最新の観てきた!クチコミ一覧

64361-64380件 / 191508件中
時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/27 (月) 14:00

27日午後、下北沢の駅前劇場で上演されたアガリスクエンターテイメント第23回公演、『時をかける稽古場2.0』を観てきた。この団体は過去に小劇場系の付与されるいくつかの賞を受賞している団体であって以前から一度は観てみたかったのだが、今回念願叶ってようやく観劇となった。出演者には知人の役者はおらず、純粋な演劇鑑賞である。


舞台は超遅筆な脚本家率いる賞劇団「第六十三小隊」の公演二週間前。稽古場で、偶然にもタイムマシンの働きを持ったビニールテープを発見した劇団員達は、公演前日の世界から台本を取ってくるという奇策を思い立ち実行する。しかし、未来、つまり公演前日の団員達は別の奇策を思い立つ。つまり、全員で公演二週間前に戻ってたっぷり稽古をしようというのだ。そこで現れたのが、公演後五年たった未来の団員3人。この未来の団員から、実は公演が出演者のインフルエンザによって公演は中止になり劇団は解散したことを知る。公演中止、ましてや解散をしたくない公演二週間前と公演前日の団員達。結局、公演二週間前の団員達は、公演の成功と解散阻止のため、タイムマシンで本来の自分たちの世界である公演二週間前に戻っていく。

この話、過去の人間達が未来を変えるということである。これは、タイムマシンが同一時空の過去・現在・未来を行き来しているのでは無く複数ある時空の世界から自分たちの望んでいる世界の時空を移動しているという発想で無いと出来ない。劇中でもそのことを説明しているが、それは後半のインフルエンザを発症した役者と他の出演者との間に生まれた連帯感による感動的シーンを生み出す必要からの苦肉の策とも言える方法であったように思えた。

劇中、笑えるシーンやしんみりするシーンもあり、なかなか感動的。それは、劇の持っているテンポ感と役者の動きや台詞まわしのうまみが上手く作用しての結果。まぁ、演出が上手いという事なのだろう。脚本的には若干の話の展開的なほころびもあったけれど、まずまず。

個々の役者としてインフルエンザを発症する役者ハマカワ役のハマカワフミエ(タレントで役者でもあるサヘル・ローズに似ていた)と、劇団員ツワノ役の津和野諒の存在感がなかなか秀逸。余談であるが、アイドルで客演ユキ役の榎並夕起は某テレビ局の女子アナ・久保田智子に似ていて、ハマカワフミエと共に親近感を感じた。

マークドイエロー

マークドイエロー

もぴプロジェクト

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00

価格3,500円

まずはこれからご覧になる方々へアドバイス。
入場した時に舞台中央にある「もの」を考慮して席を選ぶ必要はありません。理由は推して知るべし。
ま、囲み客席の芝居で問題となるような死角を作る演出家はほとんどいないし。(例外的に下手くそな演出家がやらかす危険は否定できないが(爆))
また、ウィキペディアの「ドグラ・マグラ」の項を(観る前でも観た後でも)一読するとより楽しめるかも? ネタバレというほどではないと思うし、そもそも「原作」ではなく「着想」なので。
さらに言えば、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んでおけば得心がゆく部分も複数。

かく言うσ(^-^) 、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んだのは20歳前後のことで詳細は忘れていたが、冒頭とラストの「アレ」は「ドグラ・マグラ」に準拠したもの(冒頭の方にはドサクサに紛れてよく知られている「別のもの」を混ぜていなかったか?(笑))とワカったし、メタ部分のある「ドグラ・マグラ」を包み込んだ「もう一層外側の物語」あるいは「呉二郎の物語」な感じ?と解釈できて楽しめたワケで。
なお、元ネタを知らなくてももちろん大丈夫。

ちなみに「ドグラ・マグラ」を読んだのは佐井好子の2ndアルバム「胎児の夢」がキッカケ。メタフィクションあるいは自らを内包するような層構造が好きなのはその頃からだったのか、それがキッカケだったのか……?

なお、聞いたところによると下平主宰は100分を切りたがっているとのことだが、一部の会話がせわしなく間を取らないのが不自然に感じられたので無理して巻くより会話の自然さを尊重して欲しい気もした。

あと、おぼんろのさひがしさんは「やはり(笑)」ストーリーテラー的な役どころであると同時にメガネなこともあってか「その役職の人」っぽさも醸しだしたシブいオジサンでありました。

【参考】初日の実測上演時間は100分強。

ネタバレBOX

冒頭のアホダラ経的な部分は「キチガイ地獄外道祭文」+「アジアの純真」?(笑)
「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~

「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~

株式会社Ask

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/29 (水)

昭和感漂う舞台セットや衣裳などで、その時代に入り込んだような気がしました。笑いあり、涙あり、考えさせられる所があり見所満載でした。そして、軍艦島に興味を持ち、一度訪れたくなりました。個性溢れるキャラクターを役者さん達が熱演していて、とても良かったです。素敵な舞台でした!

わたしの、領分

わたしの、領分

松澤くれはプロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/28 (火)

以前から気になっていた舞台、初日である28日の晩に観て来ました。

ネタバレBOX

臨床心理士・萩野と、謎の少女「はるか」…このダブルヒロインが主人公の『わたしの、領分』なんですが、以前に入・退院と手術を繰り返したことのある自分の関心は「患者」…もとい!この場合は「メンタル面で事情を抱えた子供」を持つ親たちに専ら行ってしまいがち。
完治する可能性もある怪我や病気と違って、この作品に出て来る子供たちの「事情」は、生涯、付き合っていかねばならない性質のもの。そのため、萩野をはじめとする臨床心理士の役割も、子供が周囲との折り合いを今より円滑に行えるよう、保護者共々、じっくり時間をかけて導いていく…風に素人の目には映ります。

ですが、萩野のもとを訪れる
シングルマザーのうえに、同じ「事情」を抱える可能性のある命を宿している、Aくんの母親も
子供の将来を考えて、小学校の普通学級に行かせたいのに、周囲の関係者からは特殊学級への進学を説得されている、Bくんの両親も
(Aくんの)状況が改善する、見込みだけでも見出したい!
特殊学級でなく、普通学級に(Bくんを)行かせた方がいい、と言ってもらいたい!
という「答え」を、専門家とはいえ自分たちより年の若い、親としての経験もなさそうな、萩野に求めています。

Aくんの母親が(萩野の立場では無責任に口に出せない)「治る!」「今より改善する!」を断言する、怪しげな、民間療法の主宰者にすがったのも
それまで荻野との面談では寡黙だったBくんの父親の方が「うちの子を障害者扱いする気か!」と突然、怒鳴ってしまったのも
今日・明日にでも「答え」が聞きたい!との切実な思い…この「切羽詰まった」感、当事者の立場に置かれた者じゃなければ、絶対にわからないだろうな、と数年前の自分に置き換えて拝見させてもらいました。

役者陣。
開演前から演技に入っていて、上演中、ほぼ出ずっぱりで、ただならぬ「漂流感」を表現し続けていた、謎の少女「はるか」役・岡村いずみさん
内面の葛藤を抱えつつも、「現実」から逃げずに立ち続けた、臨床心理士・萩野役の善知鳥(うとう)いおさん
いつもは割と脇役の役者さんに目が行きがちな偏屈者なんですが(苦笑)、今回は素直に、ヒロインお二方の熱演に頭(こうべ)が下がる思いでした。

…とここまで褒めておいて何故★★★★★じゃないの?なんですけど(汗)
ヒロイン・萩野、子供たちと同じ「事情」を抱えたヒトなもんで、おはなしの訴求力は一層強まっているのですが、反面、(あえて失礼な言い回しをしますが)私たち「普通のヒト」ではないために、「だから、普通のヒトよりも熱心に取り組んでいるんだ」とも捉えかねず、おはなしの説得力がやや弱まったように感じられたからです。
ヒロインの「事情」を取り除いてしまうと本作品が成立しなくなるんで、無茶なのは承知なんですが、「大学で学んだとはいえ、それまで何の実感もなかった」平凡なヒロインの目で見た『あなたの、領分』も是非観たいなと…余計なことを言ってスイマセンでした(大汗)!

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

ICHIGO WORLD (宮城県)

2017/03/29 (水) ~ 2017/03/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00

太宰治の「人間失格」と演者3人の半生のクロスオーバーとでも言うべき代物で、自虐ネタ、メタネタ、芸の凝ったギャグ等笑い所連発。
原作を知っていると尚面白い。
それでいて笑えずに真顔で見てしまうような、現実の辛さを思い出させるようなポイントもあるのが興味深かった。
社会に出るから人間なのか?社会に出ないと人間失格なのか?否!と私は思いました。
生き生きと、生きたいですね。
重い題材をエネルギッシュに娯楽性豊かに描いているのは流石でした。

紙屋町さくらホテル

紙屋町さくらホテル

conne-colle

Geki地下Liberty(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了

満足度★★★★

脚本よかった~♪
だが長い・・・休憩10分入れた約3時間の大作
お尻少々痛くなったです(^_^;)

小難しい話と
楽しい演劇談話や演劇熱いろいろ交えて
重く軽く笑いを上手に入れてたなぁ・・と
また小道具や衣装なども丁寧に作られており
琴線に触れる細やかさがありました

客層は結構ご年配の方々が多いように感じました
男女比は1:1ぐらいで満席~♪

ネタバレBOX

出だしはGHQの詰め所(?)で
自分を収監せよと迫る海軍大将を名乗る人物と
その応対をした男との会話から
4年前に戻っての回想シーン=さくらホテルでの芝居話がメインです

そーだよなぁ戦中は左胸とかに名札=血液型まで記入されたものを付けてたり
手紙や手帳・令状などの出来が
とってもらしくて作品の重厚さにかんでましたわ
箱膳とか昔は普通に使ってたよなぁ・・・など小道具Goodでした

林氏とか政府の犬系の方々もらしさよく
戦中ながら女性陣も個性的でのって芝居していたように感じました
=宝塚の男役登場再現シーンは楽しかった~♪

効果音も細かく
いい味出していました

台詞の流れがいまひとつなトコは
杮落としだしと容認

でも開演前の無音と
小劇場セオリー通りの5分遅れの開演は・・・残念やね

木製テーブルと椅子にオルガンを配した
シンプルな舞台セットながら
上手に過去のホテル稽古場と
現在のGHQ取調室などを表現されていました
家族の神話

家族の神話

劇団 でん組

ザ・ポケット(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか判り易いつくりの話なのに
いろいろ仕込まれて楽しめた90分の作品

結構客席の年齢層も高めでしたし

でもそうゆう年を重ねた方が
背もたれを足で押すのが情けなかった・・・
観劇マナーは守ろうよ
作品に集中出来なくなくなるわ
映画館では先に注意されるマナーだけど
小劇場系では言わないから・・・
って言われなくても過ぎた年月で
人間の深みを見せて欲しかったなぁ・・・
(でないと ただの老害)

ネタバレBOX

シンプルで判り易い人間関係を
ちょいちょいと見せてゆく手法は巧みであった

兄妹の関係やDVなど
障害を持って生まれた子の周囲の対応
夫婦の関係など
人間関係も上手に描いてましたが
壮年弁護士さんが
ちょい台詞カミカミ気味だったのが残念

観客層は高年齢であり
関係者が多いように思えたです
やや男性が多かったかな
『満月動物園 × 桃となのはな』

『満月動物園 × 桃となのはな』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/03/28 (火) ~ 2017/03/28 (火)公演終了

満足度★★★★

30分ずつ2劇団の芝居が1800円で観られるのはうれしい。水曜日がノー残業デーなので、火水と二日にしてはどうかな。
満月動物園「崖をわたる」
オープニングから印象的なシーンで期待が高まり、あっという間の30分。凝縮された面白さと観劇後の余韻。戒田さんの書く芝居はすごく私好みだと再認識。写真に残したくなるシーン多数だった
桃となのはな「ダブルブッキング」
楽しい芝居。ただ、よくある設定でもう少しひねりや驚きが欲しかった。今回立ち上げ(第0回公演)なので、次回本公演に期待

つぎはぎ

つぎはぎ

劇団水中ランナー

ワーサルシアター(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

劇団水中ランナー『つぎはぎ』 於:ワーサルシアター

タイトルが秀逸だなぁ。
ラストシーンはまるで一枚の絵を見ているようで、
2人を見つめるみんなの優しい眼差しがとても素敵でした。

ネタバレBOX

個人的な感想
じゃんけんの布石の使い方がもったいない!と感じました。
伏線を回収するならグーを出す場面の方が良かったような気がします。
あるいは友をつどいて

あるいは友をつどいて

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても緊張感がありました。衝撃的でした。

ネタバレBOX

反日武装戦線‘狼‘が自らの信じる正義に真摯に忠実であったこと、社会の矛盾を率直に指摘したことが強く印象に残りました。
青春の延長戦

青春の延長戦

冗談だからね。

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★

池亀ワールド炸裂(笑)的な公演に感じました。

ネタバレBOX

最後は「バナナ学園純情乙女組」の「おはぎライヴ」でも始まるのかと思った!
「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~

「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~

株式会社Ask

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

まずは、劇場に入って座席に着く前にお〜ぉっ!昭和の路地だあ〜!電柱に付いてる灯りも傘も懐かしい。なぜつて?自分は1960年生まれ(笑)舞台の時代にドンピシャだから!半ズボンにイニシャル付きの手編みのセーター着た子どもが出て来そう。女の子はおかっぱで赤いスカートはいて。出て来て欲しかったなぁ。とても素晴らしい舞台でした!体当たりの舞台、熱が思いが伝わって来ました。何だろう、あの当時はみんな正直に生きていたかなぁ〜、いろんな意味で。今は何を守ろうとしてるのか鎧を着て人との関係を保つている気がしてしまう。幸せってなんだろうね。少なくても当時は希望と夢をみんなが持てたのは確か。また、観に行きたいなあ〜って思った舞台でした。昭和に連れて行ってくれてありがとうございました。

得て(再演)

得て(再演)

ほりぶん

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/28 (火)

クスクス笑いからドカンドカンと笑った笑った。でも振り返るとすごくこわ~~~~い話なのよね。ブルッッ

あるいは友をつどいて

あるいは友をつどいて

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは凄い!
これほど重厚な舞台は久しぶりに見た。

時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了

満足度★★★★


時をかける稽古場2.0 に駆け込んできたよ!試演会で展開知ってたから、二度目目線で。だけど、明らかに違ってたし、明確になっていた。やっべ、たのしー!
女性達の演技力と、男性達の徹底したコメディ力を浴びて欲しい。

スタッフがいい、美術がいい、映像がいい。

OPの映像で、スタッフロールまであんなにはっきり出した団体は久々みたな。信用の証だ、と思う。
見せ転換時の見せ方も、なるほど。
ドアは明らかにアレだから、黄色の丸は身に付けてるアレで、上部の四角枠は…机のアレか?
どうでもいい情報だけど、私が今日見た時をかける稽古場で一番好きだなって思ったのは、「べつわの」さんです。
右往左往しながら楽しみにしてくれてるなんて素敵じゃない?


以下は、試演会(3/1)の感想。


「時をかける稽古場2.0」の試演会に参加。熱量ある骨子の部分を見せていただいた感じ。たくさん笑った。人物が活き活きしてる。上演想定時間より長くなったらしい。確かに削れる間延びとかはあった気がする。ここで映像のタイミングね、というのも想像ついたなー。
初演は知らない。むしろアガリスク2回目。なので、質問も要望もあの場で思いつかなかったけれど、作戦会議トークショーまで見られて良かった。衣装の話や、5年後メンバーにまつわる話なんかが聞けて興味深い。
”時をかける”理論を割とすんなり理解できたのは、
"LASTSMILE"を知っているからかなぁ。
時間軸移動系の話はいくつも知ってるけど、3つが相互に絡み合うのはレアなんじゃないかな。
稽古と慣れって言われればその通りだけど、場面の切り替わりとか、演者はどうやって頭の整理を付けてるんだろう?書いた冨坂さんは勿論だけど、皆さん頭がいいなぁ。
見てる間は情報の洪水で(特に序盤)、初見には疑問を疑問と認識する時間がなかったかも。えっ?おおっ!ほほう。なるほど!のサイクルが早い。コメディの早さとしては必要な早さなんだろうな。
試演では必要最低限の美術セットで床面積も狭いから、これで袴田さんのセットがどう加わるのか気になる。
床が見えるに越したことは無い芝居なんだけど、駅前劇場か…。私だったら全体を見るためにも後方席だな。試演は後列でも頭の間から少しは見えたから脳内補完可能だし。
公開ゲネやプレビュー公演をやってる団体はあれど、オープンβの試演は新しい。それこそ2週間の改良時間が生まれるのは大きい。
でもこれ、この演目だから面白味が出るやり方なんだよなぁ(笑)。全部の演目でやっちゃうと、しらけちゃう。

亡国のダンサー

亡国のダンサー

劇団黒テント

ザ・スズナリ(東京都)

2017/03/25 (土) ~ 2017/03/29 (水)公演終了

満足度★★

久方振りの黒テント。  楽しみにしていたのだけれど。  入り込めない内に、寝てしまった。  だから感想を書けない。  但し、睡眠不足でも面白い舞台は寝ることはない。 ということを考えると・・・

わたしの、領分

わたしの、領分

松澤くれはプロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/28 (火)

初演の『わたしの、領分。』も観劇しましたが、今回の『わたしの、領分』は再演ではなく、また新しい物語でした。
観ていると息がつまって、苦しくて、終演後すぐには立てませんでした。
でも最後には、少しの光がありました。

いろんなことをあいまいに許容するという、自分が普段できない優しさの物語。
本当にたくさんの人に観てほしいと思います。

岡村いずみさんの演技にとても惹かれました。

あるいは友をつどいて

あるいは友をつどいて

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

 所謂学生運動は、1972年の沖縄闘争以降急速にその勢いを弱めていった。

ネタバレBOX

大衆の動員が減りセクトによってはヘゲモニー争いに明け暮れるものも出てきた。大衆との闘争に乖離を生じたセクトの多くはラディカリズムに走った。今作に登場する東アジア反日武装戦線”狼”もラディカルに傾いたグループの一つであった。彼らは、1974年8月30日、丸の内の三菱重工本社ビルに時限爆弾を仕掛け爆発させた。無論、人を殺傷することが彼らの目的だった訳ではないから事前に警告の電話を入れたが、三菱重工側は悪質な悪戯と取ったのだろう。警告の電話を切って対応を取らなかった。警告のタイミングから、爆発までの時間がかなり短かったということはあろうが、例えそれが充分であっても恐らく多くの死傷者を出したことに変わりはあるまい。日本国内での爆弾テロは、それだけ遠いものだったのだ。
死者8名、重軽傷者376名を出したこの事件でメディアは、実行した人々を人間と看做さないという状態であった。だが、本当に彼らはデモーニッシュな何者かで人の心のかけらも無かったのだろうか? 今作で描かれる彼らは優しく、正義感が強いうえに純粋で、非差別的である。そんな彼らが何故これだけの事件を起こしたのか? が問われていると同時に彼ら自身のオトシマエの付け方や悩み、社会的弱者救済という理想の前に立ちはだかる鵺のような普通の人間の差別意識や、変更を迫る者達に対する敵愾心や敵意或いは無視! 等の状況が淡々と紡がれ、考えさせる舞台になっている。

 今、安倍のような偽物が恰も人物であるような振りをして「日本国」首相としてその地位にふんぞり返り、日本会議のメンバーを優遇して己の地位安泰を計り、追及は悉く隠蔽と詭弁、嘘で逃げ回りながら、宗主国、アメリカの意を忖度して植民地経営に当たる愚を鵺達はどう観、これだけの高支持率になっているのか? ミサイル防衛を強化するだのとアホなことばかり言っていないで、原発即時全廃を決め、廃炉作業中にミサイルを撃ち込まれないようにするのが先決だろう。核弾頭を搭載していないミサイルでも原発に命中したら、その被害は甚大なものになるのは、どんなに想像力の乏しい者が考えても当たり前のことである。F1人災の被害を矮小化し帰還を促すプロパガンダに汲々としている推進派だが、日本人の犠牲の上に何を築こうというのか? と言った現在の問題についての疑義を投げかけるだけの問題提起を今作は孕んでいるであろう。
舞台版ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」

舞台版ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」

サードステージ

サンシャイン劇場(東京都)

2017/03/26 (日) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

しずかちゃんの佇まいが本当にしずかちゃんらしく素敵でした。

ネタバレBOX

22世紀に地球で開発されたどこでももやで人間と動物が移住した二連惑星に、偶然繋がった21世紀のドラえもんたちが出掛けて行き、実質的に人間と同じニムゲに侵略された動物の進化系であるアニマルたちを助ける話。

宇宙の連邦軍の出動で事態が収拾されたのはあっけなく拍子抜けでしたが、しずかちゃんを始め登場人物が本物らしく、ドラえもんも片足でトントンしたり、それなりに本物っぽく見えました。

ゴリラ親子のベタなコントなども楽しかったです。

ただ、全体の舞台の中でドラえもんの目だけが光を反射していたのは不自然で、反射性の少ない素材を使ってほしいと思いました。
狂犬百景(2016)

狂犬百景(2016)

MU

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/10/02 (日)

近くにある太宰治&森鴎外のお墓詣りも兼ねて、星のホールに足を伸ばしてみました。

ネタバレBOX

4話オムニバスの本作、主演の黒岩三佳さん、青木友哉さんを初め、総勢22名もの役者さんたちを、実に贅沢に使っています。そして、どなたも変に肩肘張らず、抑制の効いた好演でした。
とりわけ、製菓会社のオフィスを舞台にした第2話にご出演の、詩森ろば作品の常連・佐野功さん、ワタシには初見の古市みみさんに、第3話・第4話で同一人物として出られた、古屋敷悠さん、のお三方の演ずる人物像、大変印象深いものがありました。

舞台美術も、4話共通の背景に、各話ごとに入れ替わるセット。特に第1話のコンビニ店内のセットが、作品のシュールなテイストを、より一層、引き立たせていたように映りました。

脚本も実に巧みです。上述の通り、22名もの役者さんたちの役柄を明確に描き分け、さらには、第1~3話の登場人物の中から何名かを第4話にも再登板させることで、作品全体にスケールというか、奥行きが出たように思われました。

にも拘らずなんですけど、実は最後まで作品世界に没入することが出来ませんでした。あくまでも個人的な受け止めなんですが、どの役柄も「生身の人間」というよりも、狂言回しや・伏線張りや・話を盛るための「駒」にしか感じられなかったんです。『狂犬百景』と題された将棋の棋譜をなぞっている…ゴメンナサイ! 舞台上の役者さんたちにオーバーラップした、盤上を眺める脚本家のイメージが脳裏に浮かんで離れない2時間10分でした、とさ。

このページのQRコードです。

拡大