最新の観てきた!クチコミ一覧

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坂の上の家

坂の上の家

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/03 (金) ~ 2017/11/10 (金)公演終了

満足度★★★★★

ストレートプレイによるとても上質な作品だと思った。

ネタバレBOX

昭和50年代にあった長崎での水害の事は知らなかった。
『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

つい張ってしまった見栄が、後々こんな騒動を巻き起こすなんて!
ワンシチュエーションコメディらしく、登場人物も個性も多彩で、あっという間の90分でした。
男子禁制の筈が、気付いたら結構な人数が犇めいた空間だったような…笑

伏線だらけなのに、それが上手いこと繋がっていくのにわくわくしました。
主人公の可愛らしさ、強かさ、儚さのどれにも共感出来る部分があって、ちょっとホロリとする場面も。
年なんて関係なくて、人が人を好きになる、愛しく想うことって素敵な事だなって感じました。色んな形があった!

ネタバレBOX

保険の営業魂もとくと見させてもらった気がします笑
どんな場面であれ、どんな人物であれ、一貫した姿勢で売り込むあの姿は見物!うっかり定点カメラになってしまうくらいインパクトありました!
キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

おぼんろ特設劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

当日、上演前は強風で天幕の隙間から冷たい風が吹き込んでいたが、物語が進むにつれて寒さも忘れ話にのめり込んで行く。観る者の心を揺さぶり体内を熱くさせる、そんな4人の熱演が素晴らしい。
さて、今回は特設劇場ということもあって、事前に何度も案内(道順の動画まで)等のメールを配信するなど丁寧な対応が嬉しい。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

閉ざされた森というシチュエーション、それを表現するための特設劇場(葛西臨海公園内)。その前衛的(外観はファンタジック)セットは衣類などを張り合わせたもの。場内は雑然とした配置のように思うが、それは人の心の表れか。パイプ組した櫓が対角に2つ。その上り下りの動作によって躍動感とテンポの良さが生まれる。

物語は、人間の穢れを人形(キャガプシー)に押し込め、その人形同士を戦わせて穢れを浄化させるというもの。人間の勝手さ、人形の哀切が鮮明に描かれる。もちろん寓意を籠めている、その訴えは強く明確に伝わる。
先代・人形師が作ったキャガプシーは10年間無敵。その人形師が殺され娘・ツミが後継した。その娘が作ったキャガプシーは無敵の人形を兄と慕い、殺し合いを望んでいない。逆にこの森から逃げ出すことを提案するが…。

特設劇場内を森の中(戦いの場)、そして観客やTV視聴者(参加者)を借景として、演者(語り部)をキャガプシーに見立てた劇中劇のような気がする。公演中は風の音、それによって軋むテントの支柱が不気味な効果音になっている。そして遠くに聞こえる花火の音が幻想的な気分にしてくれる。

人間の穢れを他者(人形=ギャガプシー)に負わせ、人間は素知らぬ顔の傍観者。また自身もギャガプシーでありながら、興行主になるネズミ。自分のこと、または身近な周りのみに気を配る、そんな視野狭窄で安全地帯の世界観が描かれる。しかし、森の外は素晴らしい世界、その開眼と広がりに幸せを見出す。”おぼんろ”らしいファンタジー、そこに籠められた悲しく、しかし優しく美しく力強い物語であった。同時に葛西臨海公園の自然そのものが、劇場内と対比した小宇宙のような壮大感を表しているようだ。

次回公演も楽しみにしております。
キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

おぼんろ特設劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

11月10日(金)の昼の回。晴天に恵まれて気持ちの良い葛西臨海公園。昨日は強風で公演中止になったとか。今日は風もなく、さほど寒くもなく、期待が膨らむ。普段は暗い劇場での公演が今回は明るい照明効果の全く効かない状況。いつもと違って役者は4人。そんな状況の中、どんな芝居になるのかと思っていたが、さすがおぼんろ。恒例のおちゃらけ場面をなくしたからかもしれないが、一気に芝居が進み、気持ちが途切れることなく集中して物語を楽しむことができた。周囲を緑に囲まれたテントだからの演出もなかなか。夜になると全く違った印象になるだろうと思うと、観られないのが残念だと思った。

くるんのぱー

くるんのぱー

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

腐れ縁の女座長二人が率いる二つの剣劇一座。
その合同公演の経緯を見守っているだけでも充分面白いというのに、それだけじゃあ終わらない極上の2時間。
男にだらしなかったり、金に汚かったり、女が男らしく、男が女らしかったり破天荒な一座ながら、その誰もが味わい深く愛おしくなってしまう面々。
舞台で魅せるテクニックを知り尽くした者にしか創る事が出来ない、泣き笑いたっぷりの人生劇場でした。

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

定番といえば定番な理由での展開ではあるけれども楽しかったです!

ネタバレBOX

結婚出来る方法をしいていえば、年齢詐称になるのですかね⁉︎
しゃぼん玉の欠片を眺めて

しゃぼん玉の欠片を眺めて

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/11/07 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/29 (日)

初TOKYOハンバーグ、堪能した、感動した。そして初三田村周三さん、しびれた。大きな出来事があるわけでもなく、淡々と飄々と物語も演技も進んでいく。三田村さんの演じるおじいさん、リアル過ぎ。
ラスト、老人介護施設で掃除屋さんの青年と再会するシーンはなんだかとてもやりきれない気持ちになった。
「老いる」ということ・・・「介護」ということ・・・いろいろ覚悟もしなきゃなと。考えさせられる素敵な物語だった。

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
周りに濃いキャラの人々がいっぱいいて、楽しかったです。
妹さんの怒り、あれが普通の感情だなぁ、と妙に納得しました。

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

面白かったです!という前提で、あえて。。

「50歳の私が、20代の彼と結婚する方法」は、“ついうっかり”からでた嘘は、最終的に誠意をもって対応すれば上手く行く!20代の彼をゲットできる!という結論でしょうか。。。ぅーん??
フライヤーとタイトルから、自分の期待が上回ってしまいました。。少し残念でした。

主役のカップルよりも、周囲のドタバタからなる話し。
漫画キャラの様な登場人物の絶妙なタイミングでのドタバタは笑えましたが、、“不思議ちゃん”キャラは..何だかなぁ。。

風紋 ~青のはて2017~

風紋 ~青のはて2017~

てがみ座

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました。

ネタバレBOX

津波による塩害被害を受けた教え子の畑を救うため釜石に向かうその途中で病に倒れた宮沢賢治が、駅舎兼宿屋で熱にうなされながら妹や友人のことを思い出す様子や、大雨のため数日間居合わせることになった人たちとの絡みを描いた話。

人間が本能に従いつつ、それでも他人のことを考えながら生きていて、どうして地獄に落ちるのでしょうか。初めに地獄ありきの考え方は、誰かに強迫観念を植え付けられたに違いありません。劇中、妹も、あなたは既に救われていると言っていました。この考え方は賢治のお父さんの考え方そのものではないでしょうか。妹と一緒になって新興宗教にはまらなければどんなに良かったことでしょう。

自己犠牲を実践する賢治が具現化した物語「グスコーブドリの伝記」の朗読の件は感動的でした。
みごとな女

みごとな女

SPIRAL MOON

サブテレニアン(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

戦前の会話劇をすっかり堪能させていただきました。

ネタバレBOX

本人の意思や感情よりも職業や年齢といった外形的な部分が結婚の条件となっていた頃の話ですね。
当作品を演じるにあたり、まず大山という演劇の中心地からやや離れた場所は、駅から歩いて行くにつれ、八十年前へのタイムスリップ感がありました。また終始障子を半開きにしていたことが上手く舞台に奥行きを持たせる効果を生み出していると感じました。
あさ子への高まる感情を抑えた大人の医師弘とやや抑えきれない学生収の対比、自分を愛する男たちの気持ちを知るか知らずか天真爛漫に振舞い続けるあさ子、娘の幸福について葛藤する母真紀。この四人の感情が最終局面で交錯し絡み合うところは圧巻でした。
今回秋葉さんは演出も良かったのですが、役者としても、ちょっとした目の動きだけで「場」を産み出すなど、とても素晴らしかったです。
THE LAST ALIEN

THE LAST ALIEN

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

観劇三作品目のカンタービレさんの、今回はエイリアンもの、期待してた通りしっかりコメディしていてとっても楽しめました!エイリアンが黄昏てメンチカツ??どんなストーリー?と思ったら、お得意のハートフルコメディで面白かったですねー。しかも今回は演出がダークだったりイラついたり、でいてしっかり笑いあり。皆さんのキャラが楽しかったー。特にエイリアン!コメディエンヌぶりに感心しちゃいました、いい!次回作はさらなるコメディエンヌに期待してますねー

風紋 ~青のはて2017~

風紋 ~青のはて2017~

てがみ座

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木) 19:00

価格4,200円

18:00受付(指定席、当日券あり)、一旦外へ出て18:45会場へ戻り中へ。

ここはとても久しぶりな気がしたのでこりっちで調べてみると「くれない坂の猫(2012/1)」脚本長田さん/演出田中さん以来らしい。

外で待っていると地階から上がってきた福田さんに声をかけていただき(てがみ座の方とお話したのはこのときが初めて)うれしく思ったことを覚えています。

てがみ座の公演も「線のほとりに舞う花を(2011/4)」@王子小からで6年半、13公演目になりました。

宮沢賢治、今、各地で開催されている秋季高校演劇でも賢治の作品から派生した戯曲がいくつか。

また、長田さんの戯曲では「by the sea(2013/1@エコー)」「凪の樹海(2013/7@スズナリ)」、そして「終の楽園(2014/7@文学座)」、このとき、2年後に文学座研究所の公演を観にいくようになるとは思っていませんでした。

鳥の声、水の音?

18:57前説(アナウンス、130分)

19:01開演~21:08終演

舞台はその設定のように閉じられた感じがする造り。賢治の一生、時代、自然、争いがこの空間を細かい砂粒のように少しずつ埋め、それが咳き込む原因のひとつではないかとすら考えてしまいました。

床下の砂が描く風紋、どこからでも入ってくるひとつひとつはとても小さなものが積もってゆく。

1933年の出来事は2017に置きなおしてもなんら違和感はありません。

戸外に出れば険しい自然が、そこを越えれば主義主張が、そのまた先には国境間の争いが。

それを一瞬にして流してしまう災害。

峠の向こうには何が、本当のさいわいはどこにあるのでしょう。

みごとな女

みごとな女

SPIRAL MOON

サブテレニアン(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

上演時間は約60分。昭和初期、ある家庭の夏の夕暮れの一幕が、素晴らしいセットの中で濃密に描かれます。これはスタッフ・キャストの方々には全く責任のないことではありますが、開演前から終演まで、止まったかと思えばまたゲホゲホを繰り返す「Mr.咳込み君」が1名いらして、少なくとも序盤はなかなか芝居を観るのに集中できなかったのが残念。

冬雷

冬雷

下鴨車窓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

 幼くして亡くなった娘の1周忌を翌日に控えて、親族や縁の深い人々が、思い出の場所に集った。かつてあった山小屋は火事で焼失していたが、その焼け跡で。(追記後送)

ネタバレBOX


 肝は、亡くなった子の母と父の、子に対する距離感の相違からくる態度、対応の齟齬による行き違いである。
少年はニワトリと夢を見る【追加延長!】

少年はニワトリと夢を見る【追加延長!】

突劇金魚

突劇金魚アトリエ(大阪府)

2017/10/13 (金) ~ 2017/12/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

突劇金魚さんのアトリエで二面舞台!
そして2人芝居!山田さん固定の大塚さんと竹内さんのダブルキャスト!
お二方のver観劇しましたが同じ役で同じ流れなのに、
やっぱり村上君とユキオの印象やちょっとした距離感?が違って見えて面白い!

突劇金魚さんはヘビ母さんを観た時の印象が
ちょっととっつき難い印象があったのですが、
今作の「少年はニワトリと夢を見る」はすんなりと飲み込めました。
2人芝居であり、2人の少年の勝負のお話です。

いい作品に出会えて良かった。
凄く切なくもなりますが、何度でも繰り返し思い出す、そんな作品です。

哀しい夢すら、忘れてしまう

哀しい夢すら、忘れてしまう

sleepwalk [スリープウォーク]

APOCシアター(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/10 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/09 (月) 14:30

価格3,500円

正調上野節と言おうか上野作品ど真ん中と言おうか。
その「あーこれこれ♪」感に加えて本作はオーダーメイドじゃなかろうか?と思うくらいに痒い所に手が届くと言うか「こういう会話が欲しかった」なツボを何度か突かれる。

時制を入れ替えていて、ある好ましくない結果を見せた直後にそっちに進むことになった分岐点をみせるので「そこで別の選択をしたら……」な感が半端ない。が、最終的には好転方向なのが優しさか。
途中のそのビターテイストに、今回はほろ苦系?それもイイかも、という期待(?)をしたのでラストの救済(?)が肩透かし気味にも感じられたり(笑)
いや、そこが上野作品らしいところでもあるけれど。

キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

おぼんろ特設劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木)

公演内容の公開もフライヤーも作っていなかったのですね。
あくまでも一期一会(5日間のみの特設会場なので、まさに儚き出会い)に拘る舞台でした。そんなことも知らずに、何の予備知識もないまま観に参りました。

おぼんろの公演は初見でしたが、それでも観劇したいなあと思った理由は、末原拓馬さんの描いた1枚のイラストと「キャガプシー」というタイトルの響きに惹かれたからです。

まだ6公演残っておりますので、何を書いてもネタバレになりますので、ここではテントの情景を書きます。

会場に向かう道には、所々にオブジェが飾られています。ホント暗い。街灯があっても、地図が読めない程度の灯。
その中に突如、光を放つ色彩豊かな造形物が見えてきます。

会場内は見てのお楽しみ。
ただ、私のような50代半ばの方はかなりレアで、会場は若い男女で埋め尽くされています。舞台を観て、その理由は判然としました。なぜおぼんろが若年層に支持されるのかが。

おじさんは、相撲でいうところ砂かぶり席で拝見しましたが、いわゆる花道横の角だったので、すぐ隣を恵さんを除く3人が脱兎のごとく、そして宙を舞うガゼルのごとく疾走していきます。そのたびに「オオーッ」となってしまいました。
こんな席もありますし、椅子席もありますし、寒風の中、ストーブ近くの特等席もあります。

末原拓馬には適当にいじっていただきました。(結構、いい男なので恥ずかしいんだよなあ)

夜はかなり冷え込みます。暑がりの私でも、ベスト1枚持って行って助かりました。
配られた簡易カイロも、初めは不要かなと思いましたが、結局使ってましたから。
足の裏、攣っちゃったし。
凄い陸風がビュンビュン吹きまして、舐めているといけません。特に寒がりの方などは、十分な防寒対策を。昼でも割と寒いのではないかな(今度は海風で。ただし、海側は多少防風性は高いです)。

「キャガプシー」の意味(言葉の出処)や発想の源など知りたかったのと、役者さんの素顔を拝見したかったのとで、帰りにパンフレットを購入しましたが、前者の望みは公演主旨から果たされず、でも後者の望みは内面含めた素顔まで十分に果たせます。

次回も行くかなあ。舞台というかエンターテイメントとしての面白さは保証します。
残りチケットはあるのかしら、こりっちでは夜の回しかないようですが。是非ご一見を。(昼の回を観ていないので恐縮ですが、むしろ夜の回こそ、この舞台にとって本来なのかと)

ネタバレBOX

「キャガプシー」という言葉の禍々しさ。何となく嫌な響きです。
そしてイラスト。兄弟殺しを想像させますし、人形みたいな人物は戯画化かと思いましたが、まさに見たまま人形の兄弟殺しの話です。

この舞台、失礼を顧みずに言えば脚本に面白みはありません。
愛がどうのこうのと、言葉にしてしまうような話はあまり好きではありません。

「キャガプシー」という人形を設定し、そして登場人物に「ネズミ」「ツミ」「トラワレ」「ウナサレ」と名付けたところで、舞台はもう完成です。それを、役者の皆さんが、身体による具現化と感情の相互交換で演じ切る、ということで、芝居が成立しています。まさにパッションですね。

弾きだされる行為、相手を突き刺すようなセリフ、まさに一夜の夢、一期一会。
異空間で展開される祝祭でした。
モダンスイマーズ実験公演

モダンスイマーズ実験公演

モダンスイマーズ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

どこにでもありそうな夫婦の一夜を覗き見しているような感じ。穏やかな生活の中に不穏な気配が滲んで惹きつけられた。鄭亜美さん演じる少々幼くうっかり者な奥さんが奇妙な浮遊感を醸し出していた。公演時間1時間で1800円。こういった安価で良質で濃密なお芝居がもっと増えるといいと思う。

HOTSKY『ときのものさしー帰郷ー』

HOTSKY『ときのものさしー帰郷ー』

HOTSKY

シアターシャイン(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

重たいテーマを深刻にならずに表現していてとても心にしみる舞台。
一人で生活するのは難しくなってきた親とのことに新しい角度からの視点をもらえた。
見に行ってよかった、母との関係がちょっと楽になりそう、ありがとうございました。

ネタバレBOX

登場人物の個性が、すぐ隣に起きているようなリアリティをもたらしていて、共感が生まれる理由になっていた。
介護や自身の老いについて考えてる人には見てほしい作品。

個人的にはそれぞれの登場人物の個性や事情、身体状況をいろいろ変えて日替わり上演したものがあったら見てみたい、と思ったくらいよい脚本だと感じた。


唯一残念だったのは主人公の演技に今一つ「老いた身体への理解と観察」が足りない気がした点。

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