最新の観てきた!クチコミ一覧

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快楽の谷

快楽の谷

劇団 背傳館

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★

全体的によくわからないお芝居でした。
ところどころ何て言ってるのか聞こえない台詞もあり、なんだかすかした演技するなぁと思いました。

白い花を隠す

白い花を隠す

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/28 (火) ~ 2017/03/05 (日)公演終了

満足度★★★★

石原燃は女性劇作家だった。昨秋坂手氏の芝居のトークに呼ばれて登壇、永井愛が新作(『ザ・空気』)で扱おうとしているNHK番組改編問題に、折りしも彼女は取り組んでいるとの話に色めき、予定をやりくりして、少し迷ったが観劇。見て正解だった。呆気にとられた。勝手な思い込みでもう少し拙い戯曲を想像していた(無意識に永井氏の作と比べようとしていたのだろう)。
永井のフィクションと異なり事実に相当に踏み込んだ本で、問題の照射角度は硬軟自在、基本「人間」の素朴な感性から「現象」を問い、自分が何にとらわれているかを問う視点も加味し、「私たちに何ができるのか」を示唆する結語まで書き切った驚きの完成度、と感じさせる舞台だった。
幾つか前のPカンパニー公演でも石原氏の書下ろしを上演、反応の良い口コミが多々あったのを思い出した。もう一つ、嶽本あゆみ作の上演も思い出す。2時間を超える長編だったが、微妙な難しい部分もありそうな戯曲をPカンパニーは「自分たちのレパ」として舞台に上げていた、という言い方も変だが、役者力を感じた。今回も同様かも知れない。
テレビ番組制作を職人として作るディレクターのキャラや、「戦犯法廷」を見た思いを熱く語る新人ディレクターのキャラが、物事を普通な健全な見方で見る者である事を、信じさせるのに成功し、掘れるだけの深さが掘られた役作りが為されていたのだな、と後々思われてきた。
永井氏のに通じる特徴として、圧力に屈したり忖度したり自粛したり、空気に抗えなかったりする事って、そもそも「何なんだろうね」・・という素朴な疑問への一つの答えを答えようとした事、が言える。ミクロな家族の物語が、番組制作の現場の問題と並び、十分に問うに値するエピソードとして、立ち上がってくる。現実には、こうした問題は矮小なものとして葬られがちな所、本質的には対立構図にある姉妹の、姉の存在感が要だっただろうか。一方の妹が、夫に最終的に「通告」を突きつけられたのだとしたら(解釈の幅を与える部分だが)、あまりに哀れで夫も(正義をまとったように見えるが)身勝手ではないか・・。このあたりの処理は微妙で、妻にも希望の種を残して終わって欲しかったが、既にその種はある、とも解釈できなくない。(続く・・・か?)

室町シーザー

室町シーザー

劇団YAX直線

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/03/07 (火) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/08 (水) 19:00

面白い。小劇場演劇の王道、という感じの良作であった。
でも、「小劇場演劇に王道などあるのか?邪道こそが小劇場演劇なのでは?」という疑問も沸くが、「邪道も極めれば王道」ということなのだろう。そう思わせるだけの力のある舞台だった。自虐的に「インチキ時代劇」と称しているが、なかなかどうして、よく研究され良い脚本。役者陣にキレのいい演技が浸透しており、演出・原氏の意図が全員に伝わっているように見受けられる。

ネタバレBOX

細かい部分で難点なあるものの、それを上回る面白さが良かった。
ピタっと決める所が決まらなかったり、舞台奥の目隠しが揺れて裏が見えてしまったりと、残念な点はあったが・・・
あと、灰皿の位置は客席から離したほうがよい。煙が客席に流れ込み、においが気になった。
鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧巻のパフォーマンスと、スピーディーな展開。素晴らしかったです。
2時間半ほどの公演時間だったとは思いますが、その長さを感じることは全くなく。説明セリフも本当に面白くて飽きない。照明や衣装の華やかさも他の舞台では見られないものでした。
期待以上の作品でした。

鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★

初のカプセルさんでした。
観る前から、タイトルや平安時代や鬼とか陰陽師とかで期待が膨らんでましたが、期待通り!!
舞台セットや照明、音楽、効果音も素敵で、そしてパフォーマーの皆さんの素晴らしいこと!!
あと二回くらい観たい!!!

ネタバレBOX

陰陽師道満、たぶん初めて観る「良い人な道満」でした!
ヤマザキさんのシュッとしたお姿と所作、そして金髪が、良い人道満にピッタリ!!
貴重なものを観せて頂きました(^-^)
あと、蝦夷とか阿弖流為の末裔だなんて!!素敵すぎた…(*´ω`*)
快楽の谷

快楽の谷

劇団 背傳館

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★

想像していた“笑えない冗談”とは、ちょっと違ったなぁ。

必然の幸運

必然の幸運

わらかどプロデュース

劇場MOMO(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日観劇して良かった。役者さんも、舞台稽古をしっかりやってきたのが分かる完成度でした。初日に、ありがちなセリフの間違いや動きの鈍さも無かった。難しい、人間模様の交錯するドタバタ喜劇も良かったです。

これは中型の犬ですか?

これは中型の犬ですか?

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/08 (水)

座席1階1列

あひるなんちゃら『これは中型の犬ですか?』 於:駅前劇場

内容はさておき(笑)笑いのノリがすっごいツボです。好みの作風でした。
まともな人がほとんど居ない不思議ワールド。
正直、内容はあって無いようなもので、ゆるゆるだらだらと進むのだけど、
ローテンションなボケとふんわりしたツッコミがじわじわ来て癖になりそうです。

80分という上演時間も長すぎず短すぎず、丁度よいですね。

3月歌舞伎公演「通し狂言 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)」

3月歌舞伎公演「通し狂言 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

伊賀越道中双六と言えば、「沼津」しか知らなかった。それが通しでやると、こんなに複雑怪奇な噺だったとは!しかも、今回は「沼津」はないのだ! 鎌倉から始まって、沼津、藤川、伊賀上野と双六のように仇討を軸に、それぞれの家の物語が噛んでくるのだが、この人間関係が入り組んでいる。その複雑さで、歌舞伎様式で表現できる、愛情や悲しみ武闘などが深まるわけで、数年前にこの一場の「岡崎」が読売演劇大賞を得たのもうなずける。役者もバランスよくまとまっている。しかし、初心者にこれをありがたがるように、と言うのは少し酷だろう。そこが歌舞伎と言う古典の難しいところだ。

今宵はこれにて

今宵はこれにて

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/08 (水) 19:30

誰が見ても安心して笑えるコメディでした。
劇場の構造上、1回観ただけでは満足出来ないかも。

エッグ・スタンド

エッグ・スタンド

Studio Life(劇団スタジオライフ)

シアターサンモール(東京都)

2017/03/01 (水) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

この芝居を観終わってから怖さが次々と押し寄せてきます。この怖さはいったい何でしょうか。

エリちゃんの呪い

エリちゃんの呪い

法政大学Ⅰ部演劇研究会

法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠校舎 多目的室1番(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/07 (火)公演終了

満足度★★★★

 母に良く似た妹の愛くるしく人に好かれる顔立ちとキャラに対し、エリの素顔は醜いとは、母のいつもの言葉。

ネタバレBOX

アイドルユニットとしてモデルとして活躍する姉妹ではあったが、エリは整形した顔がスポットライトの熱でぐじゅぐじゅに溶けて正体がバレてしまうのではないか、との強迫観念に苛まれ続けている。
 ただし、現在は姉妹だけで生活をしているのだが、エリを可愛くないと言い続けると同時に、女の子は可愛くないとね、とも言い募る母の言葉が、エリに突き刺さって離れることはない。その苦しみから逃れる為か、エリはいつしか麻薬を常用するようになっていた。この薬が効いている間だけは、顔が溶け出す恐怖からも、自分が醜いという観念からも逃れることができる。何だか元気が出て心も魂も落ち着いた気分になれるのだった。
 そんな姉の薬物中毒もメディアに知られることとなり、アイドルユニットはスキャンダル騒ぎに巻き込まれるが、メディアの様々な指摘、興味本位の質問に対し、姉を庇い続ける妹の心とメディアの観方のギャップには、今更ながら痛みを覚える。
 80分程の尺だが、描かれているのは、メンタルなレベルで追い込まれた少女の不眠や心の折れそうな状況下での痛み。これはこれで良く理解できるのだが、尺を120分くらい迄延ばして薬の入手経路など裏社会のことを描き込んだ方が更に物語は深刻味を増し、深みを増したハズだ。そこまですると取材などが大変だったり、話がややこしくなって収拾が付けられなくまる懼れもあって割愛したのだろうが、取材者の科白の中にそれを示唆する科白を入れて示唆することも含めて大人を納得させる突っ込みも欲しかった。

ジゼル

ジゼル

ポポポ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/02/16 (木) ~ 2017/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

昭和の時代背景とともに、人が生きていく上でのせつなさが、とてもよく表現されていたと思います。バレエを思わせるような後半のダンスも良かった。

三人でシェイクスピア

三人でシェイクスピア

劇団鳥獣戯画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/03/07 (火) ~ 2017/03/07 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/07 (火) 19:00

座席1列

第227回です。今更、コメントを書くのも恥ずかしいロングランです。
今回は昨年11月」に続き2回目の観劇となりました。前回の観劇後、長男(現在21歳)に、「ウルトラマンティガでオビコをやっていた赤星昇一郎さんの舞台を観てきたよ。「3人でシェークスピア」っていう舞台でさ、シェークスピアの全作品を3人で演るって趣向なの。」と話しました。

ちなみに、赤星さんのオビコを長男が観たのは18年ほど前に録画なのですが、その後何度も観ているので、オビコは次男を含めた家族全体の共通言語と化しています。ちなみにウルトラセブンのキュルウ星人ーあの大鉄塊のーでも通じます。

しかし、面白かったよ、と締めくくるも、筋を話そうとしても話せない。だって、筋なしなのだもの。ということで、今回、百聞は一見にしかず。連れていくことにいたした次第です。

月一公演で、稽古はどうしているのかな、などと余計なお世話をしながら、今回は周囲に気を配る余裕あり。リピーターの方もいるようですし、未だに「怪物ランド」の赤星さんとして覚えている方が多いのも、感心しきり。

長男も楽しめたようですし、私の方も前回に続き楽しませていただきました。
評価に関することは書けません。だって、スジなしなのですから。

ちなみに年間おおよそ12回見れて6000円のモモちゃんシートって、1回500円ということだよね。近くに住んでいたら、買ってもよかったのに。

ネタバレBOX

やはり、大筋での展開は変わりませんが、やはりアドリブ部分は変わりますし、セリフも少し変化しています。(例えば、冒頭、前回は最前列の私は「お地蔵さん」でしたが、今回は「大仏」でしたし、観客に知っている作品を尋ねる際に今回は「ジョン王」に行きつく前に「ヴェローナの二紳士」が入っておりました)
「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

Studio+1(宮城県)

2017/03/01 (水) ~ 2017/03/05 (日)公演終了

満足度★★★★

太宰治の「人間失格」と、目の前の3人の(演劇で身を持ち崩した)俳優の人生の断片が、コラージュされ、やがてその境界線を曖昧にしていくという作品の枠組みが、驚くほどのリアリティを持って迫ってきました。
心身共に裸になればいいというわけではありませんが、それだけの開き直りを見せつつも、きちんと作品を見せようとする謙虚さ、上品さを感じさせる俳優たちには、心魅かれるものがありました。前説で「わりとすぐ脱ぎます!」と宣言して、本当にわりとすぐに脱いでいたのも爽快でした。
衣装や小道具を俳優自らとっかえひっかえする手作り感あふれる上演。観客とのコミュニケーションも多用され、サービス精神にあふれ、愛嬌も感じさせますが、それだけに終始しない作劇、演出だったとも思います。ネットメディア、サブカルチャーネタを挟むガジェット感あふれる見せ方は、現代に生きる個人の孤独にも触れるところがあり、また、古典芸能的な要素、アングラ的な要素なども(的な、ではあるのですが)さまざな演劇のジャンル、歴史とつながる回路を感じさせなくもありません。
キャンピングカーでの東北ツアー企画も含め、「東京で何千人を動員!」とは違う、もっと身近な演劇のあり方を夢見させる上演でもありました。

鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/07 (火) 14:00

鬼の最後の台詞に泣きました。
ハンカチ必須です、

いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した

いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/13 (月)公演終了

満足度★★★★

vol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』観劇

ネタバレBOX

vol.1で傷心の余り樹海まで行った海荷が戻り、復活した仲良し三人組が中庭で海荷の新しい彼氏をどのようにして見付けようかと思案する話。

それにしても、海荷の実像にはびっくりしました。

vol.3は後日観る予定で、話がつながらなかったらどうしようかと思っていましたが杞憂でした。それと、妄想と現実が結びつく不思議な話からオカルト話に進み心配しましたが、こちらも杞憂に終わりホッとしました。

海荷と群青をくっつけようとした二人なのに、瑠璃色も関心があったようで、切ない乙女心が良く表現されていました。
鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

最初の音から圧倒された2時間半でした!
アクションやパフォーマンスにも注目です!

The Dark

The Dark

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2017/03/03 (金) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

英国らしい重いお芝居かと思いきやテンポの良い内容でとても面白かった。
同時多発性のお芝居?とのことで3家族が展開していく会話や細かい動きなど物語が進行していくにつれどんどんハマっていった。
それぞれの会話がリンクしていたり大笑いではないけどクスッと笑えるようなシーンもとても多かった。
セットや照明に小道具と細かいところまでこだわりを感じられていてもう一度観たくなるお芝居だった。

ひとごと。。

ひとごと。。

劇団だるめしあん

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/22 (水)

熊本の震災を取っかかりとして自分の内面についていろいろ考える女性劇作家、という謂わば「エッセイ演劇」、故郷の震災被害に端を発して……という点ではミナモザ「ホットパーティクル」(2011年9月)を想起するが、本作はむしろ主人公の内面が描かれることで全く異なった芝居になっており、そんな違いも考えるとより面白い。
また、冒頭の1場面を見ていてかつてチャリT企画がみきかせプロジェクトで上演したリーディングも思い出した。題材と手法に通ずるものがあったのだが、やはり似て非なるものになっているのが作家の個性というものか?
1月のゆうめい「弟兄」のような私演劇(=「私小説」の演劇版)にしても本作のようなエッセイ演劇(いや、やはり私演劇か?)にしても「どこまで事実でどこまでフィクションか?」と考えながら観てしまい、それもまたこのテの作品の楽しみ方?
なお、ある場面でドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を思い出してニヤニヤ。(個人の感想です)

ネタバレBOX

やはり温泉に一緒に行くという状況は定番?(笑)

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