、主演2人と観客を同じ立ち位置に並べることで、
姿かたちは人間で自称「いい人」の彼らがどれだけ変貌してしまって、
自分たちとはもはや異質な「何か」になってしまっているのか、それを
知るためのリトマス試験紙的な効果がある。
主役の2人は最初、「いい人」だから人なんか殺さないと言っていた。
それが人1人殺すと家が素敵に生まれ変わると知った途端、どうやったら
効率的に大量の人を殺して家をどんどんリフォームできるか、そんな計画を
笑顔で立てるようになる。
当然何人も何人もそれこそ数十人、数百人の単位で始末するようになると
無意識化で良心や罪の意識も襲い掛かってくるんだけど彼らは観客である
こちらに「告解」することで(ジルが敬虔な環境の家庭に生まれたという
設定がある他、神の無意味さを茶化すようなセリフが子供から飛び出したり、
非常にキリスト教の影響も感じる)
僕らの罪は同じような人間の観客に赦された、だからまた続けて「リフォーム」
頑張るぞ、おー!みたいな空気になってしまう。
よくよく考えると、そんな感じの発想の回路になっちゃってる時点で、もう2人は
「人間じゃない何か」になってしまっているわけで、でも彼らも一番最初は確かに
「何の変哲もない僕らと同じ平凡なあんまり豊かでもない人間」だったわけで、
じゃあ、観客たるこちらもまさかもまさかなこんな環境に放り込まれたら殺人
マシーンみたいな感じに生まれ変わっちゃうのかな……と不安になったりもする。
それが本作における、作者の狙いな気がする。
それにしても、あの2人、最初は生まれてきたベンジャミンのためということに
なってたけど、最後の方は家をどんな環境にするかというよりも、どうやって
大量に人を一瞬で殺すかに話題の中心が移っちゃってて、
「ベンジャミンのために仕方ない」とか「ホームレスはクズだから殺しても
構わない」とか、全部後付けの話で本当は眠っていた「本能」が目覚めて
しまってて、全部が全部政府の実験だったんじゃないかとすら思っちゃう。
この2人はホームレスじゃなくても、金持ちでも、普通の市民でも、何か正当化
する理由が見つかれば殺してしまうのではないか。そんな気がしました。
あと、「観客巻き込み型」の性質をうまく生かした「Miss D」再登場のラストは
秀逸すぎた。夢の家は要らんです。
韜晦
令和座
北千住BUoY(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
たしかに、上演する場所にあて書きしたとしか思えないようなストーリーと演出による空間創造だった。この手の犯罪とかトクリュウとかをやってるグループは顔を見せることがなく、いったいどんな連中がどこでどんなことを考えながらやっているんだろうと普段から思わせられているところだが、この演劇はその一端を垣間見せてくれる。
半神
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2026/06/04 (木) ~ 2026/06/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
シュラとマリアの衣装が違うんじゃないの?と、思いつつ、この戯曲はまだ面白い。1人だけ達者な役者も見られた。でも全体的に笑いはすべってたかな。
海ねこ症候群 結成5周年企画第2弾 スタジオ公演
海ねこ症候群
王子スタジオ1(東京都)
2026/06/25 (木) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
㊗️結成5周年企画第2弾 面白い。
初の外部脚本家(3人)による「メゾン江古田103号室~きゅんきゅんしたい~」というテーマによる競作。フライヤーにある謳い文句「最高に贅沢で挑戦的なオムニバス」は楽しめた。当日パンフに 主宰/演出の作井麻衣子さんが「何とも難解なテーマでお願いし」とあるが、見事にその世界を表していた。
当日は 台風予報で足元が悪かったが観に行って正解。観たのは Aチーム「すさまじい おやさい」と Cチーム「壮大でささやかな二人芝居」の2本。作井さんが出演する「ふたりは(最高の)ともだち」が観られなかったのが心残り。
(上演時間1時間15分-2本 作品間に休憩なし)
ネタバレBOX
正面に何枚ものポスターや絵が貼られているが、劇中(物語)のことを表している。上手壁際に冷蔵庫や本棚、ハンバーラック、ベット。中央奥にテーブルと椅子。下手にソファが置かれている。客席天井部にミラーボール。雑然としているが、全ての小道具/小物は使用する。
物語の概要は 説明にある通り。
A「すさまじい おやさい」
八百屋で働くわたし(カホ)は、あの人(りょうすけ)の部屋(テーマからするとメゾン江古田103号室)へ行くが 留守。部屋をきれいにしているところへ ルンバが話しかける。床に落ちている萎んだピーパンを拾ってほしいと。ルンバ曰く埃のような小さなゴミは掃除できるが 大きなゴミは掃除出来ない。「拾って」「嫌だ」の繰り返し、漂流するような会話が続き、カホがルンバに向かって部屋から出ていけと。実際 出ていこうとすると引き留める。
カホは 何でも熟し八百屋でも働き者、それゆえ仲間からは嫌われ疎まれている。一方ルンバは大雑把(ピーマンさえ拾えない)で何もしたくない。正反対の2人が一緒に過ごすうちに、ルンバが飽きてくる。「ゴドーを待ちながら」ではないが「りょうすけを待ちながら」交わす会話、反対の思いが交差することによって不条理が立ち上がるよう。時間の経過は、ミラーボールに照明を当て回転光の流れによって表わす巧さ。ルンバが人型ロボットなのか生身の人間なのか、一方 カホは萎んだピーマンに準えて劣化を恐れ冷蔵庫へ入ろうとするが…。何ともシュールな世界観。
Cチーム「壮大でささやかな二人芝居」
金ぴかのツナギ衣裳を着こんだ新型ロボットの彼氏。一方 ダンボール箱で作った旧型ロボットの彼女。ここ火星から見る地球は 黒い霧状に覆われている。早い情景転換と早着替えで 地球史であり人類史を駆け足で展開していく。人類誕生から最期の人間にして 彼女の製作に関わった博士との思い出まで盛りだくさん。博士が名付けてくれた名前は「ノア」、勿論「ノアの箱舟」を意識している。
人類は自分たちの行為で滅亡、博士は文献によって知り得た(歴史)知識を彼女に教え伝えた。それを持続可能にするため、博士がかつて結婚しようとした女性のために買った指輪をプレゼントした。それを売ってエネルギー補給するようにと。今、新旧のロボット 彼氏と彼女は博士が予言した時に地球を眺めている。黒い霧が晴れ 地球は青かった と そんな壮大な話を103号室で繰り広げて楽しんでいる2人の物語のよう。壮大なのか卑小なのか判然としない、謎めいたところが面白い。
次回公演も楽しみにしております。
THE GAME OF POLYAMORY LIFE
趣向
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2026/05/30 (土) ~ 2026/06/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ポリアモリーな人々がどこまで社会に受け入れられるのかこの芝居を興味深く観劇した。タイトルのGameとは、人間関係の駆け引きということだろうか?
樹海に咲く白い花
劇団不協和音
オメガ東京(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
中高年齢層の客層かなと勝手に思いながら劇場に入ってみると、老いも若きもという感じの観客の皆さんでした。フライヤーの重苦しそうなイメージとは異なり、前説で紹介されたとおり、内容はミステリー・コメディ。テレビドラマのミステリーでは味わえない小劇場ならではの展開。
梅雨空を吹き飛ばすような時間・空間でした。
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
一人で外の世界に出ていって、出会った動物たちとの物語、
その動物たちの人生ならぬ猫生・犬生・・・
少しハラハラ、ちょびっとしんみり
途中から気になっていた終わりもホッとした
随所に出てくるダンスも楽しくなる
観終わって楽しい気持ちで帰れた
『逸出・ハムレット』
演劇企画ヱウレーカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。初見の団体だが、演劇企画ヱウレーカ公演は凄い!また注目すべき団体を見つけた。
逸出とあるだけに、その描き方が多重に立ち上がり、観客の捉え方によって更に面白味が違ってくる。その世界観こそが妙味であり、どう書いてもネタバレになりそう。概要こそシェイクスピアの「ハムレット」だが、描かれているのは彼の内側(心)から捉えた21グラム=魂の彷徨。これにはシェイクスピアもビックリだろう。
物語を支えているのは、舞台美術でありメイクや衣裳といった外観で それだけでも楽しめる。また劇場の中二階部分も上手く使い俯瞰的であり劇中劇仕立てにも思わせる、そこにも逸出の意味合いが込められているよう。シンプルだがスタイリッシュで心情表現にはピッタリ。
(上演時間2時間) 【Team B】
ネタバレBOX
舞台美術は、入り口側に舞台を設え 反対側に客席、この配置によって観客は中二階部分を観ることができる。舞台上手に小さな段差、不規則に真鍮ポールが横並び。何となくハムレットの自縄自縛した心を閉じ込めている牢のようにも見える。全体的に薄暗いが、それだけに ちょっとした色彩ある照明の諧調は効果的だ。また和風音楽(小太鼓や拍子木の和楽器)や音響も効果的で物語を印象深くする。
物語は亡霊・先代王ハムレットが夜中に現れて 新王クローディアスに復讐するよう囁くところから始まる。説明にある「復讐の炎に身を捧げ、狂気に身をやつす。そうして炎に己も焼かれ、ついに自らも毒刃に倒れる」と。このハムレットには「To be, or not to be, that is the question」という有名(2者択一といった切羽詰まった)台詞はなく、「Fair is foul, and foul is fair」といった「マクベス」のオクシモロンの台詞。そして旅回りの一座や墓守といった者も登場する。
王城はハムレットの脳(城)内であり、登場する人物は自身の部分 分身であり己の葛藤を表している。例えば臣下で友人のホレイショーは<理性>、決闘したレアティーズは<迷い>といった化身を表している。脳内で掘っている穴は自身の墓であり、懊悩が伝わる。それを旅回り一座が茶化し劇中劇仕立てにして観せているよう。ハムレットという視点はブレないが、多重ともいえる構成が観る者の想像力を掻き立てるが、同時に翻弄するようでもある。
メイクや衣裳 そして小道具まで観(魅)せる工夫をしており、ハムレット物語の世界をしっかり表出している。花吹雪ならぬ血吹雪を連想させ、物語性を支える演出も好かった。ハムレットは生者なのか死者なのか その捉え方によって現在/未来、または過去といった世界観を表している。多重な構成によって色々な世界観を織り込んで観せた好公演。
次回公演も楽しみにしております。
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
人間は自分達の言葉を動物達が理解できないと思っているようだが、そんなことは無い。そう動物たちは考えていることが前提の物語。
ネタバレBOX
ダンスを多用し、視覚的な華やかさと余り深みに陥らないように構成された内容で作品化している点が上手いが、現実の鏡としては余りにも浅く感じる。
主人公レトは、おっちょこちょいで寝坊な主人の飼い犬、遅刻の言い訳に上司に電話連絡をする際に「産気づいたお婆さんを助けた」などと宣うトンデモ女子だが極めて優しい主人では在る。その女主人は慌てて仕事先に出掛けた。
一方差し迫った引っ越しの為レトは荷物を纏めなければならないが、隣家の猫サリーがやって来た。彼女は折角レトが纏めた荷物をひっくり返して滅茶滅茶にしては別れの寂しさを紛らわす。そしてひっくり返った荷物の中にあった赤いネッカチーフの由来を尋ねることとなった。物語は、このネッカチーフの由来を説明する形で進められて行く。それは以下のような話であった。
ある日、レトの棲む部屋に旅する猫、シッシが現れた。彼は3日間何も食っておらず、空腹に苛まれていてレトのドッグフードをせがんだ。レトは分けてやろうとしたが、シッシは全部食べてしまった。そしてその恩を返す為に飼われているレトには思いもつかなかった見知らぬ場所を案内すると言い出した。“旅する猫”のシッシは生まれてから暫くは飼い猫であった。そして捨てられた。それ以降彷徨の身である。そして彷徨とは生き乍らの死だ。当然深刻なトラウマを抱えている。そんな彼だから、レトには思いもつかなかった隠れた世界を知っていて、その拠点となっている廃劇場に案内した。この隠れ家には鼠、雀、白鳥、狸、アライグマ、亀、犬等様々な生き物が身を寄せ合い、人目に付かないように暮らしていた。何故、人目に付かないように暮らしているのか? は明らかである。人間は不潔だとか塵を撒き散らすだとか、繁殖して迷惑を掛けるとか様々な理由を付けて人の暮らす地域に居る生き物を掴まえて排除する。偶々拾った新聞にも“野良猫零作戦”なる記事が載っており、捕獲された後、最終的に処分されるとあって、唯でさえ警戒を怠ることのできない動物たちはこの棲み処を捨て何処か新たな隠れ場所を探さねばならぬと戦々恐々の有様。そんな折、この廃劇場を見つけた人間が入って来た。
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
主人公・レトが外の世界でシッシたちと出会い、さまざまな動物たちと触れ合いながら冒険する物語。それぞれの動物にいろんなバックボーンがあり、キャラクターがみんな個性的でとても面白かったです。
衣装も凝っていて、特にシッシと白鳥さんの衣装が可愛くてお気に入りでした♬
ダンスを交えた演出もあり、動物たちの躍動感がより伝わってきました。
最後は「みんなどうなっちゃうんだろう…」とハラハラドキドキ。観終わる頃には「シッシ…うちの子になりませんか?笑」と思うくらい、大好きなキャラクターになっていました。
犬A・犬B(笑)の掛け合いは本当に最高の名コンビで、心の底から笑えました!藤原竜也さんに似ている方の圧巻の演技、そして白鳥役の怒涛のみすず学園感にも爆笑でした笑
空の下の約束
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
展開の妙とセリフの圧倒的な熱量に、最初から最後まで目が離せない見応えのある作品でした。
ネタバレBOX
それぞれの事情を持つ人々の関わり合い方が、本当に深く興味深かったです。 いきなりの結婚に行きつくサプライズには、本当に度肝を抜かれました。
げんさんの機密情報が気になって仕方がなく、「いつ明らかになるのか」とずっとワクワクしながら待ち侘びていました。
ついに答えは明らかになりませんでしたが、見ている私たちが自由に思いを巡らせ、想像を膨らませることこそが、この作品の醍醐味ですね。
たかいちさんの白熱した、たたみかけるようなセリフの熱量には、深く胸を打たれ、強烈な余韻が残っています。
幽霊でもよかけん、会いたかとよ
関西テレビ放送
COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)
2026/06/25 (木) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
テレビでしか観た事ないゴリけんさんが役者としてとても良い味出してました♪笑いあり感動ありの素敵なお芝居でした🎵
空の下の約束
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇団龍門最高!ほんと素晴らしかったです。ロングランで公演すべきレベルですね。キャスティングがバッチシで役者さん、ほんと実力派揃いで観ていてストレスがありませんでした。内容的にはほぼ満点です。「たかっち」ネタも最高ですし、いわゆる格差社会をいろんなレイヤードの人たちを絡ませてストーリー性があってよかったです。ほんと深い内容でした。最後目の奥がじ〜んと熱くなりました。最高の舞台をありがとうございますm(_ _)m
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
まずは、演出・脚本の青瀬ハルカさんの前説の面白さ、そこでもう既に舞台への期待が膨らみます。
オープニングから色々な役者さんの個性がぶつかり合い目がいくらあってもたりないですね。
とても楽しかったです!
ネタバレBOX
ハンスの一言一言がツボりました!
その反面、宝塚を思わせるような素敵なダンス!反りも素晴らしかったです。
以前、ホスト役をされていましたよね、本当キザ?!な役が似合う役者さんですね。
皆さんのダンスも素晴らしく、見ていて笑顔になりましたし、所々でダンスの演出が入るのもとても楽しいです。
緑が丘
カレーカレーグループ
あさくさ劇亭(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
目黒区の緑が丘かと思ったら、千葉県の東葉高速線、八千代緑が丘駅なんだな。
スーパーの夜勤で働く二十代半ばの瀧上(たきがみ)ねねさん。兄からLINEが来て母が倒れたので奈良の実家にすぐ帰れとのこと。母とは折り合いが悪かった。高校を出てすぐ家出のように東京に逃げて来た。ずっとファミレスやらスーパーやらで目的のないフリーター生活。一度帰ろうかと思う。こっちでお世話になった人達に挨拶回り、心ばかりの御礼品を。
語り手的な不思議な立ち回りの服部淳子さん。
ファミレスのバイトで世話になった役者志望の山本泰暉(たいき)氏。喋りが立つ。BreakingDownのひかぴーに似ている。
やたら自虐的な鹿内聡氏。「こういう奴よくいるな。リアリティがある。」と思っていたら作・演出の人だった。
元彼の與那城史登(よなしろあやと)氏。NPC喋り。
詰め掛けた観客に熱がある。若い頃の村上春樹みたいな文体。期待値が高いのだろう。空気感はヴァネッサ・パラディの『絶世の恋』か。瀧上ねねさんに妙な魅力がある。運の良い出逢いがあれば凄く売れそう。黒木華みたいにその辺にいそうな『特別な普通』をまとっている。「へ?」
もう駄目だと思いながら今日を何とかやり過ごす。全てのそんな疲れ果てた連中のふと見た何だかよく分からない夢。
是非観に行って頂きたい。
ネタバレBOX
キンミヤ焼酎をWILKINSONで割って眠剤を飲む。眠ってページをまた一日めくらないと。眠って起きて眠って起きて···、ページをめくる。何で?
女性が書いていると思っていたら男性作家だった。筒井康隆の『夢の木坂分岐点』を思わせるような後半の緑が丘駅構内での展開。丘をくり抜いた内部に駅の地下通路がある。自分の心の中を下に下に無意識の方へと降りていく。記憶を過ぎて何処まで行っても真っ暗闇で何も見えない。もう先へも進めない。でも···。
The ピーズ 「じゃますんなボケ(何様ランド)」
仲間外れを寂しがる余裕ねえ
もう興味ねえにした
わがままBEST! 流されねえ
ヒトの気分はヒトの気分だ
使えないんだ 付き合えねえんだ
自分自身があてになるんだ
夢の中で夢を見るんだ
廻響クラッシュループ
ソラニエ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2026/05/21 (木) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「世にも奇妙な物語」あるいは「トワイライト・ゾーン(邦題:ミステリー・ゾーン)」を観に行ったらそれに間違いはなかったが、ダーク/ビターな方でなく稀にある「イイ話」の方だった、的な?(笑)
補足すると公開されているあらすじが超常的で、存じている出演者(に対する偏見?)からオカルト系?と勝手に予期していたら。あれこれ停滞していた人物たちが前に進みだす爽やかな結末で「肩透かしをくらった」ような……(笑)
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです!
ストーリーは肩肘張らず楽しめる内容で、且つ動物と人間の関係性について考えられる部分もありました。
個性豊かな動物達が、ビジュアルも性格も愛らしくて、ほっこりとした気持ちになりました。
ダンスも良かったし、可笑しな台詞も多く、楽しい時間でした。
大満足でした!
お笑いライブ『すっとこどっこい』
大川興業
新宿Fu-(永谷ホール)(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/24 (水)公演終了
Days Of Grey Sunlight
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
ダンスもあり私好みの舞台でした。ペットの犬たちも飼い主のこと実はいろいろわかっているんだろうな…と舞台みながら思いました。常時音楽の演出があり音響さん大変だったろうな…と思いました。若い劇団によるダンシングなステージはパワーもらえていいですね^^