
同郷同年
公益社団法人日本劇団協議会
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
核廃棄物の最終処分場の誘致がテーマの男性三人芝居だから、気を引き締めて劇場に行ったんだけど、すごくよくできた90分の会話劇でとっても面白かった!
「反吐が出る」と言っていいぐらいの醜悪さにムカムカするんだけど(笑)、俳優さんに愛嬌があり、宮田慶子さんの演出でコミカルにも見せてくれる。場面ごとの変化にわくわくする。
劇作家のくるみざわしんさんは色んな戯曲賞を受賞されている現役の精神科医。今回の劇作家協会新人戯曲賞の一次審査も通過されている。
ひとつの言葉の意味が意図的に変えられ、何度も利用される様に胸が苦しくなる。今の日本の報道、政治家の発言とぴったり重なった。

第2回本公演「12人の噦く女子生徒」
演劇ガール☆フューチャ
シアター風姿花伝(東京都)
2017/08/25 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

悪について
小田尚稔の演劇
新宿眼科画廊(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/12 (火) 19:30
価格2,400円
無題2135(17-138)
19:30の回(曇)
ちょっと早めに受付だけ済ませ18:58開場(1ドリンクあり)、奥が客席、桟敷+椅子席。
入り口側に大きなベッド(艶ありグリーン、シルク?)、ハンガーコート、マイク、茶のバッグなど。
19:35開演、長身の伊藤さんから~21:36終演。
単位がとれない大学8年生、大久保、傍聴、サイゼリア、日比谷公園、松本楼、つり革、マーティ・フリードマン、ネズミ、ブレードランナー、目黒寄生虫館、キッチンドランカー、ミラーボール、ブロードウェイ、新井薬師...
散歩に付き合って話を聴いている風。
知っている場所、未見の場所。
追加公演、ギリギリで観劇できました。
今回、ヌトミックで観ていた宇都有里紗さん出演。「それからの街(2015/11@Site)」「シュガドノッカペラテ(2016/11@みんなのひろば)」
「Saturday Balloon(2012/2@BankART Studio NYK)」。
「***の旅」(TV)を観ているような気楽さ、内容は普段的なもので、当パンにあるように終始「リラックス」して観ることができました。
だいぶ遅れていらっしゃったお客さん、役者さんのお知り合いのようでそれはいいのですが、内容と関係なく(とみえました)頻繁に吹きだすのでちょっと気になったのは器が小さいからか。
観客(聞き手)がそこにいる、ということを、意識している、ということが前提。
少し遅れたお客さん、役者は中断、席へ案内をし、再開する、開始早々の時間帯ではきっと毎回あるのだろうと思いながらここのやりとりがとても「生(なま)」っぽく新鮮でした。
台本は売り切れだったのでまたの機会に。

ノー・サイド NO SIDE
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
短編が3本。それぞれ別々に観ても納得できる内容だが、なんとうまいストーリー展開なんだ。ちゃんと一本につながっている、という芸の細かさ。間の取り方が上手く、誤解を生むすれ違いや会話の妙でクスクスと笑ってしまう。ドカンとくるバカ笑いはないけど、全編に散りばめた伏線がだんだんと腑に落ちる小気味良さが見どころ!楽し〜い舞台だ。

泥棒たち
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

SHERLOCKIAN Aの項目
Project S.H
ワーサルシアター(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
さすがホームズをメインとした探偵物ですね。
色々な登場人物がそれぞれに自分を隠し、それぞれに謎解きするのは見ていても面白いですね。今度どんな謎解きをするのだろうかと、わくわくしながら観させていただきました。
初日ということもあり、セリフを噛んだり、がくがくした部分がありましたが、自分としては満足です。

夜の学校
公益社団法人日本劇団協議会
萬劇場(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/17 (日)公演終了
少年の意思によって歪められた不思議な町は、他人の夢の中に紛れ込んでしまったが如く、走りたくても足がもつれてしまう様な浮遊感と、実に胡散臭い閉塞感が漂い、段々と現実が遠のいていきます。
奇妙な登場人物の奇妙なやり取りを居心地よい空間で観ていると頭の中がフワフワしてきて、もし寝不足気味で挑んだ場合それこそ気持ち良~く夢の中に連れて行かれるのではないかと思うのでご注意を。
霞んでいたものがパーッと晴れていく様なラストにスッキリ。
タイトルの「夜の学校」から受けるイメージが観る前と後では全然変わっていました。

我が労働
UNITレンカノ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/07/14 (金) 14:00
価格3,000円
新人編集部員対超人見知りのベテラン漫画家という既視感のある題材がベースながら「何でもアリ」っぷりが楽しい劇中マンガ案と「もう一つの劇中作品」の対比が良くテーマの問いかけも含む締め括り方も巧みだった。
若干の説教臭は親子ネタと相殺か?(笑)

ノー・サイド NO SIDE
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/13 (水) 19:30
価格3,800円
無題2134(17-137)
19:30の回(晴)
18:30受付、受付順に整理番号、19:00開場。いつものように入って右。
椅子(箱)が数個だけの舞台、上演時間105~110分という案内。
9:25前説(アナウンス、静かに飴玉くらいなら可)、ハワイアンが流れ、波の音。
開演前、ふらりと仲澤さんが白衣姿、新聞片手に登場、その穏やかな語りとは逆にどんどん期待が膨らむ、前説、横森さんも顔をみせて開演~21:21終演。
相対論、ルール、サプライズ。三つのピースがひとつに揃ったときに見えるもの。
あ~、なんておもしろいのでしょう。ひとつずつ完結しつつ、それでも物語りは、自転と公転、終着点のない物語として廻っている。
役者さん13名、懐かしい映画のエピソードあり、トロピカルな明るさ、ちょっとしたしっとり度合い、ゆっくりと溶け合ってゆくお話に身をゆだねる。が、しょっちゅう笑いの刺激が襲ってくるので油断はできません。
単なるドタバタだけではなく、実は細かいシチュエーションの組み合わせが本作をこんなに面白くしているのだろうと思いながら。
小森健彰さんは「teafortwo」の公演をずっと観ていて「ヒットパレードvol.10(2013/6@キッド)」「人数の足りない三角関係の結末(2013/10@「劇」小)」「持続可能な恋(2015/5)」「瞳を閉じて、られるか(2016/2)」
「10の銃と10の自由(2016/11))」「世界の終わりはCメロを待ちながら(2017/5@Blue-T)」とたくさん。
木所真帆さんは「音速アキレス(2015/8@BASE)」--田久保さんとですね?
タイムトラベルの問題点ってどうやって気がついたのでしょう。SF小説か映画にでもあったのか...、自然科学、相対論、星と星座などの本を読むと星にからめてでてくることがあり、、宇宙を飛ぶ竹輪という絶対の違和感とともに感心してしまいました。
※月をみるものが「骨」ではなく「竹輪」を放り上げるシーンまで想像。
余談
2話と3話との間にかかった曲(はじめのストローク1発でピンとくる)Bad Company"Can't Get Enough"。
だれの選曲だろう。

アンネの日
風琴工房
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
初潮との出会いは人それぞれですが、だれかしら自分と近い人がいるものですね。体験を言い合える仲間がいるっていいなと思いました。

SHERLOCKIAN Aの項目
Project S.H
ワーサルシアター(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
これは正統派の古典的推理劇である。
笑いやアクションは一切なく、提示された謎はすべて回収される。
中高年男性ミステリーファンにも安心しておすすめできるものである。
年をとって一番困るのは目の衰えである。
小さな活字は追って行けず、すっかり読書量が減ったと嘆く声も多い。
大画面の4Kテレビで電子書籍を読む人もいるという。
そういう点ではこういうセリフの多い、朗読劇に近い芝居は案外市場が大きいかもしれない。
こんなことを書いたのは観客にお年を召した方が多かったからである。
前の方は半分以上が60歳以上ではなかっただろうか。
出演者のお父さんかお爺さんかもしれないが、上で書いたような事情もあるのかと想像してしまった。
内容を少しでも書くとネタバレになるので、些末な感想だけにしておこう。
初回なのでセリフを噛むのは許容範囲だが、声の調子がバラバラなのが気になった。
常にビブラートがかかる人、口だけで発声している人、腹から出しすぎてオペラか浪曲になっている人、なんでも絶叫調の人…
録音を聞けばまずいことは誰でも分かるだろうが、いろいろな団体の寄り合い所帯なので調整は難しいのかも。
誰もが一目置く先輩のような人はいないのだろうか。

青の凶器、青の暴力、手と手。この先、
キ上の空論
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 13:00
座席I列7番
価格5,000円
場あるいはスキットを重ねて創り上げ、終盤でそれらが収束して行く「キ上手法」(特に今回は水面に浮かんでいたり次第に浮かび上がってきたりなあれこれがゆっくりと流れながらまとまってゆくイメージ)が効果的で、常連組・年長組のサポートがさすが。そうして初見となるガキさんの名演に舌を巻く。

わたしの星
ままごと
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2017/08/17 (木) ~ 2017/08/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てから約1ヶ月経ちますが今でも心の中を占めていて、「あの場にいられて本当によかった」と思う舞台です。
舞台稽古に必死だったであろう役者さんの夏も勝手に重ねて観てしまうからか、「舞台を観た」というより「高校生が一度しかない夏を過ごしているのを目撃した」という気持ち。
自分が高校生だった時のことを思い出したり、高校生に戻ったような気持ちで観たり。
10人の、相手を見つめるまっすぐな視線と、いきいきとしたダンスが印象的。
舞台美術も音楽も素敵でした。
幸せな時間をありがとうございました。

10th Anniversary Tour
マームとジプシー
AI・HALL(兵庫県)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/17 (日)公演終了
10周年にして初めてのマームとジプシー。「あっこのはなし」。
最初は、この動きは、この繰り返しは何を意味しているのだろう、ちゃんと理解できるだろうかと不安もありました。
でも、少し強調されてはいるけれど実際にありそうな会話を聞いているのは楽しいし、あっこと世代が近いこともあり身につまされたりしながら、笑ったりなぜか泣きそうになったりしながら集中して観ました。
観終わった後は、あっこ達女性3人がとても身近に、そして少し愛しく感じられました。
ようやく観に来られてよかった!
関西で観られるのは2作品だけなのが少し残念ですが、もう1作品も楽しみです。

「班女 HANJO」
劇団アニマル王子
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/17 (日)公演終了
満足度★★★★
アニマル王子の番外公演というと、少人数の役者だけで小さい劇場を使って演じるものが多いのですが、今回は出演者が多いので舞台が暑いです(物理)。オープニングは帰ってきた谷口さんが頑張ってます皆さん子を見守るような温かい気持ちで観てあげてください。
パッと見オープニングが二回あるように思えるので少し得した気持ちになりました。人数多いからタイトルコールはカッコイイです。
あと所々でシーン切り替えによく使うシャッターという技法が入るのですが絶対難しい!!よくぶつからないであんなに速く歩けるなと感心させられます。
班女をベースに綴られたこの作品
そう持ってきたか!と心が震えました。
三面舞台なので、見る位置によって感じる印象も違って来ると思います。何度か観るのがお薦めです。

アンネの日
風琴工房
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

売春捜査官
稲村梓プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
サンモールスタジオで上演された、稲村梓プロデュースのつかこうへい作『売春捜査官』を観てきた。声優であり女優である稲村梓はこの作品を「心の支え」としており、既に何度か上演していることを今回初めて知った。つかの作品のいくつかは非シス人という劇団で観ることが常だったのだが、今回の稲村の舞台を演出したのがその非シス人で演出を手がける間天憑であったことと、まだこの作品を舞台として観たことが無かったのが今回出かけようと思った直接の理由であった。
作品としては有名であり、改めて粗筋を書く必要もあるまいが、大雑把に書くなら、女なのに木村伝兵衛(稲村梓)という名の部長刑事と彼女の下に八王子から転任してきた熊田刑事(内谷正文)、ホモの戸田刑事(村手龍太)の3人が、熱海で起こった山口アイコという女性の殺人事件の謎を犯人大山(渡辺敬介)を回して解いていく。特に、前半の刑事室での刑事達のドタバタと、後半刑事役と犯人役が演ずる事件の再現シーンの対比がこの作品の見所であろう。ちなみに、今回の舞台では稲村の演ずる木村部長刑事以外はダブルキャストであり、自分が観たのはKチームであった。
演出的にはウィキペディアでも「大音量の「白鳥の湖」をBGMに木村が電話でがなりたてるオープニングや、新任の刑事に渡す書類を地面にわざと落とし、木村が「拾ってください」というやり取り、木村が成長した犯人を花束で何度も打ち据えるシーンなど、この作品の名物となっている部分は、形は変わりつつも、どのバージョンにも数多く残っている。」と指摘されている部分はそれを踏襲していた。しかしながら、実は全体で2時間ほどの上演の中でスタート30分ほどは演出の質というか役者の集中力というのが散漫で、これはどうなるかと心配しながら観ていたのも事実。しかし、舞台後半の事件再現シーンに入ってからの役者の緊張感が一変しように素晴らしい台詞のやりとりに観る者の神経が研ぎ澄まされた。そのきっかけは恐らく役者・村手の力であり、それに応じて好演を見せた主演・稲村のなせる技だろう。良い舞台を見せてもらった。

AQUAVITY
劇団Bケイカク
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★
初めての劇団だったのでよくわからず観覧、お芝居と思いきや、映像とセルフの朗読がメインで唖然としたといのが率直な感想。
内容そのものとても面白かったです。
現実と夢と瞑想ところころ変化していいですね。

1000年の恋
劇団「劇団」
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
以前同じ内容の舞台を、上映会として映像で観たんですが、その時よりも舞台セットがカッコ良くなってたり、役者さんがパワーアップしてたり・・・そもそもその時のストーリーもほとんど忘れてる状態だったので、かなり新鮮な感じで魅入っちゃいました!
バラバラに見えた幾つものお話が、どんどん一つに繋がっていく感じ。それに伴ってどんどん涙腺がユルユルになっていきました。
こんなお話を、大切な人と一緒に観られたのが最高でした!
大阪公演も観に行きますっ!!大切な人とネ♪

屈曲:75時
不定深度3200
SPACE EDGE(東京都)
2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/09 (土) 11:00
価格1,500円
無題2133(17-136)
11:00の回(晴)。
10:30受付、開場。靴を脱ぎ、バッグなどを預けて中へ。一見、迷路のような造作。
2段~3段のコンクリートベンチがそこかしこに。外国語で何か書いてあり、色は少々毒々しい。
会場に入って正面に映像(渋谷の街のようです)。役者(6人)はすでに思い思いの場所に座り、手にはスマホ。観客も好きなところに座ります。
客入れ中、会話もなくとても静か。
こちらは初めて。「東大」の2文字を目にし、これは凝った(捻った)ものではないかと感じ取りやってきました。
田口桃子さんは「大人生(2017/3@小空間)」「不忍池にて(2017/6)」を観ていました。
中西麻梨子さんも「大人生」。
10:48/10:56前説(撮影あり、上演中の移動可)、役者は靴をはいて、観客は脱いで。それ以外では判別が難しい。
11:02開演~12:03終演。
昼夜の渋谷で24時を超えての(ループする日々の)できごと(らしい)。
渋谷である必要はないような気もしたのは渋谷を(よく)知らない観客はどうとらえたらいいのかな、とそっちのほうに関心が行ってしまったためかもしれません。
箱庭のようなたまり場で交わされる会話は漏れ続ける空気のようで、ちょっとだけ面白いけれど、とても(渋谷らしくない)安全で温い感じの内側ところいう印象だけが残りました。
コトバはもっと刺激的で、危ういものでもいいのではないかと思いました。