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ミュージカル「しゃばけ弐 ~空のビードロ・畳紙~」

ミュージカル「しゃばけ弐 ~空のビードロ・畳紙~」

CLIE

紀伊國屋ホール(東京都)

2017/09/02 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★

原作も~ラジオ・TVドラマも~何も知らずに観劇
楽しい時代物+妖怪ものって感じに歌がつくミュージカル仕立て~♪

客席通路なども楽しく使って
なかなかに明るい舞台なのですが
何となく いろいろ薄いかしら・・・と思えたです

個人的には「夏目友人帳」の方が好みなんだなぁとか
頭をよぎってしまいました

森のキツネさんとか
屏風のぞきさんとか楽しいキャラでしたがねぇ・・

女性客多かったです9:1ぐらいの男女比っす

2時間10分ほどの作品っす

ネタバレBOX

ビイドロの根付とかのエピソードは
根付を光らせたりと見た目も話も涙腺が緩みそうな感じでしたが
「夏目・・」の方が涙腺崩壊させてくれたなぁ・・とか思えたっす
さよならだけでは人生が、

さよならだけでは人生が、

みけねこ企画

絵本塾ホール(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/09 (土)公演終了

満足度★★

群像劇であり いろいろと出来事が
それはもう結構 劇的な感じのが出てくるのだが・・・
何というかヒトゴト風で肌に感じられるようではなかった
情報の伝え方に熱量が不足していたのでは?
と感じた1時間40分の作品

まぁ劇場の場所的に墓参りと「君の名は」のロケ地見れて
お岩さんの神社(2つあった・・)とかも足をのばせたので
我得な感はあったです(^-^;)

ネタバレBOX

高校時代の同級生 倫理のオカダモンド先生とJKが心中=結果先生のみ生き残り
スピリチュアルな伝道者・ベストセラー作家となる・・
成人式で集まり
また同級生の結婚式で苛められてた子が苛めてた子らを刺殺する話・・・・
ゴーリキアカネ女史の登場と後に姉妹と仲良くなるのは面白かった
箱庭のトリレンマ

箱庭のトリレンマ

9-States

小劇場B1(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルのトリレンマは二者択一ならぬ三者択一という意味。登場人物3人の視点から同一場所・同一時間帯を眺めた物語。何度も繰り返されるシーンは、説明にある通り、友人を助けようとする行動とその時々に微妙に変化する状況に対応している様を表現している。誰の視点で、時間のどの瞬間へ戻っているのか見極めるのが難しい。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台は、某公園(箱庭のイメージか?)。そこに集まるボランティア集団の人間関係をシュールに描く。中央に段差を設けたサークル(円形ベンチのイメージ)。公衆トイレ、ゴミ箱、自動販売機、ベンチ。周りはレンガ壁で、蔦が巻き付いている。両サイドにモニターがあり、日にちが表示される。これによって現在を知ることが出来るが、物語の展開の中で知る(判断)には難しい。

小学生時代からの友人であるが、性格は異なり互いの欠点を言い合っている。現在でもボランティア活動を通して関係は続いている。しかし殺意を消し去ることが出来ず、夢か現か幻か…その立ち位置が判然としない。さらに殺害を止めようとしている別の友人の行動は、殺害を阻止したのか実行されたのか、その識別も難しい。3者三様の思いと行動が交錯し、同じような場面の繰り返しが冗長に感じることもある。

ジレンマ(両刀論法)がその選言的前提において二つの選言肢を有しているのに対し、三つの選言肢をもつ。三人がある選択を迫られて窮地に追い込まれていることは十分分かる。人間関係…議員の息子、ボランティア組織の副会長だが、実質的なリーダー。一方肩書きだけの会長で、特に取り柄のなさそうな人物。この両者が相手の性格を罵りながら行動を共にしているという不思議さ、人間関係の妙を思わせる。
また、人間の本音…厭らしさ、偽善(ボランティア)、エゴ、自己肯定または否定などがむき出しになっている。

人の類型を表現しつつ、もしあの時…という仮定の話は、その時点で状況が変化することによってその後の状況も変化する。その違いが劇的であればあるほど面白いと思う。しかし、行動(行為)と結果の因果関係が少しずつ違ってくるが、それは表層の見た目だけ。状況の変化は、逆にその人間の本質(性格)へ迫る(問う)ものが見られれば…その点が少し残念に思った。

次回公演を楽しみにしております。
「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

株式会社STAGE COMPANY

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

初日「売春捜査官」を観劇、最前列椅子前に急遽ベンチシートを増設する盛況ぶり。
いわずと知れた つかこうへい の熱海殺人事件の別バージョン。初演以降、基本的な展開構造は変わらず、今なお進化を続けている作品。
つかこうへい の名前の由来と言われている、い”つかこうへい”にという思いが十分伝わる公演であった。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台セットはほとんどどの公演も同じで、真ん中に古ぼけた大きな机。その上に黒電話、捜査資料が置かれている。
物語の底流にあるのは、色々な差別に対する鋭い批判。女性軽視、ホモというマイノリティ、在日朝鮮人という人種差別などである。同じ人間でありながら差別、被差別という用語が生まれる。敢えて痛みを穿り出して、差別を浮き彫りにする手法は脚本の力。それを体現するには役者の力量が試される。公演は冒頭の大音量音楽…チャイコフスキー「白鳥の湖」に負けず劣らずの大声量で始まる。終始テンションは高く、その伝えんとする思いは十分解る。
また人間的な差別と同様、地域における格差も見え隠れする。長崎県の五島列島での貧しい生活。集団就職しなければならない境遇など地域社会に対しても問題の提起をする。人間の本質(深淵)、社会という環境・状況という世界観の深みと広がり、そのテーマの捉えは今なお色褪せることなく、逆に鮮度が増すようでもある。

この公演は、今まで観た「売春捜査官」に比べると、一層差別化を際立たせたように思う。例えば万平を禿げ・ホモというセット台詞で罵倒する。身体的なこと、弱・少数者などを差別することによって、痛みが浮き彫りになる。それを先鋭化すればするほど人間愛を思わずにはいられない。

桜田聖子さんの木村部長刑事は、序盤こそ声が擦れて、という訳ではないが力強さが感じられなかった。しかし、除々に男たちを圧倒する部長刑事の姿になる、その生き活きとした変貌ぶりも楽しめた。
また犯人、大山金太郎が13階段を上るのではなく、登場は客席後方からスポットライトを浴びながら階段を下りてくる。つか作品は人物造形がはっきりしているが、更に登場の仕方、ダンスなどの演出で公演全体をデフォルメして印象付ける。そして常に高いテンションが求められる作品であるが、終始熱量・集中力が感じられる仕上がりで、観応え十分であった。

次回公演も楽しみにしております。
家族のSIN話

家族のSIN話

ファーベルとルーデンス

荻窪小劇場(東京都)

2017/07/13 (木) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

脚本・演出が良かった。最初ふざけた感じが、徐々にシリアスな展開になっていき、終盤は驚きと恐怖を感じた考えさせられる舞台でした。演者もその変化をよくとらえて演じていたように思います。もう一度見てみたい、追加公演してほしい作品でした。Faber&Ludensに期待します。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30

無題2131(17-134)

初日、19:30の回(小雨~曇)。

久しぶりの会場、19:04受付、開場。舞台、緑/黄/赤のカーペットが敷かれ、上手にミラーボール。聴いたことがあるリズム&ヴォーカル、洋楽が流れていて、すぐに誰だか気がつく。

1年半ちょいの間に「やみ・あがりシアター」6作目となりました。

19:17/19:29前説(105分)。笠浦さんが小柄な方には座布団の用意があります、と言っていたので感心。

19:32開演~21:15終演。

イラストと冒頭の動きで「すずめ」だなとわかったのですが、その直後に続く思いもよらない場転とお話の展開に態勢の立て直しを要したため数秒遅れるもののなんとか追いつくのでした。

伝奇のような、昔話的な、歴史的な境界。それでも自然に、徐々に受け入れる級友たち。

教えられ、学び、従ってきたものの崩壊と決別/惜別。

ふたりの不安そうな表情、それでもきっと乗り越えてゆくだろうと思わせるものがとても印象的。

人生を振り返ってみれば自分にも、節目ごとに、脱皮しなければならなかったことがあったなぁ、と思うのでした。

■観たことがある役者さん(過去公演を除いて)
久保磨介さん「大人生(2017/3@小空間)」「(脚演)降っただけで雨(2017/5@眼科画廊)」
久保瑠衣香さん「シスターストロベリー(2014/5@櫂)」
鈴木茉唯さん「飛ばない教室 または、わたしのいないその場所(2017/1@RAFT)」
寺尾みなみさん「鬼畜ビューティー(2012/6@サンモールS))」「東京ユートリア(2013/4@王子)」
西村蒼さん「チル、幻滅。(2017/5@上野小)」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

株式会社STAGE COMPANY

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

小劇場には
小劇場にしかない魅力があるよね〜
初日という事で、セリフが噛み噛みで残念だったけど
大きな声で、はっきり、早口で
ってめちゃくちゃ大変なんだろうな〜
でもでも「つか芝」はストーリーとか、セリフが良い
北区のある限り「つか芝」は続くはず?その度に役者も変わり時代も変わるけど
「熱海〜」は楽しんで観れるはず。
ジメッとした感動が欲しい人にはオススメです!
役者さん誰も知らない方達でしたが味わいがありました。

北斗の拳 ‐世紀末ザコ伝説‐

北斗の拳 ‐世紀末ザコ伝説‐

CLIE

シアターGロッソ(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★

私が見たいもの。すごい肉体を持った男たちの半裸祭り(笑)ま、祭りじゃなくてもいいけ素晴らしい肉体美をリングとは違う形で見たかった。あなたたちが見せたかったものは何?

『巨獣の定理』

『巨獣の定理』

かはづ書屋

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30

座席1階1列

「巨獣の定理」何とも興味を引くタイトルである。「巨獣」はその世界、この場合秋川家を支配する者という意味でもあり、「ビヒモス」は悪魔の意味でもでも使われるというから、秋川家に棲まう悪魔という意味でもあろうか。「定理」とは真なる命題だから、推測するに「支配する者あるいは悪魔によって導き出された真なる解答」とでも意味するのか。
原作となった「殺人鬼」に比べると、かなり凝ったタイトルだけれど、やはり、観劇欲をそそるという意味では、秀逸なタイトルだと思う。
初日のせいか、役者の皆さま少し噛むことが多かったようで気になりました。論争劇なので、どうしてもマイナスです。でも逆にそれがなければ、かなりテンポのよい、観客を引き付けるよい芝居だと思いました。
女中部屋を舞台にし、本来の主人公である人物をほぼも出さない(確か「Dの再審」もそうでしたよね、到着しない明智小五郎とか)趣向も、舞台に現れない惨劇や混乱を、観客に想像させるということで、逆にこの連続殺人事件のスケールの大きさを感じさせるという点で成功していたと思います。
役者さんとしては、何といっても森尾繁弘、島田雅之、遊佐邦博の御3人が、舞台の柱として、役の心理の機微を演じながらも、うまくペースを作っていました。

さて、本作は原作(読んでいない)と犯人が違うのかしら、推理劇なのでネタバレになるので、詳しいことはネタバレということで。

ちょっとした不満を2つ。
1.最前列の席は地獄。足元が狭くて、足が拘束具で締め付けられるように苦しい。Mの世界。何、こ れは体験型ミステリー?
2.次回の公演は来年9月。これは仕方ないとしても、「Dの再審」再演とは残念。もち
 ろん、再演でブラッシュアップしたものも観たいけれど。せっかくなのだから、この
 路線の新作で、しばらくは行って欲しかったなあ。(まだ、来年に新作をやらないと
 決まったわけではないかもしれないけれど)版権の切れたミステリーを舞台化するな
 んて、興味深いですよ。「ドグラマグラ」や江戸川乱歩除くと、そんな舞台そうそう
 ないですから。小栗虫太郎、海野十三、大阪圭吉等々、素材に事欠かないのに。

ネタバレBOX

原作では「グリーン家殺人事件」を持ち出してミスリードを誘いながら、意外な人物を犯人としたようですが、今作では「グリーン家殺人事件」ままっぽくないですか。だって、この人だけが〇〇〇の1員で登場しているのですから。
舞台最後は横溝正史ばりに、遠い過去の因縁からの復讐劇となり、それも一旦劇中盤で推理された内容が、実は真実だった、そして犯人の自白、となったときは、すごい尻すぼみだな、なんじゃこりゃのラストはと思いました。が、まだ残り10分近くあることを怪訝に思っていると、なるほど、そういう落ちでしたか、と感心した次第。
嘘の自白の理由も、犯人さえ捕まれば、後付けで〇〇〇を守るため、事実そうしようと思っていた(実際にはやっていないけれど)、という説明で言い逃れできますからね。
それと、自身の無実を証明する仕掛けがなされるには、むしろ警察や探偵諸氏の目をこちらに向けておくのが得策ですし、時間稼ぎも必要ですものね。
舞台で暗示される真犯人は(事件の犯人とされたのは別人物)確かに意外な人物ですが、1人犯人というよりは、やはりあの2人は殺害動機が厳然としてあったという点で一連托生だったのです。弟と女中2人殺害の時間的な制約のアリバイも、1人でなかったと考えれば簡単に解消しますし。そしてめでたしめでたしですか。
最期の弁護士(元検事書記)と執事の会話、余韻の残し方が「Dの再審」を彷彿とさせました。
笑顔。(すまいる)

笑顔。(すまいる)

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

出汁の香りがほんのり漂うホントに居心地の良さそうなうどん屋さん。
「認知症」は出口のないトンネルに入った様なもので、真正面から描くとなると暗くならざるを得ないし、実際そういう作品は幾つもある様に思う。
されど本作のタイトルは「笑顔。すまいる」
作中では一家の大黒柱である女将が徐々に認知症に侵されていく様子が克明に描かれ、一家崩壊の予感すらしてくるものだから気が気でない。
なのに根底に流れる、あたたかい感じは何といったら良いのだろう。

家族、ご近所さん、知人の方達の想いは一致団結というわけでも無いのだが、とても大切な歯車のそれぞれが絶妙に噛み合い回り動いて、見えない先の「スマイル」を引き寄せていく・・・そんな印象を受けた作品でした。
ひとつひとつ丹念にこしらえたシーンの積み重ねに「私の家の場合は」の想いが自然と重なっていきます。

月経ファンタスティック

月経ファンタスティック

美貴ヲの劇

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/06/29 (木) ~ 2017/07/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/01 (土) 21:00

価格2,800円

竹取物語から尾崎紅葉、芥川に乱歩まで文学コラージュ/文学リミックスなパートも交えた「女はつらいよ」ストーリー。
文学パートにBS朝日で放映していた「あらすじ名作劇場」を想起。また、先に見せたスキットを後で応用するのも面白い。

人魚秘め

人魚秘め

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

おとぎ話「人魚姫」の姿を借りた、メッセージ性の高い作品だと思いました。

「姫」ではなく「秘め」。「秘め」とはいつの世も苦しく純粋で残酷で。
観終わったあとは、しばし、頭の中が空になる感覚になりました。

美しい舞台美術も必見。

個人的には、伊喜真理さんが素晴らしいと思いました。その役名に相応しい、妖艶さとセクシーさと気品溢れる美しさ。それと、「声」すっかり虜になりました。

エンジェルナイツ

エンジェルナイツ

株)酔いどれ天使

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

かなり楽しめました。衣装もゲームの世界さながらの本格的で音楽も良かった。役者さん達はそれぞれ個性が発揮されていて脚本も良く出来ている。途中、物語の分岐ルートがあって観客の皆で選べるのも楽しい。数回見ても楽しめる内容となっている。完成度の高い作品だと思います。

笑顔。(すまいる)

笑顔。(すまいる)

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

自分の両親を思いながらの観劇になったお話
あったかく優しい笑顔と思い
受け入れなければいけない現実
大切な事を考えるお話 ありがとうございます。

さよならだけでは人生が、

さよならだけでは人生が、

みけねこ企画

絵本塾ホール(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/09 (土)公演終了

満足度★★★

板をコの字で客席が囲み、長辺下部をAコーナーとして、ここから時計回りにBCDと名付けたとするとB,Dには、ドアに見立てた白枠が組み建てられ出捌け口として機能している以外には、何ら舞台美術はなしの素舞台形式である。

ネタバレBOX

描かれるのは高校時代から、その8年後までの地方高校同級生の変遷だが、心中だの、苛めとその復讐としての殺人事件だの、教師との心中事件を起こし落命した女高生に恋していた男子生徒と女高生の霊との邂逅だのとかなり異常な世界が盛り込まれているにも関わらず、何ら劇的でない点、ドラマツルギーが成立するというより、TVドラマの出来損ない、といった体で今作の視座が設定されているのが特徴的である。各々の役に主体性が感じられず、生きている実感が感じられない。他者の目線で総てが処理されているので演劇である必要が感じられない舞台であった。
「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

株式会社STAGE COMPANY

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

 謂わずと知れたつか こうへいの大ヒット作だが、戯曲を脚本化しないことを続けていたつか作品はバージョンが極めて豊富である。

ネタバレBOX

何れにせよ、つか作品上演の難しさは、ずっと高いテンションを保ち続けなければならないことだと思っている。それだけ、体力・気力の充実が必要とされる舞台なのだ。チャイコフスキーが大音量で流れるオープニング、エンディングに負けないテンションの高さが必要なのは無論だが、その途中も含め一瞬の気も抜けないのが、つか作品の特徴であり鍵である。従って役者達に要求される熱量、瞬発力、集中と拡散の妙を使い分けることから来る落差によって示唆される社会の歪み、差別されることのひりつくような傷みと作家の共感がパッションの奔流となって降り注ぐ必要がある。これができる脚本だからこそ、様々に用いられる差別用語が決して表層でなく、寧ろ差別される者への温かい支えとして、作家の人間的温かさとして受容されるのだ。
 今回は、Stage Companyによる熱海初日だったのだが、若干、このテンションが下がる部分があった。笑いを獲りにきた場面が多用されたということもあろうが、寧ろここは、トラジェディック・コメディのようなニュアンスで演じさせた方が効果的だと思われる。その方が、自然に更に切なく差別の実体を浮かび上がらせるのではあるまいか。
風間杜夫ひとり芝居「ピース」

風間杜夫ひとり芝居「ピース」

トム・プロジェクト

俳優座劇場(東京都)

2017/09/03 (日) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★

風間杜夫はひとり芝居を20年も続けているという。
そこまでできるのには何か特別なものがあるのだろうと期待してでかけてみた。
だがしかし、新作でまだ練れていないのであろうか、とくに盛り上がるでもなく、テーマが深まるでもなく80分であっさりと終わってしまった。

観客は団塊の世代とその少し下がほとんどと見受けられた。
結構笑いも起きていたし、終演後は「風間さんは多芸だね」という高評価も聞こえていた。熱心なファンにとってはひとり芝居という形式は至福の時間であることは想像に難くない。まあそういうことか。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

いやぁ〜、いいもの観させて頂きました。小劇場の醍醐味満喫です!言葉の応酬、照明、音楽、満喫しました。本と役者と観客と。三者が進化し続けるのですね。濃密な2時間、ありがとうございました。今、自分が生きてるって感じがしました。さて、これは何なんだろう…。

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

株式会社STAGE COMPANY

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

【熱海殺人事件】鑑賞-
3年前に同じく雑遊で行われたJJプロモーション番外公演も素晴らしかったが今回もかなり良いです。他の方も書いているように観る側もぐったりしますが、随分と丁寧でとてもボリュームの有る仕上がりに大満足。
この狭小スペースでガッツリ熱海を観られるなんて、なんと贅沢な事か!

めいろめいろめいろ

めいろめいろめいろ

制作「山口ちはる」プロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30

座席1階1列

制作「山口ちはる」プロデュース『めいろめいろめいろ』下北沢スターダスト

開演直後から意表をつく展開。
奇抜なキャラとヘンテコなシチュエーションに翻弄されたけど、全体で見るとピュアなお話だったような気がします。
ラストに向けて加速していくような終盤のスピード感ある展開が良かった。
あと、お酒に酔った状態の彼女が可愛かったです。

コの字型の客席。恐らく正面側が一番見やすいです。

ネタバレBOX

終盤の掛け合いから死別とも受け取れたのだけど、ただフラれただけなのかな?

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