
時をかける稽古場2.0
アガリスクエンターテイメント
駅前劇場(東京都)
2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/27 (月) 14:00
27日午後、下北沢の駅前劇場で上演されたアガリスクエンターテイメント第23回公演、『時をかける稽古場2.0』を観てきた。この団体は過去に小劇場系の付与されるいくつかの賞を受賞している団体であって以前から一度は観てみたかったのだが、今回念願叶ってようやく観劇となった。出演者には知人の役者はおらず、純粋な演劇鑑賞である。
舞台は超遅筆な脚本家率いる賞劇団「第六十三小隊」の公演二週間前。稽古場で、偶然にもタイムマシンの働きを持ったビニールテープを発見した劇団員達は、公演前日の世界から台本を取ってくるという奇策を思い立ち実行する。しかし、未来、つまり公演前日の団員達は別の奇策を思い立つ。つまり、全員で公演二週間前に戻ってたっぷり稽古をしようというのだ。そこで現れたのが、公演後五年たった未来の団員3人。この未来の団員から、実は公演が出演者のインフルエンザによって公演は中止になり劇団は解散したことを知る。公演中止、ましてや解散をしたくない公演二週間前と公演前日の団員達。結局、公演二週間前の団員達は、公演の成功と解散阻止のため、タイムマシンで本来の自分たちの世界である公演二週間前に戻っていく。
この話、過去の人間達が未来を変えるということである。これは、タイムマシンが同一時空の過去・現在・未来を行き来しているのでは無く複数ある時空の世界から自分たちの望んでいる世界の時空を移動しているという発想で無いと出来ない。劇中でもそのことを説明しているが、それは後半のインフルエンザを発症した役者と他の出演者との間に生まれた連帯感による感動的シーンを生み出す必要からの苦肉の策とも言える方法であったように思えた。
劇中、笑えるシーンやしんみりするシーンもあり、なかなか感動的。それは、劇の持っているテンポ感と役者の動きや台詞まわしのうまみが上手く作用しての結果。まぁ、演出が上手いという事なのだろう。脚本的には若干の話の展開的なほころびもあったけれど、まずまず。
個々の役者としてインフルエンザを発症する役者ハマカワ役のハマカワフミエ(タレントで役者でもあるサヘル・ローズに似ていた)と、劇団員ツワノ役の津和野諒の存在感がなかなか秀逸。余談であるが、アイドルで客演ユキ役の榎並夕起は某テレビ局の女子アナ・久保田智子に似ていて、ハマカワフミエと共に親近感を感じた。

マークドイエロー
もぴプロジェクト
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00
価格3,500円
まずはこれからご覧になる方々へアドバイス。
入場した時に舞台中央にある「もの」を考慮して席を選ぶ必要はありません。理由は推して知るべし。
ま、囲み客席の芝居で問題となるような死角を作る演出家はほとんどいないし。(例外的に下手くそな演出家がやらかす危険は否定できないが(爆))
また、ウィキペディアの「ドグラ・マグラ」の項を(観る前でも観た後でも)一読するとより楽しめるかも? ネタバレというほどではないと思うし、そもそも「原作」ではなく「着想」なので。
さらに言えば、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んでおけば得心がゆく部分も複数。
かく言うσ(^-^) 、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んだのは20歳前後のことで詳細は忘れていたが、冒頭とラストの「アレ」は「ドグラ・マグラ」に準拠したもの(冒頭の方にはドサクサに紛れてよく知られている「別のもの」を混ぜていなかったか?(笑))とワカったし、メタ部分のある「ドグラ・マグラ」を包み込んだ「もう一層外側の物語」あるいは「呉二郎の物語」な感じ?と解釈できて楽しめたワケで。
なお、元ネタを知らなくてももちろん大丈夫。
ちなみに「ドグラ・マグラ」を読んだのは佐井好子の2ndアルバム「胎児の夢」がキッカケ。メタフィクションあるいは自らを内包するような層構造が好きなのはその頃からだったのか、それがキッカケだったのか……?
なお、聞いたところによると下平主宰は100分を切りたがっているとのことだが、一部の会話がせわしなく間を取らないのが不自然に感じられたので無理して巻くより会話の自然さを尊重して欲しい気もした。
あと、おぼんろのさひがしさんは「やはり(笑)」ストーリーテラー的な役どころであると同時にメガネなこともあってか「その役職の人」っぽさも醸しだしたシブいオジサンでありました。
【参考】初日の実測上演時間は100分強。

「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~
株式会社Ask
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/29 (水)
昭和感漂う舞台セットや衣裳などで、その時代に入り込んだような気がしました。笑いあり、涙あり、考えさせられる所があり見所満載でした。そして、軍艦島に興味を持ち、一度訪れたくなりました。個性溢れるキャラクターを役者さん達が熱演していて、とても良かったです。素敵な舞台でした!

わたしの、領分
松澤くれはプロデュース
小劇場 楽園(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)
ICHIGO WORLD (宮城県)
2017/03/29 (水) ~ 2017/03/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00
太宰治の「人間失格」と演者3人の半生のクロスオーバーとでも言うべき代物で、自虐ネタ、メタネタ、芸の凝ったギャグ等笑い所連発。
原作を知っていると尚面白い。
それでいて笑えずに真顔で見てしまうような、現実の辛さを思い出させるようなポイントもあるのが興味深かった。
社会に出るから人間なのか?社会に出ないと人間失格なのか?否!と私は思いました。
生き生きと、生きたいですね。
重い題材をエネルギッシュに娯楽性豊かに描いているのは流石でした。

紙屋町さくらホテル
conne-colle
Geki地下Liberty(東京都)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了
満足度★★★★
脚本よかった~♪
だが長い・・・休憩10分入れた約3時間の大作
お尻少々痛くなったです(^_^;)
小難しい話と
楽しい演劇談話や演劇熱いろいろ交えて
重く軽く笑いを上手に入れてたなぁ・・と
また小道具や衣装なども丁寧に作られており
琴線に触れる細やかさがありました
客層は結構ご年配の方々が多いように感じました
男女比は1:1ぐらいで満席~♪

家族の神話
劇団 でん組
ザ・ポケット(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★
なかなか判り易いつくりの話なのに
いろいろ仕込まれて楽しめた90分の作品
結構客席の年齢層も高めでしたし
でもそうゆう年を重ねた方が
背もたれを足で押すのが情けなかった・・・
観劇マナーは守ろうよ
作品に集中出来なくなくなるわ
映画館では先に注意されるマナーだけど
小劇場系では言わないから・・・
って言われなくても過ぎた年月で
人間の深みを見せて欲しかったなぁ・・・
(でないと ただの老害)

『満月動物園 × 桃となのはな』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/03/28 (火) ~ 2017/03/28 (火)公演終了
満足度★★★★
30分ずつ2劇団の芝居が1800円で観られるのはうれしい。水曜日がノー残業デーなので、火水と二日にしてはどうかな。
満月動物園「崖をわたる」
オープニングから印象的なシーンで期待が高まり、あっという間の30分。凝縮された面白さと観劇後の余韻。戒田さんの書く芝居はすごく私好みだと再認識。写真に残したくなるシーン多数だった
桃となのはな「ダブルブッキング」
楽しい芝居。ただ、よくある設定でもう少しひねりや驚きが欲しかった。今回立ち上げ(第0回公演)なので、次回本公演に期待

つぎはぎ
劇団水中ランナー
ワーサルシアター(東京都)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★
劇団水中ランナー『つぎはぎ』 於:ワーサルシアター
タイトルが秀逸だなぁ。
ラストシーンはまるで一枚の絵を見ているようで、
2人を見つめるみんなの優しい眼差しがとても素敵でした。

あるいは友をつどいて
ハツビロコウ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

青春の延長戦
冗談だからね。
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/03/22 (水) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

「凪のバッキャロー!」~端島・軍艦島編 第1章~
株式会社Ask
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
まずは、劇場に入って座席に着く前にお〜ぉっ!昭和の路地だあ〜!電柱に付いてる灯りも傘も懐かしい。なぜつて?自分は1960年生まれ(笑)舞台の時代にドンピシャだから!半ズボンにイニシャル付きの手編みのセーター着た子どもが出て来そう。女の子はおかっぱで赤いスカートはいて。出て来て欲しかったなぁ。とても素晴らしい舞台でした!体当たりの舞台、熱が思いが伝わって来ました。何だろう、あの当時はみんな正直に生きていたかなぁ〜、いろんな意味で。今は何を守ろうとしてるのか鎧を着て人との関係を保つている気がしてしまう。幸せってなんだろうね。少なくても当時は希望と夢をみんなが持てたのは確か。また、観に行きたいなあ〜って思った舞台でした。昭和に連れて行ってくれてありがとうございました。

得て(再演)
ほりぶん
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/28 (火)
クスクス笑いからドカンドカンと笑った笑った。でも振り返るとすごくこわ~~~~い話なのよね。ブルッッ

あるいは友をつどいて
ハツビロコウ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

時をかける稽古場2.0
アガリスクエンターテイメント
駅前劇場(東京都)
2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了
満足度★★★★
時をかける稽古場2.0 に駆け込んできたよ!試演会で展開知ってたから、二度目目線で。だけど、明らかに違ってたし、明確になっていた。やっべ、たのしー!
女性達の演技力と、男性達の徹底したコメディ力を浴びて欲しい。
スタッフがいい、美術がいい、映像がいい。
OPの映像で、スタッフロールまであんなにはっきり出した団体は久々みたな。信用の証だ、と思う。
見せ転換時の見せ方も、なるほど。
ドアは明らかにアレだから、黄色の丸は身に付けてるアレで、上部の四角枠は…机のアレか?
どうでもいい情報だけど、私が今日見た時をかける稽古場で一番好きだなって思ったのは、「べつわの」さんです。
右往左往しながら楽しみにしてくれてるなんて素敵じゃない?
以下は、試演会(3/1)の感想。
「時をかける稽古場2.0」の試演会に参加。熱量ある骨子の部分を見せていただいた感じ。たくさん笑った。人物が活き活きしてる。上演想定時間より長くなったらしい。確かに削れる間延びとかはあった気がする。ここで映像のタイミングね、というのも想像ついたなー。
初演は知らない。むしろアガリスク2回目。なので、質問も要望もあの場で思いつかなかったけれど、作戦会議トークショーまで見られて良かった。衣装の話や、5年後メンバーにまつわる話なんかが聞けて興味深い。
”時をかける”理論を割とすんなり理解できたのは、
"LASTSMILE"を知っているからかなぁ。
時間軸移動系の話はいくつも知ってるけど、3つが相互に絡み合うのはレアなんじゃないかな。
稽古と慣れって言われればその通りだけど、場面の切り替わりとか、演者はどうやって頭の整理を付けてるんだろう?書いた冨坂さんは勿論だけど、皆さん頭がいいなぁ。
見てる間は情報の洪水で(特に序盤)、初見には疑問を疑問と認識する時間がなかったかも。えっ?おおっ!ほほう。なるほど!のサイクルが早い。コメディの早さとしては必要な早さなんだろうな。
試演では必要最低限の美術セットで床面積も狭いから、これで袴田さんのセットがどう加わるのか気になる。
床が見えるに越したことは無い芝居なんだけど、駅前劇場か…。私だったら全体を見るためにも後方席だな。試演は後列でも頭の間から少しは見えたから脳内補完可能だし。
公開ゲネやプレビュー公演をやってる団体はあれど、オープンβの試演は新しい。それこそ2週間の改良時間が生まれるのは大きい。
でもこれ、この演目だから面白味が出るやり方なんだよなぁ(笑)。全部の演目でやっちゃうと、しらけちゃう。

亡国のダンサー
劇団黒テント
ザ・スズナリ(東京都)
2017/03/25 (土) ~ 2017/03/29 (水)公演終了
満足度★★
久方振りの黒テント。 楽しみにしていたのだけれど。 入り込めない内に、寝てしまった。 だから感想を書けない。 但し、睡眠不足でも面白い舞台は寝ることはない。 ということを考えると・・・

わたしの、領分
松澤くれはプロデュース
小劇場 楽園(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/28 (火)
初演の『わたしの、領分。』も観劇しましたが、今回の『わたしの、領分』は再演ではなく、また新しい物語でした。
観ていると息がつまって、苦しくて、終演後すぐには立てませんでした。
でも最後には、少しの光がありました。
いろんなことをあいまいに許容するという、自分が普段できない優しさの物語。
本当にたくさんの人に観てほしいと思います。
岡村いずみさんの演技にとても惹かれました。

あるいは友をつどいて
ハツビロコウ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

舞台版ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」
サードステージ
サンシャイン劇場(東京都)
2017/03/26 (日) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

狂犬百景(2016)
MU
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/10/02 (日)
近くにある太宰治&森鴎外のお墓詣りも兼ねて、星のホールに足を伸ばしてみました。