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「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」

「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/04/02 (日) 14:00

価格3,700円

A チーム、B チームの両チーム観てきました。
とてもヘビーなストーリーですが、もう一度観たくなる!そんな舞台です。

『上野パンダ島ビキニーズ』

『上野パンダ島ビキニーズ』

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

お猿さん役の女優さんがいいスパイスになってました。ストーリーに少し起伏が足りないのと、ビキニーズの1人がデニムのショーツだったのがやや不満でしたが<以下ネタバレBOXにて>、

ネタバレBOX

後半(アフターイベント?)の堤監督ご本人の登場でその不満は半ば解消しました。
つぎはぎ

つぎはぎ

劇団水中ランナー

ワーサルシアター(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/02 (日) 16:00

以前も何回か観劇済みだが、今回もここの劇団らしい作品であった。
主題(これも毎度、良いところを突いてくる)がきちんと据えられていて、余計なものがなく明快で好感が持てる。演技もそこそこレベル高い。
出演者の数に対し、舞台が狭い気もしたが、各自の距離の近さとも思えるし、結果的には濃密さを感じられたので悪くはない。
今後も期待できる劇団と考える。

オセロ王

オセロ王

劇団鋼鉄村松

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/02/01 (水) 19:30

価格3,000円

20世紀末に起きた「あること」によりこの世界と分岐して別方向に進んだ世界の未来の人種対立を描いたコメディ。
一旦なくなった人種差がまた生ずる過程(?)がとてつもなくナンセンスではあるものの、そこから描かれる人種の対立は今の世界の箱庭的表現にして戯画的でもあり風刺であろう。

ネタバレBOX

奇しくもこの前日に観た劇団天動虫「うえをむいてあるこう」にもノストラダムスの「1999年7の月」に関する予言が出てきてその偶然にビックリ。
ま、あちらはアンゴルモアの大王が降りてこなかった(この)世界、こちらはある意味で的中して核戦争が起こってわずかしか人類が残らなかった平行世界だけれども。
あるいは友をつどいて

あるいは友をつどいて

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

演劇的醍醐味は有ったと思うが、エンターテインメントとしての味付けを少しでも期待した向きには物足りない作り。今後も注目していきたい劇団ではある。

あるいは友をつどいて

あるいは友をつどいて

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鐘下辰男作品の台詞がそこにあった。ハツビロコウ第3弾は、後で調べると2004年THE・ガジラで初演の作。というと、三菱重工爆破事件(1974年)から30年。今年は何と43年後。
限りなく犯人グループ=武装闘争に身を投じた者の側に立って論理を汲み取り、そして批判にもさらす。動機が正しければ手段は正当化される・・訳ではない厳粛な事実について言及される・・。

聞き取り役の男(ゴーストライター)が、語られる事件の当事者の関係者だった、という展開は、第三者の視線による風通しのよさを歓迎していた観客には閉塞感が増したが、犯人グループへの批判と、問題意識への傍観者性は凝縮され、議論は熱を帯びて本質に迫る。
正義感の向けどころを失ったまま突き進んだ彼らを「特攻精神」=日本の悪しき習性すなわち非論理的精神主義=への回帰として彼ら自身が疑問に感じていたことなども語られ、なぜその行動へ至ったか、人間ベースの理解を深めるための補助線が引かれていく。

60年代から70年安保の山を越えた後の「政治運動」は、敗勢の焦燥からか連合赤軍事件など「暴力」が前面に出てしまい完全に世論を敵に回してしまう。
だが、「日本が」という主語で語られる国家・社会が構造的に負っている悪・・朝鮮戦争・ベトナム戦争で兵器産業が潤い日本経済成長の原動力としたこと、それは日本がアジアを植民地化した論理(経済第一主義)の延長と言え、「あるべき関係」からの乖離であるこの実態は是正される必要があり、日本の富が他国の(人民の)犠牲や貧困の上に成り立っているならば、その恩恵に与る自己を批判し、公正さを求めて行動するか、怠って為さないかのどちらかしかない・・・。
この問題意識。「行動」の中身は多様にあれど、行動するか・しないか の問いからは逃れられない。・・そして彼らは「行動する」事を選択したわけだが、効果が早急に、目に見えるような行動でなければならない、という縛りに彼らは必然にハマり込む。迅速な効果を狙わなければ、今も搾取される人民は苦しみ続けなければならないからである。そこで「多少の犠牲」も尊い目的のためには正当化される、という事が起きる。
終盤、既に故人となった二人のメンバーがようやく当事者としての身体から解放され、「私は自己批判します。」と始め、簡潔に一言「当時の私達は人の命を軽視していた」と総括する。己の非を認めた発言は、全編でここだけである。
つまり、再び「現実」に向き合った時、何を選択するのか、正解は何なのか、彼らには判らないのだろうと思う。
そして私たちも、実は分かったようでいて、それは単に今の「常識」がそうだというだけに過ぎず、自ら出した答えでも何でもなく、結局分かっていないのだ、と思う。
考察はつづく。・・・

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

劇団えのぐ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

「泣いた紫の花」
劇団えのぐメンバーは本当に仲いいんだろうなぁと想うほど兄妹のやり取りが見ていて気持ちが良かった。だからこそ、泣かせるポイントがしっかりと引き立ったのかもしれません。観終わった時、とても幸せな気持ちでいっぱいでした。
「43回混ぜても灰色」
松下勇君の処女作ということで千秋楽を楽しみにしてきました。
期待通り面白い作品であったということは間違いありません。
出演された役者さんの力による所もあったかと思います。特に主役の熊木拓矢さんは所属劇団の作品でも素晴らしい演技をされてきてるので、本作の登場人物としては文句なしの出来上がりだと思います。
「何度も同じ時間をやり直す」似た作品は多々有りましたが、
先へ進もうとする主人公に対してむくわれる事のない・・・
本作はせつない。只々せつないです。

ネタバレBOX

ネタバレではないかもしれません
「泣いた紫の花」
奈津美のマンガが幽霊の律の手で渡されたのに「無反応」これ凄くない?
律が成仏できない理由に「本当は率のことが好きだった」鈴は含まれていない?
お姉ちゃんの雛も弟の洸も友人であり編集者である真佐人も律の事が好きだった亜樹
にも言いたいこと、言いたかったこと伝えられてるのに、妹の鈴だけは友達の奈津美に本心を伝えただけで、当の律がそこに「居た」という認識をしていなかったことは個人的には寂しい気がしました。
「43回混ぜても灰色」
「紫」には松下勇君が出演し、「灰色」には佐伯さやかさんが出演、それぞれのキャラクターを互いに演出してるということで、「紫」篠原律は優しい性格、「灰色」優香は病弱で内気な性格と正反対のキャラクターだったのは色が出ているなぁと実感。

あと、タイトルコールは両作品に入れてくれても良かったかな
紫のタイトルコールカッコよかった
灰色は言う場所作らないと難しいか・・・
くじらの墓標 2017

くじらの墓標 2017

燐光群

吉祥寺シアター(東京都)

2017/03/18 (土) ~ 2017/03/31 (金)公演終了

満足度★★★★

新作も期待される坂手洋二だが、過去作品にもじっくり取り組んで欲しいと思っていた。『カムアウト』に続く再演物は、坂手氏の好きなアイテム(分野?)くじらを題材にした戯曲の一つ。場転は殆どなく、使われなくなった作業場(鯨の解体所?)の中に、多彩な光景が位相となって出現する。
主人公の青年とその婚約者、彼の亡くなったはずの6人の兄たち(鯨捕りの一家であった)、母の死後引き取られた養母、婚約者の叔父、謎の女(婚約者と存在が重なり、兄弟の母でもあるかのよう)とその姉らが、幽霊かと思えば生きてる人、かと思えば間違いなく死者である者が出現、また幻視か錯覚か解釈不能の者、だがそれら全て夢と知って納得、と思いきや最もナイーブな部分は現実で・・といった具合に関係性の転換も実はめまぐるしく起こっていて最後まで観客を翻弄する。
そして舞台上には常に、風というのか、音、空気の肌触りが通奏低音のように流れている。それまでたった一人不在であった者が、最後に異形の者として現われた時、能の構図をみて合点させられる。人間の「死に繋がる」心の風景が、結語として置かれざるを得なかった(戯曲執筆当時の)作者の時代観察を想像させられるが、今に連続する風景である。

ネタバレBOX

終盤に登場し、嵐とともにそこに居る者たちを海へ引きずり込もうとする異形の者は、20年前の漁・・禁忌とされた子連れの鯨と兄弟総出で一昼夜格闘することになったその漁で、狂気を暴走させた長男であった。船が破壊されそうな程に母鯨の攻撃が猛烈であるのに、兄弟らが子鯨を泣く泣く放った後、漁船を守るために間に入った護衛船を長男はなんと砲撃して沈め、母鯨をしとめようと目を血走らせる。この兄から弟たちは舵を奪い、引きずり下ろし、嵐の海に沈めた・・それが「事件」であり、これを一「遭難事件」として処理するため、死んだ者として身を潜めて生きてきた。・・この種明かしの後、凄絶な事実を前に、末子の青年は自身の内に負の妖気をむくむくと立ち上がらせてしまう。

「過去」を知る事は、それが真実であれば人の幸福に資するものである、そうあるべきだし、そう思いたい。が、現実にはどうか。「過去」に翻弄されるのも人間であり、脆く弱いのも人間であれば、「過去」とどう向き合うのか、慎重に語られねばならないのではないか・・。

初演は折りしも、戦後補償要求の波が喧しくなり始めた頃。日本が「過去」とどう向き合う事ができるのかが、問われ始めた時期だという事だ。

「過去」という事で言えば・・獲物を持ち帰りたい手柄への欲、あるいは一度仕留めた獲物への固執。そのために長男は周囲の状況を無視して暴走した・・これは丸々太平洋戦争時の陸海軍(特に陸軍)の「特攻」や「風船爆弾」まで動員した往生際の悪さそのもの。天皇が追認しこだわった「あと一勝をあげてから」の史実そのものを連想させる。
・・「なぜ自分があんなことをしたのか、判らない」そう呟いた長男の亡霊が、悔いと己への怨念の具現だとすれば、愚かな戦争を押し進めた日本の中枢の者は、「なぜ自分があんなことをしたのか」そう問う契機を持つ事があったのか。
反語的疑問ゆえに、「ない」というのが答えであり、これ即ち無責任体制と呼び、天皇の免罪によって戦争責任は実質上問われなかった日本では、言い古された話だが、今も亡霊が都心あたりを徘徊している。。

芝居に戻れば、婚約相手の「不貞」が、最終的に主人公の心に棘刺しており、「夢」の中で言われていたようにその相手は叔父なのか、判らないが、目が覚めた後の会話でも相手は「彼との事は事実、でもこれから私達結婚するのよ」(未来だけを見ればいい)とサバサバしている。青年はサバサバしない。「過去」に対する感覚の男女差にも触れ、悲惨な結末を予感させて、劇は終わる。

全ての人物のキャラが有機的に関与し合い、どこか愛着のある「場」を作っていた。場面の構図の美しさを感じつつ観劇した。

観劇後、吉祥寺シアターの階段からの廊下を役者が見送り。皆良い顔をしていた。私の前を歩く男性がやたらと挨拶されており、横顔を覗けば(恐らく)著名な劇作家であった。燐光群との接点は思い浮かばないが、ただ純粋にこの芝居への関心から観に来ていたのだとしても、納得な舞台であった。
『上野パンダ島ビキニーズ』

『上野パンダ島ビキニーズ』

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

 二部構成で一部が芝居、二部が歌謡ショーである。

ネタバレBOX

 7名のアイドルグループ主体の公演だが、ロ字ックから客演が1名、他に演出の堤 幸彦との仕事が多い役者が1名、役者としては、この二人が上手にアイドル達を引っ張って行っている。落とし所を良く弁えたシナリオと手際の良い演出が、未だ未完成なアイドル達を引っ張り、物語を構築してゆくパターンだ。
 「2001年宇宙の旅」のパロディーが出てきたり“猿の神様”が出てきたりする点では、一瞬、「猿の惑星」の彼らの神、核を想像させられたりと擽りも入れてある。

『上野パンダ島ビキニーズ』

『上野パンダ島ビキニーズ』

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/01 (土)

なかなか楽しめました。
山田さんがライトにディスり合戦をするとこの位になるのかな?楽しめるラインです。
堤さんの考えた台詞もあるんだろうと思いますが、自虐的な面もあり、野添さんずる
さんの脇がしっかり強烈にアクセントを付けてたので、ダレませんでした。
野添さんの歌に対するツッコミがが好き、女優さん方は頑張ってるのは解ります。
今後の期待も込めて☆は1こ多めで評価していおきます~

ネタバレBOX

https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/63860916.html
「凹⇔凸」

「凹⇔凸」

teamキーチェーン

遊空間がざびぃ(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

最初はすぐに理解できない所がありましたが、段々引き込まれていきました。二部構成で二つの物語のようで一つの物語なような。以前も一度、この劇団さんは一度みていますがなかなかの演出をされます。今回は更にパワーアップしていました。

つぎはぎ

つぎはぎ

劇団水中ランナー

ワーサルシアター(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/01 (土)

優しくて見易い演劇、久しぶりに悪人が出ない舞台でした。
お話も素敵だし、もう1歩グッと涙腺をわしずかみにする力があれば
初心者にもお勧め出来る人気劇団になりそうです。貴重な存在かな
次は号泣させて欲しいです。
優し過ぎで、演技も微妙な所もありますが、熱量が不足してる所もあり。
セレソンだけじゃなく、北海道影響もあるのかもね

ネタバレBOX

https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/63860915.html
作家さんがセレソンファンらしいので、ちょっと辛口です。
青春の延長戦

青春の延長戦

冗談だからね。

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/03/25 (土) 20:00

もっと早時間で1日、3公演とかやっても良かったんじゃない。
未来の自分宛てに演劇のような恥ずかしものを作り上げたみたいですね
最期の運動会的展開が無駄に女装とか、いいと思いますが。
前フリはちょっと演劇っぽくした分、中途半場だったかなぁ
でも、それなりに出来たし、意気込みとしては良いと思いましたね

ネタバレBOX

https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/63860913.html
場違いの一日前

場違いの一日前

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/02 (日)

快晴の日曜日のお昼、大楽の舞台、観て来ました。

ネタバレBOX

まずは個人的要望。
舞台手前のセットが「一日前」、奥が「当日」という時間設定。おはなしが進んで「江崎」「尾久」「狭川」の、2日間の行き来が頻繁になるにつれて…スイマセン、私だけかもしれませんが(大汗)、今、どっちの時間設定での出来事なのか、一瞬、戸惑ってしまうことが時折ありました。日付を言うセリフで、観客に時間設定を確認させるだけでなく、たとえば、日めくりカレンダーや、日付の書かれたホワイトボードなど、舞台の途中からでいいので、常時、提示してもらったら、状況把握の助けになったかと存じます。

とか何とか、いきなり文句から始めましたけど、今回は、前作『Show Cage』よりも理屈や背景がわかりやすく、『ブレッチリーの啼かない鵞鳥たち』と同様、すんなりとストーリーに入り込むことが出来ました。
ふとしたきっかけで、「一日前」との行き来ができるようになった「当日」の研究者たちが、「当日」に起こった大小様々な悲劇のきっかけを消そうとして、周囲を巻き込んでの大騒動を引き起こす理系?コメディ。先月、拝見したアガリスクエンターテイメントさんの『時をかける 稽古場2.0』もそうだったんですが、「タイムトリップ」という使い古したフレームでも、ユニークな着眼点からアプローチすれば、斬新な作品が生まれるんだということ、再確認させてもらいました。掛け値無しに、大爆笑の2時間でした。

役者陣。
劇団員の方達はもちろんのこと、劇団員と見まがうばかりに座組みに馴染んだ小川麻琴さん、客演の役者さん達と、皆さん、演技が手堅い・手堅い!
シリアスものよりも演技の巧拙が作品の出来を左右する(と私は思っている)コメディにおいて、穴の無い(or 目立たない)キャストは、安心して観ていられました。
それにしても、道井良樹さんのキャラクター性と、岩田裕耳さんの舞台映えする声質は凄いですね。他ではめったにお目にかかれない、劇団の宝かもしれません。
「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」

「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/02 (日)

座席1階1列

劇団時間制作『うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて』 於:劇場MOMO

100人に1人が発症するという統合失調症を描いた作品。
病気が原因でいとも簡単にみんなの心はバラバラになり平和な日常が壊れてしまう。
もちろんマコに罪は無いし、きっと誰も悪くない。
和やかだった日々とのギャップに胸が痛くなります。
終盤はサイコサスペンスばりの緊迫感があって目が離せませんでした。

舞台セットが凄く良かったです。
窓に映る木漏れ日など、凝ってるなぁと感心しました。

場違いの一日前

場違いの一日前

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/04/02 (日)

座席1階1列

電動夏子安置システム『場違いの一日前』 於:赤坂RED/THEATER

今回のギミックは量子力学をベースにしたタイムリープ+物質転送(+ループ)。
これらのギミックから巻き起こるすれ違い勘違いの嵐に笑いと驚きが止まらない。
ミステリー要素もあって何度もループするうちに徐々に真相が見えてくる。
ほんとに面白かった。今まで観てきた電夏作品で一番好きかも。
ラストのオチも完璧でした!

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

劇団えのぐ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

初めて観に行きました。今回観たのは「泣いた紫の花」方です。作品は丁寧に作り込まれていて好感が持てました。作風も好みで良い感じでした。
ストリーの題材は、ある意味良くある設定でしたが、この劇団さんの想いが判るアレンジがなされていました。判り易い反面、設定や流れに甘いところがあったのが残念。他作品を観ていないので何とも言えませんが、どちらにせよ今後、洗練されていくと思うので期待出来ると思う。

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

本法寺 (福島県)

2017/04/02 (日) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

衝撃と笑撃の舞台でした。笑いの足りないこの世の中に必要なお芝居だと思います。

座NEW

座NEW

PAPADOG

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

雨が降っていたけど、プレミアムフライデーにしては集客がイマイチ。
当日初めて台本を読んでの演技と言われたが、本当なのか???。どうやってお芝居を作り上げていくのかをお芝居しているのかとおもちゃいました。
お芝居の途中で配役を変更するのは面白い趣向ですね。

うえをむいてあるこう

うえをむいてあるこう

劇団天動虫

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2017/01/28 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/30 (月) 19:30

価格3,000円

とあるビルの屋上で1999年7の月に降臨しなかったアンゴルモアの大王を呼び寄せようとしているグループには急死したその仲間の霊も加わっており……な物語は幼馴染・恐怖の大王・霊媒師の三題噺的で、「心残り」ということについて示唆に富み含蓄がある優霊譚(←変換ミスに非ず、どなたかの造語)。

前半では舞台となる屋上への闖入者が霊媒師のカウンセリングを受けているサイドストーリーも並行して語られ、乱暴に言えばそちらは無くても物語は成立するが、後半で除霊すべく霊媒師が登場する時に唐突に感じさせない=前半と後半の繋がりを強化する脚本に「あ、なるほど」と納得。

ところで冒頭でラジオから流れてすぐに切られる曲、イントロだけだったと記憶しているが、世代によってはワカらないのではなかろうか?(謎)

ネタバレBOX

大切な相手との「訣別のとき」を迎えるのは切ないけれど、遅かれ早かれそれを受け入れて乗り越えなくてはいけない、というのが切なくてステキ。
あと、「何かをしようと思っていた者だけ」に「心残り」がある……という部分にはハッとする。

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