満足度★★★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
Aversionの方、観て来ました。
1時間50分の上演時間で短編2本。
最初は、目崎剛さん作・演の『堕天のスゝメ』。
深読みすればするほど考えさせられる「現代の寓話」です。
とはいえ、あんまり理に傾かず、作品の牧歌的なテイストに素直に身を委ねてみると…後ろの席にいた小学生の女の子と笑うツボが一緒!
エエ歳こいてるはずのオッさん、大照れでした(笑)
後半は『Transcendent Express』。
The Parkさん『シュレディンガーの家と哲学的な家族たち』以来となる(どんな方かは存じ上げないが)アリソン・グレイスさん脚本、劇団肋骨蜜柑同好会『愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢』に続くフジタタイセイさん演出の、「悲喜こもごもの鉄道ロードムービー」は、私自身の過去における優柔不断や判断ミスが招いた人生の苦渋まで思い起こさせてくれた、忌々しくもある「逸品」でした。