トレーディングライフ
ピウス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
どうしても昨日に続いて観たくて観たくて2回目の観劇。各プレイヤーの見過ごした表情や流したセリフをちゃんと確かめたくって!で、やっぱり素晴らしかったーーードキドキハラハラ、ハートフルなサスペンス?あっという間で、長くなってもいいからもっと掘り下げた4組のストーリーも見てみたかったですね。大満足の時間でした!
Replace Grace
kazakami
スタジオ空洞(東京都)
2017/07/08 (土) ~ 2017/07/12 (水)公演終了
満足度★★★★
生命という神秘に、どこまで手を出してよいのか?非常に考えさせられました。不妊治療をしてきた知り合いも多く、その可愛い子供達を思うと、研究も必要かな?とは思いますが、度を超えた研究は怖くもあり・・。役者さん達の自然な演技も良かったです。
湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2017/07/06 (木) ~ 2017/07/19 (水)公演終了
満足度★★★
アフターイベントのリーディングまで鑑賞。
まるまる2本分の芝居を観劇した気分。
役者によって雰囲気がこんなに変わるものなんだね。
おんわたし
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★
沖縄の小さな島の郵便局を舞台に、ここに住む人、出ていく人、訪れる人の
秘めた心情と温かな交差が描かれる。
波の音と風が心地よい郵便局のセットが素晴らしい。
首振りの扇風機がカーテンを揺らし、出演者の髪を揺らし、客席に島の風を吹き込む。
解りやすい登場人物のキャラが次第に陰影を帯びていくエピソードが秀逸。
この展開、この受容の精神は、やはり「おんわたし」の精神が根付く沖縄ならではだろう。
観客に委ねる部分が心地よくもあるが、同時に物足りなさも感じるのは要求し過ぎか…。
ネタバレBOX
会場に入ると風が吹いている。
上手には、郵便局おなじみお取り寄せ名産品の見本、テーブルと椅子、
入り口の外には石垣と赤い花が見えて南国らしさが漂う。
下手は一段高い畳敷きの事務スペースで、奥は郵便局長の居住スペースになっている。
局長は今、浜で拾ったコーラの瓶に入っていた10年前の手紙に返事を書くことに夢中。
近所の人々が集まってアイスコーヒーを飲んだりするのんびりしたこの郵便局に
ある日東京からひとりの青年が保護司に連れられて来る。
誰にも笑顔を見せないこの青年は一体…。
郵便局に集まって来る人々のキャラが楽しい。
バイトながらしっかり郵便局を切り盛りするおきゃん(早川紗代)、
「嫁が欲しい」畑をやってる41歳の吾郎(保倉大朔)、
民宿経営者の庄吉(牧野達哉)など、皆個性豊かで温かい。
青年(榎本悟)の素性を知った後の、周囲の態度の変化にもそれぞれのキャラが反映される。
局長が返事を書いたボトルメッセージの少女に代わって島を訪れたのは、
その母親(秋葉舞滝子)だった。
子育ての失敗から娘を喪ったことを10年間悔やみ続ける母親と、
片や10年間、罪を償って外へ出た青年が「おんわたし」の島で出会うというエピソードが
主軸でありそれが大変良かったと思う。
共に苦しい10年を過ごした2人が、初めて心を通わせる相手として相応しい。
“恩を受けたらその人ではなく、隣の人に返す”という島の優しいルールが生きる。
青年の“家族でいられなくなるほどの”罪が何だったのか具体的には示されないが
それは観る人の想像で良いと思う。
でもあのあと彼がどう変化したのかを知りたい気がした。
私の観方が浅いせいかもしれないが、保護司の徹底的な庇護のもとにあった青年が
そこから一歩踏み出せたのか、意識の変化にとどまったのか、それが観たかった。
「おんわたし」を目に見えるかたちで、というのは作者の意図に反するのかもしれない。
でも“見て安心したい”と思ったのだ。
演じる榎本悟さんの硬い表情や緊張した動きには“制限された人生”が色濃く出ていた。
本当の更生は、そこから一歩踏み出して初めてスタートするのだと思う。
彼の自我と更生の第一歩を目で見て安心したいというのは私の身勝手かもしれないが
それは“苦し気な更生への道”を演じる榎本さんがとても良かったからに他ならない。
最初はただの”合コン好き”だった吾郎が次第に魅力的に見えてくる。
演じる保倉さんの他の芝居を観たいと思った。
座組みの良さが感じられる作品だった。
おんわたし
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
流石! 話の持って行き方が素晴らしい! 島に暮らす人々の温かさ、素朴な人情の持つ力を描いて見事である。(花5つ☆)
ネタバレBOX
メインストリームは、12歳で重大犯罪を犯して施設に10年間もの間送り込まれ、そこで人格改造を行われた若者、保(現在22歳)が保護司(中村)に連れられて来島、役所の紹介者(平良)を通じて郵便局長が預かることになる。因みに保の個人史に関しては保護司、平良、保自身の誰も語らなかった。然し、真面目に仕事をやり、礼儀正しい保の態度がぎこちなくとも島人達は彼を受け入れようとしていた。だが、人にも仕事にも慣れて来たハズなのに、保は決して笑わない。島人達の温かさは恰もそれが自分達のせいででもあるかのように気遣うのだが。矢張り、彼は笑わないのだ。そこで、事情を紹介者の平良に訊ねてみることにした。保の事件の実相を聞いた面々は、保に対する判断・対応を個々で決断してゆくことになる。(島で保を預かる際、責任者となった局長は好意的である。局長不在の際、万屋件喫茶を兼ねる店を任されているしっかり者のアルバイト、珠代は否定的だが、本人に気取られるようなことはなく、この万屋に入り浸りの寂しがり屋、吾郎には、おしゃべりで空気が読めないので、このことは秘密にしてある。)
ところで、この島で民宿を営む玉城夫婦は、バイト(政男)が相談も無く九州へ出てミュージシャンとして売り出そうと島を抜け出してしまった結果、唯でさえ唯一の売り、島一周遊覧コースが船の故障でへたっている上、稼ぎ時の夏季に民宿が回らないと大騒ぎしていた。そんな折も折。団体客の予約が入った。困り果てた玉城夫妻は「保を仕事に寄こしてくれないか」と相談しにきた。局長のOKも出、保も否定しなかったのでこの件は決まったのだが、間もなく保は仕事を放り出して逃げ帰ってきた。何でも「来客の誰もが、彼の顔をじろじろ眺める」というのである。保自身が最も事件のことを気に病んでいたのである。
さて、ここにサブストリームが巧みに絡んでくる。オープニング早々、局長が海辺で暇さえあれば石投げをやっている話が伏線として出ていて、その折、コーラ瓶を拾って持ち帰った。中に何か入っていたからである。それは12歳の少女が10年前に瓶に詰めて流した手紙であった。手紙には彼女の名前、住所と解けずに悩んでいる連立方程式問題が記されていた。玉城が解いた回答と万屋スタッフの写真“良かったら遊びにいらっしゃい”との招待のメッセージを、記してあった住所に出した。暫くすると局長宛に便りが届いた。成長し短大を卒業後、就職、現在は結婚していると最近の消息を伝える彼女からの返信であった。
返信が届いて暫くすると島に中年の女性(松原)が訪れた。彼女は瓶の手紙少女の母であった。届いた手紙は、実は彼女が認めたものだった。娘は中学受験に失敗、自殺を遂げていた。教師をしていた母が、一番身近に居た12歳の娘の発したSOSに気付くことができなかった。彼女はそれを恥じて教師を辞め、離婚した。だが、島からの温かい返信に対して嘘を吐いたことが申し訳なく詫びに来たのであった。
そんな母に局長は、娘と同い年で重大事件を起こし、まともに学校へも通えなかった保に夏の特別授業を頼む。母は、娘を失くした原因を根底から覆す為、保に教えることを選ぶ。実の親からも人間として向き合うことをしてもらえなかった保は、生まれて初めて、人の情けを知り、本音を漏らそうとするが、その場に現れた保護司中村に、本当の自分と事実を晒すことを拒否される。
因みにタイトルの「おんわたし」は、他人から受けた恩を隣りの人に渡す(返す)こと。この島の道徳法である。今作の随所にその例が見受けられるが、終盤、松原と保の真剣勝負で、この概念がいかんなく発揮され、成就する様は類ない。見事である。
七月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2017/07/03 (月) ~ 2017/07/27 (木)公演終了
満足度★★★★★
【夜の部】観劇
ネタバレBOX
通し狂言 駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)
発端 遠州月本城下浜辺松原の場・序幕 遠州月本館の場
二幕目 大井川土手の場、遠州無間山お才茶屋の場、同 秋葉大権現の場
大詰 都東山御殿の場、同 奥庭の場、元の御殿の場
天下を狙う日本駄右衛門に奪われた古今集と秋葉大権現の三尺棒を取り戻し、お家を守るために、遠州月本家城主の弟月本始之助、同家老の弟玉島幸兵衛たちが活躍する話。
市川海老蔵さんは三役でしたが、玉島幸兵衛が妻お才が死ぬときに発した、持つべきものは女房だなあ的な、この世では短かったけれどまた来世では末永く的な言葉は意味深でした。
二幕目の最後が海老蔵さんと勸玄君の宙乗りでした。三幕目では舞台で大きな筒から火花を噴き上げる演出もありました。所謂ゾンビが登場しましたが、死者は生き返るのではなく、土に帰るべきといった言葉にも深い意味が込められていると思いました。
「すがれる」2012/2017
鳥公園
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/07/06 (木) ~ 2017/07/12 (水)公演終了
満足度★★★
ファンタジー
ネタバレBOX
性に執着する70代の作家が見た妄想話。
ファンタジーですから意味不明です。
七、『土蜘蛛 ―八つ足の檻―』
鬼の居ぬ間に
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/07/05 (水) ~ 2017/07/10 (月)公演終了
満足度★★★★
苛酷な日々が淡々と描かれていました。
ネタバレBOX
昭和初期、許されざる男女関係を引き裂かれた後のことなのか、それぞれ人身売買のような形で女郎屋に追いやられた女郎とタコ部屋に押し込められたトンネル掘り工夫の、過酷な環境下における日常を描いた話。
淡々と丁寧に、私的女郎屋の人間関係や工夫たちの労働環境が描かれていました。女郎屋で下剋上があるなんて全く知る由もありませんでした。
男女関係にあった女郎と工夫の年恰好がちょっと不釣り合いに思えました。もちろん、恋愛に年は関係ありませんが。
浮かぶ月、朱に消ゆる
踊る演劇集団 ムツキカっ!!
シアター風姿花伝(東京都)
2017/07/06 (木) ~ 2017/07/09 (日)公演終了
満足度★★★★
こだわりの演出、こだわり過ぎのようでもありました。
ネタバレBOX
視線と瞬きだけでしか意思表示ができなかった青年の通夜の席で、妹がタバスコをかけ叩いた一見暴挙とも思える行動の理由が、さらにはこうなった経緯が、シーンが順番に遡っていくことで次第に明らかになる話。
逆に進む演出にこだわり過ぎたような感じがしました。
タバスコを使ったのは妹が兄に眠りから覚めてほしいと願ったことの表れということが判明しましたが、それならなぜ生きているうちにパソコンを使った会話をしなかったのでしょう。そもそも意思疎通できるのに植物状態だったと親戚の人たちに言わせる演出自体違和感を覚えました。
Amazing Performance W3(ワンダースリー)
Amazing Performance W3(ワンダースリー)実行委員会
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/09 (日)公演終了
満足度★★★★
【チームA】観劇
ネタバレBOX
手塚治虫のW3(ワンダースリー)の劇場版。殺戮を繰り返す生物が存在する地球を破壊するか存続させるかを判断するために調査に来た宇宙人と最初に接触した漫画家の話。
プロジェクトマッピングによる美しい色彩、しなやかな役者の身のこなし、いかにもアニメのような人形のリアル感、漫画家がいかにも手塚治虫らしいところなどビジュアル的に素晴らしかったです。
泥棒に対してピストルを使わなかったこと、平和な自然を讃える漫画の作風を見て、人間の優しさを認めたということだったのでしょうか。なぜ地球が救われたのか、なぜこの三人の宇宙人が連盟から追放されたのかはよく分かりませんでした。
地球に住むことになった10年後の宇宙人たちに会っていたという不思議さは素敵でした。
キャサリン・ヘプバーン
博品館劇場
博品館劇場(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/09 (日)公演終了
満足度★★★★
知らんがな。
ネタバレBOX
前半は若い頃、後半は老年時代。コネティカット州の自宅でキャサリン・ヘップバーンが居間で回想したりする様子を描いた一人芝居。
キャサリン・ヘップバーンのことを知らないので一つひとつのエピソードに感慨はありませんでした。
甲高くした若作りの声には少し無理があり、80代の声にしては若過ぎの感がありました。
バス通り裏から知っている十朱幸代さん74歳、見た目も実際のお歳もお若いですね。
今が、オールタイムベスト
玉田企画
アトリエヘリコプター(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/07/04 (火)公演終了
満足度★★★★★
いつも通り面白かったです。
ネタバレBOX
森の中のコテージで、翌日結婚式に出席する新郎新婦、新郎の弟とその恋人、新郎が社長を務める会社の社員たち、結婚プランナーたちのいくつかの恋愛事情に、新郎の息子である発達障害の中学生のややこしさを交えた話。
あるあるだけどちょっと不思議な男女の妙、玉田企画らしい面白さに溢れていました。
散歩用の靴として固執する中学生を、死んだ母親との思い出の靴でもあったかもしれないのにそんなことには全く触れず、発達障害とばっさり切り捨てたところはタブーを恐れない生きの良さを感じました。
宵待草
おででこ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
満足度★★★★
朝出た夫が帰ってこないかもしれない暗い時代の話、そしてまさにこれからの話でした。
ネタバレBOX
太平洋戦争に行ったきり戻ってこない男、関東大震災で流言によって殺された男、反乱で処刑された男と家で待つ女の話。
男には待つ人のいる家のある男の他に待つ人のいない行商などをしている家のない男もいました。
今後は共謀罪で帰ってこない人が出てくるかもしれません。
色々な立場の女たちの話だと思っていました。原作を基にに忠実に演出したという須川弥香さんもそう思っていたとのことでしたが、理生さんを偲ぶ会代表の宗方駿さんが一人の女と考えてもよい、むしろ岸田理生さんは一人の女を表現したという感じの発言があり驚きました。
纏(まつ)わるひとびと
B.LET’S
サンモールスタジオ(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/19 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/07/12 (水) 19:00
価格3,500円
無題2096(17-098)
19:00の回(晴)
18:00受付(整理券あり)、18:30開場。
舞台の両端、黒字に四角い白、壁に同じ模様の照明、一見してフィルムとわかります。
※パーフォレーションというそうな。
舞台、長めのベンチシートが2X両端に。
客席、最前列はミニ椅子。
合同公演企画vol.2、始まりは「セーラー服とブルーシート(2015/5@ワーサル)。
本作には、その背景となった出来事があったそうで、作品の内容、「フィルム」という媒体から小野さやか監督「アヒルの子」というドキュメンタリー映画のことを思い出しました。
2011年だったか「ポレポレ東中野」で観て、横浜の「ジャック&ベティ」で上映されたときは上演後の座談会にもついて行って話をしました。ネットの評に「家族を題材とする物語は尽きることがない」とありました。
そんなこともあり個人的な思い入れ深く観ていました。
18:45/19:00前説(アナウンス、100分)、19:06開演~20:45終演~初日乾杯までいました。
黒に囲まれた会場、静かな照明、過激なほどの効果音。
色と音、聞いている人が想像できる声、表情としぐさが湖底まで届くような気がする。
親から子へ、そのまた子へ鎖は伸び、からだに、こころに食い込む。
物語がもつ動的な要素と舞台上のどちらかというと静的なうごきとが好対照。
両劇団の過去公演を除くと、
海老原恒和さん「ゾーヤ・ペーリツのアパート(2016/7@ウエスト)」。
最後に暖かい手で優しく拾い上げてくれる滝本さんの作風が好きです。
突然思い出しました。
学生の頃だったか「ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語(Rダンブロジオ)を読みました。原題は「No Langage But a Cry」大半は忘れてしまいましたが、そのときの印象に近いのかも。
普通
劇団時間制作
サンモールスタジオ(東京都)
2017/06/28 (水) ~ 2017/07/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
今回はAチームの公演を観劇させていただいた。
世間的に平凡である、一般的な意味での「普通」から離れた環境下にある登場人物達。各々が置かれた環境下で、苦悩し、必死にもがきながら生きている。
人それぞれ価値観があり、その人にとっての「普通」を一つの物差しで推し量ってはいけないと再認識させられた。
重たいテーマであると感じたけれど、観劇後に振り替えると、色々な発見ができ、当初感じた重さよりも奥深さを感じることのできる作品でした。1度だけの観劇だったけれど、きっと2度、3度と見ると、より奥深さを感じらると思う。登場人物それぞれの設定や、劇中での役割も考えるともっとこの作品の素晴らしさが感じられるはず。
それぞれ大変な設定の登場人物の生き様を、演者の皆さんも苦悩し、演じ切っていたと思いう。先日終幕をしたとのこと。演者やその他スタッフに皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
まど/みそ味の夜空と
らまのだ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★
初見の団体。とても薄味でした。淡白さの旨味はあり。
孤独の観察
シアターノーチラス
OFF・OFFシアター(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
日常に散らばっていそうなちょっと不安定なコミニュケーションが少しづつ積み重なって、後に大きな恐怖の塊となり崩れ落ちてくる様な人間関係ホラーな作品。
この作品、もし女性仲良しグループでワイワイ観劇しに来た場合、お互い無口になって顔をこわばらせ劇場を後にするケースが続出するのではないだろうか。
女子グループのいびつなパワーバランスと過去の殺人事件の経緯が絡み合って見どころ満載。隅から隅まで楽しめました。
作・演出は男性の方にも関わらず、いろんなタイプの女性の人間性がエグいほど見事に描かれています。
見どころは男性陣も一役買っていますが、男は「女同士の世界」とは決して交わる事は出来ないのだなーと、男と女の壁をしみじみと感じさせました。
贅沢なほどにリアルで臨場感ある空間。
臨場感優先で俯瞰しにくい構造ですが、自分でカット割りする楽しみがあります。
この劇団さんの特徴であり最大の武器なのでしょう。
上演時間は予定よりちょっとだけ増えて、最終的に1時間40分の作品。
孤独の観察
シアターノーチラス
OFF・OFFシアター(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★
初めて見る劇団でした。この作品の「観察する者」は殺された女性の姉のことだったのだろうか・・・ 観察されていたのは妹なのか殺した男性なのかと気にはなったが それよりも私の心に入ってきたのは自称「女友達」の不快な存在であった。アレって友達なのか?あんな押し付けられたモノを友情と呼べるのか・・・ あれでは1人でいた方のがよっぽどいい。チャットの世界の方がよっぽど楽しい。私も孤独の時間は好きである。
『私を知らないで』
くろまく株式会社
ザムザ阿佐谷(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
満足度★★★★
12日ソワレ、初日の舞台(125分)を拝見。
ネタバレBOX
開演前、視界に飛び込んでくる、舞台下手の大天秤。左右の皿に「ぼく」の両親がそれぞれ腰を下ろしてスタンバっている訳だが、開演後も「ぼく」との心理的距離感の差で左右の皿の高低が変化していく様が興味深かった(このため、両親役・室田渓人、楊木賀央里のお二方がとりわけ印象に残った)。
そして、ラストの、姉(キヨコ)&高野 VS 「ぼく」の関係性の顕在化には、正直、うるっとさせられた。脚・演(松澤くれはさん)、舞台美術(三井優子さん)のクリーンヒットだと思う。
次に、芝居の内容。(原作を読んでいないので、あくまでも推測だが)内外の社会・時事・教育の諸問題を欲張りなまでに盛り込んだストーリー、舞台化にあたっては、相当、交通整理されたのだろうか? てんこ盛りのクドさを感じさせない、すっきりした後味のドラマに仕上がっていたと感じた。
最後に雑感だが、犯罪者となった少女を養子縁組するという、世俗の垢にまみれたオッさんには、あり得ない!話の展開も、アヤ(個人的には、一番心惹かれた登場人物。平本野百合さん好演!)に米国セレブの里親の事例を語らせることで、作中、充分な説得力を有することが出来た。遠くない将来、日本の社会でも彼の地と同様、特段奇異なことにも思われない、ごく自然な行為になればいいな、と強く思えた。
霞の中の少年
演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
とてもストーリーが良くて面白かった!
なにかあるだろうとは思っていたが、まさかあんな展開とは…。
じっくり見せてくれるが適度に笑いもあり飽きずに集中して観られた。
主人公の中原さんも凄かったし、ヒロインの清水みさとさんの存在感もgoodだった。