最新の観てきた!クチコミ一覧

58341-58360件 / 190021件中
箱庭のトリレンマ

箱庭のトリレンマ

9-States

小劇場B1(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/09/08 (金) 19:00

座席1階1列

9-States『箱庭のトリレンマ』小劇場B1

ループものは数あれど、このオチはすごく斬新だと思いました!
個人的な好みですけど、後味悪い方向で終わっても良かったかもー(^_^;)

舞台セットがとても良かったです。モニタを使った演出も〇
ただ、モニタが微妙に発光していて暗転しても暗闇になりきれていなかったのはマイナスだと感じました。

ネタバレBOX

何度やり直しても結局ハッピーエンドにはたどり着けず、自ら命を絶ってループから降りる
そして次の者にループがバトンタッチ
なかなかに斬新なオチだったと思います。
最後はみんなが笑顔の大団円的な救いのあるエンドでした。

99人を助けるために1人が犠牲に…って話が何度も出てきました。
よくあるループものも主人公にとってのハッピーエンドなだけであって、
きっと全員が幸福になってる訳じゃないよなぁなんて思いました。
『巨獣の定理』

『巨獣の定理』

かはづ書屋

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/07 (木) 14:00

座席1階1列

かはづ書屋『巨獣の定理』SPACE梟門

資産家一族のお屋敷で巻き起こる連続殺人事件。
もうめっちゃ好みです!ミステリー好きとしては垂涎ものの作品でした。

ただでさえ面白いシチュエーションなのに
本来なら脇役として描かれる人たちをメインに据え、主役となる人たちを全く登場させないという驚きの演出。
作品自体も品質の高い見ごたえのあるものに仕上っていて大変面白かったです。

元ネタの作品は未読でしたが十二分に楽しめました。
今度読んでみようと思います。

ネタバレBOX

犯人の決め手としては弱いかな?と思っていたらきちんとどんでん返しが用意されていて。
終盤の展開にはゾクゾクしました。
真実は常に一つでなく、周りが見たいと思っていることが真実になっていくという、
今の時代にも通じる示唆的なオチも良かった。

惜しむらくは
私が観た回もセリフを噛む場面が散見されました。
それ以外は全く文句なし!です
すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

今回も面白かったです。
笠浦さんの脚本はいつも人の心の奥にささります。台詞のテンポもよかった。
劇団の看板の加藤さん、初めて見た鈴木さん、タイプの違う2人がとても良い味だしてました。

笑顔。(すまいる)

笑顔。(すまいる)

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/08 (金) 19:00

暖かいお芝居でしたね。嫌味が無いのは押し付けじゃ無いからかな。家族だからこその心の葛藤が有って…、自分に置き換えて観てしまったり。うどん屋さんの店構え最高でしたね!照明も良かった〜!ご近所にあんなうどん屋さん有ったら良いですね。

のうみん

のうみん

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/09/08 (金)

そとばこまち特有の殺陣芝居、ダンス、パフォーマンスに重厚なドラマ☆いつも期待してる【芸】を絶対裏切らないで魅せてくれるんで安心して楽しめますね♪そういう意味では吉本新喜劇と通じるものがあると思うんでコラボするのもごく自然に感じます★ラストの合戦の迫力は圧巻のパフォーマンスでした!!

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

全キャラクターが見応えある役で、素晴らしい演技でした。
宗教というテーマを見やすくきれいに描いた、とてもとても面白くなくない劇です。

ネタバレBOX

結婚を祝うシーンは涙が出そうなほど心が温かくなりました。涙と笑いが一緒に出そう。
タイトル回収も凄く好きな演出です。
すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
役者さんたちの勢いも、お話の内容もとても素敵でした。
また是非観にきます!

ハッピーママ、現る。

ハッピーママ、現る。

艶∞ポリス

駅前劇場(東京都)

2017/09/07 (木) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

観る前は、勝手に『ナイゲン』みたいな芝居なのかなあと想像してたけど、違ってましたね。あれに近いような体験をしたこともあって、すごく面白かった。歌もバカバカしくていいよ。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

たった今観終わりました!いやー今年も最高に面白かったです!さすがの梓さんのはひと味ちがます、パワフル全開で最前列で観ましたが、ど迫力に圧倒されっぱなしでした。昨年は伝兵衛さんに魅入っていましたが、今年は演出家が違うせいか4人とも釘付けになりましたね、特に万平さんが素敵でした。それに4人がみんな全開で汗が飛んで来るは、花びらやらなんやらやたらと飛来してきて足元に溜まって、ほんと楽しすぎです。来年も必ず観ますね!期待しています。

箱庭のトリレンマ

箱庭のトリレンマ

9-States

小劇場B1(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★

1日の繰り返しではないので~モドリ玉とかも出ずに
ある期間を繰り返しての友人救出スト~リ~となってました

前半でのつかみは今ひとつな感じでしたが後半が緊張感増しました~の
約2時間弱の作品

情報の出し方が難しいよねっと思えたデス

ネタバレBOX

10月22日から友人が死ぬ11月1日までを繰り返し
友人Aが助かっても友人Bが死んだり・・とか
状況の複雑さや自分が知ってる周囲の人間の別の面が
より事態を複雑化して繰り返し回数が3桁になってるような事態も表現・・・
でもそこまで繰り返すのなら映画「恋はデジャブ」みたいに
一人の人間をとことんまで調べて暇を潰すような情報収集すれば
1000回繰り返す位までにはトゥルーエンドに向かう結末も導けたのでは?
とか思えたですね~(^-^;)
しかし時間ループものって・・ジョジョでは殺人鬼の吉良が発現させたし
アニメの時をかける少女とかも範疇に入れるようなら
いっぱいありそうですね~ 
シュタインズゲートでのヒロイン死亡回避で奮闘するのも入るっすね
今作での主人公の世界線の越え方=落とし処は結構面白かったです

舞台セットはグレーが基調の公園の一角
中央に円形のユニークな段差のついたベンチがあり奥にWCを配してました
モニターが二つあってループやナレーションの文字を表示してました

ボランティアグループにいる3人の親友らと役所の2名にホームレス
ボランティア団体の他のメンバーなどが絡む話であります

多田優介~主人公 親友の信一が11月1日に刺殺される時間ループを回避しようと頑張ります
石川拓海~ボランティアグループの影の実力者メガネ 父親が代議士
阿部信一~ボランティアグループシーダー 拓海殺そうとして逆襲され死亡・・で彼を助けようと優介が時間ループで奮闘するのが初期設定
木村次郎~明るいホームレス 大金が入手できたらみんなのために使いたいと言ってる善人な方
加藤~役所のお方 上から目線な態度でホームレスに嫌われてる
田中~ホームレスにおにぎり配っている女性=おにぎりさん 石川に心酔してるようです
箱庭のトリレンマ

箱庭のトリレンマ

9-States

小劇場B1(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

大切な人を助けるため何度も何度も何度も同じ事をやり直し・・・
リピート系の話ですが、もし自分だったら諦めてしまうだろうなぁと思いながら見ていました。
この劇団が得意とする会話劇なのでじっくりと観劇したい人にお勧めです。
2時間弱ですが時間を感じないほど集中してました。
まだ上演中なので後はネタバレで

ネタバレBOX

初めに友人が友人を殺すところから始まるのですが、それを阻止したい
多田君。しかしリフレインすればするほど状況は悪化、人間関係が最悪になっていく。
なんて気の毒、ただただ気の毒。
ラストは少しは希望がもてるようにされているので、笑って11月1日を迎えられるといいなぁと。
ハッピーママ、現る。

ハッピーママ、現る。

艶∞ポリス

駅前劇場(東京都)

2017/09/07 (木) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/07 (木) 19:30

PTAあるある、を舞台化した印象の作品。本劇団は、なかなかよくできた脚本が一つの売りなのだけれど、それは本作でも生きてる。全体を通して見ると、そりゃないだろ、的な展開もあるのだが、そこはコメディということで許せる範囲かと思う。エンディングは少し希望を見せて終わるあたりはニクイ。

『巨獣の定理』

『巨獣の定理』

かはづ書屋

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30

浜尾四郎「殺人鬼」をベースに、十七戦地が柳井祥緒が書き下ろした脚本を、かはづ書屋が上演する。元々が大部の連続殺人小説だが、殺される人物を登場させず、生き残る人物だけで描いたところが面白い。また、元の小説には2人の探偵が登場し、それぞれが推理を展開するのだが、その探偵さえも登場させない(それでいて、きちんと成立している)のは見事だと思う。脚本の妙だけでなく、舞台美術の美しさや、役者のなりきり感なども、なかなか凄い。面白いものを見せてもらった。それにしても、副主宰の島田は、どんだけ探偵小説が好きなんだよ!(誉めています)

笑顔。(すまいる)

笑顔。(すまいる)

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

始めはホームドラマを観ているような感覚だったが、徐々に認知症の症状が出てくるアキさんが、自分の母親がそうなった時と重なって見え始めた。心ここにあらずという雰囲気、笑っているのにどこか寂し気な表情、不安に怯える目。胸がぎゅっと締め付けられ、涙がじわっと溢れてきた。音無さんの熱演に拍手したい!また、全体から溢れる温かさ、全員が作り上げた作品に愛情を持っているからかと、思われる。実に良い劇団だと感じた。

1000年の恋

1000年の恋

劇団「劇団」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

まず、爽やかな劇団という印象です。全員が脚本も演出も出演者も一生懸命さが伝わってきます。まだ若い皆さんですから、これからが楽しみです。

サスペリア

サスペリア

A.R.P

千本桜ホール(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

4本のサスペンスオムニバス。それぞれがソコソコ面白く構成されていて楽しめる。
しかしソコソコが残念。全てにおいて短い時間に収めるべく集約するので、ちょっとした辻褄、動機、必然性が薄れ、物語の進行の為の動機づけに終始してしまった。
「フェザーバランス」などの学園サスペンスは面白さをもっと引き出せる気がするので、出来れば60分くらいのお話に膨らませると見応えが増すような気がします。
役者さんは面白く個性あふれる方が揃っていて楽しかったです。
次回作はどんな形になるのかまた楽しみです。

『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-』

『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-』

劇団 演劇らぼ・狼たちの教室

black A(東京都)

2017/08/25 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇好きな方なら一度は観た事がある名作「楽屋」。
それぞれの団体、演出のカラーがはっきりと表れる作品。
「狼たちの教室」バージョンはストレートに面白かった。
OP/ENDの灯も印象的で女性らしさの現れる演出。

ネタバレBOX

ただチョット残念だったのは、スタジオの平場の客席だったので
低めの動きや演技は後方のお客さんに見えずらかっただろうと思う。
幸い最前列でしたが…。
なるべく手前の動きを無くし舞台後方を使うとか、
メイク台もハイチェアを使って高くするとかの配慮があっても良いかも。
202

202

演劇ユニットZANNEN座

OFF OFFシアター(東京都)

2017/08/24 (木) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

空間を区切るラインの色分けが、最初はうまく伝わrなかったが
話の進展で判り易く呑み込めた。
マイムも上手く空間的な室内外はうまく演じられ、
時系の移動なども上手く演じられていた。
女同士で係わる心内の核心が今一つつかめず少々残念。
でも物語自体は面白く楽しめた。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

題名の意味が解らず、観劇。そして、納得とその出来の良さに満足!話のつながりが実に上手い!後から何度も“おぉ”と思わされたり、ストレートな表現が嫌味なく感じられる。出演者もとても自然体で、なおかつ皆がイキイキとしていて、魅力的だった。初めての劇団だが、大当たり!と間違いなく言える。

笑顔。(すまいる)

笑顔。(すまいる)

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

 東京近郊(とはいえ東京駅から電車を乗り継いでたっぷり100分ほどだから芝居1本分の尺)にあるうどん屋の名店「たまや」の名物おかみ、アキの顔色が最近、優れない。周りは注意しなけりゃ、とそれなりの配慮を促すのだが、頑固で自分の仕事に自信を持ち、しっかり者と自他共に認めるアキは、ちょっとした会話の行き違いも冗談を装ってやり過ごす。然し(少し追記9.9 更に追記9.19)

ネタバレBOX


事態はそう甘くは無かった。還暦を迎え誕生を祝って貰った翌朝、アキは、皆の前で頓珍漢なことを言いだしたのだった。この日は冗談だと言い張り、一応の収まりは着いたのだったが、その後もアキの言動がおかしかったり、食事を摂ったことを忘れて食後間もなくまた食事の準備をしたり、自慢の饂飩作りで味が悪くなったりと兆候は誤魔化しようがなくなる。偶々、近所の病院に転院してきた脳神経科の女医がこの店の饂飩が気に入ってしばしば立ち寄るようになって居た為、皆の説得もあって受診することになったが、若年性認知症と診断されてしまった。
 高齢化が進み、日本の現代社会で、認知症の家族・親族を抱える家庭は多い。実際、どの家でもその家系に認知症になった人が居ないというのは珍しいだろう。認知症の主たる症状は、兎に角、忘れる、ということだ。丁度、耳の上辺りにある海馬と呼ばれる部位が記憶を司る中枢なのだが、この部位に縮小が起こったり、脳全体が委縮することで起こる。他人事ではない認知症の進行と、患者が自分の誇りを傷つけられることを恐れる余り、様々に取り繕ったり、素っ頓狂なことを言いだしたり、財布の置き場所を忘れた結果、出会った誰彼を泥棒扱いしたり、他人は愚か家族の顔も見分けられなくなって、家族の方が傷ついたり、徘徊を繰り返すようになったりと、兎に角、独りにさせておけないので、家族の誰かが必ず家に残っているか、施設に預ける外に道が失くなってしまう為、家族の心理的・経済的負担も並大抵ではない。
 一般的には以上のようなことが言える訳だが、その辺り、光希らしい内容になっているのは、アキの周囲が極めて温かく彼女を見守りサポートする姿が描かれているからである。忘れっぽくなったとはいえ、アキの人を見る目の確かさがスワ食い逃げ! と疑われた時にも、また詐欺に引っ掛かって店を失うという懸念が生じたときにも結局は見込まれた客の善意が返ってくるという展開で終息する。同時に彼女の認知症は増々進行し徘徊や、夜中に天麩羅を揚げだしてぼやを起こすなどが入れ子細工に演じられるので、観客は、展開に引き付けられ飽きることがない。またここで描かれることが、人を信じることの強さ・尊さに繋がってゆくので、庶民の生活感覚を伴いつつ描かれる顛末の温かさ、優しさが心を撃つ。光希劇団員の他、客演の役者陣も力のある役者が多く脚本、演出、演技もバランスが取れている。舞台美術もしっかり作り込まれ、ぼやのシーンでは屋台崩し迄表現してあったのもグーだ。無論、音響・照明の効果も良い。

このページのQRコードです。

拡大