
新宿コントレックスVol.15
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/11/22 (火) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/22 (火)
今回の4団体では中野劇団が一番面白かったかな。アガリスクは、短編なのにメンバー全員出そうとするからボヤけた味わいになってたのが残念。「全部のせ」が一番旨い訳ではないなと…

夕闇、山を越える
JACROW
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/11/20 (日) ~ 2016/11/26 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/20 (日)
初めて彼らが実在の著名人を扱っている作品を観た。独特の緊張感はそのままに、歴史的事実を上手く扱っていて流石の筆致。無理矢理にでも都合を合わせて観た甲斐があった。兎に角狩野和馬が素晴らしかった。のちの大角連合や角福戦争が透けて見える人間関係も秀逸。

量子的な彼女
NICE STALKER
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/11/19 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/20 (日)
90分の割には場転がもっさりしてて、繋がりが分かりにくく、展開に振り落とされてしまい観づらい。俳優自体はそんなに悪く感じなかったからバランスが悪いのかも。帯金ゆかり、フジタマコト、石澤希代子は、良かったんだけどなー。一寸勿体無い印象。

天使も嘘をつく
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2016/11/18 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/19 (土)
これぞ社会派演劇という作品。社会問題を多層的に織り込みながら展開を作っていく巧さが凄い。偶にはこういう硬派な作品も観ておかないといけないな、と思わされた。140分もあるのに全然中弛みしないのも流石。入れ方が上手いと暗転が全く気にならない

『愚図』
KAKUTA
あうるすぽっと(東京都)
2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/13 (日)
噂には聞いていたが初見。構成力高く、評判通り楽しめたんだけど、個人的にはあまり刺さらず…ちょっと大人過ぎるかな。心がざわつくものの、価値観が変わってしまうほどの衝撃や震えがくるほどの激しい共感がある訳でなく…物語を眺めてしまった。それでも充分に楽しめはしたけど

PLAZA SUITE
劇団うてな
STAGE+PLUS(大阪府)
2016/12/17 (土) ~ 2016/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めてのニール・サイモン戯曲と思っていたら観た事がある物語、いつも遊びが多い うてな ですが、今回 きっちりと作りこまれた演技 上手演技 劇団うてな のまた違う側面を観た。 面白かった。 あーー 缶バッチ買うのを忘れたー!!

皆殺しねこパンチ
ハダカハレンチ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2016/11/10 (木) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/12 (土)
旗揚げ公演ながら完成度高い。台詞回しのテンポとかは好み。軽妙な会話劇ながら、確りと心に響く部分もあって楽しめた。もう少し間合いが研ぎ澄まされるともっと客席の反応が上がりそう。川上憲心の使い方が良くて印象的。シミズアスナは相変わらず個性的な可愛さ。

治天ノ君【次回公演は来年5月!】
劇団チョコレートケーキ
シアタートラム(東京都)
2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/11/06 (日)
三年前の初演からの待望の再演。初演の際の衝撃そのままに終盤は泣きっぱなしになる。宿命を受け入れ、それを全うしようと直向きに努力する神ならざる男の姿とそれを支えた周囲の人々の物語。何度観ても素晴らしい逸作。
大千穐楽。ラストは納得のトリプルコール。観れてよかった。こういった作品に出会えて再演を目の当たりにして、観劇の楽しみを再確認出来た。

平日の天使、その他の短編
キコ qui-co.
Ito・M・Studio(東京都)
2016/09/20 (火) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/25 (日)
Bステージ。3本で180分はもはや短編ではない。表題作より2本目の『サンダルウッド』が良かった。3人芝居でバランスよく尺に収まっている中で終盤の展開に泣かされた。百花亜希にああいう役柄振ったら完璧だよ。アレ観たら泣くに決まってるわ。
『赤猫の舌』目の前で起こっておる事に追いつけはするのだが処理に追われてシンクロしない印象。『平日の天使』設定が巧妙で単体で観ればより刺さったかもなのだが、いかんせん直前の『サンダルウッド』が良過ぎたのと3連投の疲れで霞んだ。

WHAT A WONDERFUL LIFE!
タクフェス
東京グローブ座(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★
チラシのイメージから年末の笑い納めに行ったのですが、やはり宅間さんらしい結末でした。
カテコは盛り上がり、年忘れできました。
27名の大所帯大変だったと思いますが、短期間公演残念ですね。

囚われたもの達と一人の少女
アナログスイッチ
シアター風姿花伝(東京都)
2016/09/15 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/09/24 (土)
この数作では一番出来が悪い。45分という制約は相当に難易度高いのだな。山場もなくいつもの捻りの効いたセリフもなく…藤木陽一は相変わらず良かったけど…秋本雄基いないからかな…残念。

テレーズとローラン
地人会新社
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/19 (月)
倒叙型で進んで行くストーリーが、謎解きのソレではなく、より人間性とは何かを考えさせるツクリに成っている。この辺りの原作の凄みを余すところなく戯曲で表現するところが流石の谷賢一。演出家、戯曲家としての懐の深さが凄い。

毒と音楽
あひるなんちゃら
ザ・スズナリ(東京都)
2016/09/17 (土) ~ 2016/09/20 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/17 (土)
独特の緩い笑いと堀靖明のツッコミが噛み合ってて楽しめた。前売りだと2000円というのは最近小劇場では異例に安い。本編に加え関村さんの前説も面白いんだよな。

明るい家族、楽しいプロレス!
小松台東
駅前劇場(東京都)
2016/09/06 (火) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/11 (日)
全編宮崎弁で織り成されるどこか優しい雰囲気の会話劇。主宰の松本哲也が同世代なので子供の頃の思い出が結構被っててより楽しめた。前説の必要ないぐらいレスラーは全部わかるし。

キミの隣世界マジョ
シャービィ☆シャービィ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/10 (土)
初見。伝えたい事は何となく理解できるが、まだまだ若いこれからの劇団という印象。石澤希代子のキャラ芝居が可愛かったので今回はそれで充分。それを観に行ったので…

あなただけ元気
箱庭円舞曲
ザ・スズナリ(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/15 (木)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/09/10 (土)
会社もの。現役サラリーマンとしては、ちょっと違和感を覚える人物造形があったからか、入り込めない部分あり。リアルとドラマのバランスが好みに合わなかった。こんな時もある。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/09/03 (土)
相変わらずおもしろい。『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』は、コメフェス以来通算4回目。ちょっと改稿されてた。
『笑の太字』三谷幸喜への愛憎入り混じったオマージュをアガリスク風に表現してて好きだ。演者が変わると全く違う味わいになるから特に楽しい。間の取り方が全然違う。CDは、観慣れたアガリスクの間合いだったかも。CDそれぞれに違うんだけど、誘導されたように笑ってしまう。対してAは演劇的というかナチュラル。くまゆか超絶に滑舌良くて、すげーってなった。Bは今回最も負担の掛かっている津和野諒(1人だけ14ステージ)が他のチームと一味違うキレを観せてくれた。他のチームは、生徒側が笑いの着火点なのに、Bは先生のツッコミで起爆するケースが全然多い。突っ込んだところで笑いが起きる。この作品、俳優の組み合わせで面白さが無限。

無情
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2016/08/24 (水) ~ 2016/08/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/08/28 (日)
前半あれだけ笑わされたのにラスト号泣した。MCR観るたびに櫻井智也の世界に惹かれていく感がある。久々にラストに配された伏線回収がガッツリ刺さった。ラストシーン亀田梨紗が手にしたのものが何かわかった瞬間からもうダメだった。

ナイゲン(2016年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/08/11 (木) ~ 2016/08/22 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/08/11 (木)
流石名作、誰が演っても面白い。新キャストで、しかも初日でここまで楽しめるとは。とはいえ、まだ全キャストの一体感とか役柄の浸透度合い、モノにしてる感じが少し物足りない。こればかりは、ステージをこなさなければ出てこないものかも。

「ごはんと祭」
ごはん部
駅前劇場(東京都)
2016/08/15 (月) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/08/20 (土)
B演目。4本のオムニバス。あひるなんちゃらは、相変わらず緩〜い流れが笑える。ごはん部の間合いも嫌いじゃない。ピヨレボは、右手愛美だからアレでいいや。ウミダ、海田眞佑と前園あかりが噛み合ってて良かった。前園あかりこそアレでいい。まさか4列目で弄られるとは