
音楽劇『魔都夜曲』
キューブ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2017/07/07 (金) ~ 2017/07/29 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/07/19 (水)
CUBE版異国の丘と上海バンスキングリミックスエンタメ舞台といった趣。
MCコングさんの流暢な説明についコクーンでも物販案内が聞けるのか、と思いきやさすがにそれはなかった。
90年代から00年代初期の関西系劇団公演を映像で集中して見たいた時期があったので、その雰囲気に懐かしい気分にさせられたり。今回の戯曲書いたマキノさんの個性が色濃く出ていたという感じか、でも河原演出は王道な見せ方だったので意外だなーと感じたり。
出演者全員達者なので、美男美女メイン2人の行方より、劇場支配人と男装の麗人の2人の顛末を見届けたかったりして。それにしても宝塚出身の女優さんて、どの舞台で見てもカッコいいのな。

SCRAP
公益社団法人日本劇団協議会
Space早稲田(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/07/17 (月)
中央が主舞台となり、そこに客席が取り囲む。あまりの近さでやるやり取りに酸欠になりそう。
1959年の大阪、日本人のヒノマルがアパッチ族と称する在日朝鮮人たちと交流を持ったとこから始まる「今は昔」なお話だったが、この手の問題というか対応は現代でも続いているし、一人一人の人生尺度が重すぎる。彼らの誰も責められないし、現代まで、のほほんと生きていた自分にはどうにも身の置き所が見つからず困った。
2時間近く密閉された場内で見ているのも、少しきつかった。

どろ沼に薔薇
South American Party
OFF OFFシアター(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
明日への活力が湧いてくるような良質な舞台、主演の板倉萌さんに限らず、各々の役者さんたちの演技は光っていました!・・・詳細はブログ記事をご覧下さい。→http://idolarayama.seesaa.net/article/453325860.html

子午線の祀り
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/23 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/07/16 (日)
平家物語。静寂さの中、コロスを含めた両陣営が勢揃いする場面の荘厳さに美しく身震い。
美しい照明使いなのに、モノクロというか水墨画のような色合い、そんな中でアクティブな義経に迫力ある弁慶、壇ノ浦の場面は今作に限らず、どの舞台で見ても切ない。

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】
劇団えのぐ
南大塚ホール(東京都)
2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★
途中で感じた不穏な要素が本当になってくるので心配しましたが、それはまあ何とか。ただ、あれで締めるには、今一つ説得力に欠けた気が。

笑顔。(すまいる)
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いあり涙ありの良いドラマでした。
母親と長子それぞれの思いの描き方や、口コミサイトを物語に取り入れるなど、よく出来ていたと思います。親類縁者や友人が近くに居るというのは心強いものだなと、改めて感じた作品です。

笑顔。(すまいる)
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
とにかくうどんが食べたくなりました(笑!)
めちゃ美味そう。
自分の母親と重ね合わせて観てしまい、
なんとも考えさせられてしまいました。
昭和の橋田寿賀子ドラマを思い出させてくれる素敵な内容でした。
今の日本(とくに都会)では、
こーゆう人情が希薄になってきていて
寂しいばかりです。

ビリー・エリオット
TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW
赤坂ACTシアター(東京都)
2017/07/19 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
オープニングが3Dみたいに映像が投影されてて凄かった!!
あと1人で生演奏してるとは思わなかったから驚いた。どういう仕組みなのかかなり気になる。
方言なのはちょっと嫌だったけど、、、
でも本当に感動したなあ。。。
何か親が子供を見守る感覚で見てしまった。
前田くんの雰囲気がビリーと合ってたし、歌はそんなに上手じゃないけどそれはそれで思い込めてセリフ調で歌っててよかった、気持ちがこもってて響いたよ。
とにかく踊りが凄すぎ。タップダンスとアクロバット!
合格発表のシーンもっと感動的にやってほしかったあ。
映画と少し違って村の人たちからお金集めてっていうところが良かった。みんなの思いを背負ってて。
先生がもう帰ってこないで、振り返らないで、って言ったシーンめちゃ泣けた。。。
先生があえて突き放して、今の生活に未練を持たせないように、ビリーがダンサーとして飛躍するようにしたのがとても感動した。
マイケルと踊るシーンと、何と言ってもエレクトリシティー!それからangryも!ずっと見てたから余計に泣けた。バレエも頑張ってた、、、
はあ好きだなあ。
オールだービリーが出てくるシーンで、椅子を手で回しながら踊るシーンが凄かった。
他のビリーたちも見たすぎる、、、

くちびるぱんつ/愛はタンパク質で育ってる
ぬいぐるみハンター
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★
フライヤーが可愛くて、スタッフさんが着ているTシャツも可愛くて凄い好みだった。
内容は、最後になるほどそういうことだったのか!とスッキリして気持ちが良かった。
独特な世界観だなあと。みんなでわーっと走るシーンは、ぞわっと来るものがありました。

お姫様になりたかったけどなれるわけないからみんな殺してやりたい
劇団蜂
RAFT(東京都)
2017/09/07 (木) ~ 2017/09/09 (土)公演終了
満足度★★★
期待していたイメージとはあまりにも違いすぎて、、、。
裏口からの入場にも驚かされました。
狭い空間をうまく利用されていました。
目の前で別の演技をしていても、まったく表情を変えずに、その場に立ちすくんでいるのには感心させられました。さすが役者さんですね。
お姫様願望を持っている女性の内面をうまく表現されていて良かったです。

人魚秘め
ガラ劇
萬劇場(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
アイデア満載で美術レベルがめちゃ高し・・・海底、海面を表現するアンサンブルの動線の豊富さは視覚効果と一緒に風となって客席まで届いてきます。
愛らしい人魚姫を中心に多種多様なキャラクターが続々登場で素敵・不思議・不気味ワンダーランド。
シーン毎の構図・アングルも都度工夫され私は、姫と仲間たちが海面から船上の人間を物色する絵面が特に面白いと思いました。
「人魚姫」の世界観をはっきり意識し、大筋をなぞらえながらもオリジナル性はかなり強く、徐々にファンタジーと現実が融合・・・意外な人物像・展開に驚くことしばしば。

すずめのなみだだん!
やみ・あがりシアター
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
すずめの「涙」なのか「だだん(だ団)」なのか切れ目の不思議感もあり、観る人により思いが異なる作品に仕上がったのではないでしょうか。

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」
株式会社STAGE COMPANY
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★
7日に観てきました.熱海殺人事件です.
久しぶりに堪能いたしました.
いろいろな俳優さんが演じてきた熱海ですが,過去よりも今のこの熱海殺人事件.
台詞を言いよどむことも出来ないけれど,何よりも心を伝えないといけないお芝居.
俳優人はいろいろ沢山やることがあって大変だと思いますが,情熱を感じて良かったです.
また、再演して欲しいです.

『巨獣の定理』
かはづ書屋
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/11 (月)公演終了
満足度★★★★
しっかりしてる方のカリンちゃんこと井川花林出演
巨獣(ベヒモス)とタイトルされているが、ベヒモスは出てこないw
モンハン的ファンタジー作品ではないのだ
ではどんな作品かというと
探偵小説家浜尾四郎「殺人鬼」が底本
昭和6年の新聞小説
青空文庫にあった
http://www.aozora.gr.jp/cards/000289/files/1799_19399.html
話は底本と違い邸宅の使用人部屋だけで進む
だから相関図に載っているように、病死も含めて6人が死に一人が重篤な症状に陥るが誰一人観客の前には現れない
また雇われたという探偵たちも姿を見せない
底本では語りは藤枝探偵の友人小川だが当然彼も出てこない
執事や女中ら使用人や出入り業者、検察の書記らの会話で犯人を推理する
そもそもの発端の奥様の毒殺、薬を薬屋まで取りに行ったのは女中のヤス、頭痛薬を毒薬にすり替えられるのはヤスだけじゃないか、という時に、女中らが声を揃えて「犯人はヤス!」
・・・・・・えーどうしてお客さんたちみんな笑わないのwww

ナイゲン(2017年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2017/08/11 (金) ~ 2017/08/21 (月)公演終了
満足度★★★
何度も再演されるだけあって普遍的な面白さがありました。
それ以上でも以下でも無くなってきてるような印象は許容範囲なのか、どうなのか。
でも演技も良かった。

風間杜夫ひとり芝居「ピース」
トム・プロジェクト
俳優座劇場(東京都)
2017/09/03 (日) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
円熟味を堪能いたしました。
舞台は何を求めて来るかによって評価は変わってしまうから、一つの見方に括るとそれに振り回されがちなので、あくまで参考意見に留めて欲しいですが、自分は安心して楽しめました。
この空気感を欲してました。

笑顔。(すまいる)
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
昔になってしまうが,久しぶりに帰省した際,ばあちゃんが惚けてしまっていて,自分のこともわからなくなってしまい,ばあちゃん子だったので,自分のことは大丈夫だろうという甘い期待は無残にも打ち砕かれ,ただただ悲しくて,ばあちゃんの手を握りしめ,泣いていたことを思い出しました。切ない作品です。でも,家族のつながりって,こういう時に分かるんですよね。人の繋がり,温かさを感じる好作品です。音無さんの熱演が素晴らしかったです。

売春捜査官
稲村梓プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
昔は演劇に興味はなかったが初演当時に評判になったことは記憶している。
それを半世紀も経った今、初めて観ることになるとは。
圧倒的なスピード感、観客を追い込む激しく無意味なセリフとアクション。
重層的な構成。
これは楽しい楽しい。評判になるのもわかるわかる。
へたな役者が演じたら目も当てられないが、この4人はフルスピードでコーナーぎりぎりを攻めて行く。
勢いあまって最終盤では早口すぎてセリフが聞き取れなかったのはご愛敬。
もっとも、時代がまるで違うので、若い人にはどんなメッセージが伝わっているのだろうか。

落語家の弟子、前座。女編。(中野公演)
謎のキューピー
中野スタジオあくとれ(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/08 (金) 19:00
落語家の前座さんたちの苦悩にスポットを当てた物語。たくさんの台詞が役者さんを通して問いかけてきたり、諭される様に感じたのは、立川志らくさんマジックか?酒井莉加さんマジックなのだろうか?観劇後に『前座さんたちがんばって!わたしもがんばろう!』と素直に思える様な。とっても素敵な物語でした。
幸田友見さんと伊東翼さんがすごく輝いていました。
もう一度観たい。いや、観に行きます。

1000年の恋
劇団「劇団」
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
終演後に台本やパンフレットを見返しつつ,ここはこんな伏線が張ってあったのだとか,あのシーンのこの演技はここへ繋がっているのだとか,色々確認できて語りたくなる作品です。