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治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★

すごく良かった!期待通り見応えありました。

狂犬百景(2016)

狂犬百景(2016)

MU

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

ペットといってもこの劇中の人たちには最早家族なんだろうな。結局狂っているのは人間の方なのかもと、ちょっとゾクリとしたりして。犬を飼っている友人の感想を聞いてみたい気がする。
【犬を拾いに】「物語が繋がっている」という感覚は何となくわかる気がするが、それを他人に強要するのは宗教的な感じがして気持ちが悪い。個人的には「居るだけ」というキーワードが結構刺さった。
【グッドバイブレーション】これが一番好きだった。ボールをぶつけることくらいしか為す術のなかった佐野木が切ないなぁと思っていたが、最後にカーディガンを投げることでそれまでの思いに決別した紗英と、それを瞬時に理解した佐野木との共犯者めいた感じにぐっと来た。
【漫画の世界】まさに狂気の世界。理由なんてないんだろうな。とにかく怖かった。
【賛美歌】結局苛烈な処罰感情は自分に向けられたものだったのね。深谷とは手段は似通っていても目的は真逆で、それに気が付いてしまったラストが切なかった。
『狂犬百景』大変見応えがありました。やっぱりゾンビよりも人間の方が怖いよね。ゾンビ映画は観たこと無いけどさ。

嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

小説、映画とも未見。確か映画は甥が狂言回し的な役割だったと記憶しているが、舞台はちょっと違う設定。ファンには刺激的なシーンも有り、バリバリの現役アイドルが演じるには少々ヘビーな役どころ。体当たりで頑張っているなと思った。会場はファッションショーのランウェイを思わせる花道が延びる円形の舞台が真ん中で、客席は円形に配置され2階はぐるりとバルコニーが囲むという作り。わたしはバルコニー席だったが1階はかなり近くで観られたのでは。バルコニーは舞台の後方にまで座席があるため見切れる場合も有りそう。脇の男性陣はベテラン揃いで安定感抜群。岡田さんはかなりなクズっぷりを発揮していて楽しい。美術や転換もなかなか面白いアイデアだと思った。主演はちょっと役に対して若すぎたかなという感じも。声があまり好みでなかったのが残念だった。

『OKINAWA1972』

『OKINAWA1972』

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

THE小劇場的な空間にこれでもかと繰り広げられるエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒されました。詩森さんらしく解説も転換も全てがパフォーマンス!楽しかったなぁ。五島三四郎さんをはじめとする俳優陣がとにかく格好良かった。沖縄返還の密約とヤクザの抗争。全く交わることのない出来事が並列に語られるのに個人的にはちょっと違和感があったんだけど、現在の国と沖縄住民との乖離を考えると腑に落ちるかなぁ。主人公が死なない選択をする結末にすごく救われた気がしました。

嵐になるまで待って

嵐になるまで待って

演劇集団キャラメルボックス

かめありリリオホール(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

やっぱりオープニングが美しくて大好き。あの曲がかかっただけで物語り世界に連れて行かれる感じ。今日は前方の端の席だったけど、ちょっと後ろ寄りのセンターでも観てみたい。広瀬教授の場の支配力が今までより若干弱かったかなぁ。キャストの中で、一色洋平くんが良い意味での違和感を醸していたと思う。キャラメルっぽくない感じが逆に新鮮だった。全体的にはバランスの良い配役だったと思う。波野姉弟は年齢的にも今までで一番設定に近かったような気がするし、他の配役も好印象。今までの上演で、岡田さんの波多野は哀しみ、細見くんの波多野は怒りのイメージだった。今回、かじもんの波多野は精一杯虚勢をはっている駄々っ子のように見えた。雪絵の言葉に糸がプツリと切れたような印象。個人的にはユーリと幸吉くんではなく、波多野姉弟の物語に思えてならない。 2002年版を何度も観ている所為かもしれないけれど、波多野のアクションに岡田さんの面影が、雪絵の手話に忍足さんの面影が見えた気がした。(岡内さんの手話、美しかったです)

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー

公益社団法人日本劇団協議会

ザ・ポケット(東京都)

2016/09/14 (水) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

映画も原作も未見。物語の核心は知らないままの観劇でしたが、まあ、気持ちよく引っかかりました(笑)原作(物語)の力と脚本の力が上手く噛み合って、とても素敵な作品になっていたと思いました。キャスティングの評判が良いと聞いていたのですが、本当にイメージピッタリのキャスティングでした。若い俳優さんの中、多田くんがお兄さんで、何かしみじみ。細貝圭くん(バスコさん!)がとても良い声でした。座席が下手端っこだったので、場面転換のときに隠してるところが見切れちゃったのはご愛嬌(笑)いっそ堂々とやっても良かったのでは。

テレーズとローラン

テレーズとローラン

地人会新社

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/09/09 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

通常でいうところの物語の結末から逆に遡っていく展開。積み重ねるのではなくひとつひとつ取り除いてのぞき込んでいくような感じ。凄惨な場面から段々と屈託がなくなる登場人物達が逆に切ない。これはどういう意図での作劇なのか、是非谷さんに伺ってみたい。上手前方の席だったのですが、下手から当てている照明がちょっと目に入って気になりましたが、それ以外は美術も照明も美しかった。大人の鑑賞に耐える作品だったと思います。言うまでもないですが、俳優陣はさすがの一言でした。

三億円事件

三億円事件

ウォーキング・スタッフ

シアター711(東京都)

2016/09/03 (土) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★

狭い空間に飛び交う怒号。昭和の刑事のイメージさながらに会話が進んで行く。知識が乏しいので内容を咀嚼していくのが至難の業なのに、飽きずに見続けられる自分が不思議。しかし、黒電話のベルってどうしてこんなに不吉に聞こえるのだろう。キャスティングはきっと今回の方がリアルに近いんだろうけど、どうしても脳内でパラドックス定数と比較してしまうわたし。刷り込みみたいに白砂さんを慕っている宮内さんとかもうね!『怪人二十一面相』と続けて二作品観たいなぁ。というわけで、パラドックス定数版の再演も是非に。

嘘より、甘い

嘘より、甘い

タカハ劇団

小劇場B1(東京都)

2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★

久々にタカハ劇団らしい胡散臭さ(褒めてます)に満ちた作品でした。相変わらず登場人物のキャラが濃い!
そして丁々発止のやりとりに引き込まれました。タイトルの「嘘」の文字が反転しているのが思わせぶり。
オープニングの映像が格好良かったです。

きんとと

きんとと

クロジ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/08/24 (水) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

クロジはお初の劇団。全体的に豪華で見応えのある舞台でした。天井の高さを生かした美術がきらびやかで美しく、全体を見渡せる後方席の観劇の方が良かったかも。ヒラヒラとした帯が金魚の尾びれのようで印象的でした。そして普段声優をされている方の発声と滑舌はさすが! 誰が遊郭に火を放ったのか?登場人物全員に動機があるミステリーのようで、最後まで目が離せませんでした。たくさんの人が死んでいくなか、せめて最後のシーンで萩泉と睦のその後が語られ救われた感じがしました。個人的には棗と嶋の件をもう少し膨らませてくれると嬉しかったのですが、ストーリーの本筋から言えば仕方ないでしょう。嶋のフェミニストぶりを自分だけに向けられた愛情だと思い詰めてしまった棗は、開き直れなかった純粋さも含めて哀れだし、共感もできました。
蛇足。劇団名とタイトルのイントネーションがわたしが思っていたのと違っていて衝撃!
「クロジ」は黒字と同じ、「きんとと」は金箔と同じ。
両方ともアタマにアクセントだと思ってました。

隣のきのこちゃん3~マルナゲドン~

隣のきのこちゃん3~マルナゲドン~

トキメディアワークス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/12/28 (水) ~ 2017/01/05 (木)公演終了

満足度★★★★★

はちゃめちゃワールド
すごいですー
他の舞台では絶対やらないような役をキャスト陣が熱演
楽しかった~

コーラないんですけど

コーラないんですけど

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/12/30 (金) ~ 2017/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/31 (土)

ネタばれ

ネタバレBOX

渡辺源四郎商店の【コーラないんですけど】を観劇。

青森を中心に活動している劇団。

母子家庭で、子育てに上手く言っていない母親。
息子の為にと、ピアノ、ヴァイオリン、水泳などのお稽古事を習わせるが、無理強いさせているからか、ことごとく拒否されてしまう。そんな息子も成長と共に引きこもりになってしまい、ネットゲーム三昧だ。
そして将来を案じて、親戚に頼んで仕事の面倒を見てもらうのだが、それが紛争地域での派遣活動だったのだ.....。

日本が紛争地域で行っている派遣活動を描いている作品で、それに残された家族を描いている。
母子家庭ながら、母と息子が過ごした楽しかった時間、自立する息子、母との別れ、そして【瞼の母】という流れにはせず、母と息子が過ごした辛い時間、引きこもり、自立すら出来ない息子、そして親子関係すら破綻してしまうという負の出来事だけをあえて描く事によって、母と息子との何十年ぶりの再会には心を揺さぶられてしまう。
では何故?、あえて楽しい思い出ではなく、負の出来事だけを描いた後に、家族を離れ離れにして、悲劇に落して行くのか?
そんな疑問を考えながら観ていくと、作家の意図が思う存分伝わってくる作品になっている。

傑作である。
ローザ

ローザ

時間堂

十色庵(東京都)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/30 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/23 (金)

抽象劇なので、内容が判りにくいとも言えるが、各々の役者のパフォーマンスレベルは高いと思った。最終公演とのことだが、役者は最後まで普通に演じており(表面的にはそう見えた)、感傷的になってブレることはなかった、と思った。

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―

オトナの事情≒コドモの二乗

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/12/23 (金) ~ 2016/12/27 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/24 (土)

(をとこの所為)通常女優が演じる演目を男優が演じる事で、より際立って女性的な部分がクローズアップされるつくりに。実績のある良いテキストに上手い俳優が集まるとやっぱり観応えがある。

(をんなの所為)をとこバージョンとは違い、あっさりと言うか、これが普通。上演時間は10分差だが体感で30分は違う。とはいえ、演者のレベルは男優陣に勝るとも劣らない。ぼっこさん(木下祐子)の技術の高さが素晴らしく、岡田あがさのオンリーワン感が凄まじい。

霓裳羽衣

霓裳羽衣

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/12/17 (土) ~ 2016/12/21 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/18 (日)

完成度の高いエンターテイメント。男性だけで全員女性役を演じる贋作女形の発想含め堀越涼の巧さを堪能。随所に鋭い台詞も織り込んであって観応え充分。中でも自分の目で見なければ信じないという主張に対して「人間が信じているものは大体眼に見えないのもだよ」は鋭過ぎる。

テンテン

テンテン

劇団 贅沢貧乏

アトリエ春風舎(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/17 (土)

全体的にテンポが緩いのとテーマが合わなくてツラかったがラストが良かったので相殺。家とかアパートとか空間と時間の制限がなくなって、ある意味なんでも表現出来る(場転出来る)のが功罪相半ばの印象。ブラッシュアップしたものを今はなき青山円形劇場で観たい衝動はある

組曲『遭遇』

組曲『遭遇』

空想組曲

サンモールスタジオ(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/14 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/11 (日)

面白くなかった訳ではないが、やや冗長で期待した程の伏線回収もなく、アレだけの俳優陣を考えると物足りない。数ある短篇の中では『翼をよこせ』の岡田あがさの一人芝居が秀逸。美人が不美人を演じる際に必須の崩しが抜群に効いていて納得感高い。

ミカエル

ミカエル

MCR

駅前劇場(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/13 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/10 (土)

最初は雑多な笑いから入って行くのに、ラストは真っ直ぐに人の迷いとか想いを鋭く描いてくる筆致は流石。前作『無情』は、激しく感情を揺さぶられが、今作はじんわりと沁み込んでくる感覚。外村道子が艶っぽくて印象的。キャスティングが上手いな。今作にぴったりハマってた。

15 Minutes Made Volume15

15 Minutes Made Volume15

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/11/26 (土) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/12/03 (土)

今回も魅力的な6団体が揃って非常に観応えがあった。初見のmizhenが印象的。奇抜な演出とかはないのだが何かしら心に引っかかるものがある。アフタートークでの主宰の藤原佳奈の語り口も良かった。次の公演に行ってみたい

僕たちは他人の祈りについてどれだけ誠実でいられるか(仮)

僕たちは他人の祈りについてどれだけ誠実でいられるか(仮)

Ammo

Space早稲田(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/11/27 (日)

結構ハードな内容かと身構えていたが、ムスリムを扱っているものの、非常に丁寧に描かれた家族の物語。前園あかりと山崎丸光の遣り取りが、心の距離が詰まるにつれて逆に哀しくなっていくところが特に良かった。

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