
「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】
劇26.25団
OFF OFFシアター(東京都)
2016/10/12 (水) ~ 2016/10/17 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/17 (月)
異端の地震学者として、また、夫として・父として頑固実直な生き方を貫いた、実在の人物の半生を軸に、様々な苦難や不条理に直面する主人公や当時の人々の有り様を、ユーモアを交えつつも、丹念に描いた2時間です。
当時の地震学会の趨勢に逆らい、関東大震災発生の可能性を唱えた、今村博士役・石塚義髙さん。
今村の上司であり、彼の熱意を理解しつつも、いたずらに社会に不安をもたらす関東大震災・発生説には懐疑的だった、地震学の権威・大森房吉博士役の北川竜二さん。
2人の博士の出会いから対立、そして…までの骨太なやり取り、強い説得力をもって観客に迫ってきます。
また、今村博士の長男(青木絵璃さん)と、朝鮮飴売りの娘(林佳代さん)との微笑ましい交流の様子は、後の悲劇が如何に不条理なものかを観る者の胸に訴えかけてきます。
『ひずむ月』、可能ならば来年の9月1日にまた再演して欲しいなぁ…と思える作品でした。

Shoe Cage
電動夏子安置システム
OFF OFFシアター(東京都)
2016/10/20 (木) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/10/24 (月)
監視カメラが街中の至る所だけでなく、家庭内にまで設置され、電話の通話も全て当局に把握されている「国民総監視体制」とも言うべき近未来社会。本作品は、そこに生きる人々の右往左往ぶりをコミカルに描いた、オムニバス形式のドタバタコメディ短編集です。
8つの短編に入れ替わり立ち替わり登場する9名の男女。彼ら・彼女らの言動は、登場回毎に、「設定」に縛られています。
いわく、片方の部屋とは相手の声は聞こえるが姿が見えず、もう一方の部屋では相手からは自分の姿が丸見えだが相手の声は自分には届かない…直角三角形の3つの角のような位置で連なった、そんな奇妙な独房に収監された3人の囚人、とか
(決められた場所以外では通話禁止なので)実は電話の相手と喋っているのに、そこらじゅうに設置された監視カメラを誤魔化すために、目の前にいる人間と会話しているフリを強いられる一般人、とか…。
もちろん、役者さんたちは台本に沿って演じているわけですけど、オッサンの目には、まるでエチュード(所与の条件以外は、その場で役者が考えて演じる即興劇)のような、一種の緊迫感さえ、体感させて貰いました(もちろんドタバタコメディなんで、緊迫感だけでなく、爆笑の連続だったんですよ!)。
ということで、本作品、決して難解!という訳ではないんですが、観ている側も、上述の「設定」をしっかりグリップしていないと、ストーリーの進展についていけない…観客の脳みそに怠惰を許さない?!芝居でした。

ブレッチリーの啼かない鵞鳥たち
電動夏子安置システム
駅前劇場(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
満足度★★★★
タイトルから抱くイメージだと、めちゃシリアス!って感じですけど、実際はクドいほどのドタバタコメディー♪
笑いの沸点、決して低い方ではない自分も、声をあげて笑い転げる2時間でした。
でぇ、登場人物の全てがコメディーリリーフ的役割を担っていましたが、とりわけ、初見の渡辺美弥子さん、拝見するの確か3度目の犬井のぞみさん、劇団ひとりさん的雰囲気の岩田裕耳(ゆうじ)さん、が個人的には印象に残りました。
とはいえ、おはなしのベースに横たわっているのは、当時の政治的情勢とかのサスペンス的要素。コンテンツとしては、小劇場演劇の世界ではあまりお目にかからない熟年層のオトナの方の鑑賞にも十二分に堪え得る作品でした。
ただ、なもんでぇ、ちょこっとだけネタバレになりますが、最後のシーンに出て来るコートの裏地が意味するもの。年配の方には周知のモノですが、果たしてミリタリーオタク以外の20代の観客にわかるかなぁ?とオジサン、少しだけ心配になりました。観客に理解されてこその「オチ」なんですから。

「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/27 (月)
千秋楽に2度目の観劇。
東洋館内が熱気に包まれとても心地よい2時間半弱。
24名の役柄一人一人がきちんと描かれており各々の心情に入り込め、会場を縦横無尽に使っての演出。
キャストの皆様の表現の幅が広くて歌やダンスに魅了される。
衣装、照明、音楽、制作のスタッフの皆様のご活躍が作品に華を添えられており、いつもワクワクしながら拝見させていただいています。
8月も楽しみにしています。

見上げたら、ものすごい星空
らちゃかん
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/02/23 (木) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★
「ある日、春男は妻・りつのジャンパーから見覚えの無い店のレシートを見つける」 それは妻が亡くなった日のレシート。なんでこんな店に?春男を心配して訪ねて来た職場の後輩とともに、春男は妻の最後の日の足取りを追う・・・。その前に見覚えのないジャンパーに気づけよ!
コメディになるのはいいとして、私はあんな訳の分からないカニ女を出したり、ナビ男で笑いを取ったり、個人に年齢で突っ込んだりのお笑い番組のような緩すぎる舞台は好きになれません。

狂言 × 「本読みの時間」
「本読みの時間」
東成区民センター 小ホール(6階)(大阪府)
2017/02/25 (土) ~ 2017/02/25 (土)公演終了

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
さすがラビット番長と思わせるような、とても良い話でした。
取り上げるテーマも流石ですが、テンポも良く、カーテンコールまでアっという間でした。
役者さんたちも、たとえチョイ役でも魅力溢れる演技で、最後まで飽きさせない作品でした。

売春捜査官
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
【Hチーム・武川美聡伝兵衛】鑑賞。
三回目の観劇-スケール感を感じさせるひと。
チームは一蓮托生。チームを切り崩してあの人とあの人を変えていれば、もっと・・。
個人的に最後までこのチームに馴染めなかった。それがバチッと決まっていれば6公演全てに足を運んでいたかも。

売春捜査官
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
【Nチーム・鈴木万里絵伝兵衛】
全体では一か月半・96ステージの大千穐楽の大トリを務めるに足る最高の演技と盛り上がりで締めましたね。お疲れ様でした。

音楽劇『おばけリンゴ』
Moratorium Pants(モラパン)
座・高円寺2(東京都)
2017/02/23 (木) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/02/26 (日)
子供も観られるということで、娘と嫁と3人で観劇。開演前から出演者の方々が客席など回って子供に話しかけてくれるし、写真もOK。楽しげな雰囲気が包み込んで期待を持たせた。
幕が上がると音楽あり芝居ありの飽きさせない舞台で、娘も登場人物を目で追いながら夢中になって観てた。
ただ、お芝居としては・・どうなのかな?正直ちょっとついていけなかったかな。。
原作の絵本を読んでいないのでなんとも言えないんだけど、各キャラクターのセリフ回しなんかが現代なのか中世なのか、、なんとなく中途半端なような。。
演者さんたちはみな楽しげで良かった。ワルター役の瓜生さんの役のふり幅にも脱帽。もう1度ちゃんと観てみたいかな、機会があれば。

「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/26 (木)
座席1階
7公演目の観劇
色んな所で、観劇前も観劇後も、舞台を楽しませてくれるように、観客の事を、よく考えてくれている舞台。
もちろん、舞台そのものも楽しめる。

RANPO chronicle【憂鬱回廊】
TUFF STUFF
シアターノルン(東京都)
2017/02/25 (土) ~ 2017/02/28 (火)公演終了
満足度★★★★
江戸川乱歩の短編をオムニバスで舞台化。原作は全て未読だったのですが、構成が実にうまく、役者さん達の熱演や音響、照明も相まって、大いに堪能できました。

オブキ
スキマニ
テアトルBONBON(東京都)
2017/02/23 (木) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/24 (金)
内容は全然違うがロッキーホラーショーを思わせる作り。終始ダークでゴシックな雰囲気で見せる。

桜花と風の追憶
空想嬉劇団イナヅマコネコ
上野ストアハウス(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/03 (金)
楽しい仕掛けが多かった。
話の作りが丁寧で、キャラクターの魅力も多彩。
シリアスになる流れに、引き込まれる楽しさを感じました。

Oh!Tears!!
モーレツカンパニー
しもきた空間リバティ(東京都)
2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

ラフレシア
白昼夢
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/22 (水)
無題2022(17-025)
19:00の回(曇)
1Fで待つ、ややおして18:35受付、開場、ミニ椅子+パイプ椅子、前方中央に夢中席。
この作品の初演(2013/10@高円寺)から始まった白昼夢も8作目(かな?)。
当時、日芸作品とはいえ「生活図鑑」から「白昼夢」へのつながりはなかなかの衝撃で、特に印象に残っている作品です。
19:00アナウンス、120分。19:05開演~21:04終演。
古い洋館然としたセットにはちゃんと2階部分があり、窓の外は吹雪らしい。
少し前、「過去作品生オーディオコメンタリーの会」をちらちらと視聴、復習しました。
衣装やセットががらっと変わったこともあり、女性陣はますます妖艶に、男性陣はいよいよ限界に。
まさに魔女のコトバ「綺麗は汚い 汚いは綺麗」...んーちょっと違うかな。
迷宮の中での謎解き。「贋作・怪人二十面相」もそうでしたが、謎を追いかける展開のお話はいいものですね。
だいぶ、顔とお名前がわかる方が増えてきました。が、初めての方らしいと思い、過去の公演を調べると、三田悠希さん劇団PPP「Paints, Prawns, Piri Piri Party ペンキとえびのピリピリ・パーティ(2013/3(西荻)」にお名前が(同姓同名だったらごめんなさい)、とてもいい印象だったのですが、終演後、活動を終えるとお聞きしました。

プラヌラ
劇団24区
早稲田大学学生会館(東京都)
2017/02/24 (金) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
『優勝新人戯曲集2017』所収の戯曲を読んでいたこの作品。上演を観ての感想はネタバレに記した通り。

代役!
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/24 (金)
いつものヨロタミさんのテイストと違いすぎて大笑いのしっぱなしでした。イケメングループには程遠いけど 憎めないメンバーが可愛かったですね。

RANPO chronicle【憂鬱回廊】
TUFF STUFF
シアターノルン(東京都)
2017/02/25 (土) ~ 2017/02/28 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/02/26 (日)
まずはキャストの皆さんの滑舌と声の良さに「いいじゃん」と期待が膨らみました。照明の使い方も良かったです。三部作を織り交ぜての上演が不思議な感じでしたが見応えがありました。