満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/09 (木)
公演内容の公開もフライヤーも作っていなかったのですね。
あくまでも一期一会(5日間のみの特設会場なので、まさに儚き出会い)に拘る舞台でした。そんなことも知らずに、何の予備知識もないまま観に参りました。
おぼんろの公演は初見でしたが、それでも観劇したいなあと思った理由は、末原拓馬さんの描いた1枚のイラストと「キャガプシー」というタイトルの響きに惹かれたからです。
まだ6公演残っておりますので、何を書いてもネタバレになりますので、ここではテントの情景を書きます。
会場に向かう道には、所々にオブジェが飾られています。ホント暗い。街灯があっても、地図が読めない程度の灯。
その中に突如、光を放つ色彩豊かな造形物が見えてきます。
会場内は見てのお楽しみ。
ただ、私のような50代半ばの方はかなりレアで、会場は若い男女で埋め尽くされています。舞台を観て、その理由は判然としました。なぜおぼんろが若年層に支持されるのかが。
おじさんは、相撲でいうところ砂かぶり席で拝見しましたが、いわゆる花道横の角だったので、すぐ隣を恵さんを除く3人が脱兎のごとく、そして宙を舞うガゼルのごとく疾走していきます。そのたびに「オオーッ」となってしまいました。
こんな席もありますし、椅子席もありますし、寒風の中、ストーブ近くの特等席もあります。
末原拓馬には適当にいじっていただきました。(結構、いい男なので恥ずかしいんだよなあ)
夜はかなり冷え込みます。暑がりの私でも、ベスト1枚持って行って助かりました。
配られた簡易カイロも、初めは不要かなと思いましたが、結局使ってましたから。
足の裏、攣っちゃったし。
凄い陸風がビュンビュン吹きまして、舐めているといけません。特に寒がりの方などは、十分な防寒対策を。昼でも割と寒いのではないかな(今度は海風で。ただし、海側は多少防風性は高いです)。
「キャガプシー」の意味(言葉の出処)や発想の源など知りたかったのと、役者さんの素顔を拝見したかったのとで、帰りにパンフレットを購入しましたが、前者の望みは公演主旨から果たされず、でも後者の望みは内面含めた素顔まで十分に果たせます。
次回も行くかなあ。舞台というかエンターテイメントとしての面白さは保証します。
残りチケットはあるのかしら、こりっちでは夜の回しかないようですが。是非ご一見を。(昼の回を観ていないので恐縮ですが、むしろ夜の回こそ、この舞台にとって本来なのかと)