
珍渦虫
プロペラ犬
ザ・スズナリ(東京都)
2016/10/27 (木) ~ 2016/11/08 (火)公演終了

メトロポリス
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2016/11/07 (月) ~ 2016/11/30 (水)公演終了

かもめ/桜の園
地点
吉祥寺シアター(東京都)
2016/12/13 (火) ~ 2016/12/24 (土)公演終了

イマジン
イマジネイション
「劇」小劇場(東京都)
2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

全裸物語 改め 実家物語
ろりえ
シアター風姿花伝(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2016/12/31 (土)公演終了

轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は
空宙空地
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2016/11/11 (金) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/11/13 (日)
大掛かりな舞台装置を活かした重層的な演出。役者が行き来することで空間と時間の奥行きを感じさせる。光陰矢の如しを地でいく展開のテンポはコミカルでもあり、翻弄される姿は切なくもある。コントラストが非常に効果的でした。
以降、同時上演の短篇も含めて、ネタバレBOXにフルver.の感想を書きました。

ド曇天
fuzzy m. Arts
G/Pit(愛知県)
2016/11/12 (土) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/12 (土)
割と濃い変キャラひしめくコメディ展開。特に失踪長女の経緯なんて奇想天外で面白かった。そ~んな笑いの中で、じわじわ積み重ねて心に沁みてくる家族愛の空気を作り上げるのだから不思議。マイノリティの生き辛さや優しさを感じさせるところも良かった。手持ちの布を使ったスクリーンの演出も良い味。
お父さん役石田さんの、な~んか愛嬌のあるナチュラルに酔っぱらっている様な物言いと佇まいが独特。味わいある。周囲を取り巻く変態?達と渡り合って毒を吐く次女役イーダミサキさんも印象深かったなぁ。あと、出自不明・謎のベンガル部長も少ない出番の中でも印象深く、もっと観たかったな。他の役者の皆さんも良い味が出てて、座組としてよいバランスでした。今回、初めて拝見した劇団でしたが、また別の芝居も観てみたいですね。

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―
オトナの事情≒コドモの二乗
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/12/23 (金) ~ 2016/12/27 (火)公演終了

女子にしか言えない~プールの底で見た、私の幻燈~
穂の国とよはし芸術劇場PLAT【指定管理者:(公財)豊橋文化振興財団】
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)
2016/11/05 (土) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/06 (日)
作家の創作…と言うより、高校生の等身大の経験や悩みや想いが取り込まれてる感じにとても好感。高校生の役者達にすごく合ってるし気持ちが乗ってる気がする。全く他人なのにカーテンコールの彼ら彼女らの涙目に貰い泣きしそうになった。
こういうクリエイションの定番として、各人にしっかり重きがある群像劇的な構成だけど、やっぱそれでこそ、このキャストが活きるよなぁ。王道で良し。そして、女子中心なタイトルになっているけど、中身はそうでもなかった。父や祖父、そして同世代の男子たちの想いもしっかり練り込まれてて、それゆえ女子の群集が活きた感もあり。結局、運命共同体だしなぁ。感想文の題材となる宮沢賢治の「やまなし」が象徴的にこの群像を映す鏡になっていて、とりとめが無くなりがちな群像劇に一本筋を通している気がしました。
役者で特筆すると、キョどる彼氏役ハルチカ君のインパクトは絶大。怪獣と呼ばれるのもさもありなんだけど、怪獣と対等に渡り合った彼女役の子も大したもんだった。相乗効果だなぁ。あと、神様娘も印象強いな。あんどぅ君も面白かった。女子が群像になるが故、個人は男子が記憶に残る。

やえちゃんと、
妄烈キネマレコード
ナビロフト(愛知県)
2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/11/06 (日)
役者陣が時間と空間を縦横無尽に駆け抜けるスーパーハイテンポ・ロボット演劇。コミカルな掛け合いとスピーディな場転を調味料にしながらも、作演・澤井さんの絞り出すような大切な言葉がぎゅうぎゅう詰まっていることが窺い知れる。やや、その数が多いのと展開のスピード感ゆえに一度で全ての流れと関係性を呑み込みきれないトコもあるけど、個々の気持ちがすっごく伝わってくるので、買った台本をじっくり読み返したい。でも、パンフでの「分かられてたまるか」って言葉もイカしてるなぁ(笑)
役者はみんなハマっているので、良いキャスティングだなぁと思う。河内さん、ロボ感と、それと対照的な情愛がよく出てた。久し振りの棚橋さん、経験の背景を色々感じさせる強さが印象的。アンジェさんの口よりもモノを言う眼力、さすが。
平手さん、いつもの不思議キャラから一転、切なさがよく出てた。竹淳さん、独特のマッドサイエンティスト気質が愉快だった。西尾さん、終始重い雰囲気を貫いて、作品でひっくり返すべきラスボス感を形作ってた。ホント2回観たかったよ。DVD化希望

くだんの件
KUDAN Project
三重県文化会館(三重県)
2016/11/05 (土) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/05 (土)
全編に不条理感溢れ、言の葉が舞い踊り、その繋がりが捩れ、連鎖する。めくるめく様に変化しながら、その実、不変の様でもある世界。会話劇であり、コントであり、イリュージョンでもあり・・・ ぐるぐる頭の中を掻き混ぜられる無限ループの中、辿り着いたかに見えたヒトシとタロウの過去と今。自分の頭の中に浮んだイメージがあるんだけど、こういう作品は、頭に浮んだことが全てが真理であり、百人に百個の「くだんの件」があるんだろうなぁ。多様な楽しみを与えてくれました。

棘/スキューバ
不思議少年
【閉館】損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(愛知県)
2016/10/29 (土) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/29 (土)
棘(不思議少年)感想】思わずギョっとするイントロから始まり、終始、眼を奪われ続ける舞台。まるで空間に漂うマルコの魂が順に役者に憑依していくが如く、人格が入れ替わり立ち代わりして…2人芝居ながら丹念な1人芝居を観ているような感覚。人だけでなく、時空間も自在に操り、行きつ戻りつ、繰り返し、前後し、時には重なる。まさしく人生の走馬灯が駆け巡っている感アリ。そして特筆すべきは森岡光さんの演技。強烈な印象を残しました。泣き声を初めとして、どこから声が出ているのかと思わせる多様な声の数々が、作品の幅を拡げていました。もう、なんかね…言葉に出すとどうしてもありふれた表現にしかならないんだけど、小さな舞台にエネルギーが凝縮されて、ドッカ~ンと爆発してった。良い体験させてもらった。九州の劇団でそうそう観れる訳でもないってのが残念だけど、この機を逃さないで良かった、ホント
スキューバ(不思議少年)感想】棘と同様、時空を巡る感覚があるけど、悲壮感ある棘に比してハートフルな後味。個人的には棘のインパクトが余りにも強くて、あっさりめな印象として残りましたが、公演としての後味はとても良かったです。

METAL LOVERS
N.N.P
ナビロフト(愛知県)
2016/10/27 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/10/27 (木)
「大胆…、思い切ったなぁ」というのが率直な印象。LOVERSシリーズを"FOR"、"DEAR"と観てきたNNPに対するこれまでの私のイメージは、単なる演劇でなく、「多種の表現媒体や手法を取り込んだ総合アート志向」の集団でした。それが、装いこそスチームパンクでソレっぽいですが、ほぼ全編で徹底的なコメディとエンタメ。なんか、すっごい「過去との決別」を感じました。

あの大鴉、さえも
東京芸術劇場
三重県文化会館(三重県)
2016/10/26 (水) ~ 2016/10/27 (木)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/27 (木)
過去の不条理演劇をモチーフとして明示的に使っているが、舞台での印象は、それとだいぶん違う。ガラスの表現が非常に多彩で、なんか「現代アート」を見るような愉しみが盛り込まれており、それだけでも素直に楽しめる演出です。それでいて更に、それがその場の空気と言葉に深みと拡がりを与えている感覚で、二重三重に楽しみが繋がる。演出で、こんなにも芝居は変わるんだなぁ…と、その無限の可能性に感動を覚えます。
東京芸術劇場のRooTS、良い取り組みだなぁ。
そして、小林聡美、片桐はいりなんて手練の役者の演技を、間近で観れたのも感激でした。
今回、珍しく自分で選んだ訳ではない観劇だったのだけど、凄い拾い物したなぁ。幸運でした。劇VIPシステムに感謝

ONNA
つねプロデュース
円頓寺 Les Piliers(レピリエ)(愛知県)
2016/10/20 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
女性をテーマに、男性作家2人と女性作家2人、で2回の公演に分けて上演。男性2作が完全に別作品だったのに対し、女性2作が見事な連作、オムニバスになっていたのが印象的。
以降、ネタバレBOXに作品毎の感想を書きます。

フカフカがーる
劇団「放電家族」
G/Pit(愛知県)
2016/10/21 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/23 (日)
不条理感の強い構成で作品イメージのピースをばら撒いて、単体ではほぼ解釈不能だがw、ひたすら丹念に下地を作り続けた前半。そこから、一転、メインモチーフである大事故を具体的に印象付けて、現実に紐づけて伏線を回収していった後半。結果、心に染みるラストが演出されたが、なんか天野さんに騙されている気がしてならないw
(以降、続きはネタバレBOXへ)

勧進帳
木ノ下歌舞伎
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)
2016/10/22 (土) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/22 (土)
まずイントロに痺れた。最初、すごく無造作に役者陣が現れて仕込みを始めるんですよ。思わず、「えっ?」ってなる程、全く芝居っ気が無い。そこに照明と音響がグワっと入り、役者の姿勢が変わる、一瞬にして纏う空気が変わる、800年の刻を超える… 痺れるわぁ…
始まると、1つのシーンを分解したり繰り返したり、2つのシーンを融合させたりの進行で「時空間の使い方」が面白い。現代との融合もいつもながら見事ですが、中でも様式美を活かしつつもダンスの様に昇華された「足捌き」とか格好良かったなぁ。
音楽の使い方も、今まで観た中で一番ポップでした。歌舞伎語(?)が少ないのも特徴的でしたね。
そして、やっぱりキャスティングが素晴らしくて、弁慶・義経の異彩の放ち方が尋常じゃない。そういう"見てくれ"だけじゃない意味が込められているのも印象的でした。

ゴルジ隊「つい。つい、うっかり。」
津あけぼの座
津あけぼの座(三重県)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/22 (土)
脚本も役者も流石のラインナップ。
それを見事に纏めて、充実、濃密のひとときでした。幕間映像まで手抜かりなし。
以降、ネタバレBOXに個別の感想。

庭と自ら
幻想劇団まほろ
ナビロフト(愛知県)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/16 (日)
下手・中央・上手の3つの舞台を行ったり来たりして、その関係性を色々想像させながら進む展開。箱庭療法をモチーフに、実際に治療を受ける「下手」、箱庭の中のイメージと思しき「中央」…に対し、残る「上手」に私は色々想像を逞しくさせられました。
並行した別のモチーフなのか、箱庭による創作物なのか、時系列で直結する過去なのか・・・を揺れながら観てました。終盤のタネ明かしはやや性急な気もしましたが、必ずしもイメージが一致しない3人の女優で実質3人1役の構成になっているのは新鮮で、だからこそ、色々と想像の余地が発生したのが面白かったです。

世界に1人だけの草なぎ
宇宙論☆講座
ラ・グロット(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/30 (金)公演終了
満足度★★★★
巧さと稚拙さ、真剣と悪ふざけ、上がったかと思うとドスンと落とす。
相反するものがゴテゴテに混在し、もはや良いのか悪いのか、面白いのか面白く無いのかすら分からなくなってくる・・・いや面白かったのですけどね。
何をどう感想とすれば正解なのかは解らないが、凡庸でない事は確か。