満足度★★★★★
「泣いた紫の花」
劇団えのぐメンバーは本当に仲いいんだろうなぁと想うほど兄妹のやり取りが見ていて気持ちが良かった。だからこそ、泣かせるポイントがしっかりと引き立ったのかもしれません。観終わった時、とても幸せな気持ちでいっぱいでした。
「43回混ぜても灰色」
松下勇君の処女作ということで千秋楽を楽しみにしてきました。
期待通り面白い作品であったということは間違いありません。
出演された役者さんの力による所もあったかと思います。特に主役の熊木拓矢さんは所属劇団の作品でも素晴らしい演技をされてきてるので、本作の登場人物としては文句なしの出来上がりだと思います。
「何度も同じ時間をやり直す」似た作品は多々有りましたが、
先へ進もうとする主人公に対してむくわれる事のない・・・
本作はせつない。只々せつないです。