
「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★
濃い。台詞の熱とスピード、アクション、歌い舞いを触媒に2時間20分に凝縮された壮大な幕末恋愛譚は、ファンタジー要素が薄めがちな劇の密度を煮詰めて充分濃い仕上がりだった。ドガドガ独自の世界(私の印象)は浅草東洋館という小屋の要素が多分に滲み込んで出来ていた、と今回気づく所あり。もっとデカイ箱で縦横に跳ね回りたい事だろうと、お馴染みの掛け声「浅草公会堂」の夢を洒落でなくまことのそれと聞いた。
シン・ロミジュリは沙翁の原作に依拠した翻案ではなく、確固とオリジナリティを持つストーリーにその要素が介入する、その案配が絶妙だ。遊廓吉原をある種の治外法権の地と設定し(史実の詳細は知らず)、世間の爪弾き者たちがなけなしの沽券を握りしめ苦悩し行動する、生命力の衝突といった様相に熱気が宿る。全開にエネルギッシュである所が唐十郎の系譜と言えば系譜。底冷えも甚だしい昨今、かくありたいと憧憬するにはあまりにフィクションだが、ドガドガ流ゲリラ戦をしかと見た。

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
とても面白く、そして感慨深く、素晴らしい舞台でした。観終わった後は、いいもの観たなぁ・・と、しみじみ感じました。年配の人達が、自分の身体と向き合いながら野球をする姿、家族の問題など、考えさせられる所が多々ありました。それを明るく表現している脚本・役者さん達は素晴らしかったです。爽快感というか・・言葉で言い表すには難しいような良い気持ちになる舞台で、大満足でした!

淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について
カムヰヤッセン
ワテラスコモンホール(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
三人による一人芝居。一人芝居って難しいですよね。架空の相手に対してリアクション取らなきゃならなくて。独白するときは、誰に向かっていってるのかも重要だったりすると思うし。

愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢
劇団肋骨蜜柑同好会
シアター風姿花伝(東京都)
2016/10/26 (水) ~ 2016/11/01 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/26 (水)
「見知らぬ女」のために、餌取(えとり)家の人々は一人づつ、精神的に追い詰められていきます。そのありさまが、観ている側(観客)にも、その場に居合わせるのがバツが悪過ぎたり、あまりの修羅場に皮膚感覚でヒリヒリしたり…。
とはいえ、どこか懐かしい、というか、家族・親族というものへの温もりが感じられて来るのは、登場人物と同じく田舎モンで、何度も家族の死出の旅路を見送ったことがあるからかなぁ。
そして、中盤、ある登場人物が「見知らぬ女」の正体に気づいた件(くだり)からは(非情さの裏返しでもある)この温もりが一層恋しいものになりました。
どうも作者の意図から離れた感想になったきらいは否めないのですが、個人的には、懐かしさと緊迫感と(作品の内容への)充足感がごちゃ混ぜに押し寄せてきたような2時間でした。

ミラクル祭’17(ミラフェス’17)
新宿シアター・ミラクル
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
Aversionの方、観て来ました。
1時間50分の上演時間で短編2本。
最初は、目崎剛さん作・演の『堕天のスゝメ』。
深読みすればするほど考えさせられる「現代の寓話」です。
とはいえ、あんまり理に傾かず、作品の牧歌的なテイストに素直に身を委ねてみると…後ろの席にいた小学生の女の子と笑うツボが一緒!
エエ歳こいてるはずのオッさん、大照れでした(笑)
後半は『Transcendent Express』。
The Parkさん『シュレディンガーの家と哲学的な家族たち』以来となる(どんな方かは存じ上げないが)アリソン・グレイスさん脚本、劇団肋骨蜜柑同好会『愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢』に続くフジタタイセイさん演出の、「悲喜こもごもの鉄道ロードムービー」は、私自身の過去における優柔不断や判断ミスが招いた人生の苦渋まで思い起こさせてくれた、忌々しくもある「逸品」でした。

大勇者伝〜大勇者への道〜 / 大勇者内伝〜大勇者として〜
あ
シアターブラッツ(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/20 (月)公演終了
満足度★★★★
大勇者伝を観劇。
どんな大勇者のバトルが繰り広げられるのかと思ったら、そっちか~っ!
でもなかなか面白かったぞ。
勇者モノがとことんスットコドッコイに脚色され、余す所なく 楽しめました。
こういう2,5次元世界を独自にディスった作品を好む人は多いはず。
(2,5次元にあまり詳しくなくても楽しめましたが)
ちょっと勿体ないのは宣伝として、このシチュエーションがうまく伝わっていないと思える所。
ミニPVでいいので、あればすごく参考になると思うのだけれど。

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
いつか年老いた時に、このギンノベースボールのことを必ず思い出して、
がんばるか、ってきっと思えるような、そんなパワーに包まれた作品でした。
未来の自分に、いいプレゼントができたなと、頂けたなと。
4回観劇する予定をさらに1回増やして、席も変えながら楽しませて頂きました。
「憧れ」が原動力になることの素敵さ。
これから20年、30年先も、自分が好きなことを追いかけていたい。
幸せの連鎖に満ち溢れた作品でした。
介護と野球と将棋と、自然に溶け合う世界観、井保さんの脚本のすごさと、
それを作り上げた役者のみなさん、舞台美術に衣装に照明に、音楽と、
最高の複合芸術だったと感じます。
星5つじゃ足りないです。

夜明けには鈴の音を
裃-這々
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
なんだか、登場人物の沸点が低いなと思いました。
派手なお芝居ではないのですが、会話のテンポは速くて見せ場や伝えたいことはどこなのか分からなかったです。

中ノ嶋ライト
B.LET’S
「劇」小劇場(東京都)
2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

ザ・空気
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2017/01/20 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/01 (水)
テレビ局の報道番組で取り上げた内容から始まる、横暴にも思える言葉狩り、その場の雰囲気を読んでしまうから次第に流される信念。
見終わった後に何故か背筋が寒々とするノンフィクション舞台ぽいけどフィクションな舞台、で通用する日常であってほしい。そして地上波で通常通り放送できる日を願う。
面白かった。

TOU-JYUKAI-DEN-□
はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2017/01/29 (日) ~ 2017/02/07 (火)公演終了
満足度★★★
おじさんキャスト(ツイッターでご本人達がそう呟かれていたので)に惹かれ見に行くが、これが俗にいう2.5次元舞台というのだろうか?判断がよくわからない。
よくよく見たらシリーズものだったらしく、テーマは壮大だけど、ありきたりな結末にやや拍子抜け。一部、映像で見せる手法よりも舞台上でなんらかの形で見せて欲しかったが、ストーリーテラーにあたる人物もいない演出のため、ああするしかなかったのかな。
4〜5に分布された相関図があったが、そのグループが出ては次のグループが出てきてと、話の流れを掴むのにやや時間がかかり、やっと盛り上がる場面になったと思った矢先に、またトーンダウンして、と雑誌のページをめくるたび全く違う場面になっていた、というような感覚が付きまとった。
2人もしくは3人の場面が多かったように思えたが、各々の殺陣場面は見応えはあったが、最近の殺陣は舞うように戦うのが流行りなんだろうか。
自分の認識不足ゆえ、表記されても即答出来ない個人名で、どちらが役名なのかと戸惑うような初めて見る役者さんも多く、また出演者同士の力量の差も目立つ。さすがにベテラン陣は安定していたが。
終演後、ほぼ?毎回アフタートークをやっているようだったが、舞台公演として宣伝不足な気もした。

全段通し 仮名手本忠臣蔵
遊戯空間
シアターX(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

マクベス
株式会社トゥービー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/01/26 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/29 (日)
タイトル通りのマクベスなんだけど、なんだか名門男子校演劇部が集まって名工の銘品を一度壊して、上手に金繕いして景色を変え、マクベス夫妻しか存在しない現代アートに転成したかのような舞台だった。
マクベスの舞台は幾つか見たことはあったが、ヘテロの登場は珍しく、ほとんど初めて見たかもしれない。選曲も内容と合って興味深く見ていたが、セリフと被り気味だったためそこらへんは残念だった。
マクベス王はぼっちで可哀想になるわ、レディマクベスはレディガガ風だわ、カクシンハンらしい舞台でした。

「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了

いつかモンゴリと眠る
東京ELECTROCK STAIRS
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/22 (水)公演終了

淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について
カムヰヤッセン
ワテラスコモンホール(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

ウズベキスタンにムラムラする
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
アトリエ春風舎(東京都)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
女三人芝居。お三方のアンサンブルが素晴らしく、もっとずっと脱力的な『やっぱり猫が好き』って感じで、めちゃくちゃ面白かったです。なんだか観ていて心が和んで、幸せな気持ちになりました。
是非またこの三人で、あるいは三人+αで公演を打って下さい♪

ルート67
劇団あおきりみかん
昭和文化小劇場(愛知県)
2017/01/13 (金) ~ 2017/01/15 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった(*´ω`*)
麻里那さんが出られなかったのは残念でしたが、それでも、元気いっぱいの全力で、ホントに楽しかったです。
アゲアゲ。

「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
座席1階
2公演目の観劇
役者が躍動し、客席にお芝居の風が吹いてくる。
初日から、更に、パワーアップ。
初めから、エンディングまで、目が離せない、引き込まれる舞台。
*ハプニングも、何事もなかったように、演じる役者さんたち、さすが。

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
3回観させていただきました。
ラビット番長さんの作品は奇をてらうことも派手なアクションや演出があるわけでもなく、日常の1コマを切り取ったような作品が多い。にもかかわらず、観るたびにじわじわと暖かいものが心にどんどん蓄積されてくる。
自分にとってエンドルフィン放出劇団(笑)
今回は「古希野球」という70歳代の野球リーグのお爺ちゃん達の日常の物語。
愛すべき人達に劇場が笑いに包まれ、感動のエンディングへ向かう、安定のハートウォーミングな舞台でした。
セットも素敵だったんだけど、特に気に入ったのはスナックのカウンター内と客との会話シーン。お互いに顔を合わせることなく正面を向いたままで会話する演出は、限られた空間に広がりを見せてた。
やっぱりラビット番長は最高です。
また逢う日まで