満足度★★★★
タイトルから抱くイメージだと、めちゃシリアス!って感じですけど、実際はクドいほどのドタバタコメディー♪
笑いの沸点、決して低い方ではない自分も、声をあげて笑い転げる2時間でした。
でぇ、登場人物の全てがコメディーリリーフ的役割を担っていましたが、とりわけ、初見の渡辺美弥子さん、拝見するの確か3度目の犬井のぞみさん、劇団ひとりさん的雰囲気の岩田裕耳(ゆうじ)さん、が個人的には印象に残りました。
とはいえ、おはなしのベースに横たわっているのは、当時の政治的情勢とかのサスペンス的要素。コンテンツとしては、小劇場演劇の世界ではあまりお目にかからない熟年層のオトナの方の鑑賞にも十二分に堪え得る作品でした。
ただ、なもんでぇ、ちょこっとだけネタバレになりますが、最後のシーンに出て来るコートの裏地が意味するもの。年配の方には周知のモノですが、果たしてミリタリーオタク以外の20代の観客にわかるかなぁ?とオジサン、少しだけ心配になりました。観客に理解されてこその「オチ」なんですから。